■サクラにイカリ
厳しい冬を乗り越えて、いよいよ春を迎える海上自衛隊舞鶴基地に関する話題。本日、多忙につき、ややコネタ的な記事ながらご容赦のほどを。
護衛艦“はるな”の雪景色。海上自衛隊舞鶴基地は、日本三景の一つ、天橋立に程近いこともあり、その舞鶴という優美な名前が示すとおり、四季折々、美しい情景と護衛艦という日本では貴重な光景を訪れる者にみせてくれる。日本海側ということで、冬には雪景色と護衛艦というある種独特な情景が美しい舞鶴であるが、その舞鶴にも間もなく春の足音が聞こえる時期となってきた。
土曜日に舞鶴基地に足を運んだ際、東舞鶴駅から基地への道程にて撮影した桜。桜花満開といっても早咲きの一本だけで、周りはまだまだ蕾ばかりの木々が並んでいたが、冬の色あせた空に春の兆しがみえている一枚である。写真は、旧鉄道線あとの遊歩道、北吸トンネルの入り口付近にて撮影。
海上自衛隊舞鶴基地は週末一般公開されているこという記事は、繰り返し本ブログにも掲載したが、北吸桟橋と国道を隔てる赤煉瓦(舞鶴市街づくりデザイン賞特別賞を受賞した赤煉瓦)に沿って、そして舞鶴地方総監部に至る坂道にも桜の木々が植えられており、満開の時期となれば、艦船ファンには護衛艦を眺めつつ桜並木を歩くことが出来るという、日本有数の桜のスポットとなるであろう。
基地周辺には、歩道橋などもあり、そこから基地に立ち入ることなく、停泊している艦艇と桜を一枚の情景に収めることも出来る(一般公開の日に北吸桟橋へ立ち入ると、基地と国道の境界に植えられている桜と海に停泊している護衛艦を一枚の写真に写すことはできなくなるので、歩道橋や国道から撮影したほうがいいやも)。
舞鶴基地に展開するに当たって、問題となるのは横須賀基地や呉基地、佐世保基地とくらべて、鉄道網の利便性が良くないというところ。一時間に綾部と東舞鶴を結ぶ路線では一時間に特急か普通電車が一本という時間帯も多いので特に時刻表での確認は重要だ。なお、26日は小浜線の保守工事の関係で東舞鶴駅始発の1103時、1335時、1434時の列車が運休となるため、敦賀方面からの展開には注意が必要である。
HARUNA
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