北大路機関

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標的艦に改造成った元護衛艦隊旗艦『たちかぜ』 横須賀で最後のときをまつ

2008-03-03 18:07:34 | 防衛・安全保障

■元ミサイル護衛艦『たちかぜ』

 2007年の除籍後、横須賀基地に係留されていたミサイル護衛艦『たちかぜ』であるが、昨年11月頃に標的艦として改造された様子が海事専門誌“世界の艦船”などで紹介されている。この『たちかぜ』を本日、撮影する機会に恵まれた為、その最新の状況をお伝えしたい。

Img_8709  写真は海上自衛隊横須賀基地船越地区に係留された元ミサイル護衛艦『たちかぜ』。標的艦として改造され、浸水状況などのダメージ調査を明瞭とする為に船体には無数の線が引かれており、火砲の砲身などは撤去された様子。除籍された艦艇は、スクラップとして売却され、解体されるか、本艦のように標的艦として最後のご奉公となる。

Img_8698  船越地区の基地が一望できる一般道から艦を眺めると、細部まで、とくに電装品のアンテナなどは現役時代の姿を保っているが、塗りつぶされた艦尾の“たちかぜ”という文字が薄っすらと浮かぶところをみると、本艦は護衛艦隊旗艦として往時の姿を彷彿させつつも、最後の時が近いことを示している。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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