■中央観閲式,陸上自衛隊発表
平成時代最後の自衛隊記念日行事、平成30年度自衛隊記念日行事は中央観閲式となるようです。
平成30年度自衛隊記念日行事として自衛隊観閲式が挙行される事となりました。これは陸上自衛隊HPに自衛隊記念日行事として“自衛隊の最高指揮官である内閣総理大臣(観閲官)の観閲を受けることにより、隊員の使命の自覚及び士気の高揚を図るとともに、防衛力の主力を展示し、自衛隊に対する国民の理解と信頼を深めるもの”と紹介されています。
自衛隊記念日観閲式は東部方面総監部の置かれる埼玉県朝霞駐屯地において挙行され、三年に一度の実施となっています。そして三年に一度、陸上自衛隊を主力としてほぼ同規模にて東部方面隊記念行事が執り行われており、自衛隊記念日観閲式の前年に東部方面隊記念観閲式が行われ、一種自衛隊記念日観閲式の前年予行行事の様な印象をもっていました。
航空観閲式が昨年度実施される事となりましたが、実任務増大を背景に予行行事を充分行う事が出来ず、式典にはアメリカ空軍B-1B,B-2戦略爆撃機が参加する事となっていましたが、航空加熱式会場である百里基地周辺が本番当日に悪天候による視界不良から観閲官が航空観閲部隊を観閲できないとの事情もあり、自衛隊史上初の悪天候中止ともなっている。
朝霞駐屯地での自衛隊記念日観閲式は中央観閲式と伝統的に親しまれ、自衛隊記念日行事とされる以前は毎年挙行されていましたが1995年より自衛隊記念日行事は陸海空自衛隊持ち回りとなり、陸上自衛隊だけの観閲式典から陸海空自衛隊の観閲式、陸海空自衛隊員と海空自衛隊の航空機や装備も観閲行進および観閲飛行へ参加、と大きく変容した次第です。
明治神宮外苑において自衛隊中央観閲式が挙行されていた時代もあり、車両部隊待機位置の朝霞駐屯地から明治神宮外苑へ延々機械化部隊が進む様子は国民と自衛隊が接する貴重な機会ともなっていましたが、1970年代から都心交通量増大を受け大規模交通規制が難しくなったことから、式典会場を朝霞駐屯地へと改め訓練場地区において行われています。
お台場地区で行う事は出来ないか、かつて石原東京都知事時代に自衛隊記念日行事が国民と自衛隊との重要な関わりであったものが、朝霞駐屯地での実施により接点がなくなった事への疑問符から、都心で当時比較的余裕のあるお台場再開発地区ならば自衛隊部隊が待機し式典挙行も可能であるとして検討はされたようですが、残念ながら実現していません。
自衛隊観艦式、本年は当初海上自衛隊艦隊を相模湾に多数展開させ、内閣総理大臣を観閲官として執り行う自衛隊観艦式が予定されていました。しかし、春ごろの報道により、本年は自衛隊観艦式を来年度実施とし、自衛隊記念日観閲式を行う、と報じられ、観艦式も三年に一度の国威発揚行事であり、その延期は少々驚かされた一方、中々公式発表がない。
報道に驚かされると共に、公式発表がありません。自衛隊観艦式が挙行されるならば公募制にて一般見学も可能である為、横須賀基地や横浜港より宿泊先の確保等が必要という事で、早く公式情報を出すようにとこちらへも催促が寄せられるほどの状況でしたが、今回、陸上自衛隊が平成30年度自衛隊記念日行事自衛隊観閲式を行う公式発表になった訳ですね。
東京五輪二〇二〇開催に併せ、報道では陸上自衛隊朝霞駐屯地では射撃競技が実施される事となっている為、競技会場準備の関係上で来年度予定の自衛隊観閲式を朝霞駐屯地では実施出来ないという事情があるようです。一方自衛隊観艦式を行うにも警戒監視任務とミサイル防衛任務により年次業務計画画定時に余裕が無いと事情もあったのかもしれません。中央観閲式日時はまだ発表されていません。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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平成時代最後の自衛隊記念日行事、平成30年度自衛隊記念日行事は中央観閲式となるようです。
平成30年度自衛隊記念日行事として自衛隊観閲式が挙行される事となりました。これは陸上自衛隊HPに自衛隊記念日行事として“自衛隊の最高指揮官である内閣総理大臣(観閲官)の観閲を受けることにより、隊員の使命の自覚及び士気の高揚を図るとともに、防衛力の主力を展示し、自衛隊に対する国民の理解と信頼を深めるもの”と紹介されています。
自衛隊記念日観閲式は東部方面総監部の置かれる埼玉県朝霞駐屯地において挙行され、三年に一度の実施となっています。そして三年に一度、陸上自衛隊を主力としてほぼ同規模にて東部方面隊記念行事が執り行われており、自衛隊記念日観閲式の前年に東部方面隊記念観閲式が行われ、一種自衛隊記念日観閲式の前年予行行事の様な印象をもっていました。
航空観閲式が昨年度実施される事となりましたが、実任務増大を背景に予行行事を充分行う事が出来ず、式典にはアメリカ空軍B-1B,B-2戦略爆撃機が参加する事となっていましたが、航空加熱式会場である百里基地周辺が本番当日に悪天候による視界不良から観閲官が航空観閲部隊を観閲できないとの事情もあり、自衛隊史上初の悪天候中止ともなっている。
朝霞駐屯地での自衛隊記念日観閲式は中央観閲式と伝統的に親しまれ、自衛隊記念日行事とされる以前は毎年挙行されていましたが1995年より自衛隊記念日行事は陸海空自衛隊持ち回りとなり、陸上自衛隊だけの観閲式典から陸海空自衛隊の観閲式、陸海空自衛隊員と海空自衛隊の航空機や装備も観閲行進および観閲飛行へ参加、と大きく変容した次第です。
明治神宮外苑において自衛隊中央観閲式が挙行されていた時代もあり、車両部隊待機位置の朝霞駐屯地から明治神宮外苑へ延々機械化部隊が進む様子は国民と自衛隊が接する貴重な機会ともなっていましたが、1970年代から都心交通量増大を受け大規模交通規制が難しくなったことから、式典会場を朝霞駐屯地へと改め訓練場地区において行われています。
お台場地区で行う事は出来ないか、かつて石原東京都知事時代に自衛隊記念日行事が国民と自衛隊との重要な関わりであったものが、朝霞駐屯地での実施により接点がなくなった事への疑問符から、都心で当時比較的余裕のあるお台場再開発地区ならば自衛隊部隊が待機し式典挙行も可能であるとして検討はされたようですが、残念ながら実現していません。
自衛隊観艦式、本年は当初海上自衛隊艦隊を相模湾に多数展開させ、内閣総理大臣を観閲官として執り行う自衛隊観艦式が予定されていました。しかし、春ごろの報道により、本年は自衛隊観艦式を来年度実施とし、自衛隊記念日観閲式を行う、と報じられ、観艦式も三年に一度の国威発揚行事であり、その延期は少々驚かされた一方、中々公式発表がない。
報道に驚かされると共に、公式発表がありません。自衛隊観艦式が挙行されるならば公募制にて一般見学も可能である為、横須賀基地や横浜港より宿泊先の確保等が必要という事で、早く公式情報を出すようにとこちらへも催促が寄せられるほどの状況でしたが、今回、陸上自衛隊が平成30年度自衛隊記念日行事自衛隊観閲式を行う公式発表になった訳ですね。
東京五輪二〇二〇開催に併せ、報道では陸上自衛隊朝霞駐屯地では射撃競技が実施される事となっている為、競技会場準備の関係上で来年度予定の自衛隊観閲式を朝霞駐屯地では実施出来ないという事情があるようです。一方自衛隊観艦式を行うにも警戒監視任務とミサイル防衛任務により年次業務計画画定時に余裕が無いと事情もあったのかもしれません。中央観閲式日時はまだ発表されていません。
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