■F-15大編隊と記念塗装2018
小松航空祭2018、一週間と少々経ちましたが、G7X速報の後篇をお送りしましょう。

小松基地航空祭2018、小松マジックという天候回復の恩恵に与れた航空祭ですが、天候次第でこの航空祭を、どの撮影位置で撮影するのか、これは最初から課題でした。目的は、北陸の戦闘機部隊、日本海唯一の戦闘機部隊航空祭で、良い写真を撮りたい、それだけ。

平成30年の小松基地航空祭、離陸直後に捻り、つまり戦闘機が大きく変針する撮影位置もあるとの事でちょっと考えてしまいましたが、しかし、この平成最後の小松航空祭は気流の関係で滑走路離着陸方向が逆となっていまして、撮影位置はちょっと錯誤してしまった。

北陸の天候は変わりやすい、という一例なのかも知れませんが、滑走路の進入方向は気流の向きによって変わります。もちろん飛行展示の撮影にそれ程影響はないのですが、離陸と着陸の構図画定となりますと、ちょっと航空機と建物の向きに影響が出たりしまいます。

日本海唯一の戦闘機部隊である小松基地、航空祭を撮影するには滑走路を挟んで白山側にある小松基地航空祭会場から撮影するのか、滑走路を挟んで日本海側に位置する小松空港から撮影するのか、滑走路という一本の線を隔てて全く違う情景が撮影できるのですから。

白山側の小松基地から撮影する、順光の環境で撮影できます。順光と逆光の違いは一つ、空が青色に映えるか灰色に沈むか。晴天となっていましたら順光一択、と行きたいところです。しかし、では何故逆光の小松空港、日本海側から多くの方は撮影するのでしょうか。

日本海側の小松空港から撮影しますと、逆光なのですが戦闘機の背中が見えるのですね。順光であっても小松基地から撮影できるのは戦闘機の腹だけ、機動飛行の危険へと臨む操縦席も機体上面に険しくも画かれた迷彩も記念塗装も青空と共に撮影する事は出来ません。

300mmF2.8の明るい単焦点レンズを装着しますと、APS-Cセンサーサイズで35mm換算では480mm相当になる。ここに明るさを維持しつつ焦点距離を伸ばす1.4倍テレコンバータを装着しますと672mm相当となる、すると逆光でも機体だけを画面一杯に撮影し得る。

F-15を鮮やかに撮影する選択肢には当方手持ちで一番重い、なにしろバッテリーパックと共にEOS-7D一眼レフに装着したらば重量は4.4kg、つまりあの64式小銃と同じ重さ、この重いが見合った高性能器材を小松に持ち込めば、逆光でも勝算はあったといえましょう。

第6航空団と飛行教導群の飛行展示は個人的に300mmレンズでは世界最高性能と信じる機材が必要なのですが、難点は雨天であれば濡らしたくない、買い替えると下手な自動車並、そして雨天ではゴアテックス雨衣や防滴器具など、嵩張る荷物が増える、これも重い。

青空を背景に撮影出来れば、それでいいのではないか、航空祭では手堅い選択として結局小松基地から撮影しました。しかし、ある意味逃げなのかなあ、最良の撮影位置へ最重の撮影機材を担いで、という選択肢もあったのかなあ、撮影完了後、こう考えたりもします。

航空祭を撮る、忘れないようにしたいのはF-15を撮りに来たのではないという事、戦闘機だけ撮りたいならば平日にでも撮影できる、航空祭なのだから活況を撮りたい、戦闘機だけの写真ならばこの日この場所に拘る必要もない、基地に入る必要は確かに、ありました。

石川県小松市の航空祭、主役は観衆であり隊員なのですね。カメラで活況を撮影するには角度を自由に変え液晶を確認できるコンパクト機種G7Xの利便性を確認できます。そういう意味では、やはり基地から撮影した航空祭は王道なのかな、とおもいつつ撤収しました。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事捕捉-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
小松航空祭2018、一週間と少々経ちましたが、G7X速報の後篇をお送りしましょう。

小松基地航空祭2018、小松マジックという天候回復の恩恵に与れた航空祭ですが、天候次第でこの航空祭を、どの撮影位置で撮影するのか、これは最初から課題でした。目的は、北陸の戦闘機部隊、日本海唯一の戦闘機部隊航空祭で、良い写真を撮りたい、それだけ。

平成30年の小松基地航空祭、離陸直後に捻り、つまり戦闘機が大きく変針する撮影位置もあるとの事でちょっと考えてしまいましたが、しかし、この平成最後の小松航空祭は気流の関係で滑走路離着陸方向が逆となっていまして、撮影位置はちょっと錯誤してしまった。

北陸の天候は変わりやすい、という一例なのかも知れませんが、滑走路の進入方向は気流の向きによって変わります。もちろん飛行展示の撮影にそれ程影響はないのですが、離陸と着陸の構図画定となりますと、ちょっと航空機と建物の向きに影響が出たりしまいます。

日本海唯一の戦闘機部隊である小松基地、航空祭を撮影するには滑走路を挟んで白山側にある小松基地航空祭会場から撮影するのか、滑走路を挟んで日本海側に位置する小松空港から撮影するのか、滑走路という一本の線を隔てて全く違う情景が撮影できるのですから。

白山側の小松基地から撮影する、順光の環境で撮影できます。順光と逆光の違いは一つ、空が青色に映えるか灰色に沈むか。晴天となっていましたら順光一択、と行きたいところです。しかし、では何故逆光の小松空港、日本海側から多くの方は撮影するのでしょうか。

日本海側の小松空港から撮影しますと、逆光なのですが戦闘機の背中が見えるのですね。順光であっても小松基地から撮影できるのは戦闘機の腹だけ、機動飛行の危険へと臨む操縦席も機体上面に険しくも画かれた迷彩も記念塗装も青空と共に撮影する事は出来ません。

300mmF2.8の明るい単焦点レンズを装着しますと、APS-Cセンサーサイズで35mm換算では480mm相当になる。ここに明るさを維持しつつ焦点距離を伸ばす1.4倍テレコンバータを装着しますと672mm相当となる、すると逆光でも機体だけを画面一杯に撮影し得る。

F-15を鮮やかに撮影する選択肢には当方手持ちで一番重い、なにしろバッテリーパックと共にEOS-7D一眼レフに装着したらば重量は4.4kg、つまりあの64式小銃と同じ重さ、この重いが見合った高性能器材を小松に持ち込めば、逆光でも勝算はあったといえましょう。

第6航空団と飛行教導群の飛行展示は個人的に300mmレンズでは世界最高性能と信じる機材が必要なのですが、難点は雨天であれば濡らしたくない、買い替えると下手な自動車並、そして雨天ではゴアテックス雨衣や防滴器具など、嵩張る荷物が増える、これも重い。

青空を背景に撮影出来れば、それでいいのではないか、航空祭では手堅い選択として結局小松基地から撮影しました。しかし、ある意味逃げなのかなあ、最良の撮影位置へ最重の撮影機材を担いで、という選択肢もあったのかなあ、撮影完了後、こう考えたりもします。

航空祭を撮る、忘れないようにしたいのはF-15を撮りに来たのではないという事、戦闘機だけ撮りたいならば平日にでも撮影できる、航空祭なのだから活況を撮りたい、戦闘機だけの写真ならばこの日この場所に拘る必要もない、基地に入る必要は確かに、ありました。

石川県小松市の航空祭、主役は観衆であり隊員なのですね。カメラで活況を撮影するには角度を自由に変え液晶を確認できるコンパクト機種G7Xの利便性を確認できます。そういう意味では、やはり基地から撮影した航空祭は王道なのかな、とおもいつつ撤収しました。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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