■自衛隊関連行事
台風21号、非常に大きな被害があり、そして昨日の北海道胆振東部地震、皆様ご無事でしたでしょうか、そんな中ですが今週の行事紹介です。
三沢基地航空祭2018、日曜日に開催されます。F-35戦闘機が初の飛行展示を行う、航空自衛隊第五世代戦闘機時代幕開けを告げる航空祭として注目の行事といえるでしょう。三沢基地第三航空団は北方からの脅威へF-2戦闘機2個飛行隊が国産対艦ミサイルASM-2と共に備えていましたが、航空自衛隊最初のF-35部隊として臨時F-35飛行隊を編成しました。
北部航空方面隊司令部の置かれる三沢基地、本年はF-35戦闘機が間違いなく主役となる三沢基地航空祭ですが、勿論F-2飛行隊も華麗な飛行展示が期待でき、E-2C早期警戒機飛行隊も展開しています。また米空軍第35戦闘航空団F-16の参加や米軍機展示も期待できます。気になる胆振東部地震影響ですが三沢基地ツイッターによれば開催予定とのことです。
木更津航空祭2018、本年の木更津駐屯地祭は木更津駐屯地創設50周年記念行事、9日0830時から開門となります。第1ヘリコプター団と第4対戦車ヘリコプター隊の駐屯地として、CH-47輸送ヘリコプター、UH-60JA多用途ヘリコプター、AH-1S対戦車ヘリコプター、EC-225特別輸送ヘリコプター、LR-2連絡偵察機、OH-6D観測ヘリコプターが配備される。
CH-47輸送ヘリコプター32機を集中する第1ヘリコプター団は米陸軍第101航空旅団と並び世界最大規模の空中機動力を誇ります。胆振東部地震による影響ですが、現在のところ木更津駐屯地HPには中止に関する情報は掲載されていません。ただ、陸上自衛隊最大の空中輸送力を有する部隊である為、状況次第で行事内容が変更の可能性はあるでしょう。
小倉駐屯地創設62周年記念行事、第4師団隷下の第40普通科連隊が駐屯しています。軽装甲機動車、82式指揮通信車、高機動車、120mm重迫撃砲を装備する師団普通科連隊です。第40普通科連隊の所属する第4師団は3月末の師団改編により第4特科連隊が西部方面特科連隊へ、第4戦車大隊が西部方面戦車隊へ、廃止改編され方面直轄となりました。
師団改編は更に近年にも第4偵察隊が第4戦闘偵察大隊へ拡大改編を受ける事となっています。ただ、方面隊より担当中隊として戦車が、担当大隊として特科大隊が配置されるといい、小倉駐屯地祭へも方面直轄となった10式戦車等が参加することでしょう。必要に応じ師団へ方面隊部隊を配置する改編後の普通科連隊運用を垣間見るいい機会といえますね。
平成三〇年度自衛隊記念日観閲式、今週末に行われる行事ではなく来月に開催される自衛隊記念日行事ですが、情報が陸上自衛隊HPに掲載されていました。今年度は昨年度の自衛隊記念日行事である航空観閲式、米空軍B-2爆撃機参加予定と期待されたものの悪天候で中止という初の自衛隊記念日行事中止、陸海空持ち回りで海上自衛隊が実施予定でした。
自衛隊観艦式二〇一八、本来であれば本年大々的に相模湾にて海上自衛隊観艦式が挙行される筈であったのですが、諸事情から中央観閲式が朝霞駐屯地において執り行われるとの報道があり、その公式情報待ち、という状況でした。今回陸上自衛隊HPに平成三〇年度自衛隊記念日観閲式として開示され、公式に観艦式が中止となった旨伝えられた訳ですね。
北海道胆振東部地震、NHK報道によれば死者11名、7名心肺停止、安否不明者22名、となりました。今回の地震災害、発災から十時間近く北海道全域の停電という状況となり影響は広域化しましたが、最大の被害は震源地に近い厚真町での大規模土砂崩れという局地災害で、安否不明者の多くは土砂災害に巻き込まれた可能性があり捜索が急がれています。
大規模停電は順次復旧中でJR北海道の列車運行も再開され、本日午前中東京を0936時に出発の新幹線はやぶさ11号より北海道新幹線の運行が再開されました。在来線も1300時より札幌と新千歳空港を結ぶ快速エアポートが本数を減らし運行を再開し、札幌市電や札幌市営地下鉄の運行も再開、信号復旧により北海道中央バス等、一部路線で再開しました。
電力供給再開、本日1400時までに半数に当る154万3000戸で電力供給が再開、北海道電力は本日中に300万kWの発電量を確保したい方針とのこと。ただ、発災前の電力ピーク時は380万kWであり、節電が呼びかけられています。電力回復に併せ本日より千歳空港の運行が再開、また北海道エアシステムは札幌市内丘珠空港へ臨時便を運航しています。
■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・9月9日:三沢基地航空祭2018…http://www.mod.go.jp/asdf/misawa/
・9月9日:木更津駐屯地創設50周年記念行事…http://www.mod.go.jp/gsdf/crf/heridan/
・9月9日:小倉駐屯地創設62周年記念行事…http://www.mod.go.jp/gsdf/wae/4d/
■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
台風21号、非常に大きな被害があり、そして昨日の北海道胆振東部地震、皆様ご無事でしたでしょうか、そんな中ですが今週の行事紹介です。
三沢基地航空祭2018、日曜日に開催されます。F-35戦闘機が初の飛行展示を行う、航空自衛隊第五世代戦闘機時代幕開けを告げる航空祭として注目の行事といえるでしょう。三沢基地第三航空団は北方からの脅威へF-2戦闘機2個飛行隊が国産対艦ミサイルASM-2と共に備えていましたが、航空自衛隊最初のF-35部隊として臨時F-35飛行隊を編成しました。
北部航空方面隊司令部の置かれる三沢基地、本年はF-35戦闘機が間違いなく主役となる三沢基地航空祭ですが、勿論F-2飛行隊も華麗な飛行展示が期待でき、E-2C早期警戒機飛行隊も展開しています。また米空軍第35戦闘航空団F-16の参加や米軍機展示も期待できます。気になる胆振東部地震影響ですが三沢基地ツイッターによれば開催予定とのことです。
木更津航空祭2018、本年の木更津駐屯地祭は木更津駐屯地創設50周年記念行事、9日0830時から開門となります。第1ヘリコプター団と第4対戦車ヘリコプター隊の駐屯地として、CH-47輸送ヘリコプター、UH-60JA多用途ヘリコプター、AH-1S対戦車ヘリコプター、EC-225特別輸送ヘリコプター、LR-2連絡偵察機、OH-6D観測ヘリコプターが配備される。
CH-47輸送ヘリコプター32機を集中する第1ヘリコプター団は米陸軍第101航空旅団と並び世界最大規模の空中機動力を誇ります。胆振東部地震による影響ですが、現在のところ木更津駐屯地HPには中止に関する情報は掲載されていません。ただ、陸上自衛隊最大の空中輸送力を有する部隊である為、状況次第で行事内容が変更の可能性はあるでしょう。
小倉駐屯地創設62周年記念行事、第4師団隷下の第40普通科連隊が駐屯しています。軽装甲機動車、82式指揮通信車、高機動車、120mm重迫撃砲を装備する師団普通科連隊です。第40普通科連隊の所属する第4師団は3月末の師団改編により第4特科連隊が西部方面特科連隊へ、第4戦車大隊が西部方面戦車隊へ、廃止改編され方面直轄となりました。
師団改編は更に近年にも第4偵察隊が第4戦闘偵察大隊へ拡大改編を受ける事となっています。ただ、方面隊より担当中隊として戦車が、担当大隊として特科大隊が配置されるといい、小倉駐屯地祭へも方面直轄となった10式戦車等が参加することでしょう。必要に応じ師団へ方面隊部隊を配置する改編後の普通科連隊運用を垣間見るいい機会といえますね。
平成三〇年度自衛隊記念日観閲式、今週末に行われる行事ではなく来月に開催される自衛隊記念日行事ですが、情報が陸上自衛隊HPに掲載されていました。今年度は昨年度の自衛隊記念日行事である航空観閲式、米空軍B-2爆撃機参加予定と期待されたものの悪天候で中止という初の自衛隊記念日行事中止、陸海空持ち回りで海上自衛隊が実施予定でした。
自衛隊観艦式二〇一八、本来であれば本年大々的に相模湾にて海上自衛隊観艦式が挙行される筈であったのですが、諸事情から中央観閲式が朝霞駐屯地において執り行われるとの報道があり、その公式情報待ち、という状況でした。今回陸上自衛隊HPに平成三〇年度自衛隊記念日観閲式として開示され、公式に観艦式が中止となった旨伝えられた訳ですね。
北海道胆振東部地震、NHK報道によれば死者11名、7名心肺停止、安否不明者22名、となりました。今回の地震災害、発災から十時間近く北海道全域の停電という状況となり影響は広域化しましたが、最大の被害は震源地に近い厚真町での大規模土砂崩れという局地災害で、安否不明者の多くは土砂災害に巻き込まれた可能性があり捜索が急がれています。
大規模停電は順次復旧中でJR北海道の列車運行も再開され、本日午前中東京を0936時に出発の新幹線はやぶさ11号より北海道新幹線の運行が再開されました。在来線も1300時より札幌と新千歳空港を結ぶ快速エアポートが本数を減らし運行を再開し、札幌市電や札幌市営地下鉄の運行も再開、信号復旧により北海道中央バス等、一部路線で再開しました。
電力供給再開、本日1400時までに半数に当る154万3000戸で電力供給が再開、北海道電力は本日中に300万kWの発電量を確保したい方針とのこと。ただ、発災前の電力ピーク時は380万kWであり、節電が呼びかけられています。電力回復に併せ本日より千歳空港の運行が再開、また北海道エアシステムは札幌市内丘珠空港へ臨時便を運航しています。
■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・9月9日:三沢基地航空祭2018…http://www.mod.go.jp/asdf/misawa/
・9月9日:木更津駐屯地創設50周年記念行事…http://www.mod.go.jp/gsdf/crf/heridan/
・9月9日:小倉駐屯地創設62周年記念行事…http://www.mod.go.jp/gsdf/wae/4d/
■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関