北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

令和元年度六月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2019.06.08-06.09)

2019-06-07 20:06:21 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 梅雨入りという季節と共に梅酒の仕込みで忙しい今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか、今週末の自衛隊行事紹介です。

 第9師団創設記念青森駐屯地祭、東北北部を防衛警備管区とする第9師団の創設記念行事です。青函地区を防衛警備する為、本土師団では冷戦時代に北部方面隊師団に準じて誦装備の集中が行われた師団であり、冷戦後には近代化が後回しとされた事で十数年前までは高機動車も配備されてなかった、という師団です。74式戦車は見れるうちに見ておきたい。

 師団記念行事は8日土曜日の市街パレードと9日日曜日の駐屯地祭と執り行われまして、8日には青森市内新町通にて市街パレードが実施、1340時から1415時までが予定されていまして、第9師団隷下部隊と共に八戸航空基地よりP-3C哨戒機も祝賀飛行に参加します。市街パレードは市街地の信号機や看板と街並みという通常の観閲行進とは一風違いますね。

 第1施設団創設記念古河駐屯地祭、東部方面隊直轄施設部隊である第1施設団の創設記念行事です。第一線での戦闘工兵任務を主務とする師団旅団施設部隊に対し、戦闘工兵としての全般支援から建設工兵としての策源地造成や連絡線維持を任務とし、92式地雷原処理車や75式装甲ドーザ等の戦闘工兵装備から92式浮橋に重パネル橋等建設工兵装備も揃う。

 和歌山駐屯地祭、第4施設団第304水際障害中隊が駐屯しています。中隊には94式水際地雷敷設車が配備され、有事の際には敵上陸用舟艇や水陸両用車を一発で撃破する水際地雷原を構成します。例年は市街パレードと海上での体験試乗なども行われます。ただ、和歌山駐屯地とはなっていますが、駐屯地は和歌山市よりも遥か南の御坊市、ご留意ください。

 よこすかYYのりものフェスタ、8日土曜日と9日日曜日に開催され、横須賀地方隊が協力します。先週開催と掲載しましたが誤りでした。お詫びし、改めて行事を紹介します。JR横須賀駅と横須賀基地が会場となり、様々な乗り物が紹介、また横須賀基地も横須賀サマーフェスタ以外では貴重な一般公開となり、自衛隊艦艇や車両の一般公開も行われます。

 下甑島分屯基地祭、第9警戒隊のレーダーサイトです。春日基地の分屯基地で西部航空警戒管制団隷下部隊なのですが、鹿児島県薩摩川内市下甑町長浜に所在し、ここは九州島ではなく離島に所在し、自衛隊行事の中でも屈指の交通難所に位置しています。基地には通称ガメラレーダーという弾道ミサイル警戒用のFPS-5が配備、遠いのですが稀有な装備だ。

 さて撮影の話題を。トートバックをカメラバックの他に一つあれば、非常に重宝します。今年初旬まで愛用していましたのはシン-ゴジラの巨災対トートバック、最近は戦艦榛名と戦艦日向のトートバックを愛用しているのですが、自衛隊行事の際にはカメラバックの中に在るか、ホテルフロントか駅のコインロッカーに預けてあります、自衛隊行事に不要な着換え等を入れて。

 カメラバックとは別にトートバックを携行する事はもう一つ、が否際に役立ちます、それは豪雨の場合に役立つ。豪雨となりますと、防滴器材や雨衣等は全て濡れます、それが役目なのですが、問題は帰路です。濡れた防滴器具をそのままカメラバックに収めては折角無事なカメラバックの中身が湿ってしまいます。そこでその収容にトートバックが役立つ。

 バックが増える事は、要するに管理物品が増大する事を意味しますので、亡失品発生等の懸念が当然大きくなるのですが、一つに纏めてしまいますと、逆に移動する場合にゼロサム状態、全部持って行くか全部置いて往くかという、逆に自由度が下がってしまいます。トートバックは畳んでしまえばコンパクトですので、一つ持って行くと、自由度が高まる。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭


・6 月8日-9日:第9師団創設57周年記念青森駐屯地祭…https://www.mod.go.jp/gsdf/neae/9d/
・6月9日:第1施設団創設記念行事…https://www.mod.go.jp/gsdf/eae/ea/camp/ea_1eb_0.html
・6 月8日-9日:よこすかYYのりものフェスタ…https://www.mod.go.jp/msdf/yokosuka/
・6月8日:和歌山駐屯地創立記念行事…https://www.mod.go.jp/gsdf/mae/
・6月9日: 下甑島分屯基地祭…https://www.mod.go.jp/asdf/wadf/

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
コメント (2)
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