■みよ堂々のC-2輸送機大編隊
C-2輸送機、その愛称はブルーホエールという。

鳥取県米子、美保基地航空祭2019へ日曜日に長躯行って参りました。この日は曇天でブルーインパルス飛行展示も無しでした。ですが、その分混雑しませんし、前回撮影へ美保基地へと進出しました際には視界不良で飛行展示が一切行えず、この事思い出せば万々歳です。

美保基地航空祭2019、米子駅から0705時の臨時快速にて米子空港駅まで境港線を進み、基地へ行こうとしますと最短経路ではなく県道側を誘導されました。そしてこの開門前の行列、成程、滞留しないよう工夫という訳ですね。前回の航空祭は開門後に到着しました。

C-2輸送機、この日山陰地方は曇天の予報が出されていたのですが、航空祭の開幕です。もっとも、T-400練習機とC-2輸送機にCH-47J輸送ヘリコプターという、非常に難易度の高い編隊飛行を行っていましたが。前回撮影へ展開した際とは、基地の陣容は大きく変った。

美保基地、C-2輸送機に転換していました。C-1輸送機は無いのですか、と聞いてみますと自衛隊全体では保有していますが、美保基地の航空部隊としては全てC-2輸送機へ転換しました、とのこと。C-1との混成ではなかったのですね、行ってみるまで知りませんでした。

CH-47J輸送ヘリコプター、中部方面航空隊第三飛行隊の輸送ヘリコプターで新設の美保分屯地に数機が配備されています。機体遣り繰りは大変のようで、第1ヘリコプター団から臨時の管理替えという運用、2015年頃から全国の航空部隊で顕著になった様式ですね。

第8普通科連隊隊員の空中機動展示、米子駐屯地の普通科連隊です。オープニングフライトはこの他、華麗に実施されましたが、今回紹介するのはSDカードをPCにそのまま差し込めるG3Xの速報、オープニングフライトの活況は7D特報にて後日お伝えしましょう。

CH-47J輸送ヘリコプターは飛行展示に加えて体験搭乗を実施、美保航空祭2019はT-4練習機エンジン問題からブルーインパルス飛行展示が中止となりましたが、その間を常にヘリコプターが飛行しているという、一種航空祭としての雰囲気は今回陸自が頑張りました。

T-400練習機編隊飛行、大山フォーメーションという、鳥取県の名峰大山の方角から山型編隊でそのまま美保基地上空を航過する、今回の航空祭から新しい試みが行われました。このT-400は第3輸送航空隊第41教育飛行隊に所属しています、大型機要員の練習機だ。

T-400練習機は今年度頑張っていました、T-4練習機はエンジン関連のトラブルにより4月より全国で飛行停止と緊急改修が進められており、部分的に飛行再開していますが実任務教育部隊が優先、ブルーインパルス飛行再開はまだ先、その分T-400の派手な飛行展示が。

飛行展示を終了し着陸したT-400練習機、先ほどとは異なる撮影位置からの写真です。ブルーインパルス飛行が中止となった航空祭、その分来場者の数も少なく、撮影位置は陣地変換も容易、好きなところに撮影へ自由自在と転進し、また最前列に戻る事が出来ました。

三菱MU-300が原型であるホーカービーチクラフト400、全国の航空祭では地上展示機の定番といえる機体ですが、飛行展示が行われる基地となりますと、この美保基地だけではないでしょうか、第41練習飛行隊へ集中配備されている、つまりここにしかないものだ。

U-125救難機にKC-767空中給油輸送機とP-1哨戒機、そして航空祭混雑の程度を。C-2輸送機の基地ですが、P-1哨戒機は同時開発で部品を共用した姉妹機、KC-767空中給油輸送機とC-2は同じ輸送機仲間であると共にエンジンが同型といういわば旧友で同僚である。

高尾山レッドクラブ、松江市に所在する高尾山分屯基地より選抜された有志の展示でして、レッドクラブとは名物松葉ガニを示す。ちなみに松江市はお隣島根県、この美保基地は鳥取県、たまに混乱して来る。なお、高尾山レッドクラブ、高雄さんファンクラブではない。

P-1哨戒機とC-2輸送機、午前中の飛行展示はオープニングフライトとC-2物糧展示展示、そしてT-400編隊飛行と機動飛行にCH-47J飛行展示とヘリボーン展示、本来はここでブルーインパルス予定でしたが、中止となり長い空き時間を基地内散策で地上展示機撮影へ。

C-2輸送機展示飛行、続々滑走路へ。基地を散策して本を読んだりお茶を飲んだり、近所の方に基地の歴史を教えてもらったりしていまして、空き時間の二時間四〇分を過ごしていますと、いよいよC-2輸送機展示飛行というこの日のメインイベントの時間となりました。

C-2輸送機離陸へ。この写真はカメラ二台を連結棒で接合し片手間で撮影したものです。一眼レフEOS-7Dに連結しレリーズで操作するG3X,コンデジが何処まで追随できるか、また24-600mmという高倍率ズーム機が駐屯地祭撮影の様に航空祭へ通用するかが、試される。

ブルーホエールの愛称眩しいC-2輸送機、岐阜基地にて初号機初飛行を見守った大勢の中に居た当方としては感無量という印象ですが、それ以上にG3Xにレリーズを取り付けて構図も確認せずに撮影した割には、これが案外いい写真に仕上がっているのが嬉しいですね。

アグスタAW-139救難飛行展示、C-2輸送機が次々と離陸し日本海上空で編隊を組み終えるまでの間は海上保安庁が飛行展示を行います、美保航空基地所属の機体で、救助を展示しました。なおこのAW-139は真正面から見ると意外なほどにUH-1と似ている事に気付く。

五機編隊で美保基地上空に飛来するC-2輸送機、敢えて手前に姉妹機P-1哨戒機と級友同僚のKC-767空中給油輸送機を構図に入れられるよう撮影位置を考えてみました。C-2輸送機は過去の美保航空祭でも編隊を組んでいるとの事ですが、五機編隊は本邦初だ、という。

C-2輸送機、最大搭載能力37t、航続距離は26t搭載時に6500kmといい、フェリー航続距離は10000kmに達する為、日本本土からイギリス本土まででも充分飛行できます。ただ、羽田からニューヨークまでは10800kmあり、この場合は例えば空中給油を行う必要がある。

C-1輸送機の搭載能力が8tであったという為、標準搭載量と云われる26tは三倍以上となる、89式装甲戦闘車や16式機動戦闘車等も空輸できるようになりましたが、その分だけC-1とは1:1で置き換える必要はないとされ、またしても生産数は予定より縮小するという。

C-17輸送機を取得した方が良かったのでは、という声も聞こえますが、あの機体は豪州空軍取得費用を見ますと650億円、C-2とP-1で同時開発にて取得費用を抑えた事でP-3C哨戒機の後継機も新型を取得出来た事を考えるならば、C-2開発は妥当だったと考えます。

37tを搭載出来るC-2輸送機、しかし、この装備を最大限活かす陸海空統合装備開発の視点、というものが必要なのかな、と。例えば37tに抑えた120mm主砲装備の装軌式機動戦闘車、C-2の格納庫に3輌収容できる小銃班用装甲車両、高機動車積層搭載パレット、など。

美保航空祭2019、令和年間最初の航空祭はC-2輸送機の編隊飛行とともにいよいよ後半に入りました。ブルーホエールというC-2輸送機の新しい愛称とともに川崎重工と防衛庁防衛省平成時代一杯を開発に費やしたC-2輸送機、新時代の飛行展示が始まった訳ですね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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C-2輸送機、その愛称はブルーホエールという。

鳥取県米子、美保基地航空祭2019へ日曜日に長躯行って参りました。この日は曇天でブルーインパルス飛行展示も無しでした。ですが、その分混雑しませんし、前回撮影へ美保基地へと進出しました際には視界不良で飛行展示が一切行えず、この事思い出せば万々歳です。

美保基地航空祭2019、米子駅から0705時の臨時快速にて米子空港駅まで境港線を進み、基地へ行こうとしますと最短経路ではなく県道側を誘導されました。そしてこの開門前の行列、成程、滞留しないよう工夫という訳ですね。前回の航空祭は開門後に到着しました。

C-2輸送機、この日山陰地方は曇天の予報が出されていたのですが、航空祭の開幕です。もっとも、T-400練習機とC-2輸送機にCH-47J輸送ヘリコプターという、非常に難易度の高い編隊飛行を行っていましたが。前回撮影へ展開した際とは、基地の陣容は大きく変った。

美保基地、C-2輸送機に転換していました。C-1輸送機は無いのですか、と聞いてみますと自衛隊全体では保有していますが、美保基地の航空部隊としては全てC-2輸送機へ転換しました、とのこと。C-1との混成ではなかったのですね、行ってみるまで知りませんでした。

CH-47J輸送ヘリコプター、中部方面航空隊第三飛行隊の輸送ヘリコプターで新設の美保分屯地に数機が配備されています。機体遣り繰りは大変のようで、第1ヘリコプター団から臨時の管理替えという運用、2015年頃から全国の航空部隊で顕著になった様式ですね。

第8普通科連隊隊員の空中機動展示、米子駐屯地の普通科連隊です。オープニングフライトはこの他、華麗に実施されましたが、今回紹介するのはSDカードをPCにそのまま差し込めるG3Xの速報、オープニングフライトの活況は7D特報にて後日お伝えしましょう。

CH-47J輸送ヘリコプターは飛行展示に加えて体験搭乗を実施、美保航空祭2019はT-4練習機エンジン問題からブルーインパルス飛行展示が中止となりましたが、その間を常にヘリコプターが飛行しているという、一種航空祭としての雰囲気は今回陸自が頑張りました。

T-400練習機編隊飛行、大山フォーメーションという、鳥取県の名峰大山の方角から山型編隊でそのまま美保基地上空を航過する、今回の航空祭から新しい試みが行われました。このT-400は第3輸送航空隊第41教育飛行隊に所属しています、大型機要員の練習機だ。

T-400練習機は今年度頑張っていました、T-4練習機はエンジン関連のトラブルにより4月より全国で飛行停止と緊急改修が進められており、部分的に飛行再開していますが実任務教育部隊が優先、ブルーインパルス飛行再開はまだ先、その分T-400の派手な飛行展示が。

飛行展示を終了し着陸したT-400練習機、先ほどとは異なる撮影位置からの写真です。ブルーインパルス飛行が中止となった航空祭、その分来場者の数も少なく、撮影位置は陣地変換も容易、好きなところに撮影へ自由自在と転進し、また最前列に戻る事が出来ました。

三菱MU-300が原型であるホーカービーチクラフト400、全国の航空祭では地上展示機の定番といえる機体ですが、飛行展示が行われる基地となりますと、この美保基地だけではないでしょうか、第41練習飛行隊へ集中配備されている、つまりここにしかないものだ。

U-125救難機にKC-767空中給油輸送機とP-1哨戒機、そして航空祭混雑の程度を。C-2輸送機の基地ですが、P-1哨戒機は同時開発で部品を共用した姉妹機、KC-767空中給油輸送機とC-2は同じ輸送機仲間であると共にエンジンが同型といういわば旧友で同僚である。

高尾山レッドクラブ、松江市に所在する高尾山分屯基地より選抜された有志の展示でして、レッドクラブとは名物松葉ガニを示す。ちなみに松江市はお隣島根県、この美保基地は鳥取県、たまに混乱して来る。なお、高尾山レッドクラブ、高雄さんファンクラブではない。

P-1哨戒機とC-2輸送機、午前中の飛行展示はオープニングフライトとC-2物糧展示展示、そしてT-400編隊飛行と機動飛行にCH-47J飛行展示とヘリボーン展示、本来はここでブルーインパルス予定でしたが、中止となり長い空き時間を基地内散策で地上展示機撮影へ。

C-2輸送機展示飛行、続々滑走路へ。基地を散策して本を読んだりお茶を飲んだり、近所の方に基地の歴史を教えてもらったりしていまして、空き時間の二時間四〇分を過ごしていますと、いよいよC-2輸送機展示飛行というこの日のメインイベントの時間となりました。

C-2輸送機離陸へ。この写真はカメラ二台を連結棒で接合し片手間で撮影したものです。一眼レフEOS-7Dに連結しレリーズで操作するG3X,コンデジが何処まで追随できるか、また24-600mmという高倍率ズーム機が駐屯地祭撮影の様に航空祭へ通用するかが、試される。

ブルーホエールの愛称眩しいC-2輸送機、岐阜基地にて初号機初飛行を見守った大勢の中に居た当方としては感無量という印象ですが、それ以上にG3Xにレリーズを取り付けて構図も確認せずに撮影した割には、これが案外いい写真に仕上がっているのが嬉しいですね。

アグスタAW-139救難飛行展示、C-2輸送機が次々と離陸し日本海上空で編隊を組み終えるまでの間は海上保安庁が飛行展示を行います、美保航空基地所属の機体で、救助を展示しました。なおこのAW-139は真正面から見ると意外なほどにUH-1と似ている事に気付く。

五機編隊で美保基地上空に飛来するC-2輸送機、敢えて手前に姉妹機P-1哨戒機と級友同僚のKC-767空中給油輸送機を構図に入れられるよう撮影位置を考えてみました。C-2輸送機は過去の美保航空祭でも編隊を組んでいるとの事ですが、五機編隊は本邦初だ、という。

C-2輸送機、最大搭載能力37t、航続距離は26t搭載時に6500kmといい、フェリー航続距離は10000kmに達する為、日本本土からイギリス本土まででも充分飛行できます。ただ、羽田からニューヨークまでは10800kmあり、この場合は例えば空中給油を行う必要がある。

C-1輸送機の搭載能力が8tであったという為、標準搭載量と云われる26tは三倍以上となる、89式装甲戦闘車や16式機動戦闘車等も空輸できるようになりましたが、その分だけC-1とは1:1で置き換える必要はないとされ、またしても生産数は予定より縮小するという。

C-17輸送機を取得した方が良かったのでは、という声も聞こえますが、あの機体は豪州空軍取得費用を見ますと650億円、C-2とP-1で同時開発にて取得費用を抑えた事でP-3C哨戒機の後継機も新型を取得出来た事を考えるならば、C-2開発は妥当だったと考えます。

37tを搭載出来るC-2輸送機、しかし、この装備を最大限活かす陸海空統合装備開発の視点、というものが必要なのかな、と。例えば37tに抑えた120mm主砲装備の装軌式機動戦闘車、C-2の格納庫に3輌収容できる小銃班用装甲車両、高機動車積層搭載パレット、など。

美保航空祭2019、令和年間最初の航空祭はC-2輸送機の編隊飛行とともにいよいよ後半に入りました。ブルーホエールというC-2輸送機の新しい愛称とともに川崎重工と防衛庁防衛省平成時代一杯を開発に費やしたC-2輸送機、新時代の飛行展示が始まった訳ですね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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