■全日空ジャンボジェット!
那覇基地航空祭の主役が諸般の事情があるという航空祭にも楽しみは多種多様にあります、例えば数多運行される那覇空港の民間機もそうです。
イーグルが飛行しないイーグルだけの基地の航空祭、しかしそこで主役が飛ばないのだから嘉手納に行こう、と成っては本末転倒です。実際に航空祭に展開するのですから悪天候で全く飛ばないことも想定しなければ成りませんし、また突然の天候急変もありえる。
これを考えますとお天気が十分よいなかでの日曜日の航空祭、新しい被写体を考えなければ成りません。ボーイング747は個人的にこの日の航空祭の主役と位置づけた航空機です、ボーイング747は政府専用機にも採用されたジャンボジェットと愛称された巨大旅客機だ。
民間航空会社には日本航空に全日空に広く採用された旅客機であるものの、都市間路線での利便性、特に一番の過密路線である羽田伊丹航路において伊丹空港の騒音防止の観点から四発機乗り入れ制限が決定します。なにしろ大阪市上空が着陸航路に入っていますから。
大阪東京間の輸送需要は大きいのですが、那覇と違い大阪中心を飛ぶ、エンジンを四基搭載した巨大なボーイング747はその役割を終える事となった訳です。しかし、この2011年時点ではまだ全日空がボーイング747を運用しています、これは撮っておくべき、となる。
ジャンボジェット、那覇空港は羽田から長距離路線にあたり、四発機乗り入れ制限もありません。那覇航路と千歳航路が日本のジャンボジェット最後の楽園であったのですが、そのなかでも千歳基地と那覇基地はともに航空自衛隊基地が置かれ、施設は隣接しています。
千歳基地も那覇基地もF-15イーグルが配備されている一方、千歳基地は航空自衛隊基地が国際線側の旧施設に隣接しているため、航空祭では国内線の旅客機を戦闘機と並べて撮影することはできません。そこが那覇基地では誘導路滑走路に沿って展開している訳ですね。
ジャンボジェットも進む誘導路、航空自衛隊基地が展開していますので、誘導路を進むボーイング747と地上展示のF-15を並べて撮影することができる。もともとジャンボは日本航空が100機以上を導入していた旅客機ですので、それほど珍しくはありませんでした。
小松基地も小松空港と隣接していますが、この航空祭から数年前までは小松基地航空祭でも小松基地に着陸する様子を見ることができました。北陸新幹線金沢開業までは金沢から東京までは空路のみ、特急と上越新幹線乗継や京都駅新幹線乗継は僅かということでした。
ボーイング747は並ぶ戦闘機よりも一際大きく、そういえばボーイング747は同時期のF-15戦闘機ライセンス生産費用の倍も要する高い航空機、という事を思い出しました。政府専用機はボーイング747からボーイング777へ移行しますが、やはり747は迫力が凄い。
ジャンボを一例に挙げましたが、数年で見慣れた風景は無くなってしまう、まあ京都では清水寺や東寺に大徳寺や仁和寺と東福寺が東本願寺は不変ですが、F-4EJ戦闘機も74式戦車も203mm自走榴弾砲も護衛艦はつゆき型も、そう長く見られるものではありません。
那覇空港滑走路隣接、という撮影環境はおもしろい。これは那覇空港の過密ぶりを示すものですので一概に高評かできるものではなく、現在進んでいる那覇空港第二滑走路完成が期待されるのですが、それでもこの自衛隊と旅客機の情景、重なりは眺めていると面白い。
滑走路に進入する旅客機と並ぶ自衛隊機という情景、着陸へ飛行する旅客機と自衛隊機、誘導路で戦闘機の背景に並ぶ巨大な旅客機、という情景を見ますと、なにか非日常的な迫力がありますね。那覇基地はF-15の基地なのですが、同時に最寄りの基地が遠いのです。
宮崎県の新田原基地が那覇基地最寄りの戦闘機部隊基地ですので、リモート飛行展示、つまりほかの基地から飛行展示に飛来して航過飛行をおこなってそのまま帰投、という飛行展示はできません。すると、築城基地のF-2機動飛行や芦屋基地T-4などもありません。
そもそも那覇空港が過密空港ですので、滑走路付近での飛行展示をなかなか行えない、という実状もあります。するとF-15が飛行できない状態のまま、間が空いた航空祭飛行展示プログラムとなる訳でして、旅客機でも撮っておかないと撮るものがない、ということ。
入間基地のようなものすごい混雑、といかずとも那覇基地航空祭は岐阜基地航空祭や小松基地航空祭と比較しても、いや余裕のあることで定評のある小牧基地航空祭と比べてみても最前列付近は余裕があります。即ちF-15と旅客機を追って自由に撮影位置を変更できる。
もちろん全く人が以内、というわけではないのですが、ズームレンズで人垣の隙間から撮影しますと、どんなに混雑していても一瞬の凪はありますので、そこから撮影することはできるわけです。これは富士総合火力演習のシート席少し後ろの方での撮影でも似ている。
ただ、これ後々考えてみますと琉球新報と沖縄タイムズに航空祭でF-15が飛行しない、と報じられていたからの混雑回避だったようです。実は初めての那覇基地航空祭、那覇基地は混雑しない、という認識が此処で定着してしまいましたので、空いていると安心ですね。
この三年後の那覇基地航空祭にて意外な混雑に驚かされることになった。考えてみれば、それこそ旅客機で二時間かけて長躯那覇市内にホテル宿泊、となれば貧乏性といいますか、航空祭でF-15が飛ばないからといってしかし航空祭が行われる以上、どうするべきか。
沖縄まで折角来たのですから、撮影しないという選択肢はないのですよね。しかし近所の方は違う、また来年、となるのでしょうか。まあ、当方の場合も近所の部隊行事で大幅中止となっていましたらば、来年でもいいだろう、と思ってしまうのと同じなのでしょう。
那覇基地は余裕がある、那覇基地航空祭は正門付近に売店が並んでいますので、航空祭海上となるエプロン地区から売店は本来非常に遠いのですが、ここまで余裕がありますと、最小限の荷物を最前列に残して、ここで盗難に遭わないのは人間関係が大事になります。
最前列付近で交友関係を構築しまして、お互いに見ていてもらった上でカメラを筆頭に貴重品を持って移動するという行動となるのですが、まあ、一人旅でも荷物おいてそのまま売店へ行く、という行動も可能となるわけです。他の荷物はホテルにある事情もある。
もっとも、本来F-15の飛行展示が行われるのならば、そんな時間的余裕はありませんので空腹のまま航空祭撮影決行、空腹はF-15飛行のアドレナリンと携行食糧でまかなう、という。携行食糧とはお弁当といいますか、まあ本来、航空祭はそれでも十分なのですが、ね。
出来立て熱々のおいしい料理をいただけるということは、旅の思い出をよりよくしてくれます。それでも再武装展示や離陸しない模擬緊急発進などF-15は地上で可能な展示を精一杯行ってくれますので、折角の那覇だから撮影できる沖縄らしい情景を撮ってゆこう、と。
イーグルが飛行しないイーグル主役の航空祭、しかし航空祭は行われているのですから、いろいろな角度で撮影してゆこうと考えてみますと、おいしいものをいただきつつ中々おもしろい趣向の航空祭を楽しむことができるのですね。そう、航空祭はお祭りなのだから。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
那覇基地航空祭の主役が諸般の事情があるという航空祭にも楽しみは多種多様にあります、例えば数多運行される那覇空港の民間機もそうです。
イーグルが飛行しないイーグルだけの基地の航空祭、しかしそこで主役が飛ばないのだから嘉手納に行こう、と成っては本末転倒です。実際に航空祭に展開するのですから悪天候で全く飛ばないことも想定しなければ成りませんし、また突然の天候急変もありえる。
これを考えますとお天気が十分よいなかでの日曜日の航空祭、新しい被写体を考えなければ成りません。ボーイング747は個人的にこの日の航空祭の主役と位置づけた航空機です、ボーイング747は政府専用機にも採用されたジャンボジェットと愛称された巨大旅客機だ。
民間航空会社には日本航空に全日空に広く採用された旅客機であるものの、都市間路線での利便性、特に一番の過密路線である羽田伊丹航路において伊丹空港の騒音防止の観点から四発機乗り入れ制限が決定します。なにしろ大阪市上空が着陸航路に入っていますから。
大阪東京間の輸送需要は大きいのですが、那覇と違い大阪中心を飛ぶ、エンジンを四基搭載した巨大なボーイング747はその役割を終える事となった訳です。しかし、この2011年時点ではまだ全日空がボーイング747を運用しています、これは撮っておくべき、となる。
ジャンボジェット、那覇空港は羽田から長距離路線にあたり、四発機乗り入れ制限もありません。那覇航路と千歳航路が日本のジャンボジェット最後の楽園であったのですが、そのなかでも千歳基地と那覇基地はともに航空自衛隊基地が置かれ、施設は隣接しています。
千歳基地も那覇基地もF-15イーグルが配備されている一方、千歳基地は航空自衛隊基地が国際線側の旧施設に隣接しているため、航空祭では国内線の旅客機を戦闘機と並べて撮影することはできません。そこが那覇基地では誘導路滑走路に沿って展開している訳ですね。
ジャンボジェットも進む誘導路、航空自衛隊基地が展開していますので、誘導路を進むボーイング747と地上展示のF-15を並べて撮影することができる。もともとジャンボは日本航空が100機以上を導入していた旅客機ですので、それほど珍しくはありませんでした。
小松基地も小松空港と隣接していますが、この航空祭から数年前までは小松基地航空祭でも小松基地に着陸する様子を見ることができました。北陸新幹線金沢開業までは金沢から東京までは空路のみ、特急と上越新幹線乗継や京都駅新幹線乗継は僅かということでした。
ボーイング747は並ぶ戦闘機よりも一際大きく、そういえばボーイング747は同時期のF-15戦闘機ライセンス生産費用の倍も要する高い航空機、という事を思い出しました。政府専用機はボーイング747からボーイング777へ移行しますが、やはり747は迫力が凄い。
ジャンボを一例に挙げましたが、数年で見慣れた風景は無くなってしまう、まあ京都では清水寺や東寺に大徳寺や仁和寺と東福寺が東本願寺は不変ですが、F-4EJ戦闘機も74式戦車も203mm自走榴弾砲も護衛艦はつゆき型も、そう長く見られるものではありません。
那覇空港滑走路隣接、という撮影環境はおもしろい。これは那覇空港の過密ぶりを示すものですので一概に高評かできるものではなく、現在進んでいる那覇空港第二滑走路完成が期待されるのですが、それでもこの自衛隊と旅客機の情景、重なりは眺めていると面白い。
滑走路に進入する旅客機と並ぶ自衛隊機という情景、着陸へ飛行する旅客機と自衛隊機、誘導路で戦闘機の背景に並ぶ巨大な旅客機、という情景を見ますと、なにか非日常的な迫力がありますね。那覇基地はF-15の基地なのですが、同時に最寄りの基地が遠いのです。
宮崎県の新田原基地が那覇基地最寄りの戦闘機部隊基地ですので、リモート飛行展示、つまりほかの基地から飛行展示に飛来して航過飛行をおこなってそのまま帰投、という飛行展示はできません。すると、築城基地のF-2機動飛行や芦屋基地T-4などもありません。
そもそも那覇空港が過密空港ですので、滑走路付近での飛行展示をなかなか行えない、という実状もあります。するとF-15が飛行できない状態のまま、間が空いた航空祭飛行展示プログラムとなる訳でして、旅客機でも撮っておかないと撮るものがない、ということ。
入間基地のようなものすごい混雑、といかずとも那覇基地航空祭は岐阜基地航空祭や小松基地航空祭と比較しても、いや余裕のあることで定評のある小牧基地航空祭と比べてみても最前列付近は余裕があります。即ちF-15と旅客機を追って自由に撮影位置を変更できる。
もちろん全く人が以内、というわけではないのですが、ズームレンズで人垣の隙間から撮影しますと、どんなに混雑していても一瞬の凪はありますので、そこから撮影することはできるわけです。これは富士総合火力演習のシート席少し後ろの方での撮影でも似ている。
ただ、これ後々考えてみますと琉球新報と沖縄タイムズに航空祭でF-15が飛行しない、と報じられていたからの混雑回避だったようです。実は初めての那覇基地航空祭、那覇基地は混雑しない、という認識が此処で定着してしまいましたので、空いていると安心ですね。
この三年後の那覇基地航空祭にて意外な混雑に驚かされることになった。考えてみれば、それこそ旅客機で二時間かけて長躯那覇市内にホテル宿泊、となれば貧乏性といいますか、航空祭でF-15が飛ばないからといってしかし航空祭が行われる以上、どうするべきか。
沖縄まで折角来たのですから、撮影しないという選択肢はないのですよね。しかし近所の方は違う、また来年、となるのでしょうか。まあ、当方の場合も近所の部隊行事で大幅中止となっていましたらば、来年でもいいだろう、と思ってしまうのと同じなのでしょう。
那覇基地は余裕がある、那覇基地航空祭は正門付近に売店が並んでいますので、航空祭海上となるエプロン地区から売店は本来非常に遠いのですが、ここまで余裕がありますと、最小限の荷物を最前列に残して、ここで盗難に遭わないのは人間関係が大事になります。
最前列付近で交友関係を構築しまして、お互いに見ていてもらった上でカメラを筆頭に貴重品を持って移動するという行動となるのですが、まあ、一人旅でも荷物おいてそのまま売店へ行く、という行動も可能となるわけです。他の荷物はホテルにある事情もある。
もっとも、本来F-15の飛行展示が行われるのならば、そんな時間的余裕はありませんので空腹のまま航空祭撮影決行、空腹はF-15飛行のアドレナリンと携行食糧でまかなう、という。携行食糧とはお弁当といいますか、まあ本来、航空祭はそれでも十分なのですが、ね。
出来立て熱々のおいしい料理をいただけるということは、旅の思い出をよりよくしてくれます。それでも再武装展示や離陸しない模擬緊急発進などF-15は地上で可能な展示を精一杯行ってくれますので、折角の那覇だから撮影できる沖縄らしい情景を撮ってゆこう、と。
イーグルが飛行しないイーグル主役の航空祭、しかし航空祭は行われているのですから、いろいろな角度で撮影してゆこうと考えてみますと、おいしいものをいただきつつ中々おもしろい趣向の航空祭を楽しむことができるのですね。そう、航空祭はお祭りなのだから。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)