北大路機関

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【日曜特集】観艦式2009-守る!この海と未来-【18】横浜ベイブリッジ遠望(2009.10.23)

2020-09-06 20:01:35 | 海上自衛隊 催事
■横須賀基地へ横浜港へ
 観艦式も早朝の出航からいよいよ帰港の頃合いとなり海色も夕暮れを思わせる色彩を漂わせてきました。

 こんごう、いよいよ横浜ベイブリッジの姿も見えてきた。横須賀から横浜、京浜急行で移動しましても多少、JR横須賀線から東海道本線で行きますとかなり遠い印象ですが、海の上からみますとベイブリッジも指呼の距離のように覚える、海の広さ故、というところね。

 艦内の一段上からDSRVを眺める。実はDSRVは小型ですし魚雷を撃てるわけでもありませんが、建造費で潜水艦一隻に相当する。そして潜航可能深度は秘密ですが、一般的に潜水艦の安全深度が700m前後という中でDSRVについて更に深く1000m以上潜れる、とも。

 ROV深海調査船。1500mまでは潜る。DSRV説明の乗員さん曰く、DSRVが何処まで潜れるかは秘密ですが普通に考えてDSRVが潜れないところまでROVが潜って遭難潜水艦を探すと思いますか、悪戯っぽく解説いただいた。DSRV,もしかして1500mまで行けるのか。

 あぶくま艦上を行くカモメ。DSRVが実のところどこまで潜れるか、そして第12旅団の識別帽は先行するイージス艦こんごう辺りから飛来したのか、金剛榛名といえばなにか旧海軍戦艦を思い出す繋がりですが、謎が解けないので大自然の雄大な景色と護衛艦を眺める。

 くらま以下5隻の単縦陣、くらま、艦首をこちら側へ向けている。艦隊運動のような情景ではありますが、いよいよ浦賀水道が横須賀へのアルファポイントという地点を越える時機となってきました。出航時刻で通過しているライン、入港時刻で通過するラインです。

 くらま、背景に房総半島の山間部が。千葉県には有名な鋸山が330mの標高をたたえていますが、もうひとつ愛宕山という408mの山があります。もっともイージス艦あたご、艦名由来は京都の愛宕山、愛宕神社の霊峰が由来となっています、神護寺の高雄山が続く。

 ちはや自衛艦旗。自衛艦旗を照らす陽光もそろそろ夕日の色彩を帯びてきまして不思議と色調は朝日とおなじくの度合いではあるのですが出航の色彩と入港にみる色彩とは同じものでも心なしか風情が変わって見える、というところでしょう。まもなく観艦式も終わり。

 USH-60K試験機が上空を飛行する。館山航空基地や厚木航空基地から上空を飛行し続ける航空機は、大量の各種艦艇航行とともに安全確保、全貌の漁船などの凝集への警戒も兼ねているのでしょうか、実際航路上で漁労は多い、車道真ん中で昆虫採集するような危険だ。

 まつゆき出航の様子、はつゆき型護衛艦が一隻出航してきました、観艦式には参加していない艦番号130、130は護衛艦まつゆき、日常の警戒監視任務か観艦式予備艦の点検、というところでしょうか。期せずして母港舞鶴まつゆき出航を横須賀でみることになるとは。

 まつゆき、そして住友よこすかクレーン。横須賀らしい風景ではあるのですが、入港撮影の際にはヴェルニー公園から眺める際の背景に見えるクレーンを海からみています。よこすか、大書してありますクレーンがありますと横須賀で撮影した写真のクレジット代わり。

 まつゆき、斜め後ろから多様な装備を持つ護衛艦を眺める。私が小学生の頃にこの護衛艦を知った際、対潜対空対水上の各種ミサイルを備えヘリコプターまで搭載する護衛艦がものすごく力強く感じたものだ。満載排水量4000t、実際強力な護衛艦として君臨しました。

 さわゆき、にちなん、横須賀基地停泊中です。こちらは第11護衛隊、長らくよこすか地方隊第21護衛隊として知られたこの海域の守り手です。地方隊にかつて護衛艦が配備、というと最近の方には伝わらないのでしょうか、この数年前に護衛艦隊に移管されたのですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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