北大路機関

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【G3X撮影速報】岐阜基地ファントム撮影.E-2C&P-1&C-1FTB上空大集合(2021-03-03)

2021-03-13 20:12:33 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■飛び続けて半世紀,C-1FTB
 ひな祭りに歩み進めました岐阜基地撮影は前回の前半に併せて今回が後半です。

 C-1FTB,このFTBとはフライトテストベット、という。銀色に輝くC-1輸送機原色というべき塗装の機体は初飛行が1970年11月12日ですので、この時はXC-1と呼ばれていましたが飛び続ける事はや半世紀を超えている、しかし飛行耐用年数を残している航空機です。

 F-15が着陸態勢へ入る。F-15は基本設計こそ古い航空機ですが、兎に角頑丈で、しかも機体構造が長期間の運用を考えていると共に沢山の装備品を搭載出来まして、要するにステルス性を持つF-35にとって弾薬庫や空中巡洋艦のように大量のミサイルを運ぶという。

 イーグル。アメリカ空軍ではF-15FXとしてF-15E戦闘爆撃機を原型とした再生産型のイーグルを旧式化したF-15C戦闘機の後継に充てています。航空自衛隊もその選択肢はあるようにも思うのですが、航空自衛隊、当面はF-35調達に手一杯、という状況のようですね。

 ファントムが旋回してこちらに向かいます。一眼レフのEOS-7Dには自慢の100-400mmレンズを装着しているのですが、この旋回の構図を撮影するにはなお遠い、そういう事でこの状況での撮影はG-3Xの長望遠ズームに暫く任せる事としましょう。この望遠は凄い。

 F-4EJ,1971年に導入が開始されまして冷戦時代の日本本土防空を担い、F-15配備後には空対艦ミサイル運用能力付与など改修により第一線で運用を続ける能力向上を行ってきましたが、なにしろ2021年、運用開始から半世紀ということでいよいよ運用完了が見えてきた。

 F-2戦闘機の旋回、やはり超望遠は良いよね、と思ってしまう構図です。デジタルズームで粒子荒れが凄いですが、600mm単焦点レンズでも購入して2倍テレコンバータを装着できれば1200mm相当になります、ただ、あのレンズは値段も張りますが、何より、重いの。

 C-1FTB、岐阜基地飛行開発実験団所属の航空機です、こういいますのもC-1輸送機初号機を各種機材の評価試験用に運用しているもので、C-1輸送機はいまでこそ迷彩が施されていますが、開発が部隊配備へ進んだのちもしばらくはこのジュラルミン色で運用されました。

 F-2戦闘機が頭上を往く。岐阜基地といえばFS-Xと呼称された当時の試験機塗装の航空機、という印象が強かったのですが、なにしろ長らくF-2といえば三沢基地まで行かなければ実戦部隊のF-2が見れなかった時代には、海洋迷彩のF-2部隊が羨ましく思ったものです。

 F-4戦闘機の着陸へ。タッチ&ゴーでもう一度飛来していたのですね、この時点で岐阜基地に、いや自衛隊に残るF-4は4機のみですが、その全ての機体のエアインテイク部分にスペシャルメッセージが、こちらについてはG-3Xではなく一眼レフEOS-7Dで撮影します。

 F-2戦闘機の着陸へ。考えてみれば2020年を通じて、もともと岐阜基地の撮影は三井山山頂から俯瞰風景に収める事が多かったのですが、昨今はなにしろ人出が多すぎまして社会的距離を確保する為には登るに登れず、ここから撮影している次第です。するとひとつ。

 三井山は岐阜基地エプロン地区と愛知県犬山市までが一望できる好立地ですので、タッチ&ゴーが着陸か、また次に何が離陸するのか、という状況が分るのですが、空の公園各務原からですと分かりにくい部分があるのですね。出来る事は一つ、目の前の機体を撮影する。

 F-2が着陸しました。午後から撮影という状況ではありましたが、実はこの日はひな祭りとともに岐阜基地の所在する岐阜県では岐阜県公立高校受験日と云う事でして、午前中はほぼ飛ばず午後から本番という一日でした。確かな情景の写真に満足し、帰路につきました。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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コメント (2)
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