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京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

令和二年度三月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2021.03.20-2021.03.21)

2021-03-19 20:08:55 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 COVID-19影響により今週末も行事はありません、そこで桜の季節に行われる懐かしい駒門駐屯地祭の様子と共に最新のCOVID-19情報をみてみましょう。

 首都圏緊急事態宣言が21日に解除されますが、COVID-19に関して、幾つかの注視すべき報道がありました、ひとつは感染拡大防止への切り札であるワクチンに関して副作用を受け欧州で一時的に接種中止が為されたとの情報、もう一つは感染拡大状況を把握する為に必要なPCR検査では判明しない新たな変異株がフランスにて発見されたとの報道です。

 ブルターニュ変異株。ロイター通信3月16日付記事によれば、PCR検査に反応しない新しい変異株が発見されたと、フランス保健省の発表が報じられていました。この変異株はフランスのブリュターニュ地方ランニオンの病院にて集団感染が発生した際、COVID-19症状を発症し死亡した患者のなかでPCR検査では陰性であった為、検査し判明したという。

 フランス保健省のブルターニュへ二株についてはAFP通信が17日に詳しい情報を報道しており、病院では死亡した7名がPCR検査では陰性、患者は基礎疾患を持つ高齢者との事ですが、しかもそのPCR検査は精度の高い鼻の奥の粘膜を拭う方式で検体を採取したものの反応しなかったと、病院勤務の生物学者が発見し、ARS地方保健局へ報告したとのこと。

 PCR検査を掻い潜る変異株、これは血液精密検査で判別できるようですが、感染状況の把握を粘膜の遺伝子情報からの培養によるPCR検査に依存する世界各国のCOVID-19対策根底を揺るがすもの、といえるのかもしれません。ただ、上掲ロイター報道では、PCR検査では判明しないものの、保健省では感染力や致死率にて顕著な脅威度は無いとしています。

 ワクチンがこうした変異株などの拡大に対する要諦となりますが、ここで気になる副作用の情報が。アストラゼネカ製ワクチンに関して血栓が生じる副作用が欧州で確認されているとのこと。おれは3月16日付ロイター報道に、ドイツとフランスおよびイタリアがワクチン接種により血栓が生じた副作用を受け、一時的に接種を中断、欧州19ヶ国が続きます。

 アストラゼネカ社製ワクチンの副作用については、ロイター通信が3月19日付のロイター焦点に情報を纏めていまして、ワクチン接種後に出血や血栓と血小板数低下という副作用が報告され、EU欧州連合のEMA欧州医薬品庁が情報収集を開始した、としています。ただ、EMAは19日までに決戦とワクチンの因果関係は、まだ調査が必要と結論付けました。

 CVT脳静脈血栓、ワクチンにより生じたのは脳静脈血栓であるといい、決戦の中でも治療の難しさが指摘されているものの一つ。CVT血栓が生じたのは、EMAによれば欧州域内で接種を受けた500万名の内30症例の血液疾患が報告されているようです。CVT血栓、難病ですがドイツ保健省によれば通常の場合、症例は160万名に一人の発症率といいます。

 副作用の可能性、EMAの情報を纏めれば“ワクチン接種500万の内30に血栓の症例”“CVT血栓は160万名中一例の難病である為に発症率は本来500万中3例程度”ということで、“難病のCVT血栓発症率が十倍に増加する”という視点となります。ただ、現在のところ“ワクチン接種後にCVT血栓による死者は現在出ていない”という事実も重要でしょう。

 アストラゼネカ社はCVT血栓について、イギリスとEUにおいて実施されているワクチン接種では700万の接種対象者を精査したところCVT血栓とワクチンの相関関係を見い出す事実は無いとしており、EUではワクチン接種を中止するほどの因果関係は確認できないとして、ワクチン接種を再開する方針です。危険性というより顕著な兆候という印象ですね。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・今週末の行事なし

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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