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京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

令和三年度十月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2021.10.02-2021.10.03)

2021-10-01 20:06:47 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 自民党新総裁に脱新自由主義を掲げた岸田氏が選出されましたがCOVID-19の現状から行事は今週末もなし、そこで懐かしい伊丹祭の写真とともに最新情勢を。

 台風16号は中心気圧950hpa、最大瞬間風速40m/sで極めて広範囲の暴風圏と強風圏を伴って1900時時点で千葉県房総半島東方洋上を北上中です。千葉県いすみ市では河川氾濫情報があり、千葉県と茨城県では停電被害もあり、千葉県南部では二年前の台風により大規模な停電被害が発生しており、明日には東北地方沖に達する台風へまだ警戒が必要です。

 本日、全国19都道府県に発令されていたCOVID-19政府緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置が全面的に解除されました。これは最長で4カ月間発令が継続された地域もあり、漸くの宣言解除が可能な水準まで、感染が収束した事となり、まだ終息宣言までは時間を要する長い闘いの一過程に過ぎませんが、医療崩壊危機は辛うじて解決された構図という。

 ワクチン接種率の高まりと共に、一応宣言解除の目処が立った水準ではありますが、コロナウィルスは季節性感染症、猛威を振るうのは空気が乾燥する冬であり、本来流行しないはずの夏季に国内において最大規模の感染が発生した事は異常事態に他なりません、これは冬に想定される感染第六波へ、ワクチン接種と治療薬や臨時病床準備等、備えは必要です。

 ブレイクスルー感染、ワクチン接種後にも感染するリスクはどの程度か、厚生労働省アドバイザリーボード資料に興味深いデータが在りました。これは感染第五波最中の7月5日から15日に65歳以下の年齢層の感染率を精査したものですが、ほぼ十分の一以下、という。勿論、接種後の感染対策や生活パターン変化等はすべて反映したものではありません。

 28.7名感染が未接種者の10万人当たりの感染ですが、接種完了者は10万人当たり2.4名感染といい、これはワクチンを接種しても感染リスクに対して、万全の安心というものには程遠いものではありますが、それでも十分の一に抑えられるのは、言い換えれば未接種者は十倍の懸念があることの裏返しです。そしてもう一つ、死亡率の低さは劇的といえる。

 1/232のリスク。死亡率は厚生労働省アドバイザリーボード資料によれば、6月1日から30日までの一ヶ月間で、65歳以上の未接種者の死亡率は5387名の感染により死者232名と4.31%に達しますが、ブレイクスルー感染者は112名のうち死者は1名であり、致死率は0.89%です。単純計算ですが、高齢者の死亡リスクは1/232まで低下した事となる訳です。

 ブレイウスルー感染による致死率を65歳以下で厚生労働省アドバイザリーボード資料を見てみますと、6月1日から30日までの一ヶ月間で、未接種者は4万2744名の感染に対し死者は31名と0.07%、対して接種完了者の感染者数は121名に対し死者は0であり、もちろんブレイクスルー感染死者数は8月9月と増大していますが、これも一つの数字です。

 未接種でも0.07%ならば大丈夫ではないのかと誤解されるかもしれませんが、これは医療崩壊しないという前提です。我が国では入院患者は民法上と医師法上の確実な治療を受けており、欧米で2020年に在ったような入院後医療不能による放置はありません、しかし、0.07%ならばと油断し医療崩壊を許せば、入院不能患者から順次死亡し致死率は爆発する。

 ワクチンには副反応があり、また因果関係不明の死亡事例がある事もまた事実です、しかし効果は上記の通りで、緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置が解除されたのですが、例えばワクチン接種できない相応の医師勧告がある方や、別の疾患にて入院中の方以外の方には、重症化を回避し周囲に感染を広げないという意味だけでも、接種をお勧めしたい。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・今週末の行事なし

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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