■青空には戦闘機が似合う
青空には戦闘機が似合う。だからこそ航空祭が行われない時節にも定期的に空を見上げておきたいものです。
自衛隊関連行事総崩れというCOVID-19感染拡大は留まるところを知りませんが、日常は動いています、そう、頭上をF-2戦闘機が航過するような日常が、自衛隊基地では日々続いているのですね。なにしろ抑止力、24時間365日一瞬の空白も許される訳ではない。
F-2戦闘機が頭上を飛行するのは岐阜基地、飛行開発実験団の展開する飛行場であるとともに中京京阪神若狭地区の戦域防空及び弾道ミサイル防衛を担う第4高射群司令部が置かれ、また航空機部品など所管する第2補給処という航空自衛隊補給体系の要衝が置かれている。
岐阜基地、日常風景として毎日、勿論土曜日と日曜日は省きますが、航空機が発着しているものでして、しかも意外に捻る経路を執ってくれますと、航空祭の機動飛行を思い出す。もっとも捻るのは鳥類など危機回避の際もありますが、サムアップの余裕がある場合も。
T-4練習機、市松模様のT-4練習機です、市松模様といっても鬼滅の刃とかは関係ありませんものでして、これは浜松基地第1航空団所属の航空機である事を示している。T-4練習機は優れた航空機ではありますが、そろそろこの後継機を真剣に選定しなければなりません。
川崎重工で量産されたT-4,里帰りでもある。後継機はどうなるのだろうか、なにしろT-4は200機以上量産されています、取得費用を抑え整備性も高いT-4をそのままグラスコックピット化して再生産しても良いと思うが、高度な練習機の必要性は近年認識されている。
浜松基地、第1航空団はジェット機要員養成の教育航空部隊であり、後部座席の教官は写真を見ても心なしか余裕を感じる姿勢ですが、操縦士は次の課程に進めるかが一回の失敗で吹き飛びかねず、一度飛行するだけでも多額の税金を要する為に緊張感さえ伝わります。
F-15戦闘機、こちらは岐阜基地の機体ですね。このF-15も近代化改修としてジャパンスーパーインセプター計画という捻ったような古臭いような案がボーイング社により提案され、進められていましたが、相談無き高騰を前に岸防衛大臣が繰り返し情報開示を求めていた。
ジャパンスーパーインセプター計画は当初見込みよりも遥かに超過し、F-15EX戦闘爆撃機新造費用に迫る状況となり最後のボーイング社への説明要求の後に中止に。しかし波風立たなかった後で豪州原潜問題での欧豪対立を見ますと情報要求と調整の重要性が分ります。
F-15戦闘機、しかし古い機体は1981年納入というもの。ジャパンスーパーインセプター計画がどの程度機体を延命するかは不詳ですが、仮に、仮にですが1990年代前半に製造された機体を2050年代まで運用継続できる程度に補強するならば、もう少し価値は、と思う。
F-4ファントム。この写真は2021年3月15日に撮影しました。実は2020年と2021年はほぼ舞鶴基地と岐阜基地にしか行く事が出来なかったのですが、2005年から数年の北大路機関草創期以来の頻度で、撮影に行く事が出来まして、写真はゆっくり紹介してゆきたい。
ジャパンスーパーファントム計画、なんてものはありませんが、結局日本がここまで長期間ファントムを運用し、防衛に穴をあけずF-35へ世代飛ばしで交代させられたのは三菱重工でのライセンス生産と運用基盤故でした、最終IRAN時も撮影しましたが意義は大きい。
ファントム、しかしご承知の通り航空自衛隊での運用はこの数日後に終了しました。2020年と2021年はCOVID-19により航空祭も行えない状況でしたので、退役は知識として知ってはいるが実感として何かまだ飛んでいるような気がする、とは遠方の友人の声でした。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
青空には戦闘機が似合う。だからこそ航空祭が行われない時節にも定期的に空を見上げておきたいものです。
自衛隊関連行事総崩れというCOVID-19感染拡大は留まるところを知りませんが、日常は動いています、そう、頭上をF-2戦闘機が航過するような日常が、自衛隊基地では日々続いているのですね。なにしろ抑止力、24時間365日一瞬の空白も許される訳ではない。
F-2戦闘機が頭上を飛行するのは岐阜基地、飛行開発実験団の展開する飛行場であるとともに中京京阪神若狭地区の戦域防空及び弾道ミサイル防衛を担う第4高射群司令部が置かれ、また航空機部品など所管する第2補給処という航空自衛隊補給体系の要衝が置かれている。
岐阜基地、日常風景として毎日、勿論土曜日と日曜日は省きますが、航空機が発着しているものでして、しかも意外に捻る経路を執ってくれますと、航空祭の機動飛行を思い出す。もっとも捻るのは鳥類など危機回避の際もありますが、サムアップの余裕がある場合も。
T-4練習機、市松模様のT-4練習機です、市松模様といっても鬼滅の刃とかは関係ありませんものでして、これは浜松基地第1航空団所属の航空機である事を示している。T-4練習機は優れた航空機ではありますが、そろそろこの後継機を真剣に選定しなければなりません。
川崎重工で量産されたT-4,里帰りでもある。後継機はどうなるのだろうか、なにしろT-4は200機以上量産されています、取得費用を抑え整備性も高いT-4をそのままグラスコックピット化して再生産しても良いと思うが、高度な練習機の必要性は近年認識されている。
浜松基地、第1航空団はジェット機要員養成の教育航空部隊であり、後部座席の教官は写真を見ても心なしか余裕を感じる姿勢ですが、操縦士は次の課程に進めるかが一回の失敗で吹き飛びかねず、一度飛行するだけでも多額の税金を要する為に緊張感さえ伝わります。
F-15戦闘機、こちらは岐阜基地の機体ですね。このF-15も近代化改修としてジャパンスーパーインセプター計画という捻ったような古臭いような案がボーイング社により提案され、進められていましたが、相談無き高騰を前に岸防衛大臣が繰り返し情報開示を求めていた。
ジャパンスーパーインセプター計画は当初見込みよりも遥かに超過し、F-15EX戦闘爆撃機新造費用に迫る状況となり最後のボーイング社への説明要求の後に中止に。しかし波風立たなかった後で豪州原潜問題での欧豪対立を見ますと情報要求と調整の重要性が分ります。
F-15戦闘機、しかし古い機体は1981年納入というもの。ジャパンスーパーインセプター計画がどの程度機体を延命するかは不詳ですが、仮に、仮にですが1990年代前半に製造された機体を2050年代まで運用継続できる程度に補強するならば、もう少し価値は、と思う。
F-4ファントム。この写真は2021年3月15日に撮影しました。実は2020年と2021年はほぼ舞鶴基地と岐阜基地にしか行く事が出来なかったのですが、2005年から数年の北大路機関草創期以来の頻度で、撮影に行く事が出来まして、写真はゆっくり紹介してゆきたい。
ジャパンスーパーファントム計画、なんてものはありませんが、結局日本がここまで長期間ファントムを運用し、防衛に穴をあけずF-35へ世代飛ばしで交代させられたのは三菱重工でのライセンス生産と運用基盤故でした、最終IRAN時も撮影しましたが意義は大きい。
ファントム、しかしご承知の通り航空自衛隊での運用はこの数日後に終了しました。2020年と2021年はCOVID-19により航空祭も行えない状況でしたので、退役は知識として知ってはいるが実感として何かまだ飛んでいるような気がする、とは遠方の友人の声でした。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
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