北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【G3X撮影速報】中部方面混成団創設17周年記念行事【2】琵琶湖畔は大津駐屯地の観閲行進開始(2024-04-27)

2024-06-22 20:10:04 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■大津駐屯地の観閲行進
 大津駐屯地祭は天候が何とか雨天とならずすすんでいるところ。

 第109教育大隊の本田大隊長、戦車乗りの方だったりするのですが。高校時代の友人が大卒で陸上自衛隊に志願入隊しました際、不思議なことがあったもので伊丹駐屯地祭での式典案内をしていてくれた方が教育大隊長だった、ということがありまして。

 自衛隊というのは狭い世界なので一つの縁が二つ三つと重なってゆきますと絹織物のように広がってゆくという、そういえばあの時の、という事柄が多いようです。わたしの仕事の世界はもっと狭いのですが、業界が狭いところなのである意味納得しつつ。

 しかし自衛隊といいますと陸海空自衛隊でかなりの人員規模がある、つまりひろい世界なものですから、しかし不思議なものだよねえ、と語り合ったことがありまして。ただ、これはいろいろなところでこういう事は多いようで、それは例えば路線バスにて。

 大きな駐屯地に向かう路線バスを利用していますと、わたしに声をかけられることは稀有、だけどない訳では無いのが凄い、私服ではあるのですが、おお俺だよ俺、と電話ならば即切るような会話の入り口で、教育隊で一緒だった、とか前の中隊で、とか。

 今しごと何やってるの、と聞かれて、狙撃手、と返るあたりシャバの会話じゃないよなあ、と傍耳に、別に聞き耳建てていた訳じゃない、そう思いつつ、前に遭った駐屯地が100㎞程先の地名が聞こえてきたので、ふうんそういうこともあるのかあ、と。

 観閲行進準備の号令とともに第3音楽隊の入場です。指揮官訓示と来賓あいさつに祝電疲労と感謝状贈呈、この行事が五月中旬に行われていた頃には熱中症で昏倒する方が少なからず出ていまして、しかし四月下旬だと大津の暑さはまだ暖かさの延長で。

 大津駐屯地観閲行進、中部方面混成団の観閲行進の始まりだ。撮影位置はこの、やや正面という。この角度から撮影できる場所は、大久保や伊丹と千僧や守山、あとは真駒内もこの角度から撮影が可能、富士と豊川にあとは大津、いや大津はここだ。

 中部方面隊がMIDDL EARMYという単語で紹介されるのが実のところ不満で、公式な訳語だ。これでは中規模な方面軍という意味になってしまわないか、ということ。CENTRAL ARMY、と英訳を改めてはどうなのかなあ、とおもうのですね。

 MIDDLE ARMYをCENTRAL ARMYに!、という市民運動でも初めて視ようか、と思うのは中部方面隊管区にくらす当方としての思い出もある、米軍だって中央軍はCentralCommand,そして例え小規模編成でも2個師団と2個旅団があるのだ。

 CENTRAL ARMY、陸上総隊創設で方面隊を整理するという話があるようですが、いっそのこと第1師団を中部方面隊に移管して伊丹駐屯地にCENTRAL ARMYを置き、第12旅団を東北方面隊に移管して仙台の総監部を東部方面隊に改めては、とも。

 教育大隊の観閲行進、今年は、父母の参加が若干少ない、のか、父母参加数が少なかったからなのか、スタンド席が設置されていなくて、これではわが子の晴れ姿を見るのに最前列以外は苦しいのではないかなあ、と危惧してしまうものなのですが。

 スタンド席の設置は大変だとは聞きます、なにしろ輸送から設置まで全部行ったうえで次の使用する部隊まで輸送しなければならない、けれどもスタンド席があると驚くほどに大勢の人が行事をしっかり見られるのですよね、父母席は重要だとおもう。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌-祇園四条は暑い熱い夏の入り口の鴨川河畔ビストロで頂く太刀魚

2024-06-22 14:11:44 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 梅雨入りの報道とともに雨よりも先に蒸し暑さがおそってきたような京都の街並みなのです。

 京阪祇園四条駅、地下鉄と連絡しているのが三条駅でして、一文字しか違わないとはいえかなり違う駅なのに友人知人と待ち合わせると三条駅まで乗っていってしまう人が多い、不思議だなあとおもいつつ今回はその四条駅前のビストロさんのわだいをひとつ。

 丸橋、駅をでて南座を背に鴨川沿いに上っていったすぐのところにあります、大黒天さんのほこらが目印の常盤というところに、これも京都らしいというべきでしょうか、奥深いウナギの寝床のような構図となっているのですが、暖簾を出していてくれまして。

 ジンジャーエールとか、自家製のものを用意していてくれているお店なのですが、一見日本風の料理を出すように見えつつ、ここはフレンチのビストロさんです。ランチタイムと少し休憩を挟んでディナータイム営業をやっているお店でお昼をいただこう。

 京都はオーバーツーリズムというよりも円安の影響を外国人観光客経由で一番受けているところかもしれないとおもうのは、昨今のごはんのおねだんがかなり強気になっているところで、これも2020年と2024年を比べてみると、デフレはまさに過去の話題だ。

 タチウオのベニエを頂きました。ベニエってなんだろうとおもいつつ、ここは何度かきているところでしてここで出されるものならば間違いないだろうなあ、と。ピストゥソース和え、ということでピストゥってなんだろうとおもいつつここで出されるものなら。

 ベニエとはなんだろう、素朴な疑問ですがフランス語で揚げた生地という意味だという、上げた記事、ではなく揚げた生地、普段使っている単語と変換体系がもろにくるものだけれども、なにも考えずにナイフとフォークでさくっと頂くとさくっと音が。

 太刀魚、タチウオ。このベニエというのは本来は甘味で砂糖をまぶして揚げた生地にさっと食感と甘みとを楽しむものだということですけれども、イタリアとの国境にほど近いオートサヴォア県では主食の副菜としてさまざまなものを揚げているという。

 サラダはじめ前菜も味わい個性たくさん、全部一つのプレートにのせられているのがランチらしい、一気に出てくるものですからベニエさめないうちに食べるのですが、淡泊な味わいの太刀魚が急に油分を衣とともに纏って、それをサラダとかとともに頂いてゆく。

 バゲット。魚なのだからご飯も合うのかなあ、と思ったのですけれど、ピストゥーソースというのがなんとなくピスタチオっぽく感じたものですからきっとパンにうまくなじんでくれるだろうなあ、と選んでみた、こぶりなバゲット、なにか機内食みたいな並び。

 ピストゥーソース、複雑な味わいなのですけれども色合いだけはピスタチオ、この乳成分のような滋味と、不思議と香りは違うようなきもするのですが、バターを含ませ香りをとばしているのか、な、うまく絡めるか揚げた歯触りを重視するか、おいしさの選択だ。

 バターとバゲット、そうフレンチといえばソースです、とは料理愛好家の方のお話なのですけれど、でもこれバターともよくあうのだよなあ。しかし、やはりこの構図、機内食じみてきた。早く食べないと堅くなる故にソースかバターか、ベニエも熱いうちに。

 アイスティーを食後に頂きます。さて。アイスティーを選んだのですけれども、そう、この一週間半、息苦しい。変な病気ではなく、気温と何より湿度だ、同じ気温でも高崎や岐阜ではこれほどの湿気はあるまい、NHKの気温の話題をみていてなにかそうおもった。

 鴨川の目の前に出て行きますこのお店の入り口、梅雨入りが報道されましたが、その京都ですけれども重圧感感じる雲の蓋に盆地が湿気で覆われている状況、そう、もう十日先には七月だ、熱い夏の入り口にある。スタミナつけて、今年も何とか乗り切りたい。

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【京都発幕間旅情】広島電鉄1000形電車,国産超低床車両投入の遅れと路面電車全般の路線網

2024-06-22 07:00:07 | コラム
■広電の国産超低床車
 広島駅前は広島駅ビル建て替えで大きな変容を進めている最中ですが。

 きんこう輸送、敢えて輸送能力をおさえた設計となっているのが今1000形です、こちらは三菱重工などが中心となって国産開発した低床車両で、ドイツ製など輸入低床車が5連接車体など長い車両であったこととは対照的に3連接車体を採用しています。

 長大すぎる編成は、輸送力のおおきさを意味するところですけれども、満員電車という活気とは縁が薄い地域もあるわけですから、この種の敢えて抑えた性能という着眼点は、今後は都市集約が進む中での近郊輸送の継続性を考えた場合は重要な視点といえる。

 超低床車両、考えさせられるのはこの1000形が国産開発されるまで、かなりの期間で日本のトラム構造の車両は輸入に依存していたということで、ロメンデンシャ、チンチンデンシャ、という車両を一顧だにせず新型車両開発を怠っていたということで。

 広島は別格という路線網を整備しているけれども、路面電車というのは不便という印象から日本では、二年前の宇都宮市の新線や札幌駅前までの延伸を例外として、取り外されてゆく過去の遺物という印象で、京都市なども市電をはずして僅かな地下鉄に代えて。

 しかし、路面電車が不便であるように思えたのは段差が大きすぎてかつ電停を必要とする旧態依然とした旧式車両から、設計を改めた新世代の車両に置き換えられなかったために、不便な市電が多すぎて、故に市電そのものが不便と誤解されたためではないのか、とも。

 路面電車の路線建設費用は地下鉄の15%から30%といい、言い換えれば地下鉄を5km掘削する費用で20km前後の路線を整備できることともなります。都市交通を考えれば、それは路線網こそ利便性を支えることとなるのですから、ちょっと考えさせられてしまいます。

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