■航空祭は次の段階へ
小牧航空祭はC-130の展示を完了して警察や消防まで参加します救難飛行展示や災害派遣展示へとすすみました。
C-130H輸送機というのは戦術輸送機なのですけれども、こう、四発の迫力という事なのでしょうか、それとも目の前の観客の対比というのでしょうか、比べてみますとこれはもう大型の航空機に見えてしまうから不思議です。この構図は小牧ならでは。
飛行展示はC-130H輸送機による飛行展示は終了したのですけれども、これから、邦人救出展示、いや、邦人輸送体験というものが開始されまして、何機ものC-130H輸送機が基地内を移動していまして、これこそまさに、エンジンの音轟轟と。
EC-145ヘリコプターによる災害派遣展示が開始されました、愛知県警航空隊によるものなのですが、救助犬が、ボクどうなっちゃうんだろう、という不安げな表情とともに展示の準備を行っている。木曽川はじめ水害の懸念のある愛知県の救難展示だ。
EC-145はドイツ軍がEC-665戦闘ヘリコプターの後継に選定したことで知られるもの、EC-665といえばユーロコプタータイガーとして有名になりましたがドイツ軍では近代化改修費が高すぎて維持できず稼働率が低下、EC-145で我慢することに。
AH-1S対戦車ヘリコプターとAH-64D戦闘ヘリコプターの後継機について本邦では既存航空機に必要な性能を付与するとしていて、恐らくUH-60JAをガンシップ化するのでしょうが、そんな中途半端なもので現代戦闘を生き残れるとはとてもとても。
C-130H輸送機、邦人輸送体験にあたっているこの構図、中々迫力があると自分で撮影して実感しました、やはり同じ機種の航空機が数機並びますところを真正面から望遠レンズの圧縮効果で仕上げますと、こんな迫力のある構図で仕上がるのですねえ。
AS365N3ドーファン、名古屋市消防局の展示飛行と災害派遣展示が開始されました。この機種はアエロスパシアル社が天安門事件後の中国に、武器禁輸措置をかいくぐる民生機として技術移転しましたが、Z-19など今の中国戦闘ヘリコプターの始祖となる。
のぶながの野望、というわけではないのですけれどのこのドーファンさんは名古屋市消防局では航空機のぶなが号、という。この機体が本能寺の変の際に在れば燃える本能寺から織田信長を救出できたのかもしれない、という意味合いでは、多分ない。
名古屋市消防局による災害派遣展示の様子、実はこのAS365N3、原型となるSA365がアメリカ陸軍のUH-1多用途ヘリコプター後継機候補に挙げられたこともありましたが、UH-60として制式化されたのはS-70,ブラックホークシリーズでした。
UH-60J救難ヘリコプターによる救難飛行展示の開始です。シコルスキー社が設計しましたが三菱重工においてライセンス生産が行われている、つまり背景にうつっていますところの三菱重工小牧南工場で製造されたUH-60となっています。
ブラックホークシリーズは陸海空自衛隊で多用されている、一方で、アメリカでは無人機に改造したり逆に無人機母機として徘徊式弾薬を搭載して50km先を狙うなど自由に改造が行われていまして、せっかく日本国内に製造基盤を設けたのに本邦では。
救難飛行展示に際しまして、ちょっと気づかされたのは救難機U-125が飛行しない事です、用途廃止が決まっている機種ですが救難教育隊に稼働機が無く地上展示機は小松救難隊のもの、最近の航空救難実績を見ますと、必要な航空機と思うのですが、ねえ。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
小牧航空祭はC-130の展示を完了して警察や消防まで参加します救難飛行展示や災害派遣展示へとすすみました。
C-130H輸送機というのは戦術輸送機なのですけれども、こう、四発の迫力という事なのでしょうか、それとも目の前の観客の対比というのでしょうか、比べてみますとこれはもう大型の航空機に見えてしまうから不思議です。この構図は小牧ならでは。
飛行展示はC-130H輸送機による飛行展示は終了したのですけれども、これから、邦人救出展示、いや、邦人輸送体験というものが開始されまして、何機ものC-130H輸送機が基地内を移動していまして、これこそまさに、エンジンの音轟轟と。
EC-145ヘリコプターによる災害派遣展示が開始されました、愛知県警航空隊によるものなのですが、救助犬が、ボクどうなっちゃうんだろう、という不安げな表情とともに展示の準備を行っている。木曽川はじめ水害の懸念のある愛知県の救難展示だ。
EC-145はドイツ軍がEC-665戦闘ヘリコプターの後継に選定したことで知られるもの、EC-665といえばユーロコプタータイガーとして有名になりましたがドイツ軍では近代化改修費が高すぎて維持できず稼働率が低下、EC-145で我慢することに。
AH-1S対戦車ヘリコプターとAH-64D戦闘ヘリコプターの後継機について本邦では既存航空機に必要な性能を付与するとしていて、恐らくUH-60JAをガンシップ化するのでしょうが、そんな中途半端なもので現代戦闘を生き残れるとはとてもとても。
C-130H輸送機、邦人輸送体験にあたっているこの構図、中々迫力があると自分で撮影して実感しました、やはり同じ機種の航空機が数機並びますところを真正面から望遠レンズの圧縮効果で仕上げますと、こんな迫力のある構図で仕上がるのですねえ。
AS365N3ドーファン、名古屋市消防局の展示飛行と災害派遣展示が開始されました。この機種はアエロスパシアル社が天安門事件後の中国に、武器禁輸措置をかいくぐる民生機として技術移転しましたが、Z-19など今の中国戦闘ヘリコプターの始祖となる。
のぶながの野望、というわけではないのですけれどのこのドーファンさんは名古屋市消防局では航空機のぶなが号、という。この機体が本能寺の変の際に在れば燃える本能寺から織田信長を救出できたのかもしれない、という意味合いでは、多分ない。
名古屋市消防局による災害派遣展示の様子、実はこのAS365N3、原型となるSA365がアメリカ陸軍のUH-1多用途ヘリコプター後継機候補に挙げられたこともありましたが、UH-60として制式化されたのはS-70,ブラックホークシリーズでした。
UH-60J救難ヘリコプターによる救難飛行展示の開始です。シコルスキー社が設計しましたが三菱重工においてライセンス生産が行われている、つまり背景にうつっていますところの三菱重工小牧南工場で製造されたUH-60となっています。
ブラックホークシリーズは陸海空自衛隊で多用されている、一方で、アメリカでは無人機に改造したり逆に無人機母機として徘徊式弾薬を搭載して50km先を狙うなど自由に改造が行われていまして、せっかく日本国内に製造基盤を設けたのに本邦では。
救難飛行展示に際しまして、ちょっと気づかされたのは救難機U-125が飛行しない事です、用途廃止が決まっている機種ですが救難教育隊に稼働機が無く地上展示機は小松救難隊のもの、最近の航空救難実績を見ますと、必要な航空機と思うのですが、ねえ。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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