北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【G3X撮影速報】令和6年第1空挺団降下訓練始め【6】多国籍空挺部隊出動(2024-01-07)

2024-06-08 20:20:56 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■チヌーク大挙登場
 チヌークことCH-47輸送ヘリコプターが続々と習志野訓練場に出動しますと展望台のまえを大きく旋回し着陸態勢へ。

 CH-47輸送ヘリコプターが続々と飛来しました、C-130J輸送機が空挺降下可能な経路を飛行しつつそのまま航過したため、強風で降りられないらしいという事は分かったのですが、しかし自衛隊は降下したのに各国空挺部隊は降りれないとは、と思った矢先で。

 自衛隊航空はUH-60JA多用途ヘリコプターの調達失敗によるUH-1JのUH-60JAでの置き換え中断、OH-6観測ヘリコプターのOH-1観測ヘリコプター調達失敗による観測ヘリコプターの形式消滅、続いてAH-1S対戦車ヘリコプターも同様の道を辿る。

 AH-1S対戦車ヘリコプターのAH-64D戦闘ヘリコプターへの置き換えはミサイル防衛予算を捻出するために年間1機程度の調達鹿予算が確保できず62機予定を13機で打ち止めとし、富士重工との間で係争となり調達失敗、CH-47は例外的に調達できまして。

 輸送ヘリコプターは第1ヘリコプター団の航空機で、アメリカの第101空中機動師団に次いで大規模な空輸能力を持つヘリコプター輸送部隊、川崎重工においてライセンス生産することで、旧型のCH-47D相当ですがCH-47Gの三分の一程度の費用で揃う。

 ゴジラvsビオランテではV-107輸送ヘリコプターの大編隊が丹沢山地の防衛線へ輸送する様子が象徴的に描かれていましたし、ガメラ大怪獣空中決戦ではこれがCH-47の大編隊に置き換わり、言い換えればこの輸送ヘリコプターは自衛隊の象徴的装備なのか。

 これだけの輸送ヘリコプターの数を揃えるのは簡単ではなく、川崎重工での生産に感謝したいところですが、政府がやはり新型のCH-47Gに切り替えるべきとの英断の結果、製造ラインを組みなおしたことで製造費が三倍、F-35より高くなったのは記憶に新しい。

 CH-47Gは製造費が三倍になった事で、やっぱり国産は税金の無駄、と憤る方がいるようですが実はボーイングがドイツ陸軍に納入したCH-47Gと費用面では同程度で別段高くない、結局無理に最新型としたことで、普通の値段になっただけ、という。

 各国空挺部隊の登場だ、そう、空挺降下する予定でした参加各国の空挺部隊が続々とヘリコプターから展開してきました訳です。そう、これを待っていた、なにしろ日本では89式小銃しか見られない、C7カービンやL-85にFA-MAS,全部見れるわけで。

 FNCみたいな小銃持ってるぞ、AR-18っぽいな、SIG-550みたいなストックだ、と声が上がるのですが、わたしは一言、あれハチキュウのエアガンじゃないかな、と。とたん、周りが、言ってはならない事を言いやがった、と非難の視線が全周からとどく。

 ああ、そういうことか、流石に多国籍空挺部隊の参加といっても全員日本に小銃を持ち込むのは旅客機で来日する場合の税関とか難しかったので、自衛隊が閉所訓練教材として導入していました東京マルイの89式小銃エアガンを全員に持ってもらったのかあ。

 イギリス空挺兵とオランダ空挺兵が揃って89式小銃のエアガン、第16空中機動旅団と第11空中機動旅団、みんななかよくハチキュウを携行するというのは、時代も変わったものだなあ、と感じます。しかしオランダのボディーアーマー、軽快そうで羨ましい。

 各国空挺部隊の戦闘加入により仮設敵は撤退を強いられ状況終了となった、という感じ。展示演習は図上演習と違い勝利まで明確に示されている。しかしこれまさに連合国軍という印象で、時代も変わったものなのだなあ、としみじみ思うのですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-河原町,ステーキをすき焼き風に頂ける古民家調のお店

2024-06-08 14:41:20 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 旨いステーキを頂こうじゃないか。

 ステーキ、アンガス牛のステーキをつけあわせのいろいろなものとともにいただく、こう、なにか気分転換したいときにはぶあついステーキをかき込むようにいただくことで多少は気分転換できるというのが若さの証拠だと昔とある方に教わりまして。

 正義、マサヨシと読むお店は河原町竜馬通りの河原町を少し入ったところにありまして、日本家屋の古民家、ただ京町屋のような手狭さはそれほどではない、そんな建物を改装したところにありまして、坪庭をながめながら、おいしいものを頂こう。

 アンガス牛ステーキが200gだと1170円、300gだと1700円、500gでも2690円とおてごろでして、ハラミステーキだと300g3390円、サーロインが200gで3300円、ここはもう少しお高いすき焼きなんかも名物なのですが、気軽なステーキもおいしいところ。

 ご飯とステーキはあうものなのだ、という。噛みしめる旨さ、と表現しますとステーキを思い出すのかごはんとともにかき込んだことを思い出すのか、ご飯に沁みたタレからしておいしいものなのですが、タレではなく岩塩と山葵というのも、またいい。

 ローストビーフのような赤みが残るステーキは、これヘモグロビン化学反応といって熱は十分通っているもののようなのですが、六種類のステーキソースを選んで、もしくは生卵を使ったタレに、これこそすき焼き的発想なのか、浸していただくことも。

 卵をそのままご飯に載せて、というのはこの日は山葵の気分でしたので気づいたらすき焼き型で頂く前にステーキの進路が決まってしまったためという。この卵黄の滋味とともに、そして残ったステーキとともに余韻を楽しむようにいただいてゆく。

 美味しいものを頂くことで英気を養う、食べるというのは人間の基本的本能に直結しているものなのですからたいせつなことです。その対象とする選択肢に間食のステーキを含めてみますと、いつも通りの日常にちょっとだけ変化を起こせるかもしれない。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【京都幕間旅情】京阪電鉄8000系,たいせつに重宝は昭和時代の特急と省エネ性能

2024-06-08 07:00:37 | コラム
■昭和の特急
 京阪8000系といえば鴨東線が開業した昭和の電車だ。

 京阪電鉄をみていますと、古い車両を大切に運行している様子に、半世紀を越えて運行する事例もあるほどですから妙に感心するところで、そしてみてみますとデザインを一新しているもののこの傾向は阪急電鉄にも、近鉄の車両も古いものがあふれている、と。

 東京の私鉄やJRの車両をみていますと、すぐに新型を置き換えの形で導入してしまいまして、それは新型車両のほうが消費電力を押さえていますので環境負荷がすくない、と説明される一方で、これ、言い方はいろいろあるのでしょうが、ほんとうなのかなあ。

 環境負荷、という側面でみますと、50年間に3回世代交代をした場合、つまり1000両の車両を運行する場合では1000両と3000両となるのですが、得られる省エネ効果は、2000両の車両を新造するための環境負荷とくらべてもほんとうに低くおさえられているのか。

 車両を製造するためにも電力が必要なのですし、原材料の輸送から加工まで含めなければならない。これは、家電量販店でエアコンや冷蔵庫の省エネ性能を勧められた際、一年間で数千円の電気代がオトクに、といわれて十数万の家電を提示されているのと似て。

 古い車両よりも新型車両のほうが電力消費を押さえている、これは事実なのでしょうが、大幅な電力消費の低減が示された場合、クロスシート車をロングシート車に置き換えて編成あたりの同数の輸送力を比較している事例がありますので、安易に比較はできない。

 ロングシート車へクロスシート車に置き換えることで、要するに乗客が座らずに立っていれば省エネになる、といいかえているような説明が隠れていたりする鉄道会社が京阪神以外の会社にはありますので、なんだかなあ、とおもってしまうのですよね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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