■防衛情報-ウクライナ情勢
地雷の使い方についてウクライナ軍は新しい方法を提示していまして自衛隊の運用としても参考とすべきかもしれません。
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ウクライナ軍は無人戦闘車両の第一線投入を本格化させています。七月に実戦投入が発表されたものは大型の六輪式ラジコンというべき車両にMON-200対人地雷を搭載したもので、MON-200対人地雷はいわゆる指向性散弾地雷、目標に接近したところで作動させ敵歩兵などを殺傷させるもの、同国が非加入の対人地雷全廃条約にも抵触しません。
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MON-200対人地雷など指向性散弾地雷の運搬手段としての無人車両は、場合によっては新しい対人地雷の運用技術を開拓する可能性があります。対人地雷全廃条約は無差別殺傷に用いる対人地雷を規制しており、例えばスプリング式地雷を複数搭載し、かつての擲弾兵のように敵弾を投射する無人戦闘車両は対人地雷を搭載しても条約に抵触しません。
■レオパルド2A6戦車
やはり第三世代戦車は頑丈なのだと痛感させられる話題です。
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ロシア軍は自爆型無人機によるレオパルド2A6戦車への攻撃動画を公開しました。ただ、攻撃を受けた車両と同一車両と思われる戦車をウクライナ軍が被害写真として公開しており、これによれば車体は小破み、トップアタック兵器対策を施したレオパルド2A6戦車以降の車両は自爆型無人機に対する脆弱性を克服していることが確認されました。
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自爆型無人機は多種多様であり、イスラエル製HERO120など、第三世代戦車改良型の上部強化装甲を破壊するものは確かに存在します。しかし現在のロシアウクライナ戦争では数が必要なことから塑像乱造の無人機も投入されており、自爆型無人機であれば戦車を破壊できるとは一概に理解せず機種選定が重要となることを改めて示した構図です。
■占領地オレシュキ市
反撃に関する最新情報です。
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ウクライナ軍はヘルソン市対岸のロシア軍占領地オレシュキ市への反転攻勢を強めています、これは当初難しいと思われたウクライナ軍のドニエプル川渡河作戦がある程度成果を結んでいることの証左であり、ドニエプル川に対してヘルソン市へ突き出したオレシュキ市は突出部の左右からウクライナ軍砲兵攻撃を受けやすい地形となっています。
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オレシュキ市はまだロシア軍が占領を維持しているようですが、砲兵攻撃による損害が著しく、ウクライナ東部などでロシア軍が喧伝している再攻勢は、クリミア半島の付け根へ接近しうるオレシュキ市へのウクライナ軍反撃を意識したものといえるでしょう。ドニエプル川渡河作戦は当初、カホフカダム破壊により困難だと考えられていました。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
地雷の使い方についてウクライナ軍は新しい方法を提示していまして自衛隊の運用としても参考とすべきかもしれません。
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ウクライナ軍は無人戦闘車両の第一線投入を本格化させています。七月に実戦投入が発表されたものは大型の六輪式ラジコンというべき車両にMON-200対人地雷を搭載したもので、MON-200対人地雷はいわゆる指向性散弾地雷、目標に接近したところで作動させ敵歩兵などを殺傷させるもの、同国が非加入の対人地雷全廃条約にも抵触しません。
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MON-200対人地雷など指向性散弾地雷の運搬手段としての無人車両は、場合によっては新しい対人地雷の運用技術を開拓する可能性があります。対人地雷全廃条約は無差別殺傷に用いる対人地雷を規制しており、例えばスプリング式地雷を複数搭載し、かつての擲弾兵のように敵弾を投射する無人戦闘車両は対人地雷を搭載しても条約に抵触しません。
■レオパルド2A6戦車
やはり第三世代戦車は頑丈なのだと痛感させられる話題です。
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ロシア軍は自爆型無人機によるレオパルド2A6戦車への攻撃動画を公開しました。ただ、攻撃を受けた車両と同一車両と思われる戦車をウクライナ軍が被害写真として公開しており、これによれば車体は小破み、トップアタック兵器対策を施したレオパルド2A6戦車以降の車両は自爆型無人機に対する脆弱性を克服していることが確認されました。
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自爆型無人機は多種多様であり、イスラエル製HERO120など、第三世代戦車改良型の上部強化装甲を破壊するものは確かに存在します。しかし現在のロシアウクライナ戦争では数が必要なことから塑像乱造の無人機も投入されており、自爆型無人機であれば戦車を破壊できるとは一概に理解せず機種選定が重要となることを改めて示した構図です。
■占領地オレシュキ市
反撃に関する最新情報です。
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ウクライナ軍はヘルソン市対岸のロシア軍占領地オレシュキ市への反転攻勢を強めています、これは当初難しいと思われたウクライナ軍のドニエプル川渡河作戦がある程度成果を結んでいることの証左であり、ドニエプル川に対してヘルソン市へ突き出したオレシュキ市は突出部の左右からウクライナ軍砲兵攻撃を受けやすい地形となっています。
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オレシュキ市はまだロシア軍が占領を維持しているようですが、砲兵攻撃による損害が著しく、ウクライナ東部などでロシア軍が喧伝している再攻勢は、クリミア半島の付け根へ接近しうるオレシュキ市へのウクライナ軍反撃を意識したものといえるでしょう。ドニエプル川渡河作戦は当初、カホフカダム破壊により困難だと考えられていました。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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