■数も求められる戦闘機
イギリスとイタリアと共に開発する第六世代の次期戦闘機の概況が時折新聞の国際欄などで紹介されますが、今回はそれとは別の視点で。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/90/f08b9b9f006dafae34b270b258978fdc.jpg)
F-1支援戦闘機とASM-1ミサイルではないけれども、中庸な性能と取得費用の低さに特化した戦闘機、中射程空対空ミサイルと空対地対艦ミサイル運用能力を最低限度の要求として、具体的には第五世代戦闘機の援護下での運用を想定する安価な戦闘機というもの、数をそろえられる戦闘機というものが必要ではないか、昨今こうかんがえさせられるのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/c5/cb3c1dd056417ba4599d5edbd0167b8c.jpg)
AMRAAM空対空ミサイル、F-1支援戦闘機にはそこまで高度な能力はないと反論があるかも知れません、というよりもF-1支援戦闘機が開発された1977年にはそもそもAMRAAMそのものがありませんが、具体例というもので高価なF-15戦闘機と連携して近接航空支援に当たるとの意味で安価なF-1支援戦闘機という事例を挙げた構図です、目標は普段使い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/0f/cc3899cb435b7404d44868c16c6f2ca7.jpg)
Su-27戦闘機やSu-30戦闘機を圧倒させる性能は持たないものの、対領空審判措置任務において、中距離から一撃を加えれば十分撃退する能力はあるという性能を誇示し、そして現在の無人航空機では特に滞空性能の高いものは超音速飛行能力を持たないものが多く、これらを圧倒する性能とともに無人機では対応できない緊急発進任務にあたる機体です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/51/541b7b7670ff422fb64a8037828ab959.jpg)
運用費用を抑えるという視点では、例えば地上シミュレータによる訓練大隊能力を相応に高く持たせ、平時における訓練の大半をシミュレータにより対応するという設計を設計時点で盛り込むならば何しろ飛ばす時間を抑え、ライフサイクルコストを大きく抑えることが可能です。他方で、有人機にしかできない能力というものを重視すべきかも知れません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/9e/12ca23f97e6cfb413ee5c34d89f0fd95.jpg)
Su-57戦闘機やJ-20戦闘機、ロシアと中国が開発した第五世代戦闘機ですが、これらの機種が実は完成度、ステルス性やシステムとの統合性の面でF-35とF-22という第五世代戦闘機との比較、完成度の面で実はそれほどではないということが徐々に判明してきました。韓国のKF-21ボラメ戦闘機と完成度の面で負ける可能性もあり、要するに傑出していない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/d1/f3878968edfafaa70fa445f38d692caf.jpg)
無人航空機、滞空型で超音速機は実用的な機種がまだ存在しません、すると緊急発進などで無人機を対応させる場合、相手が超音速機で急激な進路変更を行った場合などは追随不能となる懸念があります。この点で有人戦闘機は重要なのですがF-35や開発中のF-Xをだすまでもない状況というものはあり得ます、この間隙を縫う安価な航空機が、必要です。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
イギリスとイタリアと共に開発する第六世代の次期戦闘機の概況が時折新聞の国際欄などで紹介されますが、今回はそれとは別の視点で。
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F-1支援戦闘機とASM-1ミサイルではないけれども、中庸な性能と取得費用の低さに特化した戦闘機、中射程空対空ミサイルと空対地対艦ミサイル運用能力を最低限度の要求として、具体的には第五世代戦闘機の援護下での運用を想定する安価な戦闘機というもの、数をそろえられる戦闘機というものが必要ではないか、昨今こうかんがえさせられるのです。
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AMRAAM空対空ミサイル、F-1支援戦闘機にはそこまで高度な能力はないと反論があるかも知れません、というよりもF-1支援戦闘機が開発された1977年にはそもそもAMRAAMそのものがありませんが、具体例というもので高価なF-15戦闘機と連携して近接航空支援に当たるとの意味で安価なF-1支援戦闘機という事例を挙げた構図です、目標は普段使い。
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Su-27戦闘機やSu-30戦闘機を圧倒させる性能は持たないものの、対領空審判措置任務において、中距離から一撃を加えれば十分撃退する能力はあるという性能を誇示し、そして現在の無人航空機では特に滞空性能の高いものは超音速飛行能力を持たないものが多く、これらを圧倒する性能とともに無人機では対応できない緊急発進任務にあたる機体です。
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運用費用を抑えるという視点では、例えば地上シミュレータによる訓練大隊能力を相応に高く持たせ、平時における訓練の大半をシミュレータにより対応するという設計を設計時点で盛り込むならば何しろ飛ばす時間を抑え、ライフサイクルコストを大きく抑えることが可能です。他方で、有人機にしかできない能力というものを重視すべきかも知れません。
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Su-57戦闘機やJ-20戦闘機、ロシアと中国が開発した第五世代戦闘機ですが、これらの機種が実は完成度、ステルス性やシステムとの統合性の面でF-35とF-22という第五世代戦闘機との比較、完成度の面で実はそれほどではないということが徐々に判明してきました。韓国のKF-21ボラメ戦闘機と完成度の面で負ける可能性もあり、要するに傑出していない。
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無人航空機、滞空型で超音速機は実用的な機種がまだ存在しません、すると緊急発進などで無人機を対応させる場合、相手が超音速機で急激な進路変更を行った場合などは追随不能となる懸念があります。この点で有人戦闘機は重要なのですがF-35や開発中のF-Xをだすまでもない状況というものはあり得ます、この間隙を縫う安価な航空機が、必要です。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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しかしF-3の計画が日英伊共同で進み始めた以上、この「軽量戦闘機」はもっと「下」をみるべきと思います。すなわち、T-4の練習機の後継も取り込む。
T-4の代替として、
・1/3を高度なターボプロップ機で代替
・1/3をシミュレータで代替
・残る1/3は、T-7Aで代替
ただしこのT-7は、ライセンス生産とする。
ここでさらに、このT-7Aをベースに、日米共同で、F/T-7Bを開発してはどうでしょう?
単座型としてその分燃料タンクを拡大。機種も少し太くして「そこそこ」のAESAレーダーを搭載。主たる任務は、
1:平時のアラート任務(AMRAAM/AAM4/METEOR級のミサイル2発のみで軽快に飛行)。F35やF3の飛行時間削減=メンテナンスコスト減少が主目的。
2:有事任務の一つ目は「有事局面の反対側の防空」(台湾有事なら、千歳基地に展開し、代わりに千歳の戦闘機部隊を一部九州へ)。装備は「1」と同じ。
3:有事任務の2つ目は「敵ドローン部隊への対応」。装備はAAM-5/AIM-9Xを8発(あるいは携行SAM-2Bをベースに24-32連装とかできると一番良いでしょうが。。。)
とかでどうでしょう?T-7は整備性を重視して開発されているので、「日々使うアラート任務」に向いている気がします。もちろん航続距離が大事なので、単座化は重要と思います。