■防衛情報-ウクライナ戦争
航空打撃力、空軍力を単純な戦闘機の数と考えるのではなく防空制圧と航空阻止や近接航空支援能力と視て整備する重要性を日本に突き付けるような事例が。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/2f/7dd92efd85bf45517d2820fdf6f5efc2.jpg)
現代戦闘は防御側に有利である事がこの数週間で象徴的に示されている、イギリス国防省ウクライナ戦況報告11月3日版にて分析を発表しました。これは条件として諸々の条件が同一である場合、という条件を示していますが、ウクライナ軍はロシア軍の二つからなる防衛線を突破できず、ロシア軍はアヴディイフカの防衛線を突破できないままという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/33/70ebd9c6e7b41c9c60914103634df6f6.jpg)
戦術航空戦力が横ばいのままとなっている、その背景をイギリス国防省は提示しています、特に双方の野戦防空体制が確立し且つ維持されており、戦闘機が近接航空支援などを行えない態勢を維持しているという。そしてもう一つの要素は戦線が1200kmに及んでおり、共に防衛だけで手一杯、攻撃の為の予備戦力抽出に苦しんでいる状況があるとのこと。
■アヴディイフカ近郊
戦車を揃える事も重要だけれども無駄遣いせず且つ高い水準の練度を維持させる事も重要である事を示しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/2c/bf4e306c8f9bbc02ec84ba6ff9181164.jpg)
アヴディイフカ近郊での戦闘最新情報をISWアメリカ戦争研究所11月1日付戦況報告として発表しています。ロシア軍は攻撃前進を一時中断しウクライナ軍陣地へ大規模な砲撃を加えているとの事、ロシア側ミルブロガーの分析ではこの砲撃はウクライナ軍陣地への攻撃準備射撃の一環であり、大規模な再攻撃の一環である可能性が高いとしています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/ef/77779b678bae3783a2dd8fcc7ec49222.jpg)
アヴディイフカ近郊の戦闘では10月9日以来、ロシア軍は少なくとも197両の車両が撃破されたもよう、これはゲオコンフィーメッド社の商業偵察衛星による画像を分析したもので、9日から13日までの第一波で99両、14日から23日までの第二次攻撃で94両が破壊、24日から31日までの再攻撃で4両から22両のロシア軍車両が破壊されたもよう。
■過去3週間で200両の装甲車両
砲兵と対戦車ミサイルと地雷原は有用であるという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/ad/0b2fb56dec87c309437d8657da4d8658.jpg)
ロシア軍はアヴディイフカにおいて過去3週間で200両の装甲車両を喪失したとみられる、イギリス国防省ウクライナ戦況報告11月4日付発表がその概況を報告しています。ロシア軍はアヴディイフカにおいて大規模な攻撃を行っていましたが、ウクライナ軍は複数の打撃手段を防御戦闘において駆使し、ロシア側の攻撃稚拙も損耗に拍車を掛けました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/bb/441401bc14a14b3cb9990c7f2fb46946.jpg)
防御に当るウクライナ軍は携帯対戦車火器と各種地雷にUAVからの爆発物投下と精密な砲兵射撃を駆使し、他方でロシア軍は装甲車両を開けた地形で地雷原に単純な突入を繰り返す方法を用いて損耗を拡大させています、これによりロシア軍死傷者は数千に上りましたが、ロシア指導部は損耗を厭わない姿勢を示し、戦線の崩壊を防いでいる状況です。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
航空打撃力、空軍力を単純な戦闘機の数と考えるのではなく防空制圧と航空阻止や近接航空支援能力と視て整備する重要性を日本に突き付けるような事例が。
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現代戦闘は防御側に有利である事がこの数週間で象徴的に示されている、イギリス国防省ウクライナ戦況報告11月3日版にて分析を発表しました。これは条件として諸々の条件が同一である場合、という条件を示していますが、ウクライナ軍はロシア軍の二つからなる防衛線を突破できず、ロシア軍はアヴディイフカの防衛線を突破できないままという。
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戦術航空戦力が横ばいのままとなっている、その背景をイギリス国防省は提示しています、特に双方の野戦防空体制が確立し且つ維持されており、戦闘機が近接航空支援などを行えない態勢を維持しているという。そしてもう一つの要素は戦線が1200kmに及んでおり、共に防衛だけで手一杯、攻撃の為の予備戦力抽出に苦しんでいる状況があるとのこと。
■アヴディイフカ近郊
戦車を揃える事も重要だけれども無駄遣いせず且つ高い水準の練度を維持させる事も重要である事を示しています。
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アヴディイフカ近郊での戦闘最新情報をISWアメリカ戦争研究所11月1日付戦況報告として発表しています。ロシア軍は攻撃前進を一時中断しウクライナ軍陣地へ大規模な砲撃を加えているとの事、ロシア側ミルブロガーの分析ではこの砲撃はウクライナ軍陣地への攻撃準備射撃の一環であり、大規模な再攻撃の一環である可能性が高いとしています。
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アヴディイフカ近郊の戦闘では10月9日以来、ロシア軍は少なくとも197両の車両が撃破されたもよう、これはゲオコンフィーメッド社の商業偵察衛星による画像を分析したもので、9日から13日までの第一波で99両、14日から23日までの第二次攻撃で94両が破壊、24日から31日までの再攻撃で4両から22両のロシア軍車両が破壊されたもよう。
■過去3週間で200両の装甲車両
砲兵と対戦車ミサイルと地雷原は有用であるという。
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ロシア軍はアヴディイフカにおいて過去3週間で200両の装甲車両を喪失したとみられる、イギリス国防省ウクライナ戦況報告11月4日付発表がその概況を報告しています。ロシア軍はアヴディイフカにおいて大規模な攻撃を行っていましたが、ウクライナ軍は複数の打撃手段を防御戦闘において駆使し、ロシア側の攻撃稚拙も損耗に拍車を掛けました。
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防御に当るウクライナ軍は携帯対戦車火器と各種地雷にUAVからの爆発物投下と精密な砲兵射撃を駆使し、他方でロシア軍は装甲車両を開けた地形で地雷原に単純な突入を繰り返す方法を用いて損耗を拡大させています、これによりロシア軍死傷者は数千に上りましたが、ロシア指導部は損耗を厭わない姿勢を示し、戦線の崩壊を防いでいる状況です。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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