■ファントム!ファントム!!
上皇陛下誕生日という事で今月15日まで本土防空重責担い続けたファントムが三個飛行隊による大編隊飛行を実施した際の写真を紹介しましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/9a/c6af1bffe5d71741c73ba8fb5ec86e37.jpg)
F4EJ改戦闘機の9機編隊、百里基地航空祭のもっともファントムが活況を呼んでいた時代の編隊です。航空祭は残念ながら曇天でして、百里基地は鹿島灘から上る朝日が順光の撮影環境となっていますので、晴天ならばすばらしい構図に仕上がっていた、とは、思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/32/e5fbcb5973e0c463470a02c7a3abb1a4.jpg)
F-15の基地、私の世代は百里基地といえばイーグル二個飛行隊に偵察機RF-4の飛行隊が展開している、そんな印象でした。首都防空を担う百里基地はソ連時代もロシア時代も三陸沖を急速南下する爆撃機、いわゆる"東京急行"に備える重責を有している故にイーグルが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/25/2b424bbf39644af5cb7cec2d8f336516.jpg)
自衛隊ファントム発祥の地、百里基地は航空自衛隊におけるマザースコードロンの基地としまして、航空自衛隊に最初のファントム飛行隊が置かれ、そしてこの部隊から暖簾分けするかたちにて、全国へ総勢8個のファントム飛行隊を編成乃至改編してゆきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/1e/cebfd4d7b07d0ecda16b29adb2e08e5d.jpg)
ファントム無頼。百里基地をファントムの基地という印象を決定づけたのはこの作品かもしれません、機体の限界寸前までの激しい機動飛行を行う操縦士神田鉄雄2尉と計器飛行だけで本州を横断できるレーダー士官栗原宏美2尉という破天荒な二人組を描く劇画です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/3d/8a67652af71a9b8e07e1dc61bf6b2f7b.jpg)
百里基地が作品の舞台となっていまして、史村翔原作で新谷かおる作画、1978年から連載され六年にわたり読者を魅了したとのこと。ただ、やはり個人的には百里基地は当方にとり、イーグルの基地、という印象が強いものでして、実際映画"ガメラⅢ"でもそうでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/e4/298deaaa03d057f1c43b8329d330ba22.jpg)
イーグルの百里基地、恐らく北大路機関創設前、護衛艦はるな母港がまだ佐世保だった頃に全国自衛隊部隊総覧地図に、百里基地にはイーグルのマークが二つ並んでいた事の強い影響があったように思います。実際、ファントム無頼もイーグル時代を予感させ完結する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/50/6da82cdf4943fe7e5eed0422e17469a4.jpg)
世代というものなのかな、とは、知人友人で十年二十年ほど年上の方のお話でして、ファントム無頼世代では百里はファントムの基地という。個人的にファントムの基地というとファントム時代の長かった那覇基地の印象があるのですが、世代的にF104の印象なのかな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/e2/23f61133b5802df69e94601bb840c765.jpg)
ゲートー自衛隊彼の地にて斯く戦えり。柳内たくみ原作のライトノベルですが、この作品、異世界から銀座が突如攻撃され自衛隊が反撃し異世界での講話のための安定化作戦や冒険を行う作品なのですがここでもファントム無頼を思わせる操縦士が登場しているのですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/9c/595c7c966d07f6147cbd46b4c26eda27.jpg)
迷彩君、劇画で有名な竿尾悟によるゲートの劇画版ではまさにファントム無頼的な二人組がファントムを操縦してドラゴンを相手に大暴れしたり、と頑張っていますので、その上の世代の方からは、敢えていまこそ百里といえばファントムだろう、といわれるのですが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/0b/97734968b5637e8d6ba9ac093b4934eb.jpg)
百里といえばファントムですよ、とは若い方のお話、いやはやジェネレーションギャップ、百里基地のイーグル飛行隊は一個飛行隊が中国の沖縄への軍事圧力が沖縄に強く掛かった為に那覇基地のファントムと交代し、イーグルとファントムの混成航空団となってゆく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/58/31167d71769ca178bd1ab422680888ac.jpg)
ファントムの世界最大の拠点が百里だ、とは最近の方のお話、そう、続いて中国の軍事圧力は沖縄を超えて九州まで至るようになりまして、新田原基地のファントム飛行隊が百里基地最後のイーグル飛行隊と交代しまして、RF-4とともに百里はファントム基地となった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/05/03de89e830507369113f36bb9c71570f.jpg)
ファントムはF-2へ、そして引退に向かっています、自衛隊がファントムを導入決定したのは1960年代、そろそろ2020年代は限界を超えているといえる。このためにファントム12機編隊飛行、大団円を飾る情景といえまして今日的にみても貴重な一幕といえましょう。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
上皇陛下誕生日という事で今月15日まで本土防空重責担い続けたファントムが三個飛行隊による大編隊飛行を実施した際の写真を紹介しましょう。
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F4EJ改戦闘機の9機編隊、百里基地航空祭のもっともファントムが活況を呼んでいた時代の編隊です。航空祭は残念ながら曇天でして、百里基地は鹿島灘から上る朝日が順光の撮影環境となっていますので、晴天ならばすばらしい構図に仕上がっていた、とは、思う。
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F-15の基地、私の世代は百里基地といえばイーグル二個飛行隊に偵察機RF-4の飛行隊が展開している、そんな印象でした。首都防空を担う百里基地はソ連時代もロシア時代も三陸沖を急速南下する爆撃機、いわゆる"東京急行"に備える重責を有している故にイーグルが。
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自衛隊ファントム発祥の地、百里基地は航空自衛隊におけるマザースコードロンの基地としまして、航空自衛隊に最初のファントム飛行隊が置かれ、そしてこの部隊から暖簾分けするかたちにて、全国へ総勢8個のファントム飛行隊を編成乃至改編してゆきました。
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ファントム無頼。百里基地をファントムの基地という印象を決定づけたのはこの作品かもしれません、機体の限界寸前までの激しい機動飛行を行う操縦士神田鉄雄2尉と計器飛行だけで本州を横断できるレーダー士官栗原宏美2尉という破天荒な二人組を描く劇画です。
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百里基地が作品の舞台となっていまして、史村翔原作で新谷かおる作画、1978年から連載され六年にわたり読者を魅了したとのこと。ただ、やはり個人的には百里基地は当方にとり、イーグルの基地、という印象が強いものでして、実際映画"ガメラⅢ"でもそうでした。
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イーグルの百里基地、恐らく北大路機関創設前、護衛艦はるな母港がまだ佐世保だった頃に全国自衛隊部隊総覧地図に、百里基地にはイーグルのマークが二つ並んでいた事の強い影響があったように思います。実際、ファントム無頼もイーグル時代を予感させ完結する。
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世代というものなのかな、とは、知人友人で十年二十年ほど年上の方のお話でして、ファントム無頼世代では百里はファントムの基地という。個人的にファントムの基地というとファントム時代の長かった那覇基地の印象があるのですが、世代的にF104の印象なのかな。
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ゲートー自衛隊彼の地にて斯く戦えり。柳内たくみ原作のライトノベルですが、この作品、異世界から銀座が突如攻撃され自衛隊が反撃し異世界での講話のための安定化作戦や冒険を行う作品なのですがここでもファントム無頼を思わせる操縦士が登場しているのですね。
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迷彩君、劇画で有名な竿尾悟によるゲートの劇画版ではまさにファントム無頼的な二人組がファントムを操縦してドラゴンを相手に大暴れしたり、と頑張っていますので、その上の世代の方からは、敢えていまこそ百里といえばファントムだろう、といわれるのですが。
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百里といえばファントムですよ、とは若い方のお話、いやはやジェネレーションギャップ、百里基地のイーグル飛行隊は一個飛行隊が中国の沖縄への軍事圧力が沖縄に強く掛かった為に那覇基地のファントムと交代し、イーグルとファントムの混成航空団となってゆく。
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ファントムの世界最大の拠点が百里だ、とは最近の方のお話、そう、続いて中国の軍事圧力は沖縄を超えて九州まで至るようになりまして、新田原基地のファントム飛行隊が百里基地最後のイーグル飛行隊と交代しまして、RF-4とともに百里はファントム基地となった。
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ファントムはF-2へ、そして引退に向かっています、自衛隊がファントムを導入決定したのは1960年代、そろそろ2020年代は限界を超えているといえる。このためにファントム12機編隊飛行、大団円を飾る情景といえまして今日的にみても貴重な一幕といえましょう。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
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