■防衛情報-ウクライナ戦争
T-90というのは90式戦車が開発された少しあとに登場して物凄い戦車だという勝手な印象があったものですが実際は。
ロシア軍はチャシブヤール攻略にT-90戦車を集中投入している、ISWアメリカ戦争研究所5月23日付ウクライナ戦況報告ではバフムトの激戦概況をまとめています。全般状況としてウクライナ軍は一部で反撃に成功していて、リプシ北東のルキアンチルキャンツイとクレミンナ近郊のビロホリフカにおいてわずかではあるものの前進した。
ウクライナ軍総司令官のシルスキー上級大将によれば、ハリコフ州に侵攻したロシア軍はリプシ周辺において攻撃から防御に切り替えているとのことで、またヴォフチャンスクでは市街地戦闘となっており、ロシア軍は市街地に展開させるために予備戦力をほかの戦域から抽出している状況、クピャンスク近郊の森林地帯でも同様の状況、と。
チャシブヤール、ロシア軍は現在このチャシブヤール攻撃に損耗を度外視した攻撃を加えているとのことで、このために数が減っている虎の子のT-90戦車を第一線に投入、また歩兵部隊についても装甲戦闘車を多ようしているとしました。チャシブヤールはバフムト近郊に位置していて、周辺地域攻撃の起点となりうる戦域の焦点のひとつ。
■防衛情報-ウクライナ戦争
プリゴジン騒擾が最盛期でしたが。
ロシアアフリカ軍団は元ワグネル戦闘員が主体である、イギリス国防省は5月24日付ウクライナ戦況報告においてアフリカ軍団の概要情報を開示しました。ロシア軍は囚人部隊ストームZとともにアフリカ軍団を重点的にハリコフ州のヴォフチャンスク攻撃に投入していますが、アフリカ軍団は2023年12月に新編された国防省直轄部隊だ。
アフリカ軍団の規模は2000名規模で、これは軍団というにはものたりなく旅団や連隊規模の部隊となっていますが、正規兵とともに経験度の高い傭兵が所属しているとのことで、これらはワグネル騒擾、武装蜂起事件をへて事実上解体されることとなったロシアの政府系民間軍事会社ワグネルの戦闘員により構成されているとのこと。
ワグネルはシリア、リビア、ブルキナファソ、ニジェールなどで活動しており、希少金属や鉱山などロシア政府利権などの維持経営から警備に販売までを強力な武装を背景として実施してきました。これはロシア要人収入にも直結するところですが、アフリカ派遣のリソースをウクライナハリコフ再侵攻に当てざるを得なかったもよう。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
T-90というのは90式戦車が開発された少しあとに登場して物凄い戦車だという勝手な印象があったものですが実際は。
ロシア軍はチャシブヤール攻略にT-90戦車を集中投入している、ISWアメリカ戦争研究所5月23日付ウクライナ戦況報告ではバフムトの激戦概況をまとめています。全般状況としてウクライナ軍は一部で反撃に成功していて、リプシ北東のルキアンチルキャンツイとクレミンナ近郊のビロホリフカにおいてわずかではあるものの前進した。
ウクライナ軍総司令官のシルスキー上級大将によれば、ハリコフ州に侵攻したロシア軍はリプシ周辺において攻撃から防御に切り替えているとのことで、またヴォフチャンスクでは市街地戦闘となっており、ロシア軍は市街地に展開させるために予備戦力をほかの戦域から抽出している状況、クピャンスク近郊の森林地帯でも同様の状況、と。
チャシブヤール、ロシア軍は現在このチャシブヤール攻撃に損耗を度外視した攻撃を加えているとのことで、このために数が減っている虎の子のT-90戦車を第一線に投入、また歩兵部隊についても装甲戦闘車を多ようしているとしました。チャシブヤールはバフムト近郊に位置していて、周辺地域攻撃の起点となりうる戦域の焦点のひとつ。
■防衛情報-ウクライナ戦争
プリゴジン騒擾が最盛期でしたが。
ロシアアフリカ軍団は元ワグネル戦闘員が主体である、イギリス国防省は5月24日付ウクライナ戦況報告においてアフリカ軍団の概要情報を開示しました。ロシア軍は囚人部隊ストームZとともにアフリカ軍団を重点的にハリコフ州のヴォフチャンスク攻撃に投入していますが、アフリカ軍団は2023年12月に新編された国防省直轄部隊だ。
アフリカ軍団の規模は2000名規模で、これは軍団というにはものたりなく旅団や連隊規模の部隊となっていますが、正規兵とともに経験度の高い傭兵が所属しているとのことで、これらはワグネル騒擾、武装蜂起事件をへて事実上解体されることとなったロシアの政府系民間軍事会社ワグネルの戦闘員により構成されているとのこと。
ワグネルはシリア、リビア、ブルキナファソ、ニジェールなどで活動しており、希少金属や鉱山などロシア政府利権などの維持経営から警備に販売までを強力な武装を背景として実施してきました。これはロシア要人収入にも直結するところですが、アフリカ派遣のリソースをウクライナハリコフ再侵攻に当てざるを得なかったもよう。
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