イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

コードとしての季語

2006-09-21 | 2006年度(1/13まで)

 季語を俳句は大切にする。学生時代、季語をなんと形式的で面倒なものかと思った。そして、俳句より現代詩に興味を持った。今、中年を過ぎ行く中で、季語を持つ俳句の魅力に気づきつつある。

 季語は、深い宇宙の曼荼羅に切り込むコードなのだ。時間の消滅する時空に至るには、季語という時間性のあるコードが必要なのだ。短い五七五の句が芸術になるのは季語というコードがあるからだ。

 萩咲いて家賃五円の家に住む (正岡子規)