イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

曼珠紗華

2006-09-29 | 2006年度(1/13まで)

 「憲法九条を世界遺産に」(大田 光、中沢新一著 集英社新書)の92ページ「幕間 桜の冒険」(大田 光氏)に、・・桜は狂気も、毒も、その美しさの中に含んでいて、その表現は隠している。しかし、我々の潜在意識はその狂気と毒を感じ取ってしまうのではないか。・・・それでは何故妻は薔薇を部屋に飾って落ち着いたのだろう。・・薔薇がその棘によって、自分の毒をきちんと表現していることに思い当たったからだ。薔薇は正直に自分の毒を提示している。美しいだけではなく、人を傷つける危険性があることを示している。・・・

 この一文に感激した。このところ、曼珠紗華を良く見かけたが、とても気になっていた。曼珠紗華は本当に毒のある花であり、桜と同様に狂気と毒を隠し持っているのかもしれない。

 この2ヶ月の変化(退職)で、自分の中に毒(罪)を感じているためかもしれない。

 


清流に感謝

2006-09-29 | 2006年度(1/13まで)

 今日は素晴らしい朝であった。昨日は午後の初めまで、雨が降り続いていたが、それ以降は回復していた。

 八王子の城山地区の川は、いつになく澄み切り、清流という言葉がぴったりであった。水面には水澄ましもおり、鴨がゆったりと泳いでいた。秋の光はやわらかであった。

 実は、2ヶ月前の7月の終りにカウンセリング勉強会をおこなって、フォーカシングを勉強した。その時の私のフェルトセンスは、激しい逆巻く水の流れ(波)のイメージであった。そして、いつか静かな水の流れになるという直感が働き、その勢いでこの2ヶ月の人生の大変化に繋がった。このプロセスは自己実現のプロセスとして、今後さらに研究してみたい不思議なものであった。

 丁度退職するときに、美しい清流に本当に触れることができ、感謝の気持ちで胸が熱くなった。