「生き甲斐の心理学」では問題を意識に挙げるまでを大切にし、何か変と意識しだしてからどうするかについては現実吟味力を発揮して一般の知識で対処するようだ。
そんなことを昨日つらつら考えていたが、現実に大変な事態に気付いたときどうするかは、ビジネスの世界ではKT法、創造性開発や品質管理手法がポピュラーで、様々な局面で使われてきている。
そして、個人的なことだが、問題解決や危機でも、こうした解決手法を学んだことは実に役立った。特にKT法は危機管理を含めて応用がきくと思う。
問題の兆候を分析したり、解決方法を検討したり、将来の行動を思索したりは何もビジネスの世界だけでなく普遍的なアプローチなのだろう。そして、それを知っているか否かは生命の問題にもかかわってくる。
昨日の古代研究でも学際的なアプローチが気になった。万葉集は日本文学だけの資料ではなく、恐らく様々な立場の人によって深められていくだろう。現実に渡辺康則氏は新聞記者出身のようだ。そして、萬葉集に関心のある私は心理学からである。
問題解決の世界も、心理学だけでなく問題解決手法などとの相互効果で大きな一歩が歩めるのではと思う。
自死の問題でも心の病でも、必ずその兆候がある。これはU先生の「生き甲斐の心理学」で学ぶ病理論の一角であるが、実にいろいろ考えさせられる。
写真は先日行った小岩井農場。スタッフの方が親切にもポーズをとっていただいた。写真機をもってふらふらしていたら、こんな親切。ありがたかった。
心の健康度 ⑥ 7/10