イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

より綺麗に咲こう!(防衛機制を考える 9/15)

2011-01-28 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 昨日は、うきうき太極拳のポスターとチラシを完成させた。成果が明確な仕事というのは、やって楽しい。ちょっと高価なワインを買って、祝杯もあげてしまった。

 そして、今朝もベランダの忘れな草を撮影する。接眼レンズだと、ピントがなかなか合わず、苦労したが、2枚ほど、良い写真が撮れる。小さい花であるが、本当にいろいろ。元気に咲く花もあれば、元気でない花も。

 昨年から、ずっと少しづつ読んでいる、ある神父さんのキリスト論の影響もあるが、人生は何だろうと今さらながら考えてしまう。人生は、チラシ完成と喜ぶ一面もあるが、時間の流れの中で見知らぬ所に流されていくような、怖い一面もある。

 今日は、こころの防衛機制の昇華について語りたい。

 昇華は、自分の欲求を自分の納得できる方法で発散させることとある(生き甲斐の心理学より引用)。自分の成育史を考えると、青春時代のことが思い出される。失意と混乱の高校生から大学教養過程を経て、専門課程に進んだころであった。工学部の友達が中心で、短編小説の文集を作ったことがある。

 自分でも読むのが気恥ずかしくなる文章であったが、恐らくそれを書くことにより、自分を統合したように思う。小説で昇華したのである。

 それから、就職し、結婚し、やがて子供にも恵まれ、仕事も順調であった。でも、40歳台になると、いろいろなことにぶつかるようになる。そして、ある時期哲学書を読んだり、昔の自分のことを思い出し、青春時代に書いた小説を読んだことがあった。

 その時に驚いた、おそらく20年前の小説の中で描いたことが、何一つ変わっていないように感じたからであった。心理学的に言えば自己構造が、余り変わっていない。その後、40歳台の後半に不思議なことから、その自己構造は大幅に変わってしまう。その変わるきっかけは、自分の昇華にどこか気づいたこともあったかもしれない。

 昇華は、青春時代の中で生きるための大切な防衛機制であったが、それは、40歳台になると、自分の成長の障害そのものになる。そういうことがありえるのだ。

 自分がどこかで、昇華しているということに気づく。変に罪悪感をもったり劣等感を持つ必要もなく、単に事実として認めるだけであるが、大切だと思う。昇華だけでなく、他の防衛機制も同じだが・・・

 しかし、昨晩のワインは美味かった!

こころの防衛機制を考える 9/15

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