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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

のうてんき!(生育史を楽しむ 3/10)

2017-02-01 | 第一章「意識と知覚」

 18日に四ツ谷で勉強会があるので、その準備として、半藤一利氏の幕末史(新潮社2009年)を読み返していた。

 この本は、自分の生育史を考える上でもとても参考になる。というのは、影響を受けた私の母方の祖父は江戸時代からの江戸っ子で、戦前からの薩長史観とは別の幕府史観?もしっかり身に着けていたようなのだ。曾祖父は上野戦争で彰義隊に加わったようだし。半藤一利氏は長岡の方で、薩長史観とは違うものの見方をされているようだ。

 さて、その本の中で、ペリーの黒船の話が詳しくでていた。ペリーの黒船は有名だが、それが来ることは情報として、幕府は随分前に知っていたらしい。日本の海外情報取得能力は優れていたようだ。しかし、いざ来てみると大変な混乱になる。知っていたのにこれは何か?なんと、のうてんきなと思ってしまう。

 日本人のお家芸のように思われる都合の悪いことは忘れるというか、心理学用語でいうと大切なことを抑圧・抑制する文化は不思議だ。最近のTPPへの日本の対応も変だったし、安全神話ともいえる原発の安全対策は日本の存亡にも拘わるが、変だった。勿論、地震や津波の対策はまじめにされているが、基本的にはどうなのだろう。

 他人事のように話してきたが、この抑圧・抑制からくるのうてんきは私の生育史のなかにも沢山ある。人のことは言えない。しかし、そうした私ののうてんきさも、生き甲斐の心理学を学ぶに従い、ゆるせるようになってきたようだ。受容できるようになってきたとも言える。のうてんきで大変なことも起った反面、それが身を助けるということもあるように思う。しかし、抑圧・抑制する前に、健全な判断力で方向だけでも決める方が良い。

生育史を楽しむ 3/10

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