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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

武蔵、寅の一てんに書き始める!

2007-01-18 | 第一章「意識と知覚」

昨晩は友人と語らい早く寝たこともあり、朝4時過ぎに眼が覚めた。次女が居間で、卒業制作を黙々と行なっていて、緊張感がある朝であった。

ふと、眼に止まった宮本武蔵の五輪書を開いてみた。最初のところに。「・・天道と観世音を鏡として、十月十日の夜寅の一てんに、筆をとって書初むるもの也・・」に眼が留まった。「寅の一てん」に注があり、午前四時三十分とある。

宮本武蔵が、62歳で亡くなる前、60歳のころに書いた五輪書、凄い迫力のある文書である。そして、宮本武蔵がこの五輪書を書き始めた同じ時刻に不思議にも364年後に、見ず知らずの私が読んでいる。

今ここに生きていること。その事実を緊張をもって知覚すること。最近どこかに生じ始めた自分のマンネリズム、倦怠感を打破するためによかった。

武蔵は言う。「死ぬるといふ道を嗜む」。日頃から、いかに死をいさぎよくするかということを心掛けるということである。

不用なことを削ぎ落とし、真剣になろう!

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五輪書は、岩波文庫(宮本武蔵著、渡辺一郎校注)を参考にしました。



4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
寅とは (遊び人)
2007-01-18 14:10:05
 貴台のブログに武蔵の 「寅」 が出てきましたが、寅のことを太極拳では、寅の刻と理解します。寅の刻は、この世のエネルギーが集中する時刻ですから、その時刻に鍛錬することが得策であるとしています。
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Unknown (八王子の森)
2007-01-18 22:05:41
寅の刻の意味わかりました。いろいろ深い知恵があるんですね。ありがとうございました。
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読書家なんですね (RiverSound)
2007-01-18 22:25:36
こんばんわ 別名カッパです。
こちらにもコメントしてみました。

五輪の書、私は読んだことは有りませんが、興味をそそられますね。
やはり、一芸に秀でた人というのはすばらしい。さっそく明日、本屋に行ってみよう。
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Unknown (八王子の森)
2007-01-20 11:37:25
五輪の書、昔買った本ですが、読むタイミングというのがあるようですね!
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