忙しいという字を見ると、心と亡くすことを意味していることに気づく。世のため人のためになろうと、忙しく働いているのに、こころを亡くす?まあ、現実はいつの間にか忙しくなっているに過ぎないが。
さて、生き甲斐の心理学を学ぶと、こころには意識の世界があり、無意識の世界があることを学ぶ。
心を亡くすのであるから、意識の世界がゆがむか、無意識の世界が貧しくなるか、そんなところかもしれないと思う。無意識の世界のことは、意識されないので世界なので、普通に暮らしていると判らないものだが、歪んだ意識については、意外と考えやすいかもしれない。
今、私は、このテーマに向いて、結構忙しい。
一日の時間が48時間くらいあればいいなと思う(40台のころの激務ではないけど)。
こういう時に、大事なのはストレスである。普通ストレスは避けたいものであるが、ストレス(感情)自体にお聴きするのが早い。それが、解決への羅針盤になる!
では、次の質問に自問自答してみる。「自分自身を大事にしているか?」 注1
毎日、やらねばならないことはやっている。ひととの約束は守っている、でも・・・
いつでもできそうであるが、ちょっと時間がかかる大事なことが出来ていない。
そういうものが、いくつある?
そういうもので、一番なものは何か?そして、それを考えた時の感情はどういう感情か(自分で体感するしかない)・・・
人それぞれだと思うが。私は、こころを込めた手紙をかけないでいる、なんとなくうら寂しい気持ちが最初に浮かんだ。
旅行に行こう。読みたかった本・映画を見よう。Aさんに時間をかけて会おう。スマートフォンの取り扱いをもっと学ぼう・・・他にもいろいろでてくる(ことしの夏休みに全部はきっと無理なほど)。
でも、そのいくつかをやれば、ふっと知覚が変わり、その中で自分も変わって行けると思う。
蛇足だが、盆と正月・・・日本古来(仏教到来以前とも言われている)からのたましいの季節は、大事なことで、やれなかったことを思い出す季節かもしれない。
注1:生き甲斐の心理学では3つの質問を大事にしている。①自分は何のために生きているのか?②生き甲斐は何か?③自分(身体、成育史、魂からなる)を大事にしているか?今回の自問自答はこのひとつの変形。今考えると、今日のテーマの、大事なことで、やれなかったことは?でも良いかもしれない。
旅 2/10