田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

雷鳴 久しぶりの響き 東からそれとも西? 西からは怖い

2011年05月17日 | 日記

5月17日(火) 曇り    雷の 雨   雲が流れ陽が出る

昨日は3時から夕方暗くなるまで草刈りをした。予定でにはなかったが、ラジオで「明日は雨が降る」と聞いた。この時期は、雨が降ると草が5センチ伸び、10本増える。アメ降りの前に一気に草を刈ってしまうと云う決断が素晴らしい。 (自賛)

今朝になって草刈り具合を一目見ておこうと、庭から裏の土手、東の崖を周りニシキギの植え込みから庭を眺めた。足下で何かが騒いでいる ・ ・ ・  しゃがみ込んで目線を下げると、タンポポの種が蜘蛛の巣にかかっていた。俺には感じない風だが横になったり縦になったりモガイテいた。井戸の中ではないので下に落ちても良いと思うが、上ばかりを狙っているタンポポは強欲なのか。 

刈り残された草と云うわけではないが、ハルシオンも一本だけ立っているのが良い。不思議な花で、つぼみの時から白いのが普通だが、中にはピンクのモノがある。花が開き始める時は白が強いが僅かながらピンク色に染まっている。 白よりもなにかモノ言いたげに感じる花、ハルシオンの青春色とでも云うのだろう。

昼前に突然雷が鳴った。懐かしい響き、今年初めてだろうか ・ ・ ・ それを相図にしたように激しく雨が降り出した。雲の動きに合わせて雨が止み、陽がでる。再び雨と雷、めまぐるしく変わる天気だが、裏庭の石積みでは小さな窪みに雨水たまりそこに薄い太陽が写っていた。 

雲が流れ太陽が丸出しになって光を射し込んで来ると、水たまりが宝石のように輝き中央は錦の光、縁に光り輝くダイヤモンドが見えた。偶然に知り得たものだが、天気の変化で美しいドラマが繰り返されているのだろう。

 

宝石の隣ではオキナグサが花から実へと変化している。この中に種があるのか?種はどうなるのか好奇心が湧く。しかし、3箇所に三株づつ植えて昨年は全て花を見たのだが、今年はこの場所に三つの花しか顔を出さなかった。

名前の「翁」から親近感が湧く、仙人となることを夢見る俺の髪型に似ているからか、それとも“栄養分となる肥料もダメ” “陽当たりも少ない方が良い”と「質実剛健な生き様」(ここだけの話)から相通じるものがあるのかも知れない。

この町には回覧板と云うのがあり、いろいろな情報が挟み込まれたファイルが廻ってくる。集落のなかで班分けになって家順(やじゅん)に届けられる。

今日の回覧板には珍しく、地元の県立高等学校『蓼科高等学校』のフォトニュース38と云うのが挟まれていた。この中で注目したのは裏面の「転任職員の紹介」にあった。ある教員が『挨拶がきちんとできるなぁ。生徒に「お疲れ様」と云われた時は驚きました』とコメントされている。確かに、生徒でも大学生でも『先生にはありがとうございました』だろう。このコメントを書いた先生が『国語の担当』と云うことで、これからの蓼科高校の生徒は、先生や目上の人に“オツカレサマデシタ”と云うことは無くなるだろう。近頃は小学校でも親しみのある教育と云うのか、先生との会話が“タメゴ(正しくは、友だち言葉)”になっている。これって良いのかぁ~ 親しみと尊敬とは違うと思うね。 

 

回覧板に蓼高のこのようなモノが、挟み込まれたのは初めてだが、親近感を持った。

無断でこのブログに掲載してしまったが、もし、具合が悪ければご一報をいただきた。

コメント
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