田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

自然の恵み 分け合うことが良いのは判っているが

2011年06月21日 | 日記

6月21日(火)  晴れ    一時雨  午後には青空が広がる

夜半から降り出した雨が朝まだ暗い時間にも降り続いている。夜が明けていないのにホトトギスが激しく啼き叫んでいるが、明るくなるにつれて、ヒヨドリも金切り声を上げていた。朝飯を摂っているときも硝子越しに黒い影が何度も横切り、それに合わせてヒヨドリの仲間を呼び寄せるようなキーキーと云う声が聞こえた。

その声が気になって庭にでて驚いたのが、彼らの目的はサクランボを見つけて仲間を呼び寄せたらしい。今年は冬に鹿が花芽のつく枝を食いちぎり、皮をむいて痛めつけた。10数個しかなかった実の多くはヒヨドリに食われたようだ。 

葉の陰や枝が重なって彼らに見えなかった、完全な形のサクランボは4個だけだった。あとは軸だけが無残にも枝についていたり鳥がつついたままの実が残っているだけだ。 

庭に虫や蝶、鳥 ・ ・ ・ と生き物が来るのは良いが人の分まで食べ尽くすのは困ったものだ。その点、蝶は花の蜜を吸い、卵を産み付けたとしても幼虫が生まれればそれなりに天敵も現れる。モンシロチョウもムクゲの葉にとまり動かない。触角まで白いことを検めて知った。 

我が家の庭に長逗留しているのはウラギンヒョウモンチョウ。どこから来るのかは知らないが4~5頭は飛び交っている。地面の近くで咲くヤブイチゲに止まり上空を見張っている。彼らも縄張りがあるのか急に飛び上がって飛んでくる同じ仲間の蝶に絡んむ。 

翅を閉じたときは裏側の文様が美しい。このときは逆光だったが陽の光が当たるの白い部分が浮き上がって見るのが美しさを倍加してくれる。

正面から見る顔は厳つく、戦闘機のような雰囲気を持っている。翅の文様から猛獣のイメージがあるが、実際は柔和なのだろう。

モンキチョウもなかなか花に止まってくれない蝶dが、今日はムシトリナデシコで、だいぶ長い間 蜜を吸い続けていた。

葉の陰ではひっそりとクロヒカゲ蝶が休んでいた。何時もは不器用な飛び方で人の周りを飛び腕や足に止まる。カメラを構えても近すぎてピントが合わないことが多い。風が強かったのでちょうど良い休み場だったようだ。 

長逗留している蝶には赤タテハやベニシジミ、ツバメシジミなど多いが、今日は風が強かったために草陰で避難したようだ。 

コメント
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