昨日の午後、妻と二人で「柳瀬正夢作品を語る集い」という集まりに県の美術館に出かけた。これは妻に聞いてみると年金者組合で一緒になった人から、いくつかの集会への参加を要請されたので、そのうちの一つの一番文化的と思われる集まりに来ることにしたという。
それでずっと以前だが、世話人に夫婦で参加するとメールをしてくれと妻に頼まれでメールをした。
柳瀬正夢は無産運動に関係していたらしく、愛媛県の美術館にその作品の大部分が収蔵されるまでになかなか紆余曲折があったとか聞いたが、世話人からもその辺はあえて詳しくは触れられなかった。だが、愛媛県のような保守的な県ではなかなかその遺作を購入するということも予算の計上段階でお偉方の認可がなかなか下りなかったのであろう。
芸術派その人がどういう政治思想であるかとは無関係のことのように思うが、それが県レベルの政治では大いに影響を与えていることは十分にあり得ることである。
柳瀬の母方の実家の白石家は今治市の波止浜だというので、今治市出身の私はなんだか縁ができたようにも感じた。講演をした甲斐さんの声がよく聞こえなかったのだが、お父さんももともと今治の出身であるように聞いた。松山に出てきてそれでもうまくいかずに正夢が中学生のなる前に北九州市(昔の門司)に移ったらしい。
それで、正夢は門司の出身ということになるが、松山は幼少時を過ごしたところということらしい。演劇人で、松山出身の丸山正夫との接点もあるとか聞いたが、定かではない。
北九州で柳瀬の展覧会が開かれるらしい。
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