森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

相棒17第17話「倫敦からの刺客」

2019-03-01 10:51:52 | ドラマ(相棒)

そして続けて「相棒」の感想を書きます。

なぜに「そして」と言う接続詞を使っているかと言うと、本日二回目の投稿で、ひとつ前に第16話の感想をアップしているからです。→相棒17第16話「容疑者内村完爾」

 

ところで私、ロンドン時代の相棒の南井が出るのに、スペシャルじゃないんだと、最初思ってしまったのですよ。だって彼は、そのぐらいの相手じゃないですか。これはある意味の続編。前回、南井が出たお話の感想は ↓

相棒16/第7話「倫敦からの客人」

右京の最大の敵って感じがして、凄く面白い。

そして右京は、いつも「あなたを許さない。」と言うけれど、ひとつひとつの事件は解決していても、今のところは負けっぱなしのような気がします。

南井と言う人は、なまじっかなシリアスキラーよりも相当に恐ろしい人ですよね。犯罪者の心の隙間に入り込んで、そして言葉巧みに操り、そして最後は自決させると言う、彼なりの裁きのストーリーが存在しているのですから。

右京の今は、それをただ目の前で見せつけられているに過ぎないように思います。

だけど南井は、日本にまた来るそうです。

果たして右京は南井に反撃できるのでしょうか。

 

ライターの徳永富彦さんには、右京vs南井をじっくり書いて行っていただきたいと思います。

 

物語では、最初はあの外人のジャックモランが、その倫敦からの刺客だと単純に思ってました。だけどいくら何でも「花の里」に彼らが来るのは、偶然過ぎますよね。だからやっぱり、ああガイドの立入の方かって思ってしまいました。(俳優さん的にも怪しいって思ってました。映像でサスペンスを見る時の問題点は、この『俳優さん的に』って言う部分ですよね~)

南井は殺人者である立入を使って、罪を犯しながら裁かれなかった人々を裁いていったわけですが、その中には、罪を犯してしまった後、代わりに罪を庇ってくれた義父の姿から心を入れ替えて教師にまでなった人もいたわけですが、その人は南井とは兄弟のように育った人だったのですよね。

彼の狂気の正義の秘密は、その過去にもあるのかも知れませんね。

あらすじは→こちら


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

相棒17第16話「容疑者内村完爾」

2019-03-01 09:02:50 | ドラマ(相棒)

お休みしていたので、ひとつ前からの感想から書く事にします。

今回のライターさんは、児玉頼子 さんと言う方で「相棒」は初の方ですね。だからなのか斬新な視点で内村刑事部長に光を当てたのかしら。

彼はこんな風に、物語の中心に絡む事ってあまりなかったと思うんです。今までのライターさんが、さりげなく避けて来たのでしょうか。本当はもっと最初の頃のシーズンでちゃんとやるべきことだったかと思うのですよね。

あまりにもシリーズが長いので、私、忘れちゃったなあと、朝、頼りのウィキ様を読み直してみたのです。何を忘れたと思ったのかと言うと、なぜ彼が特命を毛嫌いするのかと言う事ですよ。

何らかのエピソードがあっての事だったかと思ったからです。

でも・・・・・・、ないのですよね。これと言った理由が。

「毛嫌い」なんです。

と言う事は、彼の性格は、嫉妬心強く事なかれ主義。今までのエピソードもプラスして考えると、プライドは異常に高いのに、面倒な事は人に押し付ける傾向がある・…なんて読み解く事が出来ると思うのです。なぜかと言う途中式のようなものを書かないから、「なんで」となる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなには反論されない部分だと思います。

そう考えると、今回のお話の中の内村刑事部長は、相当男気がありましたよね。

ある意味、キャラ崩壊じゃんって思いました。

だけど、なんたってシーズン17と言ったら、17年間ものお付き合いですからね。特命係を煩わしいと思っている刑事部長に対しても、愛着の愛と言うものがあるものだから、なんか今回のお話も許せちゃうような気がしたのでした。なかなかドラマ的に面白かったですよね。

唯一、彼らしかったのは、最後に「花の里」に訪れて、勝手に捜査したことは御咎めなしにしてやるって、偉そうに言いに来た時。わざわざやって来て、彼は彼なりの「ありがとう。」を伝えに来たのですよね。

右京さんにはそれが分かっていたので、「御咎めなしだそうです。」と嬉しそうでしたね。

 

お話自体は

薔薇の香りから線香にたどり着き、そこから、ああなってこうなってと・・・←手抜き。

ただ私はやっぱり、被害者遺族の気持ち寄りになってしまって、こう言う物語は心が重くなってしまいました。

加害者の人権などを守るのは弁護士の仕事なので、彼が殺されてしまった事は、本当に気の毒だと思い、この真犯人は、本当に嫌な奴だと思います。(この真犯人は、出てきた時に『怪しい』を醸し出していて、『あっ、こ奴が犯人か』ってなってしまいましたww)

だけど、メインのお話の中の、被害者の母の手紙をずっと受け取り拒否していたのは、どのような理由からでも、相手の気持ちを少しも考えない行為だし、早期釈放の道を選ばず満期で刑期を迎える事を選んだと言うのにも、別に偉い事でもなく、私的には「当たり前」の事に感じました。

犯罪者に更生の道、やり直し生きていく道はないのかという問題については、私の心の中でそっと棚の上にあげておく事にします。

あらすじは→こちら


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする