タイトルをちょっと楽しみにしています。いつも何かを連想させてくれるからです。今回は、思わず
「ああ、あの水野晴郎さんの『さらばシベリア鉄道』ね。」って思いました。でもあれは「シベリア超特急」で、しかも「さらば」は付いてなかったですよね。でもどこかで聞いた事があるようなタイトルだなと思ったら、ちゃんとその名前の歌があったのですね。下の方に貼っておきますので、聴いてみてくださいね。その歌を聴きながら今回のドラマを思い出すと、脳内でさらにドラマチックになるのも不思議です。
そして今回、大森夫妻の秘密みたいなことが描かれました。大森兵蔵って本物の人もかなりハンサムな方だったのですね。それにバスケットボールやバレーボールを日本に初めて紹介した人で、日本のスポーツ界にとって、いや、単純に体育教育と言う視点で観たとしても、重要な人物だったのですね。
日本人がスポーツの事が大好きな国民であったとしても、こういうスポーツに貢献した人々の事に詳しく知らない人は、私も含めて多いのではないでしょうか。そう言う意味においても「いだてん」は意味があるドラマですね。
シベリア鉄道の走る列車の中で、咳が酷くなって行く兵蔵。
肺を病んで、これが最後のオリンピックに関わる最後のチャンスと言う安仁子。
我が家では「肺がん」かしらと言う話題に。だって、結核だったらダメじゃないのかってなったのです。だけど彼は肺結核だったのですね。この頃は、そう言う知識に乏しかったのでしょうか。
でも実際のお話なので、よく分からない事は書けない事ですが、少しだけ「?」になった私です。
実在の人物の話ですが、いろいろと知られていない人たちなので、この先の事は書かない方が良いと思います。紀行でも二人の物語でしたが、ネタバレになるからか結婚までの事でした。だけど私は気になって、やっぱりリサーチしてしまったのです。
今の時点でも描かれていない、ちょっと驚くような事がありました。ここは書いても良いと思うのですが、安仁子は兵蔵よりも20歳も年上だったのですね。
二人の人生も、朝ドラを作れますよと言うくらいドラマチックだと思いました。
咳と言えば、すみさんの旦那様も咳をしてましたね。ちょっと気になる所です。
さて物語の感想ですが、17日間の列車の旅をナレーションで終わらせずに、丁寧に描いて好感大です。
どんなに仲の良い人と旅行に出かけても、それが数日にわたると、心が疲れてくると言うのは、多くの人に経験のある事ではないでしょうか。
まして四三にとってはいろいろと不慣れな事ばかりで、その彼を選手としても気遣う人もいないのですから、この最初の遠征は、本当にきつかったと思います。
そんな彼を支えたのは、葉書を書いたり日記を書いたりしたことだったのですね。
書く事って、本当に大事な事だと思います。
最後に、食堂車で弥彦と心を通じ合い、そして弥彦に天狗式のエールを送ってもらうシーンはとっても良かったですね。
シベリア鉄道の走る風景とか、ハルビンのシーンとかなかなか見応えがありましたね。
治五郎先生は、間に合うのかしら。
孝蔵は朝太になれて良かったとか「ごりん」の名の由来が分かったとかいろいろ面白いなと思いつつ見ていたら、今週もあっという間に終わってしまいました。
それはそうと、白夜は日本人には結構厳しいのではないかしらと思いつつ、また来週♪
さらばシベリア鉄道 (1980.11.21) - 太田裕美 Hiromi Ōta