秋の七草の5番目は「女郎花」(おみなえし)です。
オミナエシ科の多年草で、生薬にも利用されます。
日当たり良い草地に自生し、草丈1m程になります。
今年の画像は、ウオーキング中に撮ったものです。
9月下旬、国道351号線の自転車道、街路樹下の株立ちでした。
先端に、多数の鮮やかな黄色花、
個々の花は小さな合弁花で、先が5裂しています。
庭の2か所に植えていますが、
6年前までリンゴの樹下で咲いた花、現在は葉だけ芽生えます。
その後、新たに苗を入手して、サルスベリの樹下に植えました。
昨年と一昨年に咲いた花、
今年は葉だけの姿で、花茎を伸ばさなくなりました。
周りにキキョウなどが増殖しています。
リンゴやサルスベリの樹が成長し、
日照不足となったのが原因か?
庭に2種のブルーベリーを数本植えています。
5月上旬には、白いつぼ型の花を咲かせ、
夏にはたくさんの果実を収穫し、自家製のブルーベリージャムは
毎日の昼食のパンでいただいています。
そして、晩秋にはこの紅葉です。
自宅北東脇の樹、11月上旬の紅葉初め、
11月中旬、
11月下旬、
朝、北側の寝室の窓から東を見ると、
同じ所の12月上旬では、
東庭で果実がたくさん採れる樹2本は、紅葉が遅く、
12月上旬でもこんな感じでした。
空き地の果樹地に移植した樹は、
イチジクの葉陰になりながらも、紅葉していました。
昨夜から大雪警報が出ていましたが、
今朝の庭雪は積雪10cm程で、東庭のブルーベリーの冬姿です。
万葉集で歌われた秋の七草、4番目は「撫子」(なでしこ)です。
庭や鉢のナデシコは、5月下旬~6月上旬に咲きました。
散歩で入手した種を実生しました。
東庭の踏み石周りで咲いていた花、
玄関手前のハナミズキ樹下で群落を作って、
1年草のムシトリナデシコは、移動しながら咲いてほぼ消えたのに、
今年1株だけ咲いていました。
次は「初恋」という品種の鉢植えで、
咲き始めは白で、ピンクに変わっていきます。
終いは高山性のタカネナデシコ、鉢植えです。
我が家では秋に咲かず、いずれも初夏に咲いた撫子の花でした。
庭のモミジ3種のうち、遅く紅黄葉するのがこのモミジ、
以前から庭植えされていたものですが、
イロハモミジ系と思われ、大きくはなりません。
4月上旬、春の姿は黄緑色の新緑です。
新葉の展開時、同時に花蕾を吊り下げています。
4月下旬には開花し、
5月上旬には種を着け始めました。
あちこちに実生が芽生えてきます。
晩秋の11月中旬、まだ緑葉もありますが、紅黄葉してきました。
樹下にはキレンゲツツジの黄葉も、
赤い葉も見えますが、黄色い葉が主になってきます。
11月下旬、玄関の前で、朝陽を受けて黄金色に、
11月末、一気に落葉し、
12月初め、遅く黄葉した1枝が、最後の輝きを、
12月中旬、雪吊りを施され、春までの眠りに入りました。
秋の七草、3番目は「葛」(クズ)の花です。
マメ科のツル性多年草で、繁殖力が強い大型雑草なので、
庭には有りませんが、
ウォーキングコースの1つ、栖吉川堤防歩きで見ます。
(ウオーキングで撮る画像はフォルダの中で、眠ったままです)
ツルを伸ばして、大きな葉を付け、
葉陰から花を覗かせる8月上旬です。
9月上旬、
小山のように葉で覆いつくし、花が全く見えない薮もあります。
房状に蕾を着けて、上に向かって伸ばし、
下から順に開花していきます。
赤紫色の花は、甘い香りも放ちます。
花後には、豆果が出来ます。
地中には太い根を持ち、
葛の根は「葛根湯」など漢方の原料に使われ、
デンプンを抽出した葛粉は、和菓子の原料にもなります。