【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

有志議員が矢野絢也・公明党元委員長から聞き取り

2008年06月13日 20時38分48秒 | 第169通常会(2008年1月~6月)ガソリン国会

創価学会「原理主義的に」=野党有志が矢野元公明委員長から事情聴取(時事通信) - goo ニュース

 民主党の菅直人代表代行、社民党の渕上貞雄副党首、国民新党の亀井静香代表代行ら野党の有志議員が13日午前、元公明党委員長の矢野絢也氏を衆院議員会館に招き、評論活動の中止を強要されたとして、同党支持母体の創価学会を提訴した事情などについて聴取した。

 創価学会の組織運営について、矢野氏は「池田大作名誉会長の長寿を祈っているが、その後はどうなるか。恐らく残された教えを唯一のよすがにして運営していく。ある意味では純粋、過激、原理主義的になるかもしれない」と語った。

 提訴については「一時は泣き寝入りも考えたが、公憤から決意した」と強調、参考人として国会に招致されれば応じる考えも示した。


第169通常国会6日間延長、6月21日が会期末

2008年06月13日 20時36分14秒 | 第169通常会(2008年1月~6月)ガソリン国会
国会会期、21日までの延長議決(朝日新聞) - goo ニュース

 自民、公明の両与党は13日の衆院本会議で、15日までの今国会の会期を21日まで6日間延長することを議決した。福田首相問責決議の可決に伴い、民主、社民、国民新の3野党が審議を拒否しているため、国会は事実上休会状態になっている。だが、日本が東南アジア諸国連合(ASEAN)と締結した経済連携協定(EPA)を今国会中に自然承認させる必要があるため、会期を延長した。

 ASEANとのEPAは、5月22日に衆院を通過し参院に送付されたが、参院で議決されないままになっている。今国会で承認するには、国会休会中を除き30日以内に参院が議決しない場合、衆院の議決通りに決まるという憲法の規定を使う必要がある。


悪いのは福田さんじゃない!

2008年06月12日 00時41分05秒 | 第169通常会(2008年1月~6月)ガソリン国会

  「犠牲者は私ですよ」と福田首相。たしかにその通りだと思いますよ。

 悪いのは福田さんではありません。

 「自民党」です。

ねじれ国会「犠牲者は私」=福田首相、また恨み節(時事通信) - goo ニュース

 「犠牲者は私ですよ」。福田康夫首相は11日午後、自民党本部で開かれた党改革実行本部の会合で、思うに任せぬ「ねじれ国会」の現状に恨み節を連発した。

 首相はねじれ国会について「もっと犠牲になっているのは国民だと思う」と指摘。また「必要な法案が通らない、(審議に)時間はかかる、不必要な修正も時には行わなければならない」などと嘆いた。

 首相は4月の小沢一郎民主党代表との党首討論でも「かわいそうなくらい苦労している」と発言し、物議を醸した。同日は初めて首相問責決議が可決されたとあって、首相のいら立ちは当分収まりそうもない?

[写真も時事]

↓1日1回でけっこうですのでクリックで応援してください!
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
(パソコン1台1日1クリックで集計されています)

FC2ブログランキングにも参加しています。
もう一つクリックしてください。

ありがとうございました。
 


参院が福田首相(自民党総裁)を問責 首相の問責は初めて、国会閉幕へ

2008年06月11日 21時02分35秒 | 第169通常会(2008年1月~6月)ガソリン国会

 参議院は、6月11日の本会議で、福田康夫・内閣総理大臣(自民党総裁)の問責決議案を議題とし、採決の結果、可決しました。

 内閣総理大臣の問責は、参議院が発足して以来初めて。朝日新聞によると、憲政史上では、1929年に貴族院が田中義一首相(陸軍大将)を問責した例があるそうです。田中義一内閣は先の大戦を招くきっかけとなった内閣です。田中は国会議事堂衆院側の斜め向かいにある茶煉瓦の首相官邸を最初に使った首相です。福田さんはこの建物を公邸にして住んでいます。

【歴史に立ち会った衆院議員たち】

 参院本会議場後方のバルコニーのような場所に衆院議員傍聴席があります。ここでは、民主党・社民党・国民新党共同提出をとりまとめた民主党の鳩山由紀夫幹事長が本会議再開後の1時間15分間、じっくりと議場を見つめていました。どのような思いだったのか興味があるところです。
 ほかにも民主党の奥村展三さん、小宮山泰子さん、寺田学さんらも「歴史に立ち会おう」という気概でしょうか、じっくりと参院の仲間たちと時間を共にしていました。

 その一方で、305人いる衆院自民党から傍聴したのは橋本岳さん一人だけ。政権政党所属議員の歴史認識を疑わざるを得ない、なんとも複雑な感じを抱きました。

 一般傍聴席はほぼ満席。散会後はエレベーターに乗りきれなかった人が階段で出口に向かいました。

【第169国会は事実上閉幕、論戦は秋の臨時国会へ】


 参院は午前10時3分から本会議を開き、「オウム真理教犯罪被害者給付金法案」など衆院送付の生活関連法案に関する委員会審議・採決の結果報告をほとんどすべての常任委員長に求め、それぞれ可決、成立しました。

 小川敏夫決算委員長が報告した「平成18年度一般会計・特別会計決算」に関しては、委員会での採決と同じく「是認すべきでない」と可決しました。

 これらの諸案件を処理した上で、内閣総理大臣が問責されたことで、1月18日召集の第169通常国会は事実上閉幕しました。

[写真はFNN]

参議院インターネット審議中継
(↓こちらをクリックしてください)



↓1日1回でけっこうですのでクリックで応援してください!
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
(パソコン1台1日1クリックで集計されています)

FC2ブログランキングにも参加しています。
もう一つクリックしてください。

ありがとうございました。

元NHK解説委員の自民党参院議員が叫びながら演壇に詰め寄るも同僚に羽交い締めされ事なきを得る

2008年06月11日 20時48分33秒 | 第169通常会(2008年1月~6月)ガソリン国会

[写真はMSN産経=都合によりトリミングさせて頂きました]

【参院本会議 08-6-11】

 福田康夫首相問責決議案の審議の際、元NHK解説委員(政治部記者)で自民党参院議員の浅野勝人さん(70)が議席から立ち上がり、演壇の民主党の簗瀬進さんに歩み寄ったところを同僚議員の椎名一保さん(41)に羽交い締めで取り押さえられるという珍事がありました。

 写真左下のように浅野さんが立ち上がり、何か叫びながら演壇に歩み寄りましたが、国会対策副委員長の椎名さんに後ろから両腕で制止され、事なきを得ました。午後4時47分の出来事です。

 この1分前から、北九州市議会出身の公明党の弘友和夫さんが「反対票(青票)」の木札を議席に叩き付け、凄まじい音を本会議場全体に響き渡らせました。その後もひたすら木札を打ち付け、威嚇を続けました。かなり怖かったです。

 自民党の有村治子さんは右手と左手で「T」という文字をつくるジェスチャーをひたすら演壇に向けて続けていました。このような議員は有村さんだけです。おそらく「T」=「time out(もうやめろ)」という意味でしょうが、表現は伝わらなければ意味がありません。

 午後5時00分、公明党の山口那津男さんが「民主党は長寿医療制度の廃止などという“みみざわり”の良いことばかり言う」と意味不明の発言をしました。これはおそらく「民主党は後期高齢者医療制度の廃止などと言う“耳当たり”の良いことばかりを言う」という意味だと思いますが、正しい日本語を使えないとは何とも公明党らしくなく残念です。

 自公はさながら“国会動物園”でした。

【追記 2008-6-12 20:00】

○鳩山さんも自身のメルマガで「とても良識の府と言えない」と苦言



(以下、鳩山さんのメールマガジンから引用させて頂きます)

鳩山由紀夫メールマガジン
2008年第23号(通算第351号)2008/6/12 
  

(前略)

 参議院本会議場で目撃したものは、野次を飛ばし、机を叩く、品性に欠けた自
民党議員たちの姿でした。日頃の鬱憤を晴らそうとした簗瀬国対委員長の長広舌
も問題なしとはしませんが、それに耐えかね、席を立って本会議場から出ようと
した議員たちが、民主党の議員たちの「帰れ」コールに、逆にすごすごと席に戻
る姿は烏合の衆としか映りませんでした。傍聴席が自民党席の頭上にあるおかげ
で、簗瀬議員の賛成討論は喧騒の中、殆ど傍聴席には届きませんでした。一部の
長老議員たちはじっとしておられましたが、若手の自民党議員たちのとった態度
はとても良識の府と呼べるものではありませんでした。

(後略)
下のHPでバックナンバーを読めます↓
http://archive.mag2.com/0000074979/index.html

↓1日1回でけっこうですのでクリックで応援してください!
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
(パソコン1台1日1クリックで集計されています)

FC2ブログランキングにも参加しています。
もう一つクリックしてください。

ありがとうございました。


【速報】参議院、福田首相(自民党総裁)問責決議案を審議へ

2008年06月11日 15時00分00秒 | 第169通常会(2008年1月~6月)ガソリン国会
 参議院に11日、福田康夫首相(自民党総裁)の問責決議案が提出されました。
 参議院が6月6日に可決した「後期高齢者医療制度廃止法案」などに関して、福田首相のリーダーシップが欠けており、通常国会の会期末を迎えて、福田自民党内閣の政治責任を明確にするため、民主党と社民党が提出しました。


参院本会議で「後期高齢者廃止法案」可決→衆院へ(6月6日付エントリ)

 内閣問責決議案という制度がないため、内閣を統率する福田さんに対する問責決議案を提出したもので、福田内閣全員が責任の欠如を参議院に指摘されたと認識して間違いないでしょう。

 問責決議案はきょうの参議院(江田五月議長)本会議で採決されます。

参議院インターネット審議中継
(↓こちらをクリックしてください)



↓1日1回でけっこうですのでクリックで応援してください!
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
(パソコン1台1日1クリックで集計されています)

FC2ブログランキングにも参加しています。
もう一つクリックしてください。

ありがとうございました。

【秋葉原事件】衆院内閣委、「小泉改革に疑問」 民主党の大畠章宏さん

2008年06月11日 10時09分38秒 | 第169通常会(2008年1月~6月)ガソリン国会

【衆院内閣委 2008-6-11 】

 きょうは午後、参議院で福田康夫首相が問責されます。

 こういう日は、何だか国会全体が与野党のかけひきに明け暮れているような印象を持ってしまいがちです。

 しかし、会期末を控えて、衆院内閣委員会や国土交通委員会は午前9時からしっかり質疑をしています。

 これは11日午前9時50分前後。

 「秋葉原事件」に関して、民主党の大畠章宏さんが質問。
 日立製作所社員の代表として出ている大畠さんは、日立市を含む茨城5区で毎回勝ち上がっている当選6回生。

 2人の内閣府特命担当大臣に秋葉原事件について質問。

 泉国家公安委員長は“警察大臣”の立場から答弁。
 さらに大畠さんは「経済財政諮問会議の行きすぎた競争社会の導入に背景があるのでは?」と質問し、大田経財相は「若い人が展望をもてる社会を作りたい」と軌道修正を検討する考えを示唆しました。

 大畠さんは「諮問会議でいままで一度でもそういった観点が議論されたことがあるのか」と糾しました。

 嵐の前の静けさ。

 夜のニュースは、NHKで「NHKニュースウォッチ9」の60分間、民放はテレ朝の「報道ステーション」の75分間が最長です。
 この尺の中で、こういった場面を報じるのは、はじめから無理というものです。TV局の報道部に同情すべき点が多いと思います。

 とはいえ、こういう審議が行われているということだけは知っていていただきたいと切望します。

↓1日1回でけっこうですのでクリックで応援してください!
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
(パソコン1台1日1クリックで集計されています)

FC2ブログランキングにも参加しています。
もう一つクリックしてください。

ありがとうございました。

衆議院インターネット審議中継
(↓こちらをクリックしてください)


【最終盤国会】参議院、きょう首相問責、会期は6日間延長へ

2008年06月11日 08時24分17秒 | 第169通常会(2008年1月~6月)ガソリン国会

 第169通常国会は最終盤で、静かに緊迫してきました。

[冒頭の写真について]

山本有三『路傍の石』新潮文庫版

 『路傍の石』『真実一路』を書き、『日本少国民文庫』を編んだ山本有三は第1回参院選の全国区でトップ当選しました。
 山本らは会派「緑風会」をつくり、参議院の独自性を確立し、「良識の府」の基礎を築きました。
 参院第一会派の「民主党・新緑風会」は山本らの「緑風会」にちなんだ名称です。

【11日(水)】

 きょう11日、参議院が福田康夫首相(自民党総裁)を問責します。

 これに先立ち、民主党などは国民生活に必要な法案11本を参院本会議で成立させる予定です。

 この後、民主党と社民党が福田首相(自民党総裁)の問責決議案を提出。
 夕方に再開した本会議で、賛成討論・反対討論の後、記名投票採決し、可決します。

[首相問責は参議院発足後、初めて]

 内閣総理大臣の問責決議可決は、参議院が1947年(昭和22年)5月3日に発足して61年目で初めてのことです。

 この本会議が何時になるかは未定です。夕刻以降になる可能性もありますが、歴史的な国会ですから、ぜひTV・インターネット中継でご覧になっていただきたいと思います。
参議院インターネット審議中継
(↓こちらをクリックしてください)



 福田自民党内閣がこの問責決議を無視した場合は、憲法99条
天皇または摂政および国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員はこの憲法を尊重し擁護する義務を負う
との規定に抵触する可能性があるかもしれません。

【12日(木)】

 自民党は翌12日に衆議院に「内閣信任決議案」を提出する構えを見せています。

 「内閣信任決議案の否決」に関しては憲法69条に定めがありますが、「同案が可決された場合の対応」は憲法に定めがなく、「内閣信任決議」は法的拘束力のない形式的なものに過ぎません。

[内閣信任決議は宮沢内閣信任決議以来2度目]

1992年6月10日に「宮沢内閣信任決議」が可決された例が1件だけありますが、翌年6月18日には逆に「宮沢内閣不信任決議案」が可決されました。宮沢内閣は総辞職を拒否し、衆議院を解散して大敗。自民党は政権を失い、宮沢内閣は総辞職に追い込まれました。

【13日(金)】

 政府・自民党が「通常国会の会期を6日間延長し6月21日までとする」とする動議を提出する見通しです。
 衆院本会議で、提案の理由を説明し、討論が行われます。通常国会の会期延長は国会法第12条で1回までと決められています。
また国会法第13条では、
両議院の議決が一致しないときは、(略)衆議院の議決したところによる
と決まっていますので、会期末は6月21日(土)に延長されるのが確定的となりました。



↓終盤国会で成立する法案についてはこちらを参考にしてください(民主党HPに飛びます)


衆議院インターネット審議中継
(↓こちらをクリックしてください)


参議院インターネット審議中継
(↓こちらをクリックしてください)



↓気軽にクリック、ブログランキングの順位が上がります!

日本ブログ村「選挙」ランキングで現在1位!<(_ _)>
1台のパソコンで1日1クリックで集計されています。
応援ありがとうございます<(_ _)>

FC2ブログランキングにも参加しました。
もう一つクリックしてください。


ありがとうございました。


参院本会議で「後期高齢者廃止法案」可決→衆院へ

2008年06月06日 11時38分18秒 | 第169通常会(2008年1月~6月)ガソリン国会
【参院本会議 2008-6-6】

 民主党・日本共産党・社民党・国民新党が参院に提出した
 「後期高齢者医療制度廃止法案」が6日の本会議で採決されました。

 押しボタン式投票の結果、

 投票総数 231

 賛成    133
 反対     98

 の圧倒的多数で可決され、衆院に送付されました。

 6月15日の会期末に向けて、衆院の3分の2を持つ自民党・公明党は、国民のために同法案に賛成し、成立させるべきです。

【後期高齢者廃止法案可決までの流れ】

5月23日の法案提出
民主党ら4党、“後期高齢者”医療制度廃止法案を参院に提出

6月3日の一般質疑
【後期高齢者】廃止法案、参院委で質疑(午前の部)
【後期高齢者】廃止法案、参院委で質疑(午後の部)

6月5日の参考人質疑、締めくくり質疑、採決
自公が参院厚労委員長不信任動議を提出し、否決→自公退席
“後期高齢者”医療制度廃止法案が可決 参院委


↓1日1クリックで「下町の太陽」を応援してください!
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
(人気ブログランキングに参加しています)

FC2ブログランキングにも復帰しました。
もう一つクリックしてください。

ありがとうございました。


国民新党、「民主党・新緑風会・国民新・日本」から離脱の意向

2008年06月06日 09時09分37秒 | 第169通常会(2008年1月~6月)ガソリン国会

 国民新党は参院での民主党会派からの離脱を決めました。

統一会派解消を民主に通告=日銀人事案への同意方針に反発-国民新(時事通信) - goo ニュース

 国民新党は5日夜、都内のホテルで緊急幹部会を開き、日銀同意人事をめぐる民主党の対応を不満として、参院での統一会派を解消することを決め、同党に通告した。

 国民新党は、日銀審議委員に池尾和人慶大教授を起用する人事案について「郵政民営化を支持した人物」として不同意とするよう民主党に求めていた。しかし、同党は5日夕の国会役員会で、同意する方針を確認。これを受け、国民新党は緊急幹部会で対応を協議し、統一会派解消を決定。亀井久興幹事長が民主党の鳩山由紀夫幹事長に電話で伝えた。

 国民新党の亀井静香代表代行は緊急幹部会後、「民営化を推進した人を認めるのは背信行為だ」と記者団に述べ、民主党を厳しく批判した。

↓1日1クリックで「下町の太陽」を応援してください!
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
(人気ブログランキングに参加しています)

FC2ブログランキングにも復帰しました。
もう一つクリックしてください。


ありがとうございました。


「後期高齢者」は若い世代の責任で解決を

2008年06月05日 23時39分19秒 | 第169通常会(2008年1月~6月)ガソリン国会
 すごーく手前味噌なことを書きます。

 民主党など4党提出の“後期高齢者”廃止法案について、ずっと書いているんですが、あまりアクセス数がありません。予想した数字の半分ぐらいです。

 私の筆がイマイチなのかもしれませんが、たしかに75歳以上を対象とした制度なので、直接の利害関係者があまりパソコンをやらないし、やってもブログまで見ないというのが理由だと思います。

 それはそれでいいのですが、若い世代からも保険料が支援されています。親戚を見渡して、“後期高齢者”がいる世帯が皆無という人は少ないでしょう。国民全体の社会保障の設計図から考えれば、全世代に影響がある話です。

 というわけで、“後期高齢者”に関しては、対象者よりも若い世代が関心を持って、見つめていくことが大事だと考えます。 

↓1日1クリックで「下町の太陽」を応援してください!
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
(人気ブログランキングに参加しています)

民主党代表、「問責は大変な事態で総選挙以外ない」

2008年06月05日 23時29分38秒 | 第169通常会(2008年1月~6月)ガソリン国会
 もうとにかく、ねじれ状態を解消しないと、物事が何も決まらない。サミットなんかやっている場合じゃないですよ。

↓1日1クリックで「下町の太陽」を応援してください!
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
(人気ブログランキングに参加しています)

「問責は大変な事態で総選挙以外ない」 民主・小沢代表(朝日新聞) - goo ニュース

 民主党の小沢代表は5日の記者会見で、首相問責決議案の提出の方針を固めたことについて「法的拘束力はないが首相問責が成立することは大変な事態で、いまだかつてなかったことだ。参院の意思として首相を相手にせずということだから、国民の意思を無視したような状況のまま内閣があり続けるのは、憲政の常道からいっておかしい。それを解決するのは総選挙以外にない」と述べた。

 一方、解散総選挙の時期については「9月以降、年始を含めて年内にあると思っている」と述べ、「13日の国会閉幕時点から全員選挙態勢、戦時体制に入りたい」とした。「私が自民党総裁、総理でもし解散という時期を勘案するならば、たぶん、予算編成を自分の思うようにつくって解散、それで1月選挙になる」とも述べた。


“後期高齢者”医療制度廃止法案が可決 参院委

2008年06月05日 16時19分47秒 | 第169通常会(2008年1月~6月)ガソリン国会

[法案は自公が欠席する中、挙手により全会一致で可決=5日午後4時18分]

 参院厚生労働委員会は「後期高齢者医療制度廃止法案」を全会一致で可決しました。
 あす(6日)の参院本会議に上程されます。



 民主党など4党は午後1時半の委員会再開後も自民党・公明党の出席を呼びかけて、着席のうえ待機しましたが、残念ながら自公はやってきませんでした。

 定数25人のうち、自公の11人が欠席したため、13人(委員長を除く)が挙手し、全会一致で可決しました。

 なお、厚労省の世帯別の保険料調査で、低所得世帯の方が負担増世帯の割合が多いことが明らかになりましたが、この調査で障害者世帯が対象外だったことが明らかになりました。風間直樹さん(民主党)への水田邦雄・保険局長の午後2時半過ぎの答弁です。

 法案の正式名称は
「後期高齢者医療制度の廃止等及び医療に係る高齢者の負担の軽減等のために緊急に講ずべき措置に関する法律案」(169国会参第17号法案)です。

6月3日の一般質疑のもようは下をクリックしてご覧ください。
【後期高齢者】廃止法案、参院委で質疑(午前の部)
【後期高齢者】廃止法案、参院委で質疑(午後の部)

きょう(6月5日)午前中の参考人質疑のようす
自公が参院厚労委員長不信任動議を提出し、否決→自公退席

5月23日付エントリ
民主党ら4党、“後期高齢者”医療制度廃止法案を参院に提出

参議院インターネット審議中継
(↓こちらをクリックしてください)


↓気軽にクリック、ブログランキングの順位が上がります!
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

1日1クリックで集計されています。応援ありがとうございます<(_ _)>


自公が参院厚労委員長不信任動議を提出し、否決→自公退席

2008年06月05日 14時54分46秒 | 第169通常会(2008年1月~6月)ガソリン国会

【参院厚生労働委員会 2008年6月5日】

 いよいよ自民党・公明党が狂い出しました。

 6月5日の参院厚生労働委員会は、“後期高齢者”医療制度廃止法案に関して参考人から意見を聞く予定でした。

 ところが自公は、「参考人から意見を聞いた上で、廃止法案を無理矢理採決するために職権で委員会を開いた」という難癖をつけ、岩本司委員長の不信任動議を提出しました。

 公明党の山本博司さんはハイテンションで賛成討論をしました。

 この後、岩本司委員長に代わって議長席に座った家西悟・理事が挙手で動議を採決。

 賛成少数で否決されると、家西さんに代わり、岩本委員長が席に帰りました=写真。




 そうすると、何と自公は議場から出て行ってしまいました。=冒頭の写真、MSN産経=

 定数25人の11人を占める自公が欠席するという異常事態。
 自分たちの案が否決されたら欠席とは学級会未満です。

 参考人質疑は25分遅れで、始まりました。
 報道によると、衆参事務局は、与党欠席での参考人質疑は例がないとしているそうです。


[廃止法案に意見を述べる参考人=6月5日、参院厚労委]

 ただ、このおかげで、きょうの参考人質疑のあと、“後期高齢者”廃止法案は採決され、全会一致で可決されることが確実になりました。
 あす金曜日の本会議に岩本司委員長が報告し、可決→衆院に送付という運びになりそうです。

6月3日の一般質疑のもようは下をクリックしてご覧ください。
【後期高齢者】廃止法案、参院委で質疑(午前の部)
【後期高齢者】廃止法案、参院委で質疑(午後の部)

参議院インターネット審議中継
(↓こちらをクリックしてください)


↓気軽にクリック、ブログランキングの順位が上がります!
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

1日1クリックで集計されています。応援ありがとうございます<(_ _)>


【後期高齢者】廃止法案、参院委で質疑(午後の部)

2008年06月05日 14時49分59秒 | 第169通常会(2008年1月~6月)ガソリン国会

【2008-6-3 参院厚生労働委員会】

 後期高齢者医療制度廃止法案の質疑の午後の部です。

 午後は
 自民党が質問→民主党が答弁
 のパターンになります。

 主な答弁者は、福山哲郎さん、大塚耕平さん、桜井充さん(以上民主党)、小池晃さん(日本共産党)、福島みずほさん(社民党)、自見庄三郎さん(国民新党)らでした。

 で、自民党は尾辻秀久参議院議員会長が質問者として登場。
 自民党五役である議員会長の登板は異例です。厚労相経験者とはいえ、自民党の人材難を感じさせました。


[画像]質問に立った尾辻自民党参院議員会長(参議院インターネット審議中継)

 尾辻さんは老人保健制度の問題点を解決するために、「後期高齢者」を制定したとの経緯を説明。
 「この法案は緊急避難だが、緊急避難するなら安全なところに避難すべきだ」として、老健制度にいったん戻す民主党案を批判しました。

 また、「健保は(法案に)書いてあるが、国保のことは書いていないのはなぜか」と質問。大塚さんが「4月1日以前に戻す、という法案なので、国保について法制面で検討の余地がある」と認めました。


 国民新党副代表で、元郵政相の自見庄三郎さんの発言はいつもながら説得力がありました。自見さんは小児科医。

 年齢によって区分する保険組合が、先進国では米国のメディケア・公的医療制度(65歳以上)しかないとして、制度自体が許せないとの認識を強調。 

 「年齢によって差別することは公的医療になじまない」としたうえで、

 「カネより命が大事だ!!」

【質疑には合計5人の医師が登場】

 自民党2人目の質問。

 ここでは質問者、答弁者あわせて5人の医師が登場しました。

 答弁者では民主党の桜井充さん、日本共産党の小池晃さん、国民新党副代表の自見庄三郎さん。

 質問者では自民党の西島英利さん、公明党の渡辺孝男さん。


[写真は西島参院議員]

 日本医師会出身の自民党比例代表、西島英利さん。
 質疑中に「私は日本医師会の常任理事として後期高齢者医療制度をつくった」と自己紹介しました。

 西島さんは終始、日本医師会の立場から質問を続けました。
 コワモテの西島さんのことを良く存じませんが、少なくとも小児科ではないでしょう。

 西島さんはまず、きょうの委員会が職権で設定されたことが遺憾だとして、岩本司委員長(民主党)に質問。岩本さんは「委員長への質問はふつうはないんですが・・・」としながらも、理事会などで話し合った経緯などを説明。
 西島さんはさらに参院政審会長である福山さんに今後の審議日程を質問。
 福山さんは「審議をいそぐつもりはないが、6月15日という会期末が決まっています」として理解を求めました。


[日本共産党政策委員長の小池さんも医師]

 日本共産党の小池晃さんも「しっかり審議する考えに変わりない」としながら、法案の早期成立の意義を強調。

 社民党党首の福島みずほ参院議員も同様の考えを示しました。


[答弁する福島さん]

 一方、民主党は答弁の中で攻勢。
 「(日本医師会の構成員である)近畿医師会は後期高齢者廃止の決議をしている
 「4月の導入からわずか2ヶ月間で見直しを迫られたのに、ここまでの質問で自民党の両先生からひとことも謝罪の言葉がないとは残念だ」と反撃しました。

 今も仙台市の病院で月2回診療を受け持っているという民主党の桜井充さんは「私も日本医師会員ですが、西島先生のように選挙の応援をもらっていません」と笑わせながらも、ピシャリと答弁。

 このあと磯崎陽輔さん(自民党)、山本博司さん(公明党)、渡辺孝男さん(同)が質問。

 午前中の民主党に続き、井上哲士さん(日本共産党)、近藤正道さん(社民党)が質問し、一般質疑は終了しました。

 この後、参考人質疑の日程を決めて、散会しました。

前編はこちらをクリック【後期高齢者】廃止法案、参院委で質疑(午前の部) してご覧ください