[写真]志位和夫さんと、手を振る田村智子さん、おととし6月、池袋で、宮崎信行撮影。
日本共産党は3泊4日で第29回党大会を静岡県内で開き、最終日のきょう令和6年2024年1月18日(木)中央委員を選挙。代議員が残ったまま「入れ子細工」で中央委員会総会が開かれ、幹部を選びました。再開した党大会で報告。
田村智子さんが幹部会委員長に就任しました。
志位和夫中央委員会議長、小池晃書記局長が支えるかっこうとなりました。
志位議長は「国政では田村智子さんが党を代表する」と述べました。
田村さんは元東京選挙区候補から全国比例に転じて初当選しています。全国比例とはいえ、長野県出身の国政政党党首は、羽田孜さん(大田区出生)以来四半世紀ぶり。また旧選挙区の関係もあり、公明党の山口那津男代表と近所で町内会会合で会うことも多いとかつて語っていました。
宮崎信行は7カ月前の昨年6月から大手媒体で「田村委員長」を予想する発言をしていました。ところが確認してみたところ、肝心かなめのこの媒体で書くのは11月にずれ込んでしまっており、遅れてしまったことをおわびします。
副委員長を続投した市田忠義元参議院議長の3日目の報告では、およそ200人の中央委員のうち60人近くが満了での辞意を表明。しかし、全員と個別に面談して家族と健康に問題がなければ続投してほしいと慰留し、多くが撤回したとしました。なかなか、国政選挙では力を発揮しきれないことも予想され、田村委員長の党内でのガバナンスは難航しそうです。上述の通り志位議長が「国政では田村さんが代表」としており、「しんぶん赤旗」を含んだ党組織は志位さんということになるのでしょうか。
田村さんは、振り出しは参・文教科学委員でしたが、所掌が多くて難しい内閣委員に交代。吉良よし子議員からバトンを受けました。内閣府所管の「桜を見る会」の総理マターで、旧立憲の控室「衆議院第16控室」での旧立憲仕切りの「野党国対合同ヒアリング」で、マスコミなどでの露出が増え「タムトモ」の愛称がつきました。
[写真]田村智子さん、きょねん4月下旬、横浜市で、宮崎信行撮影。
田村さんは1965年7月4日生まれの58歳。参議院全国比例で民主党政権時の2010年夏に初当選し、3期13年。第50回衆院選で比例東京ブロックへ転じることがすでに決定しています。
田村さんは長野県小諸市出身で、県立野沢北高校から早稲田大学第一文学部卒業。きょねん4月下旬、筆者が初めて「町議会議員選挙の告示の火曜日朝」を初めて取材した候補者(=当選、野党的立ち位置だが、立憲・共産とは全く無関係の完全無所属)も、野沢北高校卒業。田村さんのおよそ10年近い後輩女性となり、女性が活躍しているようです。
以上です。