ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

第27回参院選は「2025年7月13日(第2日曜日)投票説」が浮上、朝日新聞報道が話題に、「ダブルひろし」が決定へ

2024年12月16日 07時37分08秒 | 第27回参院選(2025年7月)
 第27回参議院議員通常選挙が、令和7年(2025年)7月13日(日)に投開票されるのではないかとの観測が浮上しました。先週12日付の朝日新聞=写真=が「複雑な方程式」だと報じて、話題になっています。

 第27回参院選は日本の歴史で初めて「政権交代をかけた参院選」となります。

 仮に「奇数回」の参院選が7月第2日曜日となると、通常国会が1月に召集される現行国会法及び公選法のもとで初めてとなります。

 都議選は、前回、年末の都選管で日程が決まり衝撃を与えました。公明党は目黒3人区で現職の引退・撤退が決まっており、全勝しても議席減となります。厳しい戦いです。

 第217回通常国会が、来月15日(水)だとか20日(月)から始まり、6月の19日までに当初会期又は小幅延長で閉会。この場合、6月13日(金)に都議選告示、22日(日)都議選投開票、26日(木)参院選公示、7月13日(月)参院選投開票となります。

 いずれにせよ、自民党の森山裕幹事長、創価学会の佐藤浩副会長(非常勤職員)の「ダブルひろし」が交渉し、最後に菅義偉副総裁が仲裁するかたちで決定することになりそうです。

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吉村洋文・維新新代表が記者会見で国会に詳しくなさそう、国民とのキャラかぶり警戒、衆参での自公過半数割れをめざし「準決勝」を

2024年12月01日 23時06分38秒 | 第27回参院選(2025年7月)
[写真]吉村洋文・日本維新の会代表、先月2024年11月、宮崎信行撮影。

 日本維新の会はきょう1日(日)大阪で代表選を行い、吉村洋文・大阪府知事を新代表に選びました。が、あす2日(月)の午後6時から東京で開く両院議員総会で選出する共同代表に「政党クラッシャー」の前原誠司・衆議院議員が就く意向を示し、人間性を知る東京の記者から「顔を見ただけで虫唾が走る」と嫌悪感が広がりました。

 吉村さんは10ヶ月、通常国会1回分しか衆議院議員の経験がなく、国会に詳しくない面もありました。

 会見で吉村さんは次のように語りました。

 「今回の臨時国会もそうですし来年の通常国会なんかを主戦場になると思ってますから社会保障改革と教育の無償化と企業団体献金を禁止この三つは主軸として、局所局所戦で訴えていきたいというふうに思います。元々数があまり多くないので、あまりウイングを広げてもなかなかうまくいかないと思いますから、やっぱり局所戦をしていくべきだと思いますからその局所戦はこの三つだろうと思います。それ以外の憲法改正とかいろいろありますが、この三つを我が党のまずは軸」と語りました。

 先の第50回衆院選で各党から「教育の無償化」という言葉を聞きましたが、具体的な法改正の動きはききません。

 「モテ期」とされる国民民主党のキャラかぶりへの警戒感も示しました。
 「衆議院500弱(正確には465)いる中で我々38しかいない。ある意味弱小政党ですからでも与党も(衆では)過半数ないわけで、維新の会を信じて投票してくれた人の信頼は絶対に裏切らないとという思いで、国会活動をしていくということになる。政策の考え方で国民民主党は比較的やっぱり近いなっていうふうには思いますね。現役世代を重点としていく。労働組合の支持母体があることは大きな違いがありますけれども、現役世代重点投資をしていこうという意味では非常に国民民主党とは考え方が近いんだろうなとは思います」と述べました。

 参院選についてですが、32ある1人区のうち、第25、26回参院選で滋賀、奈良、和歌山のうち、安倍さんが暗殺された第26回の奈良でしか候補者を擁立したことがありません。吉村代表は、自公が参で過半数を割れる可能性がある中で、野党が勝てる可能性がある選挙区では「準決勝」を行い、一本化する意向を積極的ににじませました。ただし、準決勝の方法論を、維新が明確に示したことはありません。

 吉村代表は、国会対策委員長を置くことを明言しました。

 これからの、8ヶ月や、あるいは4年弱の政治ドラマでは、維新と国民民主党のどちらかが、大幅に議席の割合と影響力を小さくした景色で、その次の10年に向かうこともありそうです。

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芳野友子連合会長は共産党も含めた野党候補者調整に理解を示す方針転換「地域によって政策合意をしているところがあるので地域ごとにやってほしい」

2024年11月27日 21時03分56秒 | 第27回参院選(2025年7月)
 連合の芳野友子会長=きょう撮影=は、野党調整について「地域によっては、政策合意しているところがあるので、地域ごとにやってほしい」と語りました。第27回参院選に向けて、1人区の32県連などでの立憲民主党と共産党も含めた話し合いが水面下で加速することになりそうです。

 年数回、議員会館内で開かれてる「連合と国民民主党のトップ懇談」が開催されました。会合後のブリーフィングで、芳野会長は玉木代表の不倫について辞任は求めないことを示しました。連合は「参院選を視野にした3者協議会」の設置を要望。これは、連合・立憲・国民3者が参院選での候補者調整の再開に向けて基本の方針をすりあわせたい協議体だと説明しました。仮に実現しても、自公が近く閣議決定する3年に1度の「エネルギー基本計画」への対応で距離感があると考えられます。

 静岡2人区で改選を迎える榛葉幹事長について、静岡県教職員組合が推薦しない方針となったのは、103万円の壁撤廃に関した県の税収減があるのではないかとの記者団の問いに、芳野さんは「連合静岡は、前段階でボタンの掛け違いがあったと聞いている」と答えました。

 玉木さんは「衆院選で勝ったとはいえ、32ある1人区では極めて限定的だ」とし、具体的に公認している長崎選挙区のみしか1人区の県名をあげませんでした。また、立憲との2党協議で、小川幹事長の小沢一郎総合選対本部長代行のどちらが窓口か現段階ではわからないとも明かしました。なお、立憲はあすの臨時国会召集日に、れいわ、有志、参政、保守も含めた8党派の野党国対委員長を設定し、すべて出席する見通し。

 前回の参院選は、泉健太代表が「京都府2人区の常識は32ある1人区の非常識」なのに、反共的な発言をしてしまい、県によっては立憲と共産の幹部は会話すらしてはいけないとの認識が広がってしまいました。

 一方、2015年夏以降に、民進党や立憲民主党の幹部だった岡田・枝野・福山・泉・西村各氏らが「野党共闘」という単語をそもそも発していないことも知る人ぞ知る事実となってきたようです。


[写真]芳野友子・連合会長の母校・都立青山高校を訪れた筆者、おととし2022年11月。

 芳野友子さんや、林文子・前横浜市長らは、都立青山高校から大学に進学せずに大手メーカーに就職しました。この青山高校は、国立競技場・神宮球場・競技団体の本部のほぼ隣です。都心過ぎて駅からちょっと歩くほどの都心です。反共思想を持ってしまう方が普通だと思われます。が、地域ごとにやり方は違います。東北6県、沖縄の多様性を知ると、日本が均質な国土で工業生産をしている国だったことは、明治維新前後も含めてただの一度もなかったことがわかります。地域の多様性を尊重して吸い上げる仕組みが国政選挙と国会だという認識を持ちたいものです。


[写真]市民と野党の調整候補がうまくいっている県の選挙戦中一度の軽井沢地区での街頭演説会に早めにかけつけた共産党軽井沢地区党員夫妻、通例、候補者と同じ党に属する支持者が候補者に向けたプラカードを作成して持参することはない、3年前の2021年4月、長野・軽井沢で、宮崎信行撮影。



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32ある1人区「香川県選挙区」で国民公募も玉木「4倍増とはいえ、正直極めて限定的」と他の擁立しない見通し

2024年11月26日 16時33分52秒 | 第27回参院選(2025年7月)
[写真]香川県内における国政選挙のようす、3年前の2021年10月、宮崎信行撮影。

 来年7月は、「政権交代をかけた参院選」が第27回にして初めて行われます。ある報道機関では、32ある1人区で野党が一本化すると与党が3勝29敗となる試算もあります。この試算は甘いところがあります。野党支持が強い夫婦でも、建設・金融・保険・製薬は連合が候補者を立てないので、自民党公認の業界出身者の個人名を夫婦で書くことにためらいがありません。ですから、私の試算では、石破茂さんは(鳥取・島根合区など)2勝30敗ぐらいでないと、日本保守党を連立に入れて過半数を割ることはないと思います。野田佳彦さんらにとっては高い壁です。

 さて、国民民主党の玉木雄一郎代表や、香川県連幹事長(高松市選挙区の県議)らは香川選挙区の候補者の公募を始めました。香川は裏表とも自民候補が過半数で圧勝しています。が、衆での全3区のうち1・2区は野党幹部なので、参でも勝てる公算はあります。2016年は、ここだけ共産公認が立ち、残りの31は民進公認でした。32ある1人区で「市民と野党の調整候補」の一本化が完成しました。第27回参院選では、香川・奈良・滋賀を見渡すと、立、維、国、共の4党の調整が必要だと考えられます。が、完全一本化は可能だと思われます。

 玉木さんはきょうの定例記者会見で次のように語りました。

 「参議院選挙は比例復活がないので、その意味では1人区っていうのは一定の調整が必要になることは私も理解をしています。ただ我が党としてですね、正直申し上げて、(先月の衆院選で)議席を増やしたとはいえですね、今の体力と実力で、1人区にどれだけ立てられるのかということを考えますと極めて限定的ではないかなと思っています。ですから調整の必要性はもちろん理解をするものですね。調整の必要となる対象選挙区が果たしてどれだけあるのかということも現実的に考えながら、一方で、全国比例はもちろん自公とも戦えますけど他の野党とも戦うということになってますし、また東京などが典型ですけれども、6議席も(蓮舫氏の欠員分も含む東京の)7議席も通るところはですね、もうもちろん与党とも戦えますけど他の野党とも戦いながら議席を取る選挙区でありますのでその意味では1人と考えるとできるだけ調整となりますけど、複数とか全国比例になると、できるだけ他の野党とも一定の差別化をしながら戦っていかなければいけないという複雑なゲームを戦うことになっておりますので、そういった我が党のあのサイズ規模、実力そういったものも踏まえながらですね、1人区での調整をどこまでするのかしないのかこれは今後考えていきたいと思います」と語りました。

 山形、香川に限られそうです。

 玉木さんはまだ明示していませんが、同党は結党以来一度も達成していない「全国比例4議席」を全党一丸の最大の目標とすることは、間違いないでしょう。

 32ある1人区の調整ができるかどうかが、立憲民主党の野田佳彦・小川淳也執行部にかせられた最も優先順位が高い課題といえそうです。

 老婆心ながら付け加えると、どの党にかかわらず「政治塾」に参加した若い優秀な人は、たとえ地元であっても、1人区公認候補の誘いには慎重にしたら、よいでしょう。

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第27回参院選自民党は「壺扱いの屈辱を受けた臨床検査技師会」撤退か「日本遺族会」「佐藤信秋氏」「長崎県連」「合区」先送りへ

2024年07月25日 23時31分31秒 | 第27回参院選(2025年7月)
[写真]自民党本部、今から8年前の2016年5月16日、宮崎信行撮影。

 自民党はきょう令和6年2024年7月25日(木)第27回参院選の1次公認を発表しました。

 臨床検査技師会は、前回、安倍晋三さん(暗殺)・伊達忠一さん(引退)の票寄せで、統一教会からも支援を受けてしまいました。くれぐれも名誉のために言いますが、臨床検査技師で、壺はいません。が、今回のリストにはなく自民党から撤退するかもしれません。

 日本遺族会も前回、議院運営委員長が落選しました。鹿児島県区でも元会長の参議院議長が引退して公認が出ておらず、遺族会も自民党から徹底となるのでしょうか。

 全建設業連では、見坂(けんざか)茂範さん51歳が公認。佐藤信秋さんは新潟県連会長として、新潟県区(改選定数2)をめざします。同党は、県連は月会費5万円を払えれば入れて、役員は2まで、会長は1県連までとなっています。

 来年の通常国会で「土地改良法改正案」を審議する見通しですが、参院選では、現職の宮崎雅夫さんが引き続き公認され再選をめざします。

 全国郵便局長会は、新人の犬童周作さん56歳にスイッチ。

 もめている長崎県区は現職の公認が決定されませんでした。

 6年近くまで、旧立憲民主党がさわやかな風をふかせた神奈川県区では、若くして亡くなった島村大(日大二高卒)さんの後釜がみつからず、公募が始まりました。

 橋本聖子さん、有村治子さん、中田宏さん、和田政宗さん、赤池誠章さんらも公認が出ました。

 分かりにくい、鳥取、島根、徳島、高知の県区と特定枠での公認はすべて見送られたようです。

 概算要求基準は、4兆円の「重点政策枠」ができそうです。
 適正検査の不祥事で、能動的サイバー防御法案の臨時国会提出に暗雲がたれこめました。公職選挙法改正案は、総務省の論点洗い出しにそった改正となりそう。首相は先端半導体の支援法案を出したいと視察先で語りました。選挙を前にした来年の通常国会は、下請法改正案、年金法改正案、上述の土地改良法改正案などが準備されています。

 あす2024年7月26日(金)は、あちら時間でパリ五輪が開幕。東京オリンピックでは、100メートルでイタリアの白人が金メダルをとる歴史的快挙がありました。英国は労働党へ14年ぶりの政権交代、フランス極右伸長に大統領が苦慮、アメリカはバイデン大統領の再指名拒否で、カマラ・ハリス副大統領が出馬へ。もはやコロナではないめまぐるしい7月。クーベルタン男爵の出生地フランスではどんなドラマを人類は繰り広げるのでしょうか。日本人だけが人類から置かれていった「逆・真珠湾」を、日本人が知る夏にもなりそうです。

 以上です。
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立憲あす(7/25)水俣病の新潟報告会、自民党は第27回参院選対、衆参の安保・防衛委員会は30日(火)に閉会中審査

2024年07月24日 18時51分37秒 | 第27回参院選(2025年7月)
[写真]水俣病で滝沢求・環境副大臣(自民党参院青森・麻生派)に要請する、立憲民主党衆院議員の近藤昭一さん(=右)、篠原孝さん(=左)ら、先月21日、宮崎信行撮影。

 立憲民主党は近藤昭一ネクスト環境大臣らが、あす(7月25日)新潟市で「水俣病に関する報告会」をすることになりました。開会中の伊藤信太郎環境大臣の熊本謝罪訪問を契機に、立憲も先月6月に熊本、新潟両県を訪れ、同月21日に滝沢副大臣に要望していました。あすは現地報告会となります。近藤さんは連続当選9回で、同党の上位12人中で大臣の経験がない2人のうちの1人となります。党内派閥「サンクチュアリ」また党内外の組織「立憲フォーラム」の会長です。枝野幸男前代表のもと党組織委員長の立場で党執行役員会に加わっていました。

 立憲は農林水産キャラバンが岩手、女性キャラバンが兵庫を訪れる予定。自治体議員ネットワークと女性議員ネットワークはきょうからあすにかけて東京で研修会。

 あすは自民党の小渕優子選対委員長らの会議が第27回参院選の第1次公認を発表。青森県区(改選定数1)は上述の滝沢求さんが公認される見通し。鹿児島県区、岡山県区(各々改選定数1)などで現職が引退し、比例ではJA枠全中プロパーから「ホクレン」の職員に代わります。長崎県区では衆院補選の混乱は収まらず旧岸田派の現職・古賀友一郎さんをおろす動きがあります。

 自民党の役員会は次回は8月20日(火)。岸田総裁が出席しない役員連絡会は8月6日(火)。

 立憲の次の常任幹事会は7月30日(火)でとくに大きい案件はありません。

 衆議院安全保障委員会の閉会中審査は30日(火)午前、参議院外交防衛委員会の閉会中審査は13時から。

 「参議院政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会」は31日(水)から8月1日(木)にかけて根室市を訪れることになっています。

 徳田虎雄・医療法人徳洲会創業者の逝去、ジョー・バイデン大統領の再指名辞退とカマラ・ハリス副大統領の指名獲得確実視、パリ五輪を前にしたパリ市長のセーヌ川水泳などいろいろな動きがありますが、日本政界はマスコミが「報道しない自由」を発動した水面下のひざ詰めの組織戦となっています。

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【衆参の長野の選挙】国民民主党長野県連代表に、竹詰仁参議院議員、電力総連・東電労組組織内

2024年05月08日 18時26分02秒 | 第27回参院選(2025年7月)
[写真]竹詰仁・国民民主党長野県連代表、きょねん2023年9月、党大会会場施設で、宮崎信行撮影。

 国民民主党本部は、きょう2024年5月8日付で、長野県連代表が竹詰仁参院議員に交代したと発表しました。

 大塚耕平代表代行兼政調会長が名古屋市長選をみすえて離党したことで空席となっていました。

 竹詰さんは、東京電力労働組合の中央執行委員長を経て、2年前から参議院議員。千葉県連代表も兼ねており、きょねんの千葉5区補選では、自民女性新人、立憲男性新人のほかに、国民女性新人をささえて3位になりました。統一地方選では、千葉の県議会、市議会や、東京の区議会などで、党勢を大幅に拡大しました。

 長野県では、2016年の平和安全法制以降、「市民と野党の共同候補」路線が早期に定着。当初、県内で、国民民主党の本部代表に名乗りを上げる意見があったため、杉尾秀哉さん一人だけ旧立憲に参加しましたが、新・立憲結党大会には一致結束して、全員が参加しました。その後、70代の安曇野市議会議員男性が1人だけ国民民主党に移籍したので、他県連の掛け持ちの竹詰さんと合計2名となります。

 共産党の田村智子・新委員長(衆・比例東京1位に転出予定)が長野県出身だということは、内外ともほとんど知られていないようですが、新潟県にある東京電力柏崎刈羽原子力発電所の稼働を不安視する声もあることから、野党間の調整が手間取ることもありそうです。

 以上です。
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