渡辺恒雄の後継者、宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

菅直人改造内閣スタート 民主党は「会社型」、自民党は「町内会型」

2012年01月01日 00時00分00秒 | 第176臨時国会(2010年10月)熟議
 菅直人首相は、2010年9月17日、内閣改造に踏み切りました。定期代表選で2012年9月までの任期を得たことに伴うもので、補充を除けば、内閣改造は民主党結党以来初めての経験となります。

 印象から言うと、野党時代からよく耐え、よく頑張ってきた人が順当に評価されています。ただ、それは野党経験が長く、与党経験が短いことの裏返しでもあります。けっして虚勢を張らずに「分からない」「いやーっ、自民党はこんな大変なことをしていたのか!」と正直に心情を吐露するクリーンでオープンな菅民主党丸を期待します。

 こうやってみると、自民党内閣は「町内会型」で、民主党内閣は「会社型」だな、と思います。

 自民党は派閥ごとに当選回数順の初入閣・再入閣適齢期の議員のリストを提出して、その中から、首相・官房長官らが選ぶ格好になっていました。今回は、菅さんが官房長官らと相談して、各グループ、衆参のバランスも考えながら、過去の人事評価シートをアタマに浮かべながら、適材適所で選んだという感じがします。

 改造内閣の顔ぶれをみると、自民党が1年交替の「町内会の役員人事」という風情があったのに対し、民主党は、配置換えと副大臣からの昇格人事という「会社型内閣改造」という雰囲気がします。

 
[画像]第1次菅改造内閣の顔ぶれ(朝日新聞)。院替え参院議員の衆院当選回数は私が書き加えました。

【鹿野道彦さんが21年ぶりに農相復帰】

 まず、「会社型」でない意外な例では、なんと言っても鹿野道彦さんが21年ぶりに農相に復帰したことです。1989年8月の第1次海部内閣以来です。そのときは、いわゆる「自民党の小沢一郎剛腕幹事長」がTVに登場しだしたあのとき以来の農相です。

 鹿野さんは民主党では珍しい自民党清和会(福田派)出身で40日抗争にも参加しています。その後、1989年農相、1992年宮澤内閣で総務庁長官。そして、政治改革の志から「新党みらい」の船に乗り、新進党に移りました。新進党解党後は、「国民の声」「民政党」のイカダに石井一さん、岡田克也さんと乗り込み、民主党に参加しました。2003年~2004年には、菅代表・岡田代表のもとで「ネクスト農相」として、現在農林副大臣の篠原孝さんの「農業者戸別所得補償」を採用しました。

 捲土重来を図った第45回衆院選では、岡田幹事長がチャータージェット機で山形空港に乗り込み、「政権交代後の閣僚候補だ!」と応援演説しました。おなじ省のリアル大臣→ネクスト大臣→リアル大臣というのは鹿野さんが初めてだと思われます。鹿野さんは山形県内の農政通として、自民党宏池会の加藤紘一さんと比較されることが多かったのですが、「政治改革の志」を貫いた分、意外や意外といっては失礼ですが、歴史に名を残す政治家は、鹿野さんの方になりそうです。

【昨年9月から同じ役所のトップを続けるのは最年長・北澤防衛相だけに】

 自民党国会議員経験者は鹿野さんのほか、防衛大臣の北澤俊美さん、そして国民新党の自見庄三郎さんと3人だけになりました。北澤さんは、昨年9月16日の鳩山内閣発足から、同じ省を担当しつづける唯一の大臣となりました。普天間と言うよりは、防衛大綱の改定が11月めどに控えていて、これは向こう数年というか、装備品の方針転換があれば、数十年の予算に影響を及ぼすものです。大臣就任時には、マスコミから失言を引き出そうと狙われていた気配があり、私はこのブログの中で「俊美さんは酔拳のオッサンのような人だから失言でクビはとれない」と指摘してきましたが、その通りになりました。防衛省の官僚の話をよく聞き、自衛隊の儀礼に対してていねいにアタマを下げる最年長閣僚。防衛省・自衛隊のみなさん、ラッキーですね、ですよね?

【前原さんの外相横滑りと副大臣昇格の順当な人事】

 菅内閣発足のときは、総理の後釜として、野田佳彦さんが副大臣から財務大臣に昇格しました。幹事長に転じた岡田克也さんの後任外相には、前原誠司さんが横滑り。まさに順当な人事という奴です。そして国土交通大臣には馬淵澄夫副大臣が昇進しました。当選3回生ですが、党内若手への影響力の高さからすれば、納得です。

 また、厚生労働省では、4回生の長妻昭大臣を「労働担当副大臣」として支えた当選7回生の細川律夫さんが昇格しました。これを長妻さんが更迭されたとみる向きもあるでしょうが、この1年間で、「消えた年金記録」の修復は進んできていますから、「一に雇用、二に雇用、三に雇用」へ厚労省へのシフトが細川さんの大臣昇進で明確になったというとらえ方を私はしています。

【労組出身者も絶妙な配置】

 民社協会からは川端達夫文部科学相にかわって高木義明(タカ・ヨシアキ)さん、拉致問題担当大臣が中井洽さんから柳田稔さんに変わりました。向こう6年間の安定した参院任期を持つ柳田さんは法相も兼ねます。この辺の人事も興味深いところです。高木さんは、三菱重工業長崎造船所という、明治維新直前にできたニッポンの誇りともいえる造船所のはたらく仲間の代表ですから背中でモノを勝たれる人です。前任者の川端文科相と同じく民社協会で、日教組はいわゆる旧総評系で、まあ敵というか味方というか、難しいですが、その辺のバランス感覚が期待できそうです。

 民社協会参院議員の直嶋正行さんから、中立労連・日立製作所出身で、鳩山グループ会長の大畠章宏さんが経済産業大臣になります。とくに、ベトナムの原子炉トップセールスでは、日立・東芝・三菱重工業などの重電3社と政府の取り組みについて、来月、日越首脳会談で回答がきますので、ドキドキです。なお労組出身の高木文科相は64歳、大畠経産相は62歳で、同期入社の仲間が定年退職を迎えている、ということで、早めに入閣したい、つまり、同期が定年退職したんだから、そろそろいいんじゃないか、と小選挙区で言われる可能性にも配慮したのかもしれません。労組系は選挙は楽だとされますが、60歳を過ぎるとなかなか大変です。だから、高木、大畠両大臣は、1生に1度の仕事だと割り切り、思いっきり政府のムダを切って切って切りまくって欲しいです。

【松本龍さん、岡崎トミ子さんらもきっちり抜擢】

 当選7回生59歳の松本龍さんが環境大臣兼防災担当大臣になりました。少々驚きました。というのは、野党時代から福岡1区で小選挙区を勝ち続けている力のある議員です。そして、「部落解放の父」である松本治一郎・元参議院副議長の孫です。それはすばらしいことです。しかし、松本治一郎が仲間の生活の安定をきずくために創業した建設会社はけっこうイケイケドンドンで、その辺で、松本さんの入閣は、当選回数を2桁ぐらいになってからなのかな、と思っていたからです。人柄はバツグンです!!

 松本さんは元衆院環境委員長ということで、環境通の岡崎トミ子さんは国家公安委員長兼消費者・少子化・食品安全などの担当大臣となりました。岡崎さんは長年、岡田克也さんをリーダー候補や気候変動の問題で支えてくれたので、私個人としてはうれしいです。もう66歳なんですね、おどろきました。

 総務大臣には、自治省出身の元鳥取県知事、片山善博さん。補助金の廃止(地方一括交付金)、出先機関の廃止(自治体への移管など)の2つに絞って、民間人なんですから、公務員の雇用を確保したうえで、あとは、切って切って切りまくって欲しいと思います。

【ひとつ懸念は経済・金融チーム】

 民主党では、閣議のほかに複数のメンバーで「閣僚委員会」をつくっています。普天間などの安保・外交チームは、前原外相、馬淵沖縄・北方担当大臣、北澤防衛相、仙谷由人官房長官というチームで精鋭揃いです。

 一方、経済チームです。この内閣改造で民主党は「未熟さのディスクロージャー」をしました。自民党時代の「経済・財政諮問会議」を廃止しましたが、このことにより、経済政策の司令塔が見えなくなっていました。これが他の閣僚が申し訳程度に兼務してきて経済財政政策担当大臣(経財相)として、海江田万里さんの起用につながったと思います。ただ、経済チームが、海江田経財相、野田財務相、大畠経産相、自見郵政改革・金融相、玄葉光一郎国家戦略相ということになると、この面々のつながりというは見えてこない。

 国会ウォッチャーとしてニッポンのためにはっきり言いますが、大畠経産相は、この人まったくの経済オンチです。野党の小沢一郎代表時代、ネクスト金融担当大臣として衆院財政金融委員会での質疑を聞いていてひっくり返りそうになったことがあります。リーマン・ショック直後の第170臨時国会(2008年10月29日)に大畠ネクスト金融相は、当時の自民党の財務・金融相(故人)に対して、次のように質問しました。「ところで、実は、書店に今は、この『ソロスは警告する』という本ですとか(中略)こういう本がマスコミ界で出回っているわけです。特にこの『ソロスは警告する』という本の中に、私も読ませていただきましたが、この方はもう七十歳を超える方でございますけれども、投資家でありまして、一兆数千億の資産を有するということですが、この方の回顧等を見ますと、経済を行う者は歴史を勉強しろ、歴史とそして哲学を持たざる経済はいずれ破綻するということが書いてあるわけです。この中に、去年の十二月書いたものですが、アメリカの市場原理主義による経済はいずれ破綻するということがもう既に警告として入っているわけですね」と。大畠大臣、「アジア通貨危機」って知ってますかと問いたくなる、分かる人にはズッコケの質疑でした。まあ、大臣には、知ったかぶりはやめてほしい。

 菅直人内閣が背負う重荷は18人だけで担ぐのではありません。412人だけでもありません。我が国は間接デモクラシーですが、私たち国民もあくまでも自分にできる限りで、政権の重荷を背負いましょうよ。

 菅内閣はクリーンでオープンを約束しています。それは国民との血の契りだ。だから菅内閣から出てきた情報は、熟議の材料としては最適です。ソクラテスのように、町で政治が語られる国に。ベトナム人民なんかも、何時間も新聞読みながらずっと議論していますよ。日本だって、がんばりましょう。太った豚より、むしろ痩せたソクラテスになりましょう。

【官邸の裏方さん】

 内閣官房副長官は、衆院が古川元久さん、参院が福山哲郎さん、事務が元総務事務次官の瀧野欣也さんが留任。内閣法制局長官は、梶田信一郎さん。それから、これは大事ですが、総理の政務秘書官には民主党本部役員室職員だった岡本健司さんが引き続き務めます。

 
【写真】岡本健司・菅内閣総理大臣政務秘書官(宮崎信行撮影)

 天皇の国事行為(衆院解散、国会召集)のときに皇居から国会まで陛下の詔書を運ぶ内閣総務官には、8月23日付で、原勝則さん(昭和54年厚生省入り)が就いています。4年間務めた前任者の千代幹也さん(昭和51年運輸省入り)は内閣広報官に昇進しています。 
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あわや国会崩壊、マニフェスト崩壊を救った参院自民党の2議員 礒崎陽輔さん、宮沢洋一さん

2010年12月31日 08時07分03秒 | 第176臨時国会(2010年10月)熟議

[写真]参議院自民党の礒崎陽輔さんと宮沢洋一さん(各々、自民党ホームーページと宮沢洋一さんのブログから)

【参・予算委 2010年11月22日(月)の午前中の一般質疑と午後の集中審議】

 第176臨時国会(2010年10月1日~12月3日)について、書きそびれた一本を大晦日にアップします。

 ねじれ国会という事で、参・予算委員会は補正予算提出前から基本的質疑や集中審議が多く、NHK国会中継が何度入り、かなり国会に興味を持つ人が増えたようです。ただ、「予算委員会なのに予算の審議をしていない」「ヤジが酷すぎる」という世論があり、「ヤジ」に関しては全く同意しますが、審議の内容に関しては、比較的良かったと思います。つまり、今までの国会と比較して良かったという意味です。こんな中、補正予算案提出後の一般質疑(総理は出席せず、テレビ中継はない)の中で、あわや「国会崩壊」「マニフェスト崩壊」となりかねない事態を、参院自民党の議員が救ってくれた場面がありました。

 一人は、礒崎陽輔・予算委理事です。自治省出身で、第21回参院選の大分選挙区で、全国的に珍しく民主党と社民党が選挙協力に失敗し、別々に候補者を立てしまい、漁夫の利を得て初当選したのが、礒崎さんです。

 公明党の石川博崇さんが法務行政について質問したかったようですが、この朝、柳田稔法相が辞任。そこで、「法務大臣(としての答弁)は、仙谷さんということでよろしいのか」と、法相を兼務することになった仙谷由人・官房長官に確認しました。この国会で問責決議をされることになる仙谷さんですが、「朝8時に菅総理が柳田大臣から辞表を受け取った」とし、「総理から『お前(仙谷さん)が法相をやってくれ』と言われた。持ち回り閣議で、(国務大臣として天皇陛下から認証された後、○○大臣としての所掌事務を決める)補職辞令の手続きがされる」と述べました。ところが、繰り返しの確認に対して、「その手続き(補職辞令)が出来ているか分からない」。石川さんが「今、この場では、仙谷官房長官が法相なのか?」と畳みかけると、補正予算成立を急ぐ仙谷さんは、「私の生の経験では、総理からは伝えられいるので」法相として答弁できるという珍説を披露。すると、礒崎理事は、「そりゃダメダメ、ダメダメ、ちゃんと確定しなきゃダメですよ」と委員席の前田武志さんに答弁を止めさせるよう、歩み寄りました。礒崎さんは「誰が大臣かなんて、国会においてイチバン大事なことじゃないですか!」。

 この後、内閣官房の職員から、仙谷さんにメモが入ったようで、「今メモが入ったところでは、補職辞令(の決定)が持ち回り閣議で終了したということです」と語り、石川さんの再度の確認の後、仙谷法相としての答弁が始まりました。

 とはいえ、もし、補職辞令前に、法相でない人が法相として答弁していたら、議事録削除どころですまない大混乱でした。攻勢を強めていた参院自民党の礒崎さんがわざと見て見ぬふりをして仙谷さんに答弁させておいて、後から問題視していたら、参院自民党の戦術としては、よかったかもしれません。が、それは礒崎さんが言うとおり、「国会においてイチバン大事なこと」ができていない“国会崩壊”です。与党も野党も関係ありません。礒崎さんは自治省・消防庁勤務もあったようですが、“災害”がおこるまえに、しっかり火の用心してくれました。

 この後、午後の審議では、宮沢洋一さんが質問に立ちました。宮澤喜一元首相の甥(参院議員・自治事務次官・広島県知事を務めた宮澤弘さんの息子)で、宮澤首相の政務秘書官を経験し、大蔵省を辞めて国会議員になった人です。

 政府の行政刷新会議の事業仕分け第3弾前半「特別会計仕分け」を取り上げ、「貿易再保険はとても大事ですが、貿易再保険特別会計から独立行政法人に移せ、という仕分け結果が出ました」と大畠章宏・経済産業相に質問。このときの宮沢さんの口ぶりは、貿易再保険は大事なのに、大丈夫なの?という風情。

 大畠さんは「ネクシー」という聞き慣れない言葉を使いながら、「独立行政法人・日本貿易保険、ネクシーを中心に貿易再保険は続けていきます」として、どうやら「ネクシー」というのはこの独立行政法人の略称のようですが、貿易再保険は「維持することができました」と堂々と答弁。

 ここで宮沢さん、ニヤリ。

 「あれ、大臣、もっと怒るのかと思っていましたよ。ホントウにそれでいいんですか?昨年の(09)マニフェストには、『独立行政法人の実施する事業について、国が責任を負うべき事業は国が直接実施することとして、全廃を含めて抜本的な見直しをする』と書いてありますよ。独法なんて、基本的になくせ!って書いてあるじゃないですか」として、貿易再保険はすべて国が責任を負い、「ネクシー」は廃止すべきではないかと論を進めました。

 宮沢ファミリーのクレバーで嫌みなところは、私は大好きです。

 大畠さんは虚を突かれたようで、民主党政調会長・国家戦略大臣の玄葉光一郎さんがフォローの答弁に立ちました。宮沢さんは「ともかく独法をなくせというマニフェストであなたは当選したんだから、それに逆行するという結果が出たら、徹底的に大臣は抵抗しなければいけない。私は仕分けの第1弾、第2弾は決算を対象として、それなりに成果があったと思う。しかし、この秋に行われている第3弾は、自分たちのつくった予算を仕分けをするという妙なことが行われいてる。情けない話であります。それだけ指摘をして、質問を終わります」。

 事業仕分け第3弾が民主党が組んだ予算ベースで議論されたことについては、農水副大臣の篠原孝さん、総務政務官の逢坂誠二さんからも異論が出ました。玄葉政調会長は、第22回参院選を使って、マニフェストの修正を試みましたが、選挙結果が惨敗だったので、それもかないませんでした。岡田克也幹事長は、次の予算編成を機会にマニフェストの進行状況について、国民に説明し、修正するスケジュール感を持っています。

 大畠さんがなぜ、「ネクシーは残りました」と自負したのか、その答弁の深層は分かりませんが、事業仕分け第1弾第2弾は評価しながら、マニフェスト逆行に気付かなかった大臣をたしなめ、事業仕分け第3弾は批判する。解散がない参議院議員の良心。

 参院自民党にもっと良識を求めたいと考えるし、来年の国会中継では、ヤジも気になりますが、「衆議院だから総理は解散をちらつかせているな」「参議院だから大臣は問責決議をおそれて答弁しているな」という違う視点でテレビを見るという有権者の成熟ぶりがあればいいなあ、と期待しています。
 

2011年今後の政治日程を以下のブログで更新しています。

下町の太陽プラス1先読み政治日程
(有料ブログ)
http://regimag.jp/b/sample/list/?blog=65

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菅総理「元気な日本を復活させるのが私の役目」

2010年12月06日 17時58分57秒 | 第176臨時国会(2010年10月)熟議
[写真]第22回参院選での菅直人さん(民主党ホームページ)

 総理大臣で民主党代表の菅直人さんが6日、第176臨時国会の閉会を節目にして記者会見しました。

 年明けに向けた政権安定については、きょうの社民党・福島瑞穂党首との会談を踏まえて、両党政調の話し合いを踏まえて、第45回衆院選での選挙協力と政策協定の枠組みである、民主党、国民新党、社民党が衆議院での3分の2以上の再可決による安定に取り組む考えを示しました。菅総理は記者会見中で「公明党」という言葉を使わず、統一地方選を踏まえて、補正予算に反対した公明党に距離をおきました。

 また、民主党と自民党のいわゆる「大連立」に関しては、含みを残しながらも、否定しました。自民党との大連立を拒否すれば、二大政党デモクラシーを日本に確立した宰相として、「菅直人」の名前は100年先の教科書にも載るでしょう。

 「(第22回)参院選で公約した消費税はどうしたんだい?」との朝日新聞記者との質問に対して、「社会保障と税(消費税)に関する与野党の協議機関をつくるのが望ましい」として、この問題で方向性が一致する野党・自民党と、第45回衆院選で政策協定を結んで協力した与党・民主党、国民新党、社民党の3党などが入る政党間協議機関をつくることを明言しました。消費税上げが必要だ、という考え方は第22回参院選当時と変わらないと強調しました。菅さんは第176臨時国会では、このことに関してとくだんの発言はしていませんでした。

 第176臨時国会中は、本会議代表質問や予算委集中審議など、総理出席のTV入り質疑と、国際会議が重なり、オープンスカイや、ビザの発給など政権の実績を十分にアピールできなかったと反省。

 記者会見には、フリーランスの江川紹子さんが「検察行政のあり方と法相の補充人事について」、ビデオジャーナリストの神保哲生さんが「民主党政権の情報公開と記者会見のあり方」について質問し、神保さんに対して総理は「神保さんも、いい案があったら教えてください」とお知恵拝借をのぞみました。ロイター通信記者など内閣記者会(永田クラブ)以外の記者も多く質問しました。

 顔色も声色も元気そのもので、国会閉会による緊張感からの解放を感じさせました。あれだけ精神力と体力の強い総理でも、ねじれ国会と初めての(補正)予算審議は、タイヘンなプレッシャーだったんだな、と驚きました。菅総理は、予算編成、税制改正と、年明けの第177通常国会に自信をのぞかせ、第46回衆院選までの続投を強調するために、「元気な日本を復活させるのが私の役目だ」と元気に会見を締めくくりました。


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第176臨時国会が閉幕

2010年12月03日 13時54分38秒 | 第176臨時国会(2010年10月)熟議

[写真]鉢呂吉雄・民主党国会対策委員長

【衆議院本会議 2010年(平成22年)12月3日(金)】

 何とか延長無しに会期末を迎えましたが、東京は未明からどしゃ降りでした。

 午後1時からの衆院本会議で、国会同意人事(1時間前に参院で同意済み)を採決し、「同意を与えることに決まりました」。

 その後、今国会では意外や意外、八面六臂の大活躍をみせた衆院環境委員会の小沢鋭仁(おざわ・さきひと)委員長が「地域における多様な主体の連携による生物の多様性の保全のための活動の促進等に関する法律案」(閣法176国会第12号)が可決、成立しました。環境委員会は、鳩山内閣の環境省政務三役全員(小沢大臣、田島一成副大臣、大谷信盛政務官)がそのまま、委員長、理事、筆頭理事に移っていて、鉢呂吉雄・国対委員長が就任記者会見で語った「政務三役(帰り)にも委員会の現場で汗をかいてもらう」をイチバン体現した委員会でした。「地球温暖化対策基本法案」が持ち越されましたが、これはメキシコで日本の環境省職員も奮闘している国際会議「COP16」の結果を分析してから、通常国会でやればいいでしょう。COP16で、まかり間違って、京都議定書の単純延長となれば、今の法案では米中を巻き込めない“自爆”につながりますから。衆・環境委では、議員立法の「気候変動対策推進基本法案」(公明党の江田康幸さん提出)、「低炭素社会づくり推進基本法案」(自民党の野田毅さん提出)という、閣法(福山・岡田法案)、公明党案(江田法案)、自民党案(野田法案)は来年の通常国会で熟議されます。

 本会議では、公明党の江田康幸さんが頑張っている「HTLVー1ウィルスに関する請願」など諸請願および「労働者派遣法改正案」など諸法案が午前中の各委員会による議決に伴う委員長からの申し出に基づき、各委員会での閉会中審査が認められました。

 最後に、横路孝弘議長があいさつに立ちました。

 「諸君、第176回国会は本日をもって終了いたします。本年は議会開設以来、120年を迎えましたが、わが国をめぐる内外の諸情勢はまことに厳しいものがあります。これまで幾多の試練を乗り越え、議会政治の確立に献身された先人の尊い努力を改めて振り返り、国会において、一層充実した審議を重ねて、国民生活の安定向上に努めるよう、 引き続き議員各位のご協力を願って止みません!」

 これをもって、10月1日(金)に召集した第176臨時国会は閉幕しました。7月11日の第22回参院選でねじれ国会になってから初めて、民主党は予算(補正予算)を編成して、審議し、可決、成立させることができました。嵐のような平成22年(2010年)の国会でしたが、私はこの程度のことは大したことはないと思います。

 現場で指揮をとった鉢呂吉雄・民主党国会対策委員長が、そのストレスに耐え、最後まで完投しました。変わりやすい物の例えとして「女心と秋の空」。時々勘違いしている方がいますが、変わりやすいのは「女心(おんなごころ、をんなごころ)」であって、女性の心理が変わりやすいという意味ではないですよ。むしろ私が知っている女性社長の心理なんか、もう少し秋の空のように変わりやすくなった方がいいかと思いますが、女心と同じく「世論」なるものが、ジェットコースターのように移ろいやすくなってきました。日本という国家は青春の終焉を迎え成熟社会となりましたが、日本の国会はこれからが青春です。議会開設120年目からのBegin! 菅さんも岡田さんも鉢呂さんも辞めない。辞めない精神力がイチバン必要です。クリーンでオープンな国対ということも、会期中に発売された海部俊樹著「政治とカネ 海部俊樹回顧録」を読んでいると、55年体制よりは、政治が国民の手に戻っているんだ、という確信はします。国民が国会を育てていくという気構えを、短くとも第46回衆院選までは持ち続けていただきたいと思います。

 ただ、古本伸一郎・前財務政務官、大塚耕平・前金融担当副大臣、小沢鋭仁・環境大臣ら環境省政務三役、足立信也・前厚労政務官らの今国会での振る舞いを見ていると、国会運営には政務三役経験者を活用すべきだと感じます。その辺で、衆参国対委員長や代理、政調会長代理らに政務三役の経験がないということは解消する必要があるように思えます。

 議連は超党派で。それと、あまり赤坂で会合をしないで、政策を勉強している人が民主党、自民党とも活躍していることが与野党をチェンジすると、ますますよく見えてきました。

 どしゃ降りだった東京ですが、国会審議がスタートした9時頃には抜けるような青空になりました。きのう、東京スカイツリーが500メートルを越えました。きょうも山手線や新幹線は通常運行しているようです。ことし1年間、つたない国会傍聴記におつきあいいただいた読者と取材協力者のみなさまに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

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小幡幹雄事務総長が辞任、橋本雅史さんへ「同意人事」、「自立支援」、「歳費日割」を可決し参院本会議閉幕

2010年12月03日 12時05分21秒 | 第176臨時国会(2010年10月)熟議
[写真]西岡武夫参議院議長(右)にお辞儀をして、参議院事務総長席を去る、小幡幹雄さん(参議院インターネット審議中継から)

【参・本会議 2010年12月3日(金)】

 内閣からの求められた国会同意人事が会期最終日に駆け込み採決。これについては、衆院の優越規定がありませんので、ねじれ参院での粘り強い熟議が必要です。

 うち、「長」に関しては、

 証券取引等監視委員会委員長に「佐渡賢一さん」を政府は提案。wikipediaによると、検察官出身で、2007年から委員長を務めていますので、再任ということになるんだと思います。空白期間ができたかどうかは、他の報道でご確認下さい。押しボタン式投票の結果、賛成230、反対5、棄権0で同意されました。

 空席だった預金保険機構の理事長には「田辺昌徳(たなべ・まさのり)さん」を提案。この人は日銀(日本銀行)出身です。賛成229、反対6で同意されました。

 この後、西岡武夫議長は緊急上程として、午前中の参院厚生労働委員会で可決した「障害者自立支援法改正のつなぎ法案」について、津田弥太郎委員長が報告。「応能負担が原則であることを明示する」ことなどの現行法の手直しに関する暫定措置を盛り込んだ法案内容を説明。

 総数235、賛成224、反対11で可決・成立しました。

 さらに、議員立法の「原子力発電施設等立地地域の振興に関する特別措置法の一部を改正する法律案」(城島光力衆院議員・民主党政調会長代理ら提出)について、柳澤光美・参院経産委員長が報告し、「賛成214、反対20」で可決・成立されました。

 次の緊急上程として、川端達夫・衆院議院運営委員長が提出した「国会議員の歳費の日割り法案」について審議。鈴木政二・議院運営委員長(自民党)が「全会一致をもって可決」したと報告。超党派の”熟議”のおかげで、
 投票総数 233
 賛成    233
 反対      0

 で、全会一致で可決・成立しました。ねじれ国会の最後は、熟議の全会一致でした。来年への光明が見えました。

 この後は、請願の処理、法案の閉会中審査、調査案件の継続などの諸手続。
 当たり前のことですが、実はことしの通常国会は参院選直前ということで、これをやっていませんでした。

【参議院事務総長がバトンタッチ】

 そして、西岡議長から「小幡幹雄(おばた・みきお)事務総長から辞表が提出されました」と発言。小幡事務総長は西岡議長にお辞儀をして、参院本会議場から去りました。そして、後継の事務総長の選挙は省略し、西岡議長は事務次長だった橋本雅史(はしもと・まさふみ)さんを新しい参議院事務総長に指名しました。

 小幡事務総長は今国会の予算委員会で、自民党の西田昌司さんの指名で、事務総長としては異例の答弁に立ち、参議院事務局職員として、警務部をはじめとする裏方さんの誇りを堂々と示し、長年(35年~40年くらい?)務めた参議院事務局を去りました。橋本雅史さんが2011年のねじれ参議院の裏方さんトップを務めることになりました。小幡幹雄・第16代参議院事務総長は2007年10月5日から2010年12月3日まで、橋本雅史・第17代参議院事務総長は2010年12月3日から、ということになります。いずれにしろ、「ねじれ国会」ということで、事務局職員にとっても腕の見せ所とはいえ、深夜国会など波の高い日々が来年も続きそうです。

(時事通信から引用はじめ)

 
時事ドットコム:参院事務総長に橋本氏

 参院は3日の本会議で、小幡幹雄事務総長の辞職を許可し、後任に橋本雅史事務次長を選任した。事務次長には中村剛委員部長が昇格した。橋本 雅史氏(はしもと・まさふみ)東京教育大文卒。76年参院に入り、警務部長、議事部長を経て07年10月事務次長。57歳。大分県出身。

(時事通信から引用おわり)

 西岡議長は最後に起立して、年末のあいさつに立ち、「最後に小幡幹雄事務総長の長年のご労苦に敬意を表します」と締めくくりました。

 国会においては、参議院議員である蓮舫大臣も、小幡事務総長に歩み寄って、その労をねぎらったのだろうと、きょうはネット中継で見ていますから確認できませんが、蓮舫参議院議員も小幡さんに労をねぎらったのだろうと、きっとそうだろうと、思います。

 参議院本会議は休憩し、午後1時からの衆院本会議散会後に、流会となるものと思います。これで、第176臨時国会「熟議(への助走)の国会」は閉幕します。

 橋本事務総長には在任中に「より開かれた参議院(事務局)」を実現するよう求めます。
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これはビックリ国会番外地 平成20年度決算、平成23年へ継続審査決定

2010年12月03日 11時20分01秒 | 第176臨時国会(2010年10月)熟議
[写真]衆・決算行政監視委員長の大村秀章さん(自民党)と参・決算委員長の鶴保庸介さん(自民党)

【参・決算委員会 平成22年(2010年)12月3日(金)】
【衆・決算行政監視委員会 同日】

 これはビックリです。

 例年よりも半年以上遅れている「平成20年度決算」ですが、(注意:平成21年度決算ではなく平成20年度決算です、念のため)、平成23年国会へと先送り(継続審査・閉会中審査)となりました。

 午前10時40分からの参・決算委員会では鶴保庸介委員長(自民党)が継続審査の手続きを取り、散会を宣言すると「お疲れ様でしたー!!」と大声をあげましたが、疲れていません。

 午前11時40分からの衆・決算行政監視委員会は大村秀章委員長(自民党)が閉会中審査の手続きを取りました。大村さんに限りませんが、国会での仕事をキッチリと仕上げてから、次のステップに進んでほしいですね。

 平成20年度予算・決算というと、福田康夫内閣~麻生太郎内閣で、第2次補正で定額給付金が2兆円増額補正されたアレです。予算もアレなら、決算もアレ。ホントウに自民党は無責任政党です。その無責任政党に50年間政権を預け続けた日本国民もその責めを負わなければ行けません。

 珍プレーか、はたまたホラーか。

 君子は根本のことに務めます。根本のことを務めて、初めて、前に進む道が生じてきます。

 平成20年度決算が認定(是認)されないまま、平成23年度当初予算を今月中に組み上げなければ行けない菅直人政権。民間では考えられないことですが、自治体でも考えられないことです。

 今国会は極めてTV中継が多かったので、初めて国会中継に興味を持ったというお年寄りも多かったようです。明日のために何ができるか。どんなつまらない人生も、自分の植えたリンゴの木からとれる実を子々孫々まで残したいなら、まずは12月中(政治資金規正法では12月が年度末)に個人献金。そして、来年の国会も一緒に、第46回衆院選・第23回参院選での投票行動を決めるために、当ブログと一緒に見ていきましょう。

現在国会で未認定の決算関連案件は次の通り。(何かに引用する際は衆院事務局か参院事務局にご参照・ご確認ください。)

決算 173 平成二十年度一般会計歳入歳出決算 
決算 173 平成二十年度特別会計歳入歳出決算 
決算 173 平成二十年度国税収納金整理資金受払計算書 
決算 173 平成二十年度政府関係機関決算書 

決算 176 平成二十一年度一般会計歳入歳出決算
決算 176 平成二十一年度特別会計歳入歳出決算
決算 176 平成二十一年度国税収納金整理資金受払計算書 
決算 176 平成二十一年度政府関係機関決算書

国有財産 173 平成二十年度国有財産増減及び現在額総計算書
国有財産 173 平成二十年度国有財産無償貸付状況総計算書
国有財産 176 平成二十一年度国有財産増減及び現在額総計算書
国有財産 176 平成二十一年度国有財産無償貸付状況総計算書
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障害者自立支援改正つなぎ法が会期最終日に参・厚労委通過 足立信也理事が付帯決議

2010年12月03日 10時12分17秒 | 第176臨時国会(2010年10月)熟議

【参・厚生労働委員会 2010年12月3日(金)】

 「障害者自立支援法の改正のつなぎ法案」が厚労委で賛成多数で通過しました。衆院厚生労働委員長提出の議員立法です。津田弥太郎委員長による挙手採決では、社民党の福島瑞穂委員が反対したようで、一般傍聴席から「3党連立の意味があるのか!」「障害者自立支援法(そのものに)反対!」との声が、ネット中継でも聞こえました。一般傍聴席からのヤジは極めて異例で、その後聞こえなくなったことから、衛視さんに制されたものと思われます。

 このつなぎ法案は、窓口などで払うお金を、診療など受けるサービスに応じた「応益負担」から、収入など支払能力に応じた「応能負担」に変える(戻す)もので、私にとっては個人的には不利になる法案ですが、国権の最高機関が決めたことですので、従い、制度自体がよりこなれたものになるよう見守りたいと思います。

 委員会の最後に、厚労政務官帰りの足立信也理事が、抜本改革に向けた付帯決議案を提出し、可決されました。午後の参院本会議に緊急上程されて、可決、成立する見通しだと、思われます。

法律(案)の正式名称は、

衆法
議案提出回次 176 議案番号 7
議案件名 障がい者制度改革推進本部等における検討を踏まえて障害保健福祉施策を見直すまでの間において障害者等の地域生活を支援するための関係法律の整備に関する法律案

http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/g17601007.htm

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統一地方選は4月10日、4月24日投票 関連法が衆・本会議で可決、成立

2010年11月30日 13時07分33秒 | 第176臨時国会(2010年10月)熟議

[写真]総務大臣の片山善博さん(首相官邸ホームページ)

【衆・本会議 2010年11月30日(水)】

 午後1時6分、「自治体の議会および長の選挙期日等の臨時特例に関する法律」(第176閣法11)が全会一致で政府原案通り可決しました。すでに参院でも可決していますので、成立しました。

 これにより統一地方選は、3月24日の知事選告示でスタートし、4月10日に前半戦が投票、24日に後半戦が投票ということになります。

 それぞれの告示日やポイント、国会日程、とくに予算審議とのかみ合わせについては、「下町の太陽プラス1先読み政治日程」に収録してありますので、そちらをご参照下さい。

 ☆☆ 現職地方議員さんに耳寄りトピックス ☆☆

 自治体によって状況の違いはあるでしょうが、みなさんは既に、9月の平成22年第3回定例会(3定)で、平成21年度決算を審議して、認定されたかと思います。ところが、ナント国会では、いまだに平成20年度決算(案)が認定されていない異常事態です。また、平成21年度決算書も先々週に机上配布(国会の場合は“個室配布”というべきか?)されたばかりです。国の平成20年度決算の認定は通常国会の6月ごろにやるのが通例ですが、ことしは大幅に遅れています。平成20年度決算が認定されていないのに、平成23年度予算案・税制改正の議論に明け暮れる国会議員たち。笑ってやってください。別段、予算総額が大きいから、決算書の作成や決算審議が遅くなる、というのは必ずしもスッキリ行く説明でないですよね、だって大企業は4半期毎の決算を2ヶ月以内に発表するのが国際標準になっていますからね。もしも、統一地方選をめぐって、県連幹部の国会議員が威張ったら、「平成20年度決算も認定できていない国会議員が偉そうなこと言うな!」と言い返してみたら有効かもしれませんよ。まあ、国会は、決算認定がちゃんとできないんだから、内閣の予算編成も難航するに決まってますわ。今こそ自治体と地方議会にしっかりしてもらわないと、困ります、真価が問われています。

☆☆以上、現職地方議員さんに耳寄りトピックスでした☆☆
 
 ◇

 以下は、自治体の議会および長の選挙期日等の臨時特例関する法律(案)=衆議院ホームページから

http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_gian.htm

http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g17605011.htm

第一七六回

閣第一一号

   地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案

 (選挙期日)

第一条 平成二十三年三月一日から同年五月三十一日までの間に任期が満了することとなる地方公共団体(都道府県、市町村及び特別区に限る。以下同じ。)の議会の議員又は長の任期満了による選挙の期日は、当該選挙を同年二月二十八日以前に行う場合及び公職選挙法(昭和二十五年法律第百号)第三十四条の二第一項又は第三項(これらの規定を同条第四項において準用する場合を含む。)の規定により行う場合を除き、同法第三十三条第一項の規定にかかわらず、都道府県及び地方自治法(昭和二十二年法律第六十七号)第二百五十二条の十九第一項の指定都市(以下「指定都市」という。)の議会の議員及び長の選挙にあっては平成二十三年四月十日、指定都市以外の市、町村及び特別区(以下「市区町村」という。)の議会の議員及び長の選挙にあっては同月二十四日とする。

2 平成二十三年六月一日から同月十日までの間に任期が満了することとなる地方公共団体の議会の議員又は長の任期満了による選挙の期日は、公職選挙法第三十三条第一項の規定にかかわらず、それぞれ前項に規定する期日とすることができる。この場合においては、当該選挙に関する事務を管理する選挙管理委員会は、都道府県又は指定都市(以下「都道府県等」という。)の選挙管理委員会にあっては同年一月九日までに、市区町村の選挙管理委員会にあっては同月二十三日までに、その旨を告示しなければならない。

3 統一地方選挙の対象の地方公共団体の議会の議員又は長(第一項の地方公共団体の議会の議員又は長であって当該地方公共団体の議会の議員又は長の任期満了による選挙について公職選挙法第三十四条の二第二項(同条第四項において準用する場合を含む。)の規定による告示がなされていないもの及び前項前段の地方公共団体の議会の議員又は長であって当該地方公共団体の議会の議員又は長の任期満了による選挙について同項後段の規定による告示がなされているものをいう。次項において同じ。)について、任期満了による選挙以外の選挙を行うべき事由が生じた場合において、同法第三十三条第二項又は第三十四条第一項の規定により当該選挙を行うべき期間が平成二十三年四月一日以後にかかり、かつ、当該期間が次条各号に掲げる選挙の区分に応じ当該各号に定める日前五日までに始まるときは、当該選挙を同年二月二十八日以前に行う場合を除き、当該選挙の期日は、同法第三十三条第二項又は第三十四条第一項の規定にかかわらず、それぞれ第一項に規定する期日とする。

4 統一地方選挙の対象の地方公共団体の議会の議員又は長以外の地方公共団体の議会の議員又は長(当該地方公共団体の議会の議員又は長の任期満了による選挙について、公職選挙法第三十四条の二第二項(同条第四項において準用する場合を含む。)の規定による告示がなされているものを除く。)について、選挙を行うべき事由が生じた場合(同法第百十七条の規定により選挙を行うべき事由が生じた場合を除く。)において、同法第三十三条第二項又は第三十四条第一項の規定により当該選挙を行うべき期間が平成二十三年四月一日以後にかかり、かつ、当該期間が次条各号に掲げる選挙の区分に応じ当該各号に定める日前十日までに始まるときは、当該選挙を同年二月二十八日以前に行う場合を除き、当該選挙の期日は、同法第三十三条第二項又は第三十四条第一項の規定にかかわらず、それぞれ第一項に規定する期日とする。

 (告示の期日)

第二条 前条の規定により行われる選挙の期日は、公職選挙法第三十三条第五項又は第三十四条第六項の規定にかかわらず、次の各号に掲げる選挙の区分に応じ、当該各号に定める日に告示しなければならない。

 一 都道府県知事の選挙 平成二十三年三月二十四日

 二 指定都市の長の選挙 平成二十三年三月二十七日

 三 都道府県等の議会の議員の選挙 平成二十三年四月一日

 四 指定都市以外の市及び特別区の議会の議員及び長の選挙 平成二十三年四月十七日

 五 町村の議会の議員及び長の選挙 平成二十三年四月十九日

 (同一の地方公共団体における任期満了選挙の同時選挙の取扱い)

第三条 公職選挙法第三十四条の二の規定は、地方公共団体の議会の議員の任期及び当該地方公共団体の長の任期がいずれも平成二十三年三月一日から同年五月三十一日までの間に満了する場合には、適用しない。

 (同時選挙)

第四条 第一条の規定により行われる都道府県の議会の議員の選挙及び都道府県知事の選挙又は市町村若しくは特別区の議会の議員の選挙及び市町村若しくは特別区の長の選挙は、それぞれ公職選挙法第百十九条第一項の規定により同時に行う。

2 第一条の規定により行われる指定都市の議会の議員又は長の選挙及び当該指定都市の区域を包括する都道府県の議会の議員又は長の選挙は、公職選挙法第百十九条第二項の規定により同時に行う。

3 前二項の規定は、地方公共団体の議会の議員及び長の選挙に係る電磁的記録式投票機を用いて行う投票方法等の特例に関する法律(平成十三年法律第百四十七号)第十四条第一項の規定により公職選挙法第十二章の規定を適用しないこととされる選挙については、適用しない。

 (重複立候補の禁止)

第五条 第一条の規定により平成二十三年四月十日に行われる選挙において公職の候補者となった者は、当該選挙区(選挙区がないときは、選挙の行われる区域)の全部又は一部を含む区域について、同条の規定により同月二十四日に行われる選挙又は公職選挙法第三十三条の二第二項(同条第七項の規定により読み替えて適用される場合を含む。)の規定により同日に行われる衆議院議員若しくは参議院議員の再選挙若しくは補欠選挙における公職の候補者となることができない。

2 前項の規定により公職の候補者となることができない者は、公職選挙法第六十八条第一項第二号(同法第四十六条の二第二項の規定により読み替えて適用される場合を含む。)、第六十八条第三項第二号、第八十六条第九項第三号、第八十六条の二第七項第二号(同法第八十六条の三第二項において読み替えて準用する場合を含む。)及び第八十六条の四第九項の規定の適用については、同法第八十七条第一項の規定により公職の候補者となることができない者とみなす。

 (寄附等の禁止期間)

第六条 第一条第一項又は第二項の規定により行われる選挙について、公職選挙法第百九十九条の二及び第百九十九条の五の規定を適用する場合には、同法第百九十九条の二第一項に規定する期間及び同法第百九十九条の五第一項から第三項までに規定する一定期間とは、同条第四項の規定にかかわらず、第一条第一項又は第二項の規定によるそれぞれの選挙の期日前九十日に当たる日から当該選挙の期日までの間とする。

第七条 前条の規定は、次に掲げる市区町村の議会の議員又は長の任期満了による選挙については、適用しない。

 一 平成二十三年三月一日から同月三十日までの間に任期が満了することとなる市区町村の議会の議員又は長の任期満了による選挙

 二 平成二十三年三月三十一日から同年五月三十一日までの間に任期が満了することとなる市区町村の議会の議員の任期満了による選挙(市区町村であって、当該市区町村の議会の議員の任期満了の日前九十一日に当たる日又は同年一月二十三日のいずれか早い日において現に在職する当該市区町村の長の任期満了の日が同年六月一日以後の日であり、かつ、当該任期満了の日前九十日に当たる日から当該任期満了の日の前日までの間に当該市区町村の議会の議員の任期満了の日があるもの(市区町村であって、当該市区町村の議会の議員の任期満了の日前九十一日に当たる日又は同年一月二十三日のいずれか早い日において、当該市区町村の長の任期満了による選挙について第一条第二項後段の規定による告示がなされているものを除く。)の議会の議員の任期満了による選挙に限る。)

 三 平成二十三年三月三十一日から同年五月三十一日までの間に任期が満了することとなる市区町村の長の任期満了による選挙(市区町村であって、当該市区町村の長の任期満了の日前九十一日に当たる日又は同年一月二十三日のいずれか早い日において現に在職する当該市区町村の議会の議員の任期満了の日が同年六月一日以後の日であり、かつ、当該任期満了の日前九十日に当たる日から当該任期満了の日の前日までの間に当該市区町村の長の任期満了の日があるもの(市区町村であって、当該市区町村の長の任期満了の日前九十一日に当たる日又は同年一月二十三日のいずれか早い日において、当該市区町村の議会の議員の任期満了による選挙について第一条第二項後段の規定による告示がなされているものを除く。)の長の任期満了による選挙に限る。)

2 前項(第二号に係る部分に限る。)の規定は、都道府県等の議会の議員の任期満了による選挙について準用する。この場合において、同号中「同年一月二十三日」とあるのは、「同年一月九日」と読み替えるものとする。

 (政令への委任)

第八条 この法律に定めるもののほか、この法律の施行に関し必要な事項は、政令で定める。

   附 則

 (施行期日)

第一条 この法律は、公布の日から施行する。

 (人口の特例)

第二条 第一条の規定により行われる選挙により選挙すべき地方公共団体の議会の議員の定数につき地方自治法第九十条第二項又は第九十一条第二項の規定を適用する場合並びに第一条の規定により行われる選挙における地方公共団体の議会の議員の選挙区につき公職選挙法第十五条第二項、第三項及び第八項並びに第二百七十一条第二項の規定を適用する場合における当該地方公共団体の人口については、他の法令の規定にかかわらず、平成二十三年一月一日までに平成二十二年の国勢調査の結果による人口が官報で公示されるに至らなかった場合には、当該地方公共団体の条例の定めるところにより、官報で公示された平成十七年の国勢調査の結果による人口によることができる。

2 地方自治法の一部を改正する法律(平成二十二年法律第▼▼▼号)の施行の日以後第一条の規定により行われる選挙について前項の規定を適用する場合においては、同項中「第一条の規定により行われる選挙により選挙すべき地方公共団体の議会の議員の定数につき地方自治法第九十条第二項又は第九十一条第二項の規定を適用する場合並びに第一条」とあるのは、「第一条」とする。

     理 由

 全国多数の地方公共団体の議会の議員又は長の任期が平成二十三年三月、四月又は五月中に満了することとなる実情にかんがみ、国民の地方選挙に対する関心を高めるとともに、これらの選挙の円滑かつ効率的な執行を図るため、これらの選挙の期日を統一するとともに、これに伴う公職選挙法の特例を定める等の必要がある。これが、この法律案を提出する理由である。

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菅・岡田コンビ、きょうも前をのみ見つめながら歩く

2010年11月29日 21時46分00秒 | 第176臨時国会(2010年10月)熟議


[画像]日韓図書協定に署名した日韓外相ら、2010年11月14日、横浜、政府インターネットTVの「週刊総理ニュース」からキャプチャー

 会期末ウィークの初日だというのに、日曜日に一年一度酔っぱらい、話す際に身振りを多用する小生は勢い余って、右腕の筋を伸ばしてしまい、朝一番で整体治療を受けてテーピングしてもらいました。昨年のゴールデンウィークも静岡でビラを配っているときに、ラターシュから攻撃を受けて寝込んでしまい、直後の、代表辞任に伴う代表選のスタートダッシュに失敗し、民主党社長にふさわしいかどうか分からないが日本国のリーダーにふさわしい候補を十分にサポートできず落選してしまい、今の国難を思うと、慚愧に堪えません。

 そんな中でも精神力の強い、菅直人・岡田克也コンビはきょうも、前をのみ見つめながら前進しました。

 菅総理は、日韓議員連盟と韓日議員連盟の合同総会で、朝鮮王朝儀軌の韓国への引き渡し(返還)を約束した条約「日韓図書協定」の今国会中の承認(批准)をお願いしました。11月25日放送のBS11番組で、公明党代表の山口那津男さんが「公明党の歴代の代表は韓国との関係を深めてきた」と強調した上で、「(朝鮮王朝儀軌などは)朝鮮総督府が正当に取得した物だが、日韓友好に鑑みお返しする(べきだ)」としました。

 日韓併合条約は100年前、国際法上は正当に発効した二国間条約です。とはいえ、朝鮮王朝儀軌の引き渡しを今国会で全会一致で成立(承認→批准)すれば、日本生まれ(大阪府生野区)の韓国の李明博大統領にソフトなサポートを送ることができます。外交にはソフトパワーとハードパワーの双方が必要です。日韓併合100周年である2010年は残り33日間しかありません。国会の会期でいうと、あと4日間です。何とかフルスピードで通してほしい。次の100年のために。これは予算が0円でできる国際交流事業ですから、事業仕分けの対象にもなりません。自民党議員の一部には、ナショナリズムを煽るためにこの承認案件を先送りしようとしている人がいます。実際、自民党はそういった姿勢で支持を回復している面もありますが、民主党だろうが、公明党だろうが、自民党だろうが、日本国の国会議員として責任ある態度で、次の100年に「リンゴの木の実」を残すべきです。

 話題は変わりますが、岡田克也幹事長は月曜定例の役員会で、「もし小沢氏が政倫審に出席しない場合、例えば議決で出席を促すこともある」と述べた、と報じられています。政倫審規程の本人申し立てではなく、委員申し立てによる政倫審開催を提案する、という一歩前に進んだ提案です。この件に関しては、先週木曜日の定例会見(月、木)の中で、私が質問しています。

(抜粋引用はじめ)

民主党 web-site 岡田克也幹事長会見(2010年11月25日)記録

【記者】本人申し立ての政倫審ではなく、委員申し立ての政倫審の開催といったことを考えているか。

【幹事長】何度か申し上げておりますのは、やはり今まで実績のある政治家ですので、ぜひご自身の判断で、政倫審でお述べいただきたいと考えております。これは私だけではなくて、役員会で確認された方向性であります。

(抜粋引用おわり)

 ということで本人申し立てによる政倫審開催が望ましいというのは、岡田幹事長によると、「私だけではなくて、役員会で確認された方向性」ということですが、会期末ウィーク初日の役員会で委員申し立ての政倫審に岡田さんが踏み込んで言及したところ、朝日新聞報道では、「ところが小沢氏に近い輿石東参院議員会長らが慎重意見を述べ、結論は出なかった」とのことです。定例役員会は次回は12月6日(月)だと思いますので、会期延長がなければ、ことしの国会はもう終わりということになります。

 3つめの話題ですが、自民党の後藤田正純議員が筆頭発議者になっている「財政健全化責任法案」は絶対に審議入りすべきではありません。この法案をよく読んでみたら、これは明らかに自民党の“噛ませ犬”です。あまりにも政府をガチガチにしばる内容。法案盛り込まれた向こう10年間のスケジュールで、民主党政権をがちがちに縛って、国会で度々追及していくという魂胆がありありと見て取れます。また、その10年間に政権交代したら、自民党政権は自分たちの法案(法律)だといって修正するか、反故にしてしまうでしょう。仮に審議入りして、廃案、否決となれば「民主党は“財政健全化責任法案”に反対したから、財政健全化への責任を放棄した無責任与党だ!」と演説しまくるんでしょう。昔から自民党はそういうやり方をしてきました。もちろん、「土井たか子さんが首相になって日本が社会主義になってもいいんですか?」という演説は最強でしたが、その手法をいつまでも引きずらせるわけには行きません。静謐で熟議の国会が求められる時代背景になってきていることを理解しないと、自民党に未来はありません。

 最後まで粘り強く、辛抱強く2010年国会を仕上げましょう。

 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 以下は、関連の報道や、官邸の発表文です。

李大統領12月訪日の可能性 首相、図書協定に協力を - 47NEWS(よんななニュース)

 菅直人首相は29日午前、国会内で開かれた日韓・韓日議員連盟合同総会に出席し、韓国の李明博大統領が12月半ばに来日する可能性が高いと言明した。その上で、訪日の際に朝鮮半島由来の「朝鮮王室儀軌」など図書計1205冊を韓国に引き渡すため、今国会中の「日韓図書協定」承認に向け、超党派の協力を呼び掛けた。

asahi.com(朝日新聞社):小沢氏の招致、岡田幹事長が「政倫審議決で促す」案 - 政治

 民主党の岡田克也幹事長は29日の党役員会で、野党が要求している小沢一郎元代表の国会招致について、本人が出席を受け入れない場合、衆院政治倫理審査会の議決で実現させる方針を提案した。議決では民主党も賛成し、党としてこの問題に一定のけじめをつける姿勢を示す狙いがあるが、慎重論が出たため結論を持ち越した。

 出席者によると、岡田氏は「もし小沢氏が政倫審に出席しない場合、例えば議決で出席を促すこともある」と提案した。ところが小沢氏に近い輿石東参院議員会長らが慎重意見を述べ、結論は出なかった。

 岡田氏はその後の記者会見で、小沢氏招致が実現していないことについて「統一地方選や国会での野党との連携の障害になっている」と強調した。政権運営が厳しさを増す中、年明けの通常国会を乗り切るには小沢氏の招致は不可避と判断したとみられる。

日韓図書協定の署名(2010年11月14日)首相官邸ホームページ

 菅直人内閣総理大臣と李明博(イ・ミョンバク)大韓民国大統領の立会いの下、日本側・前原誠司外務大臣と韓国側・金星煥(キム・ソンファン)外交通商部長官との間で、「図書に関する日本国政府と大韓民国政府との間の協定」(日韓図書協定)の署名が行われました。

 この協定は、本年が日韓関係にとり節目の年に当たることを踏まえて未来志向の日韓関係を構築していく観点から8月10日に発表された内閣総理大臣談話を受け、政府が保管している朝鮮半島に由来する特定の図書を韓国政府に対して引き渡すことについて規定するものです。この協定に基づく図書の引渡しにより、日韓両国間の文化交流及び文化協力の一層の発展並びに両国及び両国民間の友好関係の発展に資することが期待されます。

 この協定は、日韓各政府が、それぞれの国において必要な国内手続(日本については国会の承認が必要。)が完了した旨を相手国政府に通告し、遅い方の通告が受領された日に効力を生じます。

内閣総理大臣談話(2010年8月10日)首相官邸ホームページ

 本年は、日韓関係にとって大きな節目の年です。ちょうど百年前の八月、日韓併合条約が締結され、以後三十六年に及ぶ植民地支配が始まりました。三・一独立運動などの激しい抵抗にも示されたとおり、政治的・軍事的背景の下、当時の韓国の人々は、その意に反して行われた植民地支配によって、国と文化を奪われ、民族の誇りを深く傷付けられました。

 私は、歴史に対して誠実に向き合いたいと思います。歴史の事実を直視する勇気とそれを受け止める謙虚さを持ち、自らの過ちを省みることに率直でありたいと思います。痛みを与えた側は忘れやすく、与えられた側はそれを容易に忘れることは出来ないものです。この植民地支配がもたらした多大の損害と苦痛に対し、ここに改めて痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明いたします。

 このような認識の下、これからの百年を見据え、未来志向の日韓関係を構築していきます。また、これまで行ってきたいわゆる在サハリン韓国人支援、朝鮮半島出身者の遺骨返還支援といった人道的な協力を今後とも誠実に実施していきます。さらに、日本が統治していた期間に朝鮮総督府を経由してもたらされ、日本政府が保管している朝鮮王朝儀軌等の朝鮮半島由来の貴重な図書について、韓国の人々の期待に応えて近くこれらをお渡ししたいと思います。

 日本と韓国は、二千年来の活発な文化の交流や人の往来を通じ、世界に誇る素晴らしい文化と伝統を深く共有しています。さらに、今日の両国の交流は極めて重層的かつ広範多岐にわたり、両国の国民が互いに抱く親近感と友情はかつてないほど強くなっております。また、両国の経済関係や人的交流の規模は国交正常化以来飛躍的に拡大し、互いに切磋琢磨しながら、その結び付きは極めて強固なものとなっています。

 日韓両国は、今この二十一世紀において、民主主義や自由、市場経済といった価値を共有する最も重要で緊密な隣国同士となっています。それは、二国間関係にとどまらず、将来の東アジア共同体の構築をも念頭に置いたこの地域の平和と安定、世界経済の成長と発展、そして、核軍縮や気候変動、貧困や平和構築といった地球規模の課題まで、幅広く地域と世界の平和と繁栄のために協力してリーダーシップを発揮するパートナーの関係です。

 私は、この大きな歴史の節目に、日韓両国の絆がより深く、より固いものとなることを強く希求するとともに、両国間の未来をひらくために不断の努力を惜しまない決意を表明いたします。

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郵政改革法案、野党の審議入り拒否で今国会成立厳しい情勢 衆・総務委

2010年11月29日 18時55分39秒 | 第176臨時国会(2010年10月)熟議
 民主党の鉢呂吉雄国対委員長は29日、国民新党の下地幹郎幹事長に郵政改革法案(閣法)の審議入りで「党内プロセスに務める」と語ったと報道されていますが、みんなの党の柿沢未途・衆院議員は自身のツイッターで、総務委、与党からいきなり17時30分に理事懇(理事会に先立つ理事懇談会)を開きたいとの提案」があったとつぶやいた上で、「野党は揃って理事懇を蹴る方針」だと明かしました。衆議院のホームページによると、衆・総務委にはみんなの党の理事はいませんが、唯一の委員である柿沢さんはオブザーバー参加を許されているのだと思います。

(柿沢未途さんのツイートから引用はじめ)

総務委、与党からいきなり17時30分に理事懇を開きたいとの提案。どうやら国民新党の手前、郵政法案を形だけでも審議入りさせろと上から指示があったようだ。こんな一方的なやり方は認められず、野党は揃って理事懇を蹴る方針。実質審議の時間もないのに、こんな体裁だけ取り繕うのに付き合えない。

http://twitter.com/#!/310kakizawa/status/9156167649464320

(引用終わり)

 みんなの党など野党の抵抗で、郵政改革法案の第176臨時国会での成立は厳しい情勢になってきました。
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【問責決議】「参院が政権を左右すべきでない」「野党が全閣僚問責可能」と識者のコメント

2010年11月27日 23時42分09秒 | 第176臨時国会(2010年10月)熟議
[画像]野党時代の仙谷由人さん、馬淵澄夫さん(NHK映像、BS11映像をキャプチャーさせていただいたものを加工させていただきました)

 やたら国会中継が多かった今国会で割を食った感がある大相撲の「一年納めの九州場所」。白鵬の連勝ストップしたは残念ですが、むしろその次にしっかり勝ち、連敗しなかったことが素晴らしいと思います。年下でも尊敬できる人物っていっぱいいます。2010年の千秋楽、きっちりと仕上げてほしいものです。内閣総理大臣杯はだれが渡すのでしょうか。

 2010年11月26日(金)の参・本会議で仙谷由人・内閣官房長官と、馬淵澄夫・国交相が問責決議を受けました。

 これについて27日付日経新聞3面では、2人の有識者(政治学者)の極めて興味深く説得力があるコメントが載りましたので、紹介します。

 東大教授の北岡伸一さんが「議院内閣制は衆院での優越を認めているように衆院で物事を決定する。法的拘束力がない参院での問責決議に政権が左右されるべきではない」。 国会法(議会法)の専門家である、大山礼子さん(駒澤大学教授)は、「政府・与党は問責決議を無視しても構わない」「衆院の内閣不信任には内閣は解散で応じることができるが、参院の問責決議には対抗手段がない。『ねじれ』の下では野党がその気になれば全閣僚を問責できる。そのたびに閣僚が辞任していては内閣は立ちゆかない」としています。

 

 私は両教授の意見に賛成だし、とくに大山さんの「その気になれば全閣僚を問責でき、閣僚が辞任したら内閣は立ちゆかない」という言葉にタイヘン大きな説得力を感じる。この辺は日本国憲法を頂点とする公法体系にすきまがあり、憲法改正は現実的でない以上は、このあたりは“不文憲法”として、新しい先例をつくっていくことをためらうべきではないと思う。

 菅直人・民主党内閣の歴史的使命は政権交代ある政治の先例をつくっていくことにあります。

 そう言う意味では、27日、菅さんは「支持率が1%になっても辞めない」という頼もしい限りの発言をしました。私が菅さんが総理にふさわしいと思っている最大の理由は精神力が強いということです。第46回衆院選での国民の審判があるまで、菅さんが辞めることは許されません。2012年9月の代表選は話し合いということになるでしょう。それに統計学が分かっている人なら、3択(支持する、支持しない、分からない)の質問である支持率調査で、1%という数字が出ることはあり得ない、というクールヘッドを菅さんは持っているようです。

 この総理の発言は、民主党反主流派の鳩山由紀夫さんに対して発したものです。鳩山さんは昨年の臨時国会では自民党議員に対して「自民党を飛び出す覚悟で頑張ってほしい」と、二大政党デモクラシーを否定する(理解していない)答弁をしました。そのとき国対委員長だった山岡賢次さんは、会合で「民主党政権は30年続く」というこれも二大政党制を否定する(ないしは卑しい)発言をしたと報じられました。この鳩山・山岡コンビは30日(火)に反主流派の集会を設けていますが、これに参加した1年生議員は良くて当選3回止まりの人材でしかないと断言できます。

 さて、最終盤国会ですが、ぜひ、衆参委員会で「日韓図書協定」を承認(→批准へ)してほしいです。100年前の日韓併合条約で、日本は、朝鮮王朝儀軌を合法的に入手しました。だから返還する法的義務はありませんが、外交とはソフトパワーも必要です。日韓併合100周年である2010年はあと1ヶ月間しかありません。次の100年のために、1ヶ月しか待てません。何が何でも通してほしい。

 それから、2011年3月24日の知事選告示から統一地方選が始まることを考えると、この会期末に、一般法案も衆院を通過しているものは、成立まで持っていかないと、予算だけやって統一地方選になだれ込むことになってしまいます。来春の実りのために、しっかりと残り1週間、粘り腰が必要です。

 そして、最後に、衆・決算行政監視委員長の大村秀章さん、参・決算委員長の鶴保庸介さんは自民党、民主党に関係なく、平成20年度決算を衆参本会議で是認(承認)できるよう死にものぐるいでやってほしいと思います。本来なら、半年前の通常国会中に終えておかねばならないプロセスです。不条理に感じることも両自民党出身委員長にはあるでしょうが、すでに先週、平成21年度決算書が配布されています。まずは根本からしっかりと。責任野党自民党の真価が問われますし、民主党国対も最大限の配慮をすべきです。

 ことし最後のしめくくり。しっかりと総仕上げしましょう。

時事ドットコム:仙谷長官と馬淵国交相の問責案の提出理由要旨

仙谷長官と馬淵国交相の問責案の提出理由要旨
 仙谷由人官房長官と馬淵澄夫国土交通相に対する問責決議案の提案理由の要旨はそれぞれ次の通り。

 【仙谷官房長官】
 国難というべき事態が続いており、内閣の要で実質的に取り仕切っている仙谷長官が中枢に居座ったままでは現状打開は望むべくもない。中国漁船衝突事件でビデオが一海上保安官の手で流出した責任は重大。自衛隊を「暴力装置」と表現することは、憲法9条をはじめとする憲法の精神を理解していない。仙谷長官の傲岸不遜(ごうがんふそん)な発言、失策の数々には批判が集中している。一刻も早く、職を辞すことが国益への損失を抑えることにつながる。

 【馬淵国交相】
 中国漁船衝突事件の映像は、公開を拒否する国会答弁をしながら、長期間、広島県の海上保安大学校のパソコンに保管され、海上保安官なら誰でもアクセス可能だった。今回のネット流出は撮影した海上保安庁からであり、同庁の情報管理体制の不備は明らかだ。一方、八ツ場ダムについては、「今後、中止の方向性には一切、言及しない」と発言して混乱を与えている。住民の生活、将来の人生設計を翻弄(ほんろう)させた発言は無責任だ。(2010/11/26-22:41)

「支持率1%でも辞めぬ」首相、鳩山氏に : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 菅首相は27日昼、都内の中華料理店で鳩山前首相と会食し、仙谷官房長官と馬淵国土交通相に対する問責決議の可決を受け、党内情勢などについて意見交換した。関係者によると、首相は最近の内閣支持率低下に関し、「支持率が1%になっても辞めない」と述べ、今後の政権運営に強い意欲を示した。

2010年11月27日17時36分  読売新聞)

時事ドットコム:野党に審議協力求める=岡田民主幹事長

 民主党の岡田克也幹事長は27日、三重県川越町で記者会見し、仙谷由人官房長官と馬淵澄夫国土交通相の問責決議可決を受け、自民党が今後の国会審議を欠席する構えを見せていることについて「審議拒否はやめて、一本でも多く(法案を)成立させることに協力してほしい」と呼び掛けた。
 また、枝野幸男幹事長代理は山口県周南市で、記者団に「問責決議には法的拘束力がなく、2人とも衆院で信任されたばかりなので、直接の影響があってはおかしい」と語り、審議拒否の動きを批判。「党、内閣結束して一歩一歩実績を積み重ねることで、この状況を脱出するために努力したい」と述べた。(2010/11/27-19:17)
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11月27日(土)のつぶやき

2010年11月27日 23時36分02秒 | 第176臨時国会(2010年10月)熟議
00:39 from goo
#kokkai 参議院本会議は閉会しました。補正成立でブログです #goo_kokkai-blog http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/41f389e596ed6652c00411870ec4a330
00:45 from web (Re: @sansaku
@sansaku お疲れ様でした。補正予算成立で少し見晴らしが良くなりました。 #kokkai
00:49 from web
#kokkai 最終盤国会では平成20年度決算の認定、国会同意人事、朝鮮王朝儀軌の引き渡し条約(日韓図書協定)の批准をしっかり仕上げてほしい。
00:49 from web (Re: @24mizushima
@24mizushima 突然ですみません。アカウントをかえて復活しました。またよろしく!
00:51 from web (Re: @sansaku
げっ!最終金曜日?テーマは何?録画という手があります(笑)!!!RT @sansaku さすがにこれから朝ナマ視聴は、もたないですね^^;
00:52 from web (Re: @sonourakentaro
自民党支部長(前衆院議員)も「通常国会はまともに」@sonourakentaro 問責可決。追い込みきって、通常国会はまともに審議できるように願います。
10:14 from web
@rinaran おはようございます。フォローありがとうございます。
23:42 from goo
問責決議についてブログを書きましたのでよければ #goo_kokkai-blog http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/ea0190103520850022c11d7b1f79aba0
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11月26日(金)のつぶやきその3

2010年11月27日 01時39分32秒 | 第176臨時国会(2010年10月)熟議
18:49 from web
#kokkai 平成22年度補正予算3案は、参院本会議で、賛成114票、反対125票で否決されました。衆院に返付、西岡議長は「衆議院から両院協議会を求められることになりました」。
18:56 from web
#kokkai 参・本会議。総務委員長が6案を一括して報告。そのうち1本が予算関連法案(地方交付税法改正案)です。また、この後、参本では様々な公務員の給与法改正案の採決をして可決・成立することになります。混乱の中でも会期末前週のきょう、かなり法律が出来上がって良かったです。
19:10 from web
#kokkai 予算関連法案である、地方交付税法改正案などは、参・本会議で、賛成135、反対102で可決・成立しました!!!!バンザイ!山を一歩登りました!!!
19:12 from web
#kokkai 参院本会議。放送法改正案(NHK関連)は賛成232反対6で、可決・成立しました。
19:16 from web
#kokkai 防衛省職員給与法改正案は賛成134反対103で可決・成立しました。ちなみに、昨年はこれが政権交代後第1号の成立議案だったんですね。
19:36 from web
#kokkai 衆院本会議が開会され、参院との両院協議会の協議委員に、民主党の中井洽、中川正春、川内博史、武正公一、小林興起、岡島一正、城井崇、高山智司、社民党の阿部知子、国民新党の下地幹郎の10議員が衆議院代表に指名されました。
19:38 from web
ニコニコ動画、開議したのに、ツイートできない。 http://nico.ms/lv33148823 #kokkai
19:41 from web
#kokkai 続いて、北朝鮮による砲撃への決議案が超党派で上程。議院運営委員会筆頭理事の松野頼久さんが趣旨弁明。参院本会議では既に可決済みで、衆院本会議も足並みを揃えることに。
19:43 from web
菅さんお疲れ・・・
19:49 from web
午後7時48分、衆議院本会議は暫時休憩になりました。#kokkai
19:50 from web (Re: @sansaku
午前8時40分からずっと国会見てます。昼飯、夕飯食べました。今、チョコとバナナも食べました。とりあえず予算関連法が一つ成立したので、山の一段目は越えました。 RT @sansaku 仕事終了。さて。
20:11 from web
#kokkai 参議院の西岡武夫議長は、両院協議会協議委員に自民党から礒崎陽輔、岩城光英、衛藤晟一、世耕弘成、林芳正、丸川珠代、山本順三の7議員、公明党から加藤修一、長沢広明の2議員、みんなの党から水野賢一の合計10議員を指名しました。これは長引きそうな気もするけどね。
20:11 from web
両院協議会はネット中継はありません。#kokkai
20:31 from web
衆参とも両院協議会待ち。衆院は再開後、補正予算の成立を宣言して、ひな壇から閣僚がおじぎ。そして、参院には仙谷大臣、馬淵大臣が移動して、問責決議案という運びです。なお、私の推測では、両院協議会の参院側が武闘派メンバーなので、少し長引くのでは?リラックスして待ちます。#kokkai
20:57 from goo
2年近く前に書いた「両院協議会傍聴記」です。よければお読み下さい。 #goo_kokkai-blog http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/cf3c38a55386b5e2da5a0d07460adc09
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11月26日(金)のつぶやきその2

2010年11月27日 01時39分31秒 | 第176臨時国会(2010年10月)熟議
13:49 from web
仙谷さん、国交相と海保長官の件で、「政治職は責任を取らなくていい、などとはヒトコトも言っていない」と答弁。もう少し潔さがほしい。どうせ問責決議案は提出されている。みんなの党の桜内文城さんの質疑が終了し、共産党の井上議員に。#kokkai
14:01 from web
#kokai 参・予算委。共産党終わり、たちあがれ日本(たち日)の片山虎之助さん。法人税など税制。
14:12 from web
片山虎之助さんは税制と地方交付税交付金、子ども手当の地方負担について質問し、社民党の福島瑞穂党首。日インド原子力協定について。しめくくり総括質疑はいろいろな議題になります。#kokkai
14:14 from web
#kokkai 参院本会議で補正予算採決(否決)後に、衆院本会議が開会されると思います。そこで両院協議会設置の手はずが、衆参とも手続きをやることになると思います。なお、両院協議会は国会法で非公開となっており、ネット中継はありません。ここは改善を求めたいところです。
14:15 from web
#kokkai その後、参院本会議が再開され、問責決議案が2本出る予定ですから、きょうは深夜コースです。参院の堂々巡りは衆院より議員数が半分なので、20分強(×2回)で終わると思います。
14:21 from web
社民党の福島党首「武器輸出3原則の堅持が世界の子どもを殺さないことになる」と55年体制の社会党スローガンでうんざり。これは本質が全く違います。ついでに言えば、防衛計画の大綱を民主党政調で提言案をまとめる、という作業の意義が、私には感じられません。#kokkai
14:22 from web
#kokkai 前田武志・参院予算委員長が補正予算3案の質疑終局を宣言しました。
14:24 from web
#kokkai 討論に入りました。自民党を代表して礒崎陽介さんが「反対」の立場から討論。「マニフェスト実行されず」「財源のめどがなく」「何も新たな政策が実現されず」・・・
14:30 from web
#kokkai 自民党「これだけの不況で2兆2000億円の税収上ブレはカラ計上」「バラマキをやめるべきだ」「仕分けと矛盾がある」「地方交付税の一部は来年度分で水増しがある」「提出が遅く“緊急“じゃない」などとして反対し、解散・総選挙を求める。続いて、民主党の植松恵美子理事が討論。
14:34 from web
続いて、公明党の長沢さんが反対から討論。当初、この補正予算案について、政府・民主党は、公明党の賛成をめざして、事前の説明・要望聴取をしていから、予算案を提出しましたが、失敗に終わりました。本予算案と通常国会での対応はやり直し。岡田幹事長は「走りながら考える」と会見で述べてます。
14:36 from web
長沢広明さん、公明党の反対討論は、「猛省を促す」「経済無策」などぼろくそ批判となりました。続いて、みんなの党桜内文城さんも「反対」の立場から討論。#kokkai
14:40 from web
#kokkai 採決。平成22年度補正予算案 一般会計・特別会計・政府関係機関の3案は、起立少数で【否決】されました。ねじれ国会の試練と民主政治のコストの時間がスタートしました。
14:51 from web
#kokkai 参院総務委員会が再開。予算関連法案の「地方交付税法改正案」の討論・採決がスタート。自民党の片山さつきさんが「政府原案反対」「自民党修正案賛成」で討論。 参議院インターネット審議中継 http://goo.gl/wIgU
14:59 from web
#kokkai 参院総務委。予算関連法案で、自民党の次は、公明党を飛ばして、みんなの党、共産党が反対討論。ですから、公明党は衆院と同じく、「地方交付税法案」には賛成し、可決されることになるでしょう。公明党が菅政権のキャスティングボートを握ったことになります。
15:02 from web
#kokkai 参院総務委員会で予算関連法案(地方交付税法案)は、挙手多数で【可決】しました。よって、これはこの後、参院本会議ですんなり可決・成立します。予算案だけ、両院協議会に行くことになります。まさに公明党政局ですな。
15:17 from web
はい、じゃあしばらく休みます。
16:17 from Keitai Web
粘り強く、辛抱強く。
16:46 from Keitai Web
参院みんなの党が補正採決前に提出済み問責決議案採決を要求しているらしい。#kokkai
18:00 from web
#kokkai 参院本会議。西岡武夫議長が補正予算関連3案を日程に追加しました。衆議院と違って「ぎちょ!!」の議事進行係はいなく、議長が自ら議員に語りかける方式になっています。前田武志委員長の報告が始まりました。
18:09 from web
#kokkai 与党・民主党の川上義博議員が補正予算に賛成討論。高橋是清を引き合いに、リフレ政策をとるべきだと演説しているが、これは予算委員会で議論になったのだろうか? 混乱を招くようなことは止めてほしい。
18:16 from web
#kokkai 参院本会議の補正予算案の討論。自民党は猪口邦子さんが反対討論。参院自民党は夏に国政復帰した元衆院議員が積極的に予算審議に参加しているのが目立ちました。
18:21 from web (Re: @namcat
あの状況で個人の意見を開陳する川上議員すげーな。 RT @namcat 今国会で、民主がそんな主張してたなんて初めて聞いたんだけど? #kokkai #seiji
18:27 from web
#kokkai みんなの党の中西健治さんが反対討論。委員会では公明党も反対討論に立ったのですが、本会議では公明党は反対討論に立たないのかもしれません。何とも国政での公明党の動きがよく見えない状況になってきています。
18:36 from web
#kokkai 討論終局。公明党は反対討論に立たず。採決は記名投票(堂々巡り)になります。参議院本会議場には押しボタンがありますが、予算は特別ですね。
18:37 from web
堂々巡り中です。#kokkai
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11月26日(金)のつぶやき

2010年11月27日 01時39分30秒 | 第176臨時国会(2010年10月)熟議
05:14 from web
おはようございます。
08:43 from web
衆・委員会で統一地方選挙の特例法案の審議がようやく始まりました。参院ではすでに可決しています。早めに処理したいですね。#kokkai 衆議院インターネット審議中継 http://goo.gl/D8jx
09:27 from web
#kokkai 衆議院環境委員会では、松本龍・大臣に町村信孝さんが二酸化炭素削減で厳しく追及。これは衆議院インターネット中継。会期末&問責近しで一般法案の審議が大繁盛です。
09:38 from web
#kokkai #nhk 参・予算委員会で、世耕さんが「往復だから止めないで」と言いました。これはきょうの質疑と応答の往復で何分間と決まっているので、時間を止めないでほしいという意味です。TV入りなので往復と言うことですが、参議院では片道(質問者の時間だけ)がフツーです。
10:04 from web
#kokkai #nhk 政治が不安定なときに、田母神俊雄さんのように偏狭なナショナリズムを煽る言論活動をする方を大声で議題にする世耕議員は残念。参院予算委の集中審議。
10:09 from web
金沢敬氏の参考人招致を要求。自民党の世耕議員。参・予算委は野党多数で、参考人招致は過半数で可能。#kokkai #nhk
10:11 from web
タイムラインが国会実況で溢れている方は、どうぞフォロー外してください。きょうは2010年最後のNHK国会中継になる可能性が高いので、世耕弘成議員ら野党はふかし気味に来ます。北澤防衛大臣のようなしたたか答弁が必要ですね。#kokkai #nhk
10:18 from web
きょうの岩手県報【選挙管理委員会告示】収支報告書の要旨 の整理番号4021に民主党岩手県第4区総支部に“政治団体”から極端に多額な献金があることが分かります。おそらくファミリー団体からのマネーロンダリングではないかと推測されます。岩手県報 http://goo.gl/GZtXg
10:21 from web (Re: @sansaku
@sansaku お久しぶりです。アカウントを代えて復活しました。年内はきょうが最初で最後になると思いますが、頑張ります。きょうの国会情勢はブログ向きでないので(笑)#kokkai
10:23 from web
#kokkai 衆議院厚生労働委員会では福田衣里子さんが肝炎患者の方々の参考人質疑に立っています→衆議院インターネット審議中継 http://goo.gl/D8jx
10:27 from web
#kokkai  きょうの私はテレビで参・予算委員会の集中審議を見ながら、インターネットで衆議院の各委員会(会期末の法案処理)もチェックしています。昨日は衆院本会議場で傍聴していましたが、集中日はネットが強みを発揮します。
10:29 from web
#kokkai 公明党の加藤議員、党首討論(QT)を開いていないと指摘。参院選後は開いていません。ちなみに参加資格は10議席以上ですので、次回からは谷垣総裁、山口代表に加えて渡辺喜美代表の3ラウンド制になります。みんなの党はどう考えているんでしょうか?
10:37 from web (Re: @salome4938
@salome4938 今やっている参院予算委員会は「集中審議」です。質問者から要求された大臣だけ出席しているので、たしかに欠席が多いように感じられますね。#kokkai #nhk
10:52 from web
#kokkai #nhk 前田武志・予算委員長がみんなの党上野さんの質問時間が終わったと宣言。さきほどもツイートしましたが、参議院は片道方式(質問者の時間だけ)で時間を決めていますが、きょうはテレビ入りということもあり往復方式(質疑応答全体の時間を決める)になっているようです。
11:25 from Keitai Web (Re: @MiyazakiNobuyu
@MiyazakiNobuyu 予算委休憩。午後から補正予算の締めくくり質疑。
11:25 from Keitai Web
予算委休憩。午後から補正予算の締めくくり質疑。
11:48 from web (Re: @salome4938
どういたしまして。年内のNHK入りの国会中継は終わりだと思いますが、引き続きよろしくお願いします。 RT @salome4938 なるほど、だからですか。国会中継をきちんと観始めて間も無いものですから、何分無知で…回答有難うございました。
11:53 from web
#kokkai 衆院倫理選挙特別委員会の統一地方選臨時特例法案は可決されましたので、午後1時の衆院本会議に緊急上程されるんだと思います。多くの人生の節目にかかわる法律です。
12:01 from web
参院予算委員会でしめくくり質疑が始まりました。正午スタートは異例。補正予算仕上げです。民主党支持者の方はヤマ場です。 参議院インターネット審議中継 http://goo.gl/wIgU
12:02 from web
#kokkai しめくくり質疑は森裕子・与党筆頭理事からスタートしています。検察審査会の件です。参議院インターネット審議中継 http://goo.gl/wIgU
12:32 from web
#kokkai 参院予算委の補正予算しめくくり質疑。自民党の礒崎陽輔理事が登場。1期生ですが、相当するどいです。まず午前中の仙谷答弁「通達問題で防衛省と海保は別物」は問題発言だ、と牽制した上で、雇用問題から質問スタート。
12:36 from web
#kokkai この2ヶ月間の国会で、「予算委員会で予算の話をしていない」との声が多く聞かれましたが、私はかなり予算の話をした予算委員会だったと思います。まあ、以前に比べて・・・ですが。
12:39 from web (Re: @salome4938
ぜひぜひ。そこの「時間」なんですよね~。私は国会を軸に生活を組み立てていますんで、偉そうですが、有権者代表のつもりでやっています。私のブログの方も暇な時にのぞいてみてください。RT @salome4938 来年も時間が許す限り観たいと思います。
13:01 from web
自民党の礒崎陽輔さん、日銀総裁に「潤沢でも足りないくらい、過剰なくらいの流動性が今の日本にも必要だ」。小生も同意。参・予算委。#kokkai
13:21 from web
#kokkai 参・予算委補正のしめくくり質疑は、公明党の加藤さんに。時間的には順調に進んでいると思います。
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