[写真]JR山手線など「新橋駅」ガード下から撮影した国会議事堂の夜景、東京都千代田区内幸町1丁目から、きょう令和元年2019年10月31日(木)、宮崎信行撮影。
岡田克也さんは、「無所属フォーラム代表」の立場で、定例の記者会見を開き、14名以上の記者が参加しました。
国会の混乱については、「安住淳国対委員長が強い決意を示したので、共同会派一丸となってがんばっていきたい」と語りました。共同会派で部会を開く機運も出てきているとしました。
朝、河井克行法相が辞任し、先週の菅原一秀経産相と2週連続辞任になったことについて「大臣が辞めても、安倍内閣の支持率が下がらないのはいろいろな理由があると思うが、そろそろ限界が来ている」と願望を含めて強調しました。菅義偉官房長官と近い2人の辞任で「官邸内の権力流動化」が起きているのではないかとの憶測について、岡田さんは「河井さんは総理とも近かったはずだ」と多面的な見方を立てました。
6月から参院選にかけて、共産党の志位和夫委員長が年金マクロ経済スライドを廃止し厚生年金特別会計の積立金を取り崩して基礎年金額を不変にすべきだとの政策を打ち出したことについて「党が違うのだから、すべてを一緒にする必要はないでしょう」と話しました。
前日第2回会合を開いた中村喜四郎・岡田克也・野田佳彦・江田憲司4名主催の「政治塾」について、共同会派の衆議院1期生のみへの呼びかけから、1・2期生に拡大したとしました。「いい雰囲気になっている」「政治塾は私も勉強になる」と語り、「年内だけでなく、来年もやるかもしれない」と欲張りました。
同じ時間帯に、れいわ新選組代表の山本太郎前参議院議員と無所属の馬淵澄夫衆議院議員が共催する消費税を見直す勉強会が開かれたことについて「馬淵さんは無所属だから何を言ってもいい」としながら、原則として「選挙に出るとしたらどこかの母体から出るのだから、それに従うのは常識だと思う」と語り、公約にしたがうべきだとの見地から難色を示しました。立憲民主党が「逢坂誠二政調会長・蓮舫参議院幹事長」の連名でしめつけととられかねない文書を出したとの指摘には、部会などと重なることはよくあるとし、自らの「政治塾の定例日は水曜日の午後5時10分だ」とアピールしました。自らの消費税率に関するスタンスは「想像の通りだ」と煙に巻き、自身は10%にこだわらない姿勢をにじませました。
日曜日に100万票超えで初当選した上田清司・新参議院議員に寄せられる与野党双方からの秋波は「知事としてはうまく一線を画しながら自民党を利用してきたんだと思う」と語り、どちらにもくみしない、独立独歩の姿勢を上田さんがとるのではないかと期待を込めた信頼感を寄せました。
前夜に枝野代表と福山哲郎幹事長が、小沢一郎さんと会ったことについては言及を控えながら、枝野代表が受け止めなかったとみられる新党構想について「選挙は一つの党でないとたたかえないでしょう。名簿が一つになるのは、一つの党でしょう」との原則を示しながら「時間がないから難しい」と述べ、枝野さんの姿勢に理解を示しました。いずれにせよ、岡田さんは自身の路線を受けいれられなかった先の参院選への不満から、次の衆院選に向けた合従連衡、候補者調整の動きからは距離をとり続けるかまえを維持しました。
菅官房長官が3000円のパンケーキを食べたと批判されていることについては「個人が自分の給料の中でやるのはとやかく言うべきではない」と容認。質問通告などに関する行政府の共有文書が松井孝治・慶大教授に漏れた件については「民間に漏れたことは好ましくない」とし、質問内容が事前に高橋洋一さんらによってインターネット上で論じられたことについて懸念を示しました。
30分間の記者懇談会で岡田さんは冒頭、首里城の正殿などの全焼について「極めて残念で驚いている。沖縄のみなさんの気持ちを思うと、適切に表現するのは難しい」とし「これからしっかりと再建に向けて努力しないといけない」と語りました。
[写真]吉田博美さん、きょねん2018年5月28日(月)、国会議事堂3階「自民党総裁室」で、宮崎信行撮影。
吉田博美さんが、きょう、亡くなったと報道されました。享年70。
心より哀悼の意を表します。
3か月前まで、参議院議員を3期つとめました。長野県選出。国土交通大臣政務官、参議院国土交通委員長、参議院自民党国会対策委員長、参議院自民党幹事長、自民党本部幹事長代理をつとめました。
参議院自民党三役として、毎週月曜日の党本部役員会にも、上の写真のように出席し、警視庁警護官SPもついていました。
もともと安倍晋三首相・総裁と同じ山口県ルーツで、長野県で生育し、長野県議会議長。定数2の長野県選挙区では、補選1回分先輩になる、国民民主党の羽田雄一郎さんと2つの議席を分け合いました。ともに、田中派・竹下派出身議員同士の2議席争いとなり、今夏の参院選で初めて「定数1」で激突する公算となった4年ほど前から、その動向が注目されていました。当初は竹下派が強い、郵政関係団体の全国比例代表転出の動きも透けて見えましたが、病に倒れ、引退ということになりました。
産経新聞の報道によると、さきほど、令和元年2019年10月26日(土)の午後に、東京都内の病院で亡くなったそうです。脳腫瘍で療養していたそうです。
17日付当ブログ記事で報じた、「中村喜四郎・岡田克也政治塾」が開講しました。
冒頭あいさつで中村喜四郎さん(当選14回、70歳)は「みなさまこんにちは。私は茨城県第7区から衆議院に出ています、中村喜四郎と申します」と自己紹介。中村さんは「自民党は変わった。非常に変わってしまった。具体的には、勝つためなら何でもやる」と語り、「国民が選びようがない」衆議院解散を連発する、安倍晋三首相(自民党総裁)の手法を「民主主義が壊される、崩壊する」と批判。「こちらの方に籍を移して、お世話になる」とし、共同会派所属議員の選挙対策を手助けする考えを明示しました。
幹事の岡田克也さん(当選10回、66歳)は「私が一年生議員の時に、自民党だったんですが、(5期先輩の)中村先生に四日市に応援に来ていただいて、その時に教わったことを実行して、私の選挙運動はできている」と語りました。
初回講師の、玉木雄一郎・国民民主党代表(当選4回、50歳)は「みなさんと一緒に選挙についてともに学び合うこの会は、永田町でやっているいろいろな会の中でもっとも重要な会だと思う。いくら政策を勉強しても、胸にバッジがつかないと話にならない」「選挙について学ぶことは政権をめざすうえで最も必要だ。みんなで選挙に強くなろう」と意義を強調しました。
中村喜四郎「自民党は変わってしまった」岡田克也と政治塾開講、初回講師は玉木雄一郎代表 20191023 宮崎信行撮影
会合は、共同会派「立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム」所属の衆議院当選1回生全員に対して、中村さん、岡田さんのほか、野田佳彦前首相、江田憲司さんの4名が呼びかけました。初回講師は江田さんの予定でしたが、台風19号などの被害への対応を優先し、順延されていました。
会合は、立憲民主党員から池田真紀さん、堀越啓仁さんら8名以上、国民民主党の西岡秀子さんのほか、井上一徳さん、日吉雄太さんら11名以上の「立国社」所属衆議院1期生が参加。
衆議院第一議員会館の地下1階の共用会議室スペースにある、「第二会議室」を借りて開かれ、冒頭部分が報道陣に公開されました。
[写真]衆議院の委員会が開かれる分館の2階、おととし2017年5月、院の許諾を得て、宮崎信行が撮影し、所持。
人事院勧告を実施するために必要な給与法を改正する関連法案を審議する、衆議院の委員会が順調に動きました。
第200回臨時国会は、召集から15日が経ちました。
火曜日、水曜日の参議院予算委員会では異例の安倍晋三首相の令和元年台風19号に関する3分程度の政府報告に対する各党の質疑が挟み込まれる格好となりました。しかし、大きな炎上はありませんでした。
国家公務員一般職給与法改正案や、同特別職給与法改正案を審議する衆議院内閣委員会は各大臣から所信的あいさつを聞きました。人事院総裁による人事院勧告の説明もありました。
裁判官や検察官の給与法改正案を審議する衆議院法務委員会も。
そして、異例の外務大臣から防衛大臣に横滑りした河野太郎大臣。衆議院安全保障委員会で所信的あいさつ。防衛省設置法改正案が今後審議されますが、人事院勧告以上に、初任給は月0・8万円アップ。菅義偉・内閣官房長官は、中東への自衛隊派遣を記者会見で発表しました。
在外公館の給与法案は来年の通常国会になります。条約の承認案を審議する、衆議院外務委員会も順調に滑り出しました。
菅原一秀・新大臣の贈答品スキャンダルがある、衆議院経済産業委員会も定例日のきょう開かれました。但し、今後は、田嶋要・野党側筆頭理事が、委員会の日程立てでせめぎ合う局面もありそうです。
以上、令和元年2019年10月18日(金)の国会の動きの簡単なまとめでした。
[写真]衆議院本会議場の、議長に向かって右側2階(本館3階)にある外交官傍聴席、おととし2017年5月、院の許可を得て、宮崎信行撮影・所持。
岡田克也さんは、きょう令和元年2019年10月17日(木)、記者懇談会を衆議院第一議員会館で開きました。
●質問通告と漏洩
岡田さんは、今回の第200回臨時国会冒頭の参議院予算委員会で森ゆう子さんの質問通告が遅れたとされることについて、「前々日の昼には質問通告できる日程を決めるべきだ」と語り、委員会日程を早く決めるよう、促しました。森さんの質問通告が、元財務官慮の高橋洋一さんらに漏れ「虎ノ門ニュース」ととりあげられたことについて、「通告した質問が外部に漏れているとすれば、大きな問題だ。(霞が関は)事実関係を説明しなければならない」とし、「国家公務員法の守秘義務違反でしょう。しかも立法府との問題だ」と深刻な問題だとの認識を示しました。
●台風19号と八ッ場ダム
参議院自民党の松山政司・政審会長が、八ッ場ダムが令和元年台風19号の利根川の治水に役立ったと強調した国会審議に関連し、「一つの事例をとらえて、八ッ場ダムの正当性を主張すべきではない。それならば、全部ダムにし、全部スーパー堤防にすればいいのか」と牽制しました。岡田さんは「何が効果的か。我々は(公共事業を)全部ゼロにするつもりでなく、優先順位をつけてやるべきだと主張してきた」と語りました。八ッ場ダムが上流で雨水を受け止める効果があったかどうかは言及しませんでした。
●「政治塾」
中村喜四郎さん、岡田克也さん、野田佳彦さん、江田憲司さんの4人は「政治塾」を立ち上げることで合意。受講対象は共同会派「立憲・国民・社保・無所属クラブ」に属する衆議院当選1回生全員で、来週初会合を開きました。初会合の講師は玉木雄一郎・国民民主党代表で演題は「小選挙区で勝つために」。再来週の第2回会合の講師は立憲民主党の長妻昭代表代行。
この動きについて、事務局をつとめる岡田さんは、政治塾は枝野幸男・立憲民主党代表と「調整して、そのうえでスタートさせています」と語り、人選については「選挙区に田んぼがある玉木さんと、都市部の長妻さんや江田さんらとバランスよくやっていきたい。女性にも講師をやってほしい」とし、枝野代表の講演は12月9日までと会期の短い今国会では難しいかもしれないとの認識を示しました。
写真は、きょう午前7時台に、NHKで生中継された、長野市内の穂保、長野駅よりも北側になる流域の空撮映像でした。
茨城県、福島県、岩手県、栃木県、新潟県、東京・神奈川の多摩川両岸などを含む東日本の広範囲で浸水孤立者や、道路冠水などがあり、しばらく影響が続きそうです。この地域での災害の懸念は、事前に報道されていませんでした。
私の本籍地は、長野駅よりも南側になる、長野市篠ノ井塩崎で、現地との連絡によると、けさ、浸水孤立者がいるか、いたのは確実。私にとっては「他人事ではない事態」です。もともと根腐れして作業を放棄していたリンゴの木1本が倒壊。それ以外は、私の親族らは無事だと確認できました。1年弱前に亡父を納骨した先祖代々の墓は山腹にあるので大丈夫なはずですが、グーグルアースで見る、距離的にはごく近い距離で、堤防が決壊しました。私は東京の自宅にいます。
SNSでは、千曲川の反乱は、30年、40年以上住んでいて初めてだ、という感想が見て取れます。
塩崎村史は江戸時代よりもずっと前から、有史以来、水害とのたたかいの繰り返しであり、それによって、三千石のお大尽村、農業的には豊かな村を作り上げた、というエッセンスです。私の祖父が収入役や村議、曾祖父が助役などを歴任した村。
さらに、長野市内で、JR東日本の北陸新幹線車両基地が浸水しており、JR東日本新幹線の短期、中期にわたり、運航に影響を及ぼす懸念が生じる事態が発生しました。
日本の河川をはじめとする防災インフラの強靭さを感じました。しかし、今回初めて、インフラ整備の、東京と地方との格差を実感しました。台風の発達・進路に、気候変動・地球温暖化が影響していることは確実でしょう。私にとっては45歳にして初めて、中長期的な視点で、他人事ではない災害となりました。
気象庁は、令和元年2019年10月12日(土)の午後3時半に、
群馬、埼玉、東京、神奈川、山梨、長野、静岡の1都6県に
大雨特別警報を発表した。これらの地域に大雨特別警報が出されるのは初めてで、「数十年に一度の災害」が既に起こっているか、これから起こるとしています。
相模川水系では、神奈川県庁が管理する上流ダムを午後5時から放流するため、下流の警戒を呼びかけています。
国土交通省の地方支分部局である、地方整備局の真価が試されます。写真は国土交通省本省(東京・霞が関、2015年撮影)。一階に水管理・国土保全局があります。
地方整備局はブロックごとに3000人程度の職員がいます。河川事務所でも、数十年に一度の判断を仰いだり、実行したりする局面もあり得ます。私は、元中部地方整備局長の武勇伝をいやということ聞いたことがありますが、空振りをおそれずに、判断・実行していただきたいと考えます。
さきほど、配信されました。
立憲民主党「石川大我参院議員」が政治ジャーナリストから名誉棄損で訴えられていた
ということで、デイリー新潮(週刊新潮編集部)の記事で、上記、Yahoo!ニュースでも紹介されています。
取材される側として登場するのは、かなり人生初めてに近いか。学校法人早稲田大学の学生募集パンフレットに載ったことはありますが。
上記の記事中の「15日の演説」については、今回取材していただいた記者さんも居たそうですが、いちいちそのことに言及していない記事に、レガシーメディアさんの取材のち密さを感じました。
[写真]第1回口頭弁論にのぞむ宮崎信行、東京都千代田区霞が関の「東京地方裁判所」前、冒頭写真とも。
[写真]立憲民主党の両院議員の会議にのぞむ、石川大我参議院議員、議員会館内、2019年9月、宮崎信行撮影。
おまけの写真は、東京地裁の地下1階にある食堂のカツカレー、650円(税込み=2019年9月時点)でした。第一回口頭弁論は午前10時からで、私のファンの男性がヘルパーさんとともに、当日東京地裁に見えたのですが、私が事前に時間等は明かしていなかったので、空振り。でも、下のカツカレー食べていたため、そこから出た、エレベーターホールで会うことができました。
[写真]東京地裁の地下1階に入る食堂のカツカレー、2019年9月撮影。
なので、次回の日程は明かします。
2019年12月6日(金曜日)の午後1時10分から、東京地裁510号法廷。事件番号は令和元年(わ)18731号名誉棄損事件。原告は宮嵜信行、被告は石川大我さん、です。弁論。おそらく、この日で結審をするのではないか、と思われます。