[写真]さる6月10日、元日本経済新聞記者にもかかわらず48歳で初めて東京証券取引所を訪れた筆者、日銀本店から歩いて15分ほど。
第210回臨時国会召集をひかえた、きょう令和4年2022年9月30日(金)の閣議で岸田文雄首相が経済対策の策定を指示しました。月曜日の所信表明演説で首相が「電力料金の抑制の秘策」を打ち出します。
この動きを報じた、朝日新聞は1面トップで「財政圧迫の懸念も」と見出しを立てました。日本のすべての企業と世帯が電力料金を払っているのだから、料金抑制と費用負担は同一主体で、電力料金を抑えたら翌年の法人税収は絶対増えます。朝日記者ほどのインテリがこんな簡単なことも分からないようでは、先行き思いやられます。
統一教会では細田博之衆議院議長の「1枚紙」が不十分だとして野党が追加説明を要求。セクハラ妄想ラインの公明党の熊野正士参議院議員が辞職。立憲民主党の泉健太代表は記者会見で「多いですよね」と公明党のセクハラ多発をいぶかしみました。
【衆議院議院運営委員会理事会 令和4年2022年9月30日(金)】
来週の所信表明演説とそれに対する各党代表質問の日程や時間配分が決まりました。細田博之議長が、統一教会との関係について説明するよう要求があり、召集日を超えて協議が続きそうです。
【参議院議院運営委員会理事会 同日】
まず、今月6日付【週刊文春】熊野正士公明党参議院議員がセクハラ疑惑で入院 - 【ニュースサイト】宮崎信行の国会傍聴記で言及した、熊野正士さんが辞職願を尾辻秀久議長に出して既に辞職しました。閉会中は議長の一存で決定できます。中央選挙管理会は近く元職を繰り上げ当選させる見通し。但し「常勝関西」個人名26万票がふいになったつけは3年後に出そうです。
【衆議院経済産業委員会 同日】
安倍晋三さんの臨終に国会議員として唯一立ち会った「清和会事務総長」から経済産業大臣として内閣に入った西村康稔大臣(当選7回)に対する一般質疑がありました。
先の第208回通常国会で、「高圧ガス法改正案」の審議が混乱。(参照萩生田経済産業大臣が「総括審議官が違法でない答弁したのは誤り」と謝罪、「高圧ガス保安法改正案」審議し、全法案が参議院委員会通過 - 【ニュースサイト】宮崎信行の国会傍聴記)。参議院側の石橋通宏委員長(立憲民主党)が3週間審議を止めて、萩生田光一大臣(当時、現・政調会長、当選6回)が謝罪に追い込まれました。
このため、積み残しだった「現下の経済情勢等の集中審議」がきょう衆議院の閉会中審査で開かれました。
西村大臣はのっけから追加謝罪。「省エネ法改正案」にも、配布資料の「火力発電所の新増設見通し」が誤っていたとしました。
立憲民主党の落合貴之筆頭理事は、「ネットニュースで見た」とし西村さんのコロナ感染について「大臣の体調は」と聞きなれない質問から。西村さんは39度超の熱が出たが元気だとし、元コロナ担当大臣だったことも強調しました。落合さんは「西村大臣のご出張同行マニュアル」について、野党国対合同ヒアリングの成果もいかして質疑。
山崎誠次席理事のエネルギーをめぐる質疑が長引いたところ、自民党側から「時間を守れよ」との絶叫が出て、一強政治の傲慢さが見えました。馬場雄基さんは「チームとして時間を守ります」ととっさに言い返し、会派内の割り当ての1時間25分は守っているとしました。
西村大臣は馬場さんへの答弁で自ら「私と誕生日が同じだ」とともに10月15日生まれだと指摘し「だいぶ歳が違うが」と29歳と59歳の30歳差に思いを馳せました。安倍晋太郎さんの最期を看取った清和会事務総長の三塚博さんが当選7回ながら清和会会長の座を手に入れた当時64歳だったようですから、西村さんが清和会会長になるチャンスもありそうです。まずは電力料金の抑制策の策定からとなりそうです。
日本維新の会の足立康史さんは経産省の先輩後輩問答に。共産党の笠井亮さんは上述の混乱の経緯をただしました。熊本県への半導体巨額補助金についての1泊2日の委員派遣の報告があり、散会しました。
[写真]さる6月10日、元日本経済新聞記者にもかかわらず48歳で初めて東京証券取引所を訪れた筆者、日銀本店から歩いて15分ほど。日本銀行が偉いというマクロ経済感覚は引き続き変わらないですが、得意分野ですので、活かしていきたいと思います。来週月曜日から本格論戦いよいよスタートです。
このエントリーの本文記事は以上です。
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このニュースサイトは以下のウェブサイトを活用しています。
衆議院インターネット審議中継(衆議院TV)
参議院インターネット審議中継
国会会議録検索システム(国立国会図書館ウェブサイト)
衆議院議案(衆議院ウェブサイト)
今国会情報(参議院ウェブサイト)
インターネット版官報
Ⓒ2022年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。
第210回臨時国会召集をひかえた、きょう令和4年2022年9月30日(金)の閣議で岸田文雄首相が経済対策の策定を指示しました。月曜日の所信表明演説で首相が「電力料金の抑制の秘策」を打ち出します。
この動きを報じた、朝日新聞は1面トップで「財政圧迫の懸念も」と見出しを立てました。日本のすべての企業と世帯が電力料金を払っているのだから、料金抑制と費用負担は同一主体で、電力料金を抑えたら翌年の法人税収は絶対増えます。朝日記者ほどのインテリがこんな簡単なことも分からないようでは、先行き思いやられます。
統一教会では細田博之衆議院議長の「1枚紙」が不十分だとして野党が追加説明を要求。セクハラ妄想ラインの公明党の熊野正士参議院議員が辞職。立憲民主党の泉健太代表は記者会見で「多いですよね」と公明党のセクハラ多発をいぶかしみました。
【衆議院議院運営委員会理事会 令和4年2022年9月30日(金)】
来週の所信表明演説とそれに対する各党代表質問の日程や時間配分が決まりました。細田博之議長が、統一教会との関係について説明するよう要求があり、召集日を超えて協議が続きそうです。
【参議院議院運営委員会理事会 同日】
まず、今月6日付【週刊文春】熊野正士公明党参議院議員がセクハラ疑惑で入院 - 【ニュースサイト】宮崎信行の国会傍聴記で言及した、熊野正士さんが辞職願を尾辻秀久議長に出して既に辞職しました。閉会中は議長の一存で決定できます。中央選挙管理会は近く元職を繰り上げ当選させる見通し。但し「常勝関西」個人名26万票がふいになったつけは3年後に出そうです。
【衆議院経済産業委員会 同日】
安倍晋三さんの臨終に国会議員として唯一立ち会った「清和会事務総長」から経済産業大臣として内閣に入った西村康稔大臣(当選7回)に対する一般質疑がありました。
先の第208回通常国会で、「高圧ガス法改正案」の審議が混乱。(参照萩生田経済産業大臣が「総括審議官が違法でない答弁したのは誤り」と謝罪、「高圧ガス保安法改正案」審議し、全法案が参議院委員会通過 - 【ニュースサイト】宮崎信行の国会傍聴記)。参議院側の石橋通宏委員長(立憲民主党)が3週間審議を止めて、萩生田光一大臣(当時、現・政調会長、当選6回)が謝罪に追い込まれました。
このため、積み残しだった「現下の経済情勢等の集中審議」がきょう衆議院の閉会中審査で開かれました。
西村大臣はのっけから追加謝罪。「省エネ法改正案」にも、配布資料の「火力発電所の新増設見通し」が誤っていたとしました。
立憲民主党の落合貴之筆頭理事は、「ネットニュースで見た」とし西村さんのコロナ感染について「大臣の体調は」と聞きなれない質問から。西村さんは39度超の熱が出たが元気だとし、元コロナ担当大臣だったことも強調しました。落合さんは「西村大臣のご出張同行マニュアル」について、野党国対合同ヒアリングの成果もいかして質疑。
山崎誠次席理事のエネルギーをめぐる質疑が長引いたところ、自民党側から「時間を守れよ」との絶叫が出て、一強政治の傲慢さが見えました。馬場雄基さんは「チームとして時間を守ります」ととっさに言い返し、会派内の割り当ての1時間25分は守っているとしました。
西村大臣は馬場さんへの答弁で自ら「私と誕生日が同じだ」とともに10月15日生まれだと指摘し「だいぶ歳が違うが」と29歳と59歳の30歳差に思いを馳せました。安倍晋太郎さんの最期を看取った清和会事務総長の三塚博さんが当選7回ながら清和会会長の座を手に入れた当時64歳だったようですから、西村さんが清和会会長になるチャンスもありそうです。まずは電力料金の抑制策の策定からとなりそうです。
日本維新の会の足立康史さんは経産省の先輩後輩問答に。共産党の笠井亮さんは上述の混乱の経緯をただしました。熊本県への半導体巨額補助金についての1泊2日の委員派遣の報告があり、散会しました。
[写真]さる6月10日、元日本経済新聞記者にもかかわらず48歳で初めて東京証券取引所を訪れた筆者、日銀本店から歩いて15分ほど。日本銀行が偉いというマクロ経済感覚は引き続き変わらないですが、得意分野ですので、活かしていきたいと思います。来週月曜日から本格論戦いよいよスタートです。
このエントリーの本文記事は以上です。
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