[写真]国会議事堂内の、中央部(衆議院と参議院の間)の皇居側のエレベーター、おととし2017年、参議院の許可を得て、宮崎信行が撮影。
初投稿は午後1時半です。ずいぶんと、トップベープにアクセスが増えてきましたので、中間まとめを書きます。
朝の理事会で、自民党があす3月1日(金)の採決を提案しました。
きのうまでのブログで、私は28日採決があるとの観測を出しましたが、辻元清美国対委員長らの奮闘で、あす以降に持ち越し。また、税制改正を審議する、衆議院総務委員会、衆議院財務金融委員会は、きょうは設定されていません。
また本会議も設定されておりません。自民党の田畑毅議員の辞職願が出されました。仮に野党が不信任・解任決議案などを出したら、次回の本会議はその処理からスタートし、予算案の採決は後回しになります。
【衆議院予算委員会 平成31年2019年2月28日(木)】
「平成31年度予算案」は15日目。そのうち、集中審議は4回目。これまでは7時間コースでしたが、きょうは5時間コースです。タイトルは「統計問題・諸課題」。午後3時過ぎからは、分科会報告。先週金曜日の一般質疑で飛んだ部分の4時間コースがあります。一般質疑はダブルカウントになりますが、5回目となります。審議時間はきょうを終えて七十数時間になり、あす7時間程度で、例年の採決のころ合いに近づくようです。野党各党の「修正案・組み替え動議」の政策協議会はすでに「撤回しかない」という結論になったようです。選挙前に参議院側にあばれてほしい、という野党内の配慮があるのかもしれません。また、維新が反対する意向を党議決定しています。
前日、毎月勤労統計(毎勤)の不正統計に関する、特別監察委員会の「追加報告」が発表されました。組織的な隠ぺいはなかったと結論付けましたが、きょうの日経新聞によると、決定の際に、委員の中で退席者が出ていたようです。
きょうは樋口委員長が、特別監察委員長の立場で参考人として出席しました。
但し、野党からは新事実は出ていません。
国民民主党の原口一博さんの「田畑毅議員の辞職届」について、安倍晋三首相(自民党総裁)は「政府として個別に答えない」としました。
大串博志さんの「加藤勝信自民党総務会長がきのうの講演で、党則改正、総裁4選に言及した」と質問すると、安倍首相は「自由民主党のことでありますから、自民党において議論すべきだ」としました。
今の議会構成での、予算審議の衆議院での出口が見えてきたから、首相も強気だ、という印象です。
午後3時8分頃に集中審議は終了。この後、きのうの分科会の主査8人からの報告。
続いて、一般質疑5日目。
奥野総一郎さんは根本匠厚生労働大臣に対して、「組織のトップとして自らも特別監察委員会のヒアリングを受けて、身の潔白を晴らすべきだ」と提案すると、根本大臣は反発。9月の西日本新聞報道、12月末の日経などの報道に対して、1月、消火に失敗して逆に炎上したのは、根本大臣の特別監察委員会設置ですから、根本さんは連日のブラック労働答弁のなかで、やや自分が見えてないのかも。
一般質疑の中で、自民党の小田原潔さんと、立憲の本多平直さんが、「お父さんは憲法違反だと言われた子供」が実在するかどうかでバトルを繰り広げました。金子恵美さんの質問に対して、渡辺直道復興大臣は、復興庁の2020年度でのサンセット(法的な根拠の消滅)について、復興庁の仕事は「終わらない」として、大臣が直轄する後継組織が必要だとしました。きのう首相に伝えたものと思われます。
5年ほど前から指摘されつつある傾向ですが、テレビ入りよりも、テレビが終わった後の予算委員会一般質疑の方が女性議員が登場する割合が多かったです。この5年間で、山尾志桜里さん1人だけテレビ入り予算委員会でスターダムにのし上がった印象です。
最後に立憲民主党政調会長で予算委筆頭理事の逢坂誠二さんが、不正統計をまだまだ追及すると意気込んで、一般質疑は終わりました。散会時点での次回開催は未定。
【参議院政府開発援助等に関する特別委員会 同日】
前回の議員自らの視察団の報告に続いて、参考人を呼んで、今後のODAの在り方を論じました。かなり昔に青年海外協力隊員をつとめた有識者が意見を述べました。散会。
【衆議院議員運営委員会理事会 同日】
あす本会議を開くかどうかの議論になるでしょう。
いずれにせよ、田畑毅議員の辞職願は提出済みです。田畑議員は、先週の週刊文春・新潮の報道では、被害者だとされる女性はもともと肉体関係があったわけですが、当時の数時間後に50代の男性と事務所に乗り込んだとのことで、その男性がどういう人かひっかかる面がありました。きょうの週刊文春の報道では、未成年女性を錦糸町駅に呼び出して、そのまま自宅に連れ込み、撮影などをしたとのことですので、これがでたら辞職は当然でしょう。
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