私はあす50歳になりますが、当ニュースサイトが創刊してから初めて政倫審が開かれました。創刊前の出来事として、田中真紀子さんがピンチはチャンスの「テレビショー」にして、その後に議員辞職したとはいえ得票率49%で国政復帰する足掛かりとなりました。田中さんは若いころ、高田馬場のお店で「あれ、田中角栄の娘だぞ」と言われ早稲田大学の同級生たちが「不愉快だから出ようぜ」と気遣ってくれた「輝き女子」でした。今回もほとんど早稲田大学卒業生で当選回数至上主義のもと「卒業式の無いサークル感覚」「閉会式のない東京オリンピック」で大臣まで来てしまったようです。一人一人は良い人かもしれません。
政倫審とは、「政治倫理綱領」と「行動規範」に沿っているか審査します。テレビ中継前に載せればよかったのですが、岸田文雄、武田良太両衆議院議員は次の文章と比べて政治行動を審査されました。
「政治倫理綱領」
「政治倫理の確立は、議会政治の根幹であり、国会の権威と名誉を守り、議会制民主主義の発展に資するため」
一、政治腐敗の根絶と政治倫理の向上に努める
一、不断に任務を果たす義務を有する
一、全体の利益の実現を目指して行動する
一、疑惑に対して、みずから解明し、責任を明らかにするよう努める
一、使命達成のため積極的に活動し、高い識見を養う
「行為規範」
第一、職務に関しては廉潔を保持し、公正を疑わせるような行為をしてはならない、
第二、議員は、自己の事業に係る報酬等を除き、報酬を得ている企業、団体の名称、役職等を届け出ること、
第三、議長、副議長、常任委員長及び特別委員長は一定の職を兼ねてはならない
第四、所得の金額等が、前年一年間に得た歳費相当額の半額を超える場合は、これを届け出ること、
第五、申し合わせ事項を遵守すること
「衆議院政治倫理審査会規程」
第一、審査会は、委員の三分の一以上の申し立てに基づき、議員が行為規範に著しく違反し、政治的道義的に責任があると認められるかどうかについて、これを審査する。
第二、審査会は、審査の申し立てをされた議員につき、政治的道義的に責任があると認めたときは、当該議員に対し、行為規範遵守の勧告、一定期間の登院の自粛の勧告または役員もしくは特別委員長の辞任の勧告を行うものとし、これらの勧告をするには、委員の三分の二以上の多数による議決を要する。
第三、審査会は、十一人の委員で組織し、委員は、所属議員十人以上を有する各会派の所属議員数の比率により選任すること。
なお、委員の割り当てのない会派に対して、審査に参加できる方策を講じる。
【衆議院政治倫理審査会 きょう令和6年2024年2月29日(木)】
上述の経緯から、私は非公開でもいいのかなと思っていましたが、立憲民主党幹部が強く主張して、公開となりました。
第三委員室で開かれました。塩谷立会長が自ら辞任したので、田中和徳会長に交代していました。田中会長は「休憩前に引き続き会議を開きます。これより議員岸田文雄くんからの審査申し出に関する件について議事を進めます。審査に先立ち、一言申し上げます。本日の政治倫理審査会は、政治倫理の確立に資するため、議員自らの申し出に基づく審査であります」「また、会長として付言をいたしますと、政治倫理審査会は、静謐な環境のもと、議員の申し出に対し、審査を行う場所であります。委員、傍聴議員におかれましては、不規則発言は行われないよう、申し上げます」と語りました。
岸田さんは「弁明」として「まず自民党の派閥の政治資金問題を巡りまして、国民の皆様方に大きな疑念を招きそして政治不信を引き起こしていることに対しまして、自民党総裁として心からお詫びを申し上げます」と語りました。
そして「当選回数優先主義ですとか、あるいは長い物に巻かれる。こうした政治風土があるとしたならば、我々は風通しの良い政治風土を作っていかなければなりません」「問題が生じた際に、政治家自身の責任が十分に果たされないのか。これ思うときに、この原因が、政治は特別なものであるという特権意識があったとするならば、その特権意識を是正し、政治家も当然の責任を果たすよう改革を進めていかなければなりません」と述べました。
岸田さんは「政策集団」ではなく「派閥」と語りましたが、自民党不信を政治不信と言い換えていました。全く信用なりません。
立憲民主党の野田佳彦委員は「一晩で3000万円以上の収入を得るような集会をやって、それを勉強会と言っている。法令上は政治資金パーティーじゃないだから、収支報告書に記載をして報告をするべきだ」と語りました。
武田良太・衆議院議員は「武田でございます。多くのみなさんの政治不信を招くことになったことを、志帥会を代表してお詫びします」としました。志帥会の二階俊博会長は出席しませんでした。
お金は目に見えないので、訓練され、地位・待遇が安定した衆議院議員という人間がしゃべっても、印象論でしか語れないように思います。
【衆・予算委員会 同日】
「令和6年度予算案」は18日目で中央公聴会。
【衆・総務委員会 同日】
「地方税法改正案」(213閣法2号)と「地方交付税法改正案」(213閣法3号)の審議は5日目。道下大樹さんは、西田昭二総務政務官について、15日の一般質疑で「旧統一教会と接点がない」と答弁した議事録を示しながら、その後の報道で、「ピースロードに出席していた」ことなどを問いました。他の議員からも、解散後の地元・能登の建設業者からの献金100万円程度について疑わしい点があるとしました。
法案審査はおおむね疑問点が出たようで、法案そのものの議題は少なかったようです。立憲は、交付税法は賛成する見通し。
●衆議院憲法審査会は定例日の木曜日ですが開かれませんでした。
●参議院はありません。
●あすは参議院はありません。衆議院は政治倫理審査会が開かれるなか、予算委員会で令和6年度予算案を強行採決のかまえ。
このニュースサイトは以下のウェブサイトを活用しています。
政倫審とは、「政治倫理綱領」と「行動規範」に沿っているか審査します。テレビ中継前に載せればよかったのですが、岸田文雄、武田良太両衆議院議員は次の文章と比べて政治行動を審査されました。
「政治倫理綱領」
「政治倫理の確立は、議会政治の根幹であり、国会の権威と名誉を守り、議会制民主主義の発展に資するため」
一、政治腐敗の根絶と政治倫理の向上に努める
一、不断に任務を果たす義務を有する
一、全体の利益の実現を目指して行動する
一、疑惑に対して、みずから解明し、責任を明らかにするよう努める
一、使命達成のため積極的に活動し、高い識見を養う
「行為規範」
第一、職務に関しては廉潔を保持し、公正を疑わせるような行為をしてはならない、
第二、議員は、自己の事業に係る報酬等を除き、報酬を得ている企業、団体の名称、役職等を届け出ること、
第三、議長、副議長、常任委員長及び特別委員長は一定の職を兼ねてはならない
第四、所得の金額等が、前年一年間に得た歳費相当額の半額を超える場合は、これを届け出ること、
第五、申し合わせ事項を遵守すること
「衆議院政治倫理審査会規程」
第一、審査会は、委員の三分の一以上の申し立てに基づき、議員が行為規範に著しく違反し、政治的道義的に責任があると認められるかどうかについて、これを審査する。
第二、審査会は、審査の申し立てをされた議員につき、政治的道義的に責任があると認めたときは、当該議員に対し、行為規範遵守の勧告、一定期間の登院の自粛の勧告または役員もしくは特別委員長の辞任の勧告を行うものとし、これらの勧告をするには、委員の三分の二以上の多数による議決を要する。
第三、審査会は、十一人の委員で組織し、委員は、所属議員十人以上を有する各会派の所属議員数の比率により選任すること。
なお、委員の割り当てのない会派に対して、審査に参加できる方策を講じる。
【衆議院政治倫理審査会 きょう令和6年2024年2月29日(木)】
上述の経緯から、私は非公開でもいいのかなと思っていましたが、立憲民主党幹部が強く主張して、公開となりました。
第三委員室で開かれました。塩谷立会長が自ら辞任したので、田中和徳会長に交代していました。田中会長は「休憩前に引き続き会議を開きます。これより議員岸田文雄くんからの審査申し出に関する件について議事を進めます。審査に先立ち、一言申し上げます。本日の政治倫理審査会は、政治倫理の確立に資するため、議員自らの申し出に基づく審査であります」「また、会長として付言をいたしますと、政治倫理審査会は、静謐な環境のもと、議員の申し出に対し、審査を行う場所であります。委員、傍聴議員におかれましては、不規則発言は行われないよう、申し上げます」と語りました。
岸田さんは「弁明」として「まず自民党の派閥の政治資金問題を巡りまして、国民の皆様方に大きな疑念を招きそして政治不信を引き起こしていることに対しまして、自民党総裁として心からお詫びを申し上げます」と語りました。
そして「当選回数優先主義ですとか、あるいは長い物に巻かれる。こうした政治風土があるとしたならば、我々は風通しの良い政治風土を作っていかなければなりません」「問題が生じた際に、政治家自身の責任が十分に果たされないのか。これ思うときに、この原因が、政治は特別なものであるという特権意識があったとするならば、その特権意識を是正し、政治家も当然の責任を果たすよう改革を進めていかなければなりません」と述べました。
岸田さんは「政策集団」ではなく「派閥」と語りましたが、自民党不信を政治不信と言い換えていました。全く信用なりません。
立憲民主党の野田佳彦委員は「一晩で3000万円以上の収入を得るような集会をやって、それを勉強会と言っている。法令上は政治資金パーティーじゃないだから、収支報告書に記載をして報告をするべきだ」と語りました。
武田良太・衆議院議員は「武田でございます。多くのみなさんの政治不信を招くことになったことを、志帥会を代表してお詫びします」としました。志帥会の二階俊博会長は出席しませんでした。
お金は目に見えないので、訓練され、地位・待遇が安定した衆議院議員という人間がしゃべっても、印象論でしか語れないように思います。
【衆・予算委員会 同日】
「令和6年度予算案」は18日目で中央公聴会。
【衆・総務委員会 同日】
「地方税法改正案」(213閣法2号)と「地方交付税法改正案」(213閣法3号)の審議は5日目。道下大樹さんは、西田昭二総務政務官について、15日の一般質疑で「旧統一教会と接点がない」と答弁した議事録を示しながら、その後の報道で、「ピースロードに出席していた」ことなどを問いました。他の議員からも、解散後の地元・能登の建設業者からの献金100万円程度について疑わしい点があるとしました。
法案審査はおおむね疑問点が出たようで、法案そのものの議題は少なかったようです。立憲は、交付税法は賛成する見通し。
●衆議院憲法審査会は定例日の木曜日ですが開かれませんでした。
●参議院はありません。
●あすは参議院はありません。衆議院は政治倫理審査会が開かれるなか、予算委員会で令和6年度予算案を強行採決のかまえ。
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