【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

参議院予算委員会は首相入り一般質疑、ウクライナ侵攻のプーチン核兵器使用示唆で「日本政府は非核三原則」強調

2022年02月28日 17時49分38秒 | 第208回通常国会 令和4年2022年1月
[写真]参議院通用門、9年前の2013年、宮崎信行撮影。

 先週木曜日からのウクライナ侵攻で首都キエフは持ちこたえています。松田大使らがキエフに残っていますが、「田中龍作ジャーナル」の田中龍作記者が大統領府に高射砲を設置するウ軍を激写。ロシアの陸上侵攻がやや遠い戦況を示した貴重な報道写真となりましたが、さきほどはウ軍に拘束され数十分の取り調べの後に解放されたと自ら報じています。プーチン大統領は核兵器使用を示唆。バイデン大統領は第三次世界大戦を避けるために軍を派遣しないとしつつも、SWIFT国際決済網からロシアを締め出し、ロシアでは取り付け騒ぎがおき、通貨が半日で4割減、中央銀行が20%切り上げを決めました。国際連合は、総会を開く提案を安保理で今月の議長国・ロシアが拒否権をつかえないルールを前提に可決し、国連総会が招集。平和のための結集決議が月曜日中に可決・成立するはこびとなりました。

 その一方、東京都などへのまん延防止措置は3月6日(日)で切れますが、延長不可避との観測が強まり、大阪府知事が「延長をお願いしたいと思っています」と明言しました。

【参議院予算委員会 きょう令和4年2022年2月28日(月)】

 「令和4年度予算案」は4日目となりました。国民民主党が参議院では反対に回る構想も浮上しました。きょうは数年前からやっている、首相入り一般質疑がありました。

 立憲民主党の田島麻衣子さんは、きのうのフジテレビ番組で安倍晋三元首相が橋下徹キャスターに対してアメリカ核兵器の日本への配置「ニュークリアシェアリング」に言及したことについて、林芳正外相は「政府として非核三原則を維持している」と述べました。

 田島さんは「ワクチン担当大臣とはそもそもなんですか」と堀内詔子さんに問い、首相官邸の英語版ホームページでワクチンをクリックすると、河野太郎さんが話す動画がまっさきに表示されることを指摘。改善を求めました。

 打越さくらさんは「旧優生保護法の被害者に対して、民法の除斥期間は関係ないとして賠償を認める判決が出た」と評価し、政府としても救済を続けるよう働きかけました。

 共産党議員は、自民党京都府連の政治資金問題と政党助成法について問いました。この話は身内で金が回っているだけだから、これ以上広がらないと思います。吉良佳子さんは、きょうもまた委員長から時間を守るよう諭されました。

 あすは、小西洋之さんが戦時国際法とロシアの対応について問うことになっています。

【衆議院 同日】

 特にありませんが、衆議院内閣委員会で既に審議入りした「警察法改正案」(208閣法2号)を批判する団体の動向が東京新聞で報じられました。

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「首都キエフ」が世界最大の関心事に、ゼレンスキー大統領は主権維持、近くに日本語が書けるジャーナリストは田中龍作記者(@tanakaryusaku)だけに、ロシア・プーチンとSNS情報戦も

2022年02月26日 21時07分26秒 | マスコミ批評
[写真]「岸田文雄総裁」が選出する直前の自民党大会で、警視庁警護隊と高輪警察署警備課による過剰な取材妨害を取材する田中龍作記者、宮崎信行撮影。

 プーチン大統領による「ウクライナ領内の2つの自称・人民共和国の保護」は舌の根も乾かぬうちに、ゼレンスキー大統領(ユダヤ系)がいる首都キエフの攻防戦に。2晩たちましたが、ゼ大統領らは大統領府周辺にとどまり、主権を維持。米大統領とNATO首脳部は経済制裁をちらつかせるだけですが、ウクライナ軍は首都を死守。モスクワ・渋谷をはじめとした世界各地で、ウクライナ人、ロシア人、それ以外の人々がプーチンの戦争に反対しています。スイス、ギリシャなどもここにきて支援を表明しています。この期に及んで、ロシアが公式SNSで、航空施設を攻撃していると強調したことの裏返しとして、ウクライナ軍(予備役ら含む)の善戦は事実とみて間違いありません。


[写真]キエフの大統領府前のウクライナ軍装甲車、24日、田中龍作記者撮影=田中龍作ジャーナルから=。

 予想とはまったく違って、いきなり首都キエフの攻防となったことで、2か月ほど前から、キエフの大統領府至近のホテルで取材し続けているフリージャーナリスト田中龍作さん(@tanakaryusaku)の発信が関心を集めています。日本経済新聞社会面も田中さんに対する現地の様子の取材内容を掲載しました。

 今後、ロシアがキエフ大統領府の制圧に関して、虚偽の説明をした場合は、数十年単位で、この地域の情勢に影を落とします。NHKニュースなどは、西部の「リビウ」で取材しており、「キエフ」のノンクレジット映像はどう入手しているのか分かりませんが、田中さんが歴史の証人として、小麦の一大生産地
でもあるロシア・ウクライナの状況の資料が日本人の共通資産となるかもしれません。

 上の写真はきょねん9月「岸田総裁」選出直前の自民党大会会場で、フリージャーナリスト横田一さんが若い右手薬指に指輪をした男性警護官1人に明らかに暴力を振るわれ、周りの警護官が慌てて集まった場面にいる、田中記者と、それを撮影する私・宮崎信行。警護隊長は桑原仁さんから週明け月曜日に鑓水博哉さんに代わります。東京都の警視庁に対しては私の方が強気ですが、戦地取材では田中龍作さんがベテラン。日程情報などは共有しつつも収益は共有していないので、私たちは法律上の「団体等」にはなりませんが、田中さんの発信にはリビウや本省の外交官も注目してほしいところです。

 キエフは2晩たっても、ゼレンスキー大統領が主権を維持していることは確実。



国民民主党独自色、伊藤孝恵(愛知4人区)が「慈恵病院院長」を参考人「内密出産法案」呼びかけ、衆で「警察法改正案」審議入り、参・兵庫3人区は公明・維新の現職とも自民大臣を指名し3候補予定者ともテレビに

2022年02月25日 19時36分48秒 | 第208回通常国会 令和4年2022年1月
[画像]内密出産の慈恵病院院長(国民民主党が要請した参考人)の答弁席での陳述を聞く、野田聖子大臣ら、きょう2022年2月25日、参議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

 私より年齢が若いゼレンスキー大統領は「孤立無援だ」としつ本人はキエフに家族はウクライナにとどまると表明。ロシア軍の開戦から、30時間以内に、首都「キエフ」の陸上に装甲車などの軍用車両が既に入域しました。田中龍作記者が現地で取材しており、けさの日経新聞社会面にも記事が載りました。

 国民民主党の予算賛成で、きのうは玉木雄一郎代表ら、きょうは泉健代表らが芳野友子連合会長と会談。しかし、滋賀選挙区で今週火曜日に立憲民主党が公認した「田島一成さん」にけさ国民民主党の推薦が出ました。滋賀は1人区。泉さんや福山哲郎前幹事長、前原誠司さんの京都は2人区です。参院選の野党のことは各都道府県の改選定数がいくつかを頭に入れていないと、まったく語れません。芳野さんもすぐに覚えてください。

 滋賀県では、国民民主党系の嘉田由紀子さんが2人会派の「碧水会」。しかし、依然と違い、2人会派を締め出したまま予算委が続きます。任期間際には、山田太郎・松田公太両議員が5分ずつ時間を分けたり、薬師寺道代さんが渡辺喜美さんが譲って毎回質問したりしましたが、この3年間は沖縄の風など2人会派は締め出されました。

【参議院予算委員会 きょう令和4年2022年2月25日(金)】
 「令和4年度予算案」は3日目で、そのうち基本的質疑2日目です。

 兵庫県区3人区は、自民・公明・維新で2連続で分け合い、日教組の水岡俊一さんが落選(3年後に比例で復活)。今週水曜日に泉代表が入って、教育大学卒の元アナウンサー相崎佐和子県議の擁立がお披露目されました。

 きょうの委員会では改選を迎えた公明党の伊藤孝江さん、日本維新の会の片山大介さんがともに末松信介文科大臣の答弁を求めました。兵庫県区の改選の3人がテレビ入りで一堂に登場。ひょっとすると「自分たち自公維3人で向こう6年間も分け合いたい」という深層心理か。末松さんは「大学共通テストの不正。警視庁の捜査が大学入試センターも調査する」とし、片山委員も「大臣の言われたことに賛同だ」と語りました。

 愛知県区4人では伊藤孝恵さんが改選。伊藤さんは政府ではなく、参考人として、熊本県の慈恵病院の院長に答弁を求めました。感染対策で答弁席が一つのため、岸田首相、野田聖子子ども家庭庁準備担当相の前に出て答弁。先日の両親の記載のない内密出産での戸籍作成で、地方公務員が刑法の罪に問われるのではないかとの懸念の中、熊本市長の英断で戸籍が作成されたことについて、院長夫妻が「女性からは新幹線の中で産気づいた」との電話に、場合によっては熊本から出て行って、途中下車させて近くの病院に運ぼうかとの対応も考えたと生々しく披露。そのうえで「赤ちゃんには罪がないので、目をつぶってお許しをいただきたい」とし、市長の英断・県警の柔軟的対応ではなく、「内密出産法」の制定を、首相を背にしながら訴えました。

 これを受けて、伊藤さんは、内密出産法案を準備したい「提案」をしつつ、首相に「生まれた子を無条件に守る」ことを、自・国はじめ政治が実現すべきだと働きかけました。首班指名で寺田静参議院議員(1人区の秋田、野党系無所属)から首班指名で2度「伊藤孝恵首相候補」は議事録に残っています。上述の公明党議員と「公明党の伊藤たかえさん」「国民民主党の伊藤たかえさん」と参議院憲法審査会では呼ばれています。私としては、慈恵病院の院長さんを初めて見て、これまで新聞・テレビも熊本支局事件担当記者のテリトリーという意識が間違いなくあったと思います。

 「玉木首相・伊藤副総理」が実現するには当面時間がかかりそうですが、伊藤さんの取り組みは好感を持ちました。

【衆議院内閣委員会 同日】

 「警察法改正案」(208閣法2号)が二之湯国家公安委員長から趣旨説明されました。当ニュースサイトが報じて以降、サイバー警察隊の実働部隊が関東警察局に置かれるという微修正があり、国家警察機能を含んだ都道府県警察という警察法の基本理念が変わる懸念があります。

【衆議院国土交通委員会 同日】
 9年以上公明党の大臣が続いており、斉藤鉄夫国土交通大臣(元党幹事長)が所信的あいさつ。枝野幸男委員も聞きました。公明党はずっと衆議院議員が大臣になっていますが、参議院議員(西田実仁会長含む)は誰も大臣になっていないのですが、参議院側に不満はないのでしょうか。

【衆議院外務委員会 同日】
 林芳正外務大臣から国際情勢の説明を含んだ所信的あいさつがあり、岡田克也委員らが聞きました。私あまり外務委員会は聞いていないのですが、おととし、岡田さんから「ご指導(突き上げともいう)」を食らっており、今国会はなるべく集中したいと思います。

【衆議院文部科学委員会 同日】
 末松信介文部科学、堀内詔子五輪担当両大臣の所信的あいさつがありました。

【衆議院法務委員会 同日】
 古川禎久法相の所信的あいさつがありました。

【衆議院厚生労働委員会 同日】
 後藤茂之厚生労働相の所信的あいさつがありました。次回は、所信に対する一般質疑で、法案にかぎらず国政全般に関する質問ができる機会が与野党1期生議員にもあります。

●今後の予定
 日曜日は立憲民主党年次定期大会。月曜日は、朝10時から参議院予算委員会一般的質疑。来週の木曜日には、東京都などのまん延防止措置延長は不可避の公算。コロナ・ロシア(ウクライナ)・原油高・中間層収入対策・小麦トウモロコシ高懸念で、内閣支持率に下押しがかかりそう。

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枝野幸男当選10回生で初めての国土交通委員として腕組みで周囲を見まわす、岡田克也外務委員はスマホでウクライナ情勢チェック

2022年02月25日 18時55分34秒 | 岡田克也、旅の途中
[画像]開会直前に、腕組みをして周囲を見回した枝野幸男・衆議院国土交通委員(左)きょう2022年2月25日、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショットして、トリミング。

 枝野幸男さん、岡田克也さんの再起の道が始まりました。

 初出馬から連続当選10回(比例復活1回含む)の枝野幸男さんは在職28回目の通常国会で初めて衆議院国土交通委員に就任。きょうは大臣の所信的あいさつがあり出席。枝野さんといえば今世紀初頭には、諫早湾干拓をめぐってムツゴロウの置物を首相に渡すシニカルジョークで抗議する代表のもと、公共事業全否定論の支柱となりましたが、地元・大宮のJR東日本による繁栄を見てか、国土交通委員となりました。小宮山泰子筆頭理事(国土審議会委員兼務)と並んで開会を待つ際には、所在無げに腕組みをしながら「俺は官房長官経験者だぞ」と言いたげな表情で周囲を見まわしました。

 自賠責保険料改正や、横浜市瀬谷区の米軍施設跡地の博覧会、静岡県熱海の盛り土人災の関連法案の審議にのぞみます。

 外務委員会は常連となった岡田克也さんが出席。「2代目会津のケネディ」との声が出そうな小熊慎司筆頭理事に並んで開会直前にスマホ(アイフォーン)を取り出して、ウクライナ侵攻の世界情勢などを含んだ情報の確認をしました。なお、外務大臣経験者のため日本製のガラケーを使っていた岡田さんですが、おととし夏にアイフォーンに変えました。この際は、岡田さんが命令・同調圧力をかけていないのに、秘書も一斉にアイフォーンに変えて結束力の高さをうかがわせました。

 今国会では珍しく法案で、大阪・関西万博の「政府代表」を新設する法案を審議します。思いやり協定改め同盟強靭化協定の承認案、強制労働に関するILO105条約の承認案も審議します。

 枝野さんは前進政党の教訓から、泉体制の安定を評価。岡田さんはこの100日間ただの一度も「泉健太」の固有名詞に触れていませんが、これも枝野さんと同じ思いでしょう。6年前、若者と志位さんと並んで「国会前の夏」を32ある1人区調整完璧で具現化しつつ、落とし穴に落ちた岡田・枝野コンビですが、再評価する声がじわりと上がりつつあります。

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【キエフ(ウクライナ首都)24日=田中龍作記者】現地からリポート、空港は治安部隊が展開、ATMに市民が行列

2022年02月24日 21時26分20秒 | 国際
[写真]田中龍作ジャーナルから。

【キエフ24日=田中龍作記者】

 宮崎信行の十年以上かつご家族も含めた畏友のフリージャーナリスト、田中龍作記者が、日本時間の昼にロシアが侵攻したウクライナの首都キエフで、空港に重武装の治安部隊が展開したり、ATM(現金自動預け払い機)に市民が行列をしたりする迫真のリポートを独立メディア「田中龍作ジャーナル」で公開しました。

 田中記者によると、宿で「ドン」という音を聞き、タクシーで空港に行ったところ、客は締め出され、重武装の治安部隊が管理。プーチン大統領率いるロシア軍がウクライナに侵攻を開始した3時間後には首都の空港をおさえていた可能性が濃厚となりました。プーチン演説との内容に齟齬があれば、国際法違反である疑いを国際社会が共有することになります。ATMには現地の朝7時半までに、市民が行列をつくりました。

 田中記者は、8年前のキエフ動乱・クリミア半島占拠でも現地で取材。今回も2カ月近く前からキエフに滞在して、現地のリポートを日本語で発信しています。

 以上です。

露軍ウクライナ全面侵攻によるNSC開催で参・予算委一時休憩し再開、衆・憲法審は世論通り定例日積極開催も立・維とも1期生に代わる

2022年02月24日 15時51分15秒 | 第208回通常国会 令和4年2022年1月
[写真]蓮舫さん、きょねん2021年5月、宮崎信行撮影。

 参議院予算委員会がスタートしましたが、ロシア軍のウクライナ全面侵攻により休憩。NSC国家安全保障会議を開催。予算審議は午後3時半に再開しました。

【参議院予算委員会 きょう令和4年2022年2月24日(木)】
 「令和4年度予算案」。一カ月前に全閣僚出席で趣旨説明をしているため、きょうで2日目になります。一カ月前は、鈴木俊一財務大臣が、衆院側で岡本三成副大臣の読み違えで何度もやり直して遅れたことを、委員や他の大臣に詫びました。が、超与党ペースで参議院に戻ってきました。

 基本的質疑1日目は、立憲民主党の白真勲さんから。白さんは「首相の聞く力を参議院で発揮してほしい。衆議院では何冊になったか」と問うと「この国会が始まってからはまだ一冊にもなっていない」とこたえました。白さんが「G7でNATO(北大西洋条約機構)に入っておらず、また仏教の広がりがある国は日本だけだ」とウクライナ情勢で独自の役割を求め、岸田文雄首相は「G7でNATOでなくアジアなのは日本だけ」と応じ「日本の発言は意味がある」としました。

 白さんの質問には、総務省統計局長が答弁。私は総務省統計局長の姿を初めて見ましたが、数学者風にみえなくもない局長は商品を小さくするステルス値上げについて「マヨネーズの量などは調整して物価指数に反映させている」と答弁しました。

 ウクライナ現地では前日の宵の口から「午前4時に戦争が始まる」との噂が流れ、SNSを通じて国際社会で共有されましたが、本当に午前4時に戦争がはじまりました。まして、ウクライナの東部・ベラルーシ国境・クリミア国境」の全方面から一斉に弾道ミサイルで攻撃開始。世界の度肝をぬきました。夜明けとともに、いったん攻撃はやんだようです。

 このため、蓮舫さんが、NSCを開いた方がいいのではないかと促し、休憩。午後3時半過ぎに、首相が「事態は緊迫している」と発言しつつ与党の質問に入りました。蓮舫さんの残り時間は後日立て直すことになりました。

 再開後は自民党の藤川政人さんらが質問。

【衆議院憲法審査会 同日】
 定例日の木曜日に開催するということを、立憲民主党・共産党・社民党が抵抗しても世論の賛同は得られない情勢となっています。

 そのためか、立憲民主党の質疑者が1期生の吉田はるみさんになりましたが、改憲に前向きだとされる日本維新の会も1期生の小野泰輔さんにかわりました。

 きょうの議題は「日本国憲法及び日本国憲法に密接に関連する基本法制に関する件」の3回目で、「特に、憲法第56条第1項の出席に関する議論」というタイトルになりました。憲法学の教授2人に発言をしてもらい、その後、各党が1順だけ質問して、散会しました。上述のように、立、維が1期生になりましたが、自公はいつも通り、新藤義孝さん、北側一雄さんが現れました。

 次回の開催は公報で知らせるとしましたので、その時点では与野党が合意しておらず、未定だということになります。

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参議院与野党全党が、著しい低投票率が予想される参院選に悲壮感、15人全員が「改選組」に、組織がある党も、比例代表も代議制民主主義機能停止懸念に悲壮感漂う

2022年02月22日 17時13分35秒 | 第208回通常国会 令和4年2022年1月
[写真]改選組が出馬した、6年前の参院選の街頭では、最大野党政調会長を「ママの会」が支えた、=埼玉県さいたま市「浦和」で、宮崎信行撮影。

 木曜日(2/24)、金曜日(2/25)の「令和4年度予算案」の参議院予算委員会基本的質疑合計14時間コースに登場する与野党の15人の質問者が、全員「改選組・偶数組」であることが分かりました。改選イヤーとはいえ、組織が強い党の比例も含めて全員改選組は極めて異例。

 6年前の2016年夏。岡田克也代表・枝野幸男幹事長のもと「32ある1人区ですべて野党一本化」という史上初の参院選は、県区の街頭に「ママの会」「シールズ」「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」が自主的に集まり、「保育園落ちた」「なんか自民党感じ悪いよね」「だれの子どもも殺させない」と平和安全法制の廃止を求める声が全国に拡大。いつもながら野党は候補者発掘に難航しながらも、国家の一大事だとばかりに、和歌山県弁護士会長、連合奈良会長、NHK宇都宮放送局長が次々腰を上げて出馬(全員落選)しました。

 それから6年経ち、日本は別の国になったようです。総定数は3だけ増えましたが、各党とも負けられない戦いになります。

 質疑順とずれますが、まず、愛知県区4人で自民党公認1人の藤川政人さんは当落だけの問題ではありません。自民党は栃木1人区の上野通子さん。6年前は当選者の中でおそらくもっとも最後に出馬表明するコスパの良い当選となった朝日健太郎さんは東京6人区。東京の旧来既得権益者を代表してきたもう1人が引退するため、自民党都連内の権力構造の変化がおこるかもしれません。

 公明党は西田実仁・参議院議員会長で、埼玉県区は4人に増員されますが、自民党も参議院議員会長が1人だけ公認を受けており、当落とは別の問題もあります。公明党は女性1期生が1人引退しますが、兵庫3人区で2期目にのぞむ公明党の伊藤孝江さんも発信力が弱い印象があり楽な選挙では無さそう。

 立憲民主党は、立正佼成会が応援する白真勲さんがトップバッター。新潟2人区の森ゆうこさんも「拉致問題」を取り上げアピールへ。千葉3人区では自民党の元栄会長が引退しますが、小西洋之さんも安泰ではありません。東京6人区では、6年前岡田代表・枝野幹事長を無私の心で代表代行として支えた蓮舫さんですが、流動的な要素もあります。

 国民民主党は3年前も落選した「電機連合」の矢田わか子さんが質問。6年前は愛知で最終日に突然大村知事が現れて当選した伊藤孝恵さんも質問。維新は兵庫3人区の片山大介さんと、大阪5人区の「2人目の維新」の高木かおりさん。共産党も長野県政では初めての女性国会議員で党幹部の田村智子さん、大門美紀史さんも質問します。国会史上「共産党の論客が落選して自民党議員からも惜しむ声」は周期的に上がっており、田村さん、大門さんも、安泰ではありません。

 基本的質疑では、予算のほか、経済安全保障法案(未提出)、子ども家庭庁法案(未提出)。衆議院ではあまりなかった、北朝鮮拉致問題、ミャンマー、豪雪地帯対策なども審議されることになりそうです。

 第26回参院選は7月10日(日)が投票日で、低投票率が予想されます。参議院の選挙制度をくじ引きにするよう求める世論がふつふつと湧き出す可能性もゼロではありません。

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令和4年度予算案、所得税法改正案、地方税法改正案は国民民主党が賛成して衆議院通過、年度内成立

2022年02月22日 15時51分06秒 | 第208回通常国会 令和4年2022年1月
[写真]皇居桜田門外から見る国会議事堂、3年前の2019年1月2日、宮崎信行撮影。

 日本時間の未明、プーチン大統領がテレビ演説で、ロシア革命直前まで同国領だった「ウクライナ東部」内の2つの人民共和国は独立国家だとし「平和維持軍」を進駐。既に安保理理事会なども開かれ、非難を浴びています。

 新聞社論説委員も間違えていますが、本会議は議席番号の奇遇により、半分が本会議場、半分が議員会館で見る「オンライン国会」が既に実現しています。

 総額107兆円・租税収入65兆円・公債収入わずか35兆円の「令和4年度予算案」は国民民主党が賛成に回り「超与党ペース」で衆議院を通過。年度内成立が確定しました。

 野党が賛成に回るのは異例で、第26回参院選後の連立入りが噂されるのは当然ですが、例えば、岡田克也幹事長・安住淳国対委員長のもと平成23年度第1次補正予算は全会一致だったこともあり、その後も石破茂幹事長のもとでも全会一致はあります。理論上は補正で歳出を120兆円追加し110兆円削除することも可能です。ましてアベノミクスの量的緩和で年80兆円公債を発行することもでき歳出と歳入の組み方は流動化しました。玉木雄一郎代表はおととし年末の党大会後の記者会見で筆者の質問に答えて、第49回衆院選後の自民党との連立を否定はしませんでした。とはいえ、第26回参院選の情勢をどう仮定しても「自公国」の枠組はありえても「自国」はありえず、「自公」にくさびを打ち込むことはなく、部分的な枠組みにとどまります。自動車総連・愛知県連などにとって喫緊の課題のガソリン値下げが至上命題だったことから、玉木さんの言うように「政策提案型」が続くでしょう。

【衆議院本会議 きょう令和4年2022年2月22日(火)】

 「令和4年度予算案」が議題になりました。前日に委員会審査が終わったので、衆議院公報に初めから載っていました。野党は参議院側への配慮から、本会議での「組み替え動議」「修正案」の上程と採決を避けて、討論のみ登壇しました。

 記名投票表決は、国民民主党の前原誠司代表代行や、竹島の日・島根県式典に向かった新藤義孝さんらが欠席。れいわ新選組3人がわざと遅れて登壇し、マイクに向かって主張を述べましたが、細田博之議長が「コロナ蔓延の折ですから私語は謹んでください」と語ると議場は鎮まりました。

 結果は投票総数452、賛成301、反対151の賛成多数で可決し、参議院に送られました。

 商業地の固定資産税軽減特例延長を盛り込んだ「地方税法改正案」(208閣法3号)と「地方交付税法改正案」(208閣法4号)は、自公維国の賛成、立共有れの反対で可決し、参議院に送られました

 賃上げ税制を盛り込んだ「所得税法改正案」(208閣法1号)は、自公国の賛成、立維共有れの反対で、可決し、参議院に送られました。今年は国税のみ重要広範議案なので、参議院でも総理入り質疑は国税だけになります。

●参議院
 あさって、しあさって、7時間コース。
 
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【追記有】「令和4年度予算案」で国民民主党は組み替え動議を否決され政府原案に賛成、本会議はあす、維新は「臨財債」評価で「地方税法案」は賛成「岡本副大臣」「堀内ワクチン相」生きのびる

2022年02月21日 16時18分17秒 | 第208回通常国会 令和4年2022年1月
 第49回衆院選で大躍進した日本維新の会が反対に回り、国民民主党は組み替え動議を否決された後に、令和4年度予算案の政府原案に賛成しました。岡本三成財務副大臣の読み違い、総務省などのホームページでの各目明細書ミスがありながら、建設受注統計、自民党京都府連問題がすべて不発に終わりました。堀内詔子ワクチン担当大臣のチームが実は、昨年末に解散式を開いて地方自治体に帰っていたことが質疑で判明しましたが、急遽大臣室の近くに集められることになりました。社会調査研究センターの世論調査では、内閣支持率は52%から45%まで落ちましたので、オミクロン株をめぐる保育園を活用する都市中間層・非正規雇用者の悲鳴が、与党に届いていない風情が、第26回参院選に影響を与えそうな気配です。

【衆議院予算委員会 きょう令和4年2022年2月21日(月)】

 「令和4年度予算案」の審議はきょうで20日目ですから、確かに例年より日数は多くて充実審議です。

 集中審議5本目「岸田内閣の基本姿勢」。

 東京6区で2連敗しながら比例復活した越智隆雄さん。私がきょねん10月31日に聞いた演説では「自民党員の方からもこの選挙中に批判された森友再調査問題で。私は自民党の中から声を上げていきます」と岸田総裁を前にして語りました。が、きょうの予算委員会では、福田赳夫元首相の孫でありながら「宏池会の大平元首相は田園都市構想を掲げ、首相はデジタル田園都市構想を掲げた」と総裁派閥を持ち上げ、森友再調査は触れずじまい。郵政選挙で初当選した5回生。学歴は「東大大学院修了」ですが「慶應幼稚舎→慶応大学経済学部→住友銀行で、総理の孫」というコースなので、かなり微妙な人みたい。英会話は堪能だろうと思いますが。ぜひ衆議院議員にしがみついていただきたいと思います。

 国民民主党の質問に答える形で、岸田文雄首相は、1リットル25・1円値下げを念頭にしたガソリン揮発油税法のトリガー条項の凍結解除を、松野博一内閣官房長官に検討させることを、初めて明言しました。

 この後、締めくくり質疑があり、予定通り午後3時1分に根本匠委員長が質疑終局を宣言しました。

 政府に対して撤回のうえ編成替えを求める動議は、立憲、国民、共産が提出。立憲は「コロナ対応の病院などベーシックサービスの拡充」、国民は「ガソリン値下げ」共産は「富裕層優遇税制の見直しを見送った」としました。

 討論では、自民党の島尻亜伊子さんは自民党だけを代表して賛成、立憲は「新しい資本主義が何を意味するかいまだに分からない」と反対を表明。日本維新の会は「賃上げ税制よりも解雇規制緩和をするべきだ」と反対しました。公明党の輿水恵一さんは公明党の意見として政府原案に賛成しました。

 採決の結果、共産提出動議は共産のみ賛成、国民動議も国民のみ賛成。立憲の動議には立憲民主党以外の野党も賛成したように見えましたが、否決。

 この後、政府原案を採決。自民党、公明党、国民民主党が賛成し、立憲民主党、日本維新の会、共産党が反対して、政府原案通り可決すべきものだと決まりまいた。総額107兆円、租税65兆円、公債36兆円、予備費5兆円。

 今回の審議で更迭された政府関係者はゼロ(経済安保前室長である経産官僚が文春報道の2日前に出向元帰任)。

 なお、国民民主党は質疑者は前原誠司さんの予定でしたが、質疑者が玉木雄一郎代表、動議提出・討論・採決は、古川元久国会対策委員長に差し替えました。

 今回は「地方公聴会に代わる参考人質疑」というものが開かれましたが、各党推薦の結果、松井孝治・井出英策両慶大教授ら中央の論客も登場しました。

 れいわ新選組は委員外質問を申し出ましたが、認められませんでした。

 後半国会に持ち越そうなのは、経済安全保障法案の先取り質問と、熱海盛り土問題を受けた規制法案だけのように思います。経済安保前室長の更迭についての調査は内閣官房が引き続きやりますので、再燃すると思います。

【衆議院財務金融委員会 同日】
 「所得税法改正案」(208閣法1号)は5日目。国対が重要広範議案4本のうち1本に指定しましたので、首相入り質疑が開かれました。立憲民主党の末松義規さんが「30年間の分析に立てば、まずはサラリーマンの消費拡大。そのための賃上げが必要だ」と主張しました。「労使交渉に任せていられない」「最低賃金の上げはやっているふりをしているだけだ」と名指しをさけつつ批判しました。かなり長時間演説した後、岸田首相が答弁。「委員ご指摘の通り、賃上げの機運を盛り上げるためにも官が雰囲気の呼び水をつくるべきで、賃上げ税制、公的価格の引き上げの委員会などの政策を表明させていただいた」と答弁しました。

 総理入り質疑が終わり次第、質疑終局宣言。討論し、採決のはこび。地方財政に関する決議もありそう。

[追記17時半]総理入り質疑は午後5時を過ぎてから終了。討論では、岸本周平さんが国民民主党が賛成すると表明。採決の結果、自公国の賛成、立維共の反対で可決すべきだと決まりました。
 この後、附帯決議で、前年度の法人税収が投資控えのために増収になる決算を財務省が減収と見誤ったことをおそらく念頭にして、税収見積もりは経済構造の変化を不断にチェックすべきだとした内容を含んだ決議が全会一致で採択されました。金融所得課税への言及はなかったようです。散会。[追記終わり]
 
【衆議院総務委員会 同日】
 「地方税法改正案」(208閣法3号)と「地方交付税法改正案」(208閣法4号)の審議は5日目。質疑は3巡目。

 立憲民主党の岡本章子(岡本あきこ)さんは「統計が良くなってこそ、議会も良くなる」と総務大臣に迫りました。

 質疑が終われば、すみやかに討論を略して、そのまま採決のはこび。

[追記 17時半]
 討論があり、吉川元さんが「立憲民主党は反対する」としました。この後、地方自治体改革が立党の原点である日本維新の会が「予算案に反対したのだから、地方税・交付税法案にも反対すべきだという声があるだろう」としつつ「しかし、臨財債(臨時財政対策債)の発行を金子総務大臣は減らし、さらには来年度はゼロにする道筋をつけた」と絶賛に近い討論をしました。

 この後、「208閣法3号」、「208閣法4号」が各々採決され、自公維の賛成、立国共の反対で、可決すべきだと決まりました。

 そして、「持続可能な税財政制度の確立を求める決議」が全会一致でなされました。次回は未定。同委員会は選挙、電波で2つ日切れ法案があります。おととしは郵貯、きょねんはテレコム、ことしも官房秘書課の各目明細書ミスが出ました。ようやく混乱が収まった印象。返す刀で総務省統計局が国交省をビシビシ叱咤激励するような展開になると国家のためにはよさそう。

●衆議院本会議はあす開催です。

【参議院 同日】
 ありませんでした。

【参議院二大会派国対委員長会談 同日】

 自民党の岡田直樹国対委員長(元官房副長官)と立憲民主党の難波奨二国対委員長(JP労組)の2人が、祝日明け木曜日(2/24)、金曜日(2/25)に基本的質疑をすることを決めました。この2人の合意に、公明党、国民民主党、共産党、議運委員長、予算委員長が問答無用で付き従うことが参議院のルールです。

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【町田市議】【議員選挙】佐藤和彦(佐藤かずひこ)さんにご激励のひじタッチ あす2022年2月20日投票

2022年02月19日 21時49分06秒 | 地方
(21時15分投稿で同49分更新)

 町田市議会議員選挙はあす投票日を迎えますが、4回連続当選を期す、佐藤和彦(佐藤かずひこ)さんの成瀬駅近くの選挙事務所にご激励に伺わせていただきました。

 12年前の初出馬の際にはこちらのブログで「トヨタで通用する人は、どんな社会でも、必ず通用します」とご紹介し、これはパワーワードだったようです。トヨタレンタリース東京出身ということで、引き続き、自動車総連の東京支部のほか、各自動車メーカーの労働組合、自治労、情報労連などの東京支部から推薦状が届いて、選挙事務所に貼られていました。

 今回は無所属での立候補。もともと某区議を介して「選挙というのはだいたいこういうことをすれば通るのですよ」というお話を12年前にさせていただいたのですが、それとは別に、佐藤さんは日本大学第三高校を卒業され、私は日本大学第二高校を卒業したご縁もあります。日本最大の学校法人日本大学ですが、「第三」と「第二」はナンバー校、特別附属校とされ独立した学校法人が学法日大と対等な契約関係にあります。当然私は日本大学グループ卒業の友人が多いのですが、日本大学グループを卒業した男性には、妻思いの人の割合が大きい傾向があります。

 私は40万・町田市のことは分かりませんが、これからの4年間は、町田にとって大事な4年間になるように思います。そして49歳の佐藤さんにとって、巨艦・町田丸の重荷がより一層肩に食い込む人生のシーズンを迎えるのではないかと推測しました。妻や家族を愛する心は、町田を愛する心につながります。

 長年コーチをつとめる少年野球クラブで、少子化・多様化で球児が減ってきているようです。今回はとくに日大三高野球部の仲間が支えてくれたそうですが、危機感の裏返しかもしれません。





 非常に人口が多いので、当落の判明は深夜を過ぎそうです。

 以上です。

略称「民主党」が事務局のミスだと立憲民主党執行部が初めて認める、党大会案は了承、泉健太代表は衆院選惜敗者の総支部長再任は参院選後と暗示、枝野幸男・福山哲郎黙して語らず

2022年02月19日 21時47分46秒 | 立憲構成員である読者を想定した2021-22選挙・組織情報
 14時49分にモバイルから公開した速報版記事を、全面的に仕立て直して、午後9時48分に更新しました。

[写真]両院議員懇談会に臨む、泉健太代表ら立憲民主党執行委員(合計12名)、東京・永田町の同党本部別館で、2022年2月19日、宮崎信行撮影。

 立憲民主党は、きょう令和4年2022年2月19日、年次党大会を前にした、両院議員、県連幹事長に対する事前説明会合を、リアルとオンラインのハイブリッド型で開きました。党本部主催の両院議員懇談会の土曜日開催は極めて異例。会合は、県連幹事長・選対委員長と両院議員懇談会の2部制で開かれ、予定よりも短時間で終わりました。

 会合の結論としては、執行部が提出した大会議決案に対して、表現の微修正を求める国会議員の声に応じて、西村智奈美幹事長が引き取り微修正することが承認されました。

 4か月前の第49回衆院選では、立憲民主党が略称を「民主党」と届け出ましたが、県連幹事長からの質問に答えるかたちで「衆院選では、届け出の期間がうまくいかなかった」とし、政党の略称変更は公示前に締め切りがあることを知らなかった党事務局の手違いであったことを初めて公式に認めました。当時の、枝野幸男代表・福山哲郎幹事長は部下をおもんばかっていました。

 枝野議員、福山議員の2人は両院議員懇では、黙して語りませんでした。

 枝野・福山コンビは順調に準備をしながら、定例の任期で就任した連合の芳野友子会長の「共産党との枠組みはあり得ない」「共産党員が選対に入り込み政策をねじ込もうとしている」との斜め横からの激励に不意を突かれて、横倒しとなる無念の選挙結果となりました。

 県連からは「うちの県は連合とフランクにいろいろな話をしているので、党本部も連合とはもっとフランクにいろいろな話をした方がいい」との声が出ました。他の党との関係でも、共産党、国民民主党との関係ではなく、日本維新の会との関係に関する意見が出て、「関西は厳しい」との悲鳴も出ました。

 参院選の候補者擁立状況については、各々の県の情勢だけで、全国的に擁立の加速を求める声は出ませんでした。

 衆院選の惜敗者の総支部長再任が遅れていることも話題になりましたが、県連からは手続きについての確認を求めるだけでとどまったようです。泉健太代表は挨拶で「衆議院の惜敗者につきましても、全国の多くの仲間たち、(大西健介)選対委員長がすべて面談をさせていただいて、選対の各役員のみなさんにもご協力をいただいて、再任が可能な方はできる限り再任をさせていただき、また参院選までに継続調整をしながら、その選挙を応援していただくみなさんにも、数多く取り組んでいただけるような、環境を完了させていただくところであります」と述べました。つまり惜敗者全員が第26回参院選前に総支部長に再任されることはないと明言したわけで、宙ぶらりんな状態で参院選を手伝えというのも、やや無理な話のように、私には思えます。

泉健太 20220219 宮崎信行撮影


[写真]挨拶する泉健太代表。

[写真]リモート参加の両院議員(右側)を見る執行役員(左側)

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週明け淡々と採決へ、空前の暖簾に腕押し国会、集中審議城井崇「経済安保細部に真実が宿る」階猛「自民京都府連」小野泰輔「熊本県庁あさり」沢田良「賃上げ解雇規制」

2022年02月18日 16時25分15秒 | 第208回通常国会 令和4年2022年1月
 写真はきょねん10月27日(水)の枝野幸男・立憲民主党代表(当時)。直接の投票の呼びかけせず、「変えよう」とやや抽象的でしたが、気迫あふれる演説で体力も強靭で、まさか負けるとは思いませんでした。私は早稲田大学鵬志会出身で、仲が良い議員はことごとく選挙が強く、自分のイメージが289選挙区で同時並行していると思い込んでいて予想とまったく違う結果となりました。とはいえ、衆参の議席構成が「激変」したとはまではいえない選挙結果なのに、議会の各院における政党間対立を前提とした日本の国政は大きく違った様になっています。

【衆議院議院運営委員会理事会 きょう令和4年2022年2月18日(金)】

 午後2時から理事会。根本匠予算委員長から「21日(月)に採決するので、その日に本会議があれば、緊急上程させてほしい」と報告があったとされました。このため「21日(月)午後1時から本会議を開きたい」と与党が提案しましたが、野党が月曜日の本会議設定を拒んで、いったん休憩。その後再開したら本会議が設定される見通し。

【衆議院予算委員会 きょう令和4年2022年2月18日(金)】
 「令和4年度予算案」の審議は19日目で、そのうち集中審議4日目。タイトルは「社会経済情勢・外交等内外の諸課題」。

 今回の予算案審議では枝野幸男さんは登場せず。年末の補正予算案審議でNHK入りで質問した岡田克也さんも今年は分科会なども含めて全く出ませんでした。別段コンビでもありませんが、両人が当初予算案審議に全く登場しなかったのは2017年前半以来5年ぶりとなりました。

 立憲民主党では野田佳彦さんが質問し「私と同世代の人が頑張っているので私ももうひと頑張りしたい」と語りました。野田さんを長く支えた近藤洋介さん、武正公一さんの政治生命が途絶え、蓮舫さんの東京での再選を手塚仁雄さんとひっしに実現するしか打つ手がありません。6年前、蓮舫代表・野田幹事長をめざし「岡田代表・枝野幹事長」の梯子を外す手筈を練っていた頃と情勢は様変わりしました。

 予算委員に初めて登用された城井崇さんは「経済安保法案準備室の藤井前室長の更迭の内規違反の調査結果が出なければ予算案の採決には応じられない。電気・ガス・石油・水道・電気通信など14分野で情報漏えいがあれば大問題だ。さらにビジネススクールについても政府は確認したのか」としました。松野博一官房長官は「ご指摘があったことも含めて調査をしているが、民間人の断片的情報もあるので、調査に影響を与えるので細部は答えられない」としました。城井さんは「細部に真実が宿る。国家の重要機密が漏れているかもしれないのに、予算案を採決すべきではない」としました。松野さんが文部科学大臣として「加計学園は総理のご意向文書」を調査しながら予算後に先延ばしした戦術が再び現れました。

 階猛さんは自民党京都府連相互政治献金について。今週、自由法曹団京都支部が西田昌司さんを府警に告発しました。階さんは「二之湯智さんから府連への政治献金が、京都府議、京都市議らに30万円わたっている。京都府連という別団体を通しても買収が成立することもある」としました。二之湯国家公安委員長は「府連会長として自分の意思でやったことだ。なんら私は問題ないと思っている」としました。岸田文雄首相は「広島の事件も法と証拠にもとづき処分された。さきほどからのやりとりを聞いていると、二之湯さんは法律にのっとって説明しており、引き続き説明してほしい」と答弁しました。この問題も、身内で金を回しているだけでそもそも課税の対象ではないので立件は難しいと思います。京都新聞が「マネーロンダリング」としていますがKBS京都事件の経緯の反省からか同紙は金回りの理解が薄弱な面もあるように感じられます。

 きょうは、ひょっとすると、参院選前では最後の衆議院のテレビ中継かも知れません。日本維新の会は、誰が人選しているのか分かりませんが、評価が高い1期生を起用したように感じます。

 東京1区で23・7%得票し、「10月31日文通費100万円」を告発した小野泰輔さんが2度目のテレビ入りに登場。「アサリの産地偽装で全国から熊本県庁に何百も苦情が寄せられているが県庁・県民が全部やったことではない。首相と農相はこの場で風評被害を払しょくしてほしい」としました。

 埼玉15区で21・8%得票した沢田良さんは「私はふだんは財務金融委員と総務委員を兼ねているが、予算委員会では初めての質問。賃上げ税制だが、日本は補助金が多くて知っている人だけが得する仕組みだが、賃金が上がらないのは解雇規制が厳しくて、一度人を雇うと賃金を下げられないために、非正規、派遣を使うからだ」と語りました。沢田さんは維新の立ち位置とは別にして、安定した長期政権を望むとしつつ「菅首相」と言い間違えたため笑われたので、浦野靖人さんが「沢田君は大阪の人ではないけど笑いをとって去っていった」と引き取りました。浦野さんは大阪15区で当選4回。

 玉木雄一郎さんは「立憲、維新に時間を分けていただいた」と感謝。「日本人のほとんどは厚生年金」という見解を示しつつ、ガソリン高騰のため揮発油税法トリガー条項凍結解除を促しました。

 玉木さんは経済安保法案(未提出)で「人材の安全保障を加えた総合的安全保障」を提案し、首相は「重要な論点で、継続的に議論していきたい」と応じました。

【衆議院議院運営委員会 同日】
【参議院議院運営委員会 同日】

 基本的対処方針の変更に関する政府事前報告とそれに対する質疑。和歌山県が延長されるため、来週期限がくる県はありません。再来週は1都3県などの期限が大量に来ます。

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国民民主党は「経済安全保障法案」の成立に協力か、「人材育成条項」を盛り込んだ対案を衆議院に提出へ

2022年02月17日 21時51分25秒 | 第208回通常国会 令和4年2022年1月
[写真]国民民主党の玉木雄一郎代表(右)と伊藤孝恵副代表(左=愛知県区今夏改選)、東京・永田町で、岸田派・茂木派事務所も入る「全国町村会館」で、おととし、宮崎信行撮影。

 岸田文雄内閣の安定飛行が続く第208回通常国会では最大の目玉ともされる「経済安全保障法案」(来週にも閣議決定)で、国民民主党が「人材育成条項」を盛り込んだ対案を衆議院に提出する意向であることが、当ニュースサイトの独自取材で分かりました。

 ただし同党は、衆議院内閣委員が1名しかおらず、この場合は、「差し替え」をしてしまうと理事会の経緯を知る議員がその時間帯いなくなることから、自公との修正協議は限界があるかも。

 法案の素案は、14分野(電気、ガス、石油、水道、電気通信、放送、郵便、金融、クレジットカード、鉄道、貨物自動車運送、外航貨物、航空、空港)を基幹インフラ事業と位置づけ、機械購入や投資などで政府の事前審査を行う内容。

 自民党政調を通過した法案素案では、連立与党内で修正が加わった罰則規定などはありますが、経済安保に詳しい人材育成のための条項は含まれていないことが確実。そこで、電力の発電・送電・配電会社や、水道など社会イノベーション機械を製造するメーカーとの意見交換が活発な同党が独自色を提案しようとの考えがにじんでいます。電力システム改革で送電が子会社になったことの弊害も指摘されており、軌道修正のきっかけになるかもしれません。

 初当選以来の「農政族」である玉木雄一郎代表は「食糧安保に関する配慮規定」も盛り込みたい考えのようです。

 14分野を改めてみると、水道、電気通信、放送、郵便、鉄道、貨物自動車運送については、「旧公社」が多く6つほどの産業別労働組合が4候補ほどを立憲民主党の全国比例に擁立しており、参議院に回ってからの展開が読めません。

 経営陣側は、「IHI」、「三菱電機」などは成立を見越した部署を本社に設けて、経産省天下り官僚を新規採用しており、政府と大資本の結託がこれまで以上に進んだ「社会イノベーション製造業」という大資本の徘徊がとまらなくなることも予想されます。

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橘幸信・衆議院法制局長「憲法56条第1項の定足数とオンライン国会ICTで両論あるが先生方の議会観が問われる」に玉木雄一郎議員「今すぐまとめて議長報告を」と「議運委で衆議院規則改正で済む」に分かれる

2022年02月17日 18時09分47秒 | 第208回通常国会 令和4年2022年1月
[画像]橘幸信・衆議院法制局長、きょう2022年2月17日、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

  この後午後7時から首相記者会見、あすはテレビ入り集中審議で衆議院では最短では、ことし最後になるかもしれません。

【衆議院憲法審査会 きょう令和4年2022年2月17日(木)】

 予算案審議と並行して、2週連続で審議されました。史上初だと思います。立憲民主党と共産党に対して、開催そのものに反対すべきだという世論や党員の風は極めて限定的だと思われます。

 議題は「日本国憲法及び日本国憲法に密接に関連する基本法制に関する件(日本国憲法及び憲法改正国民投票法を巡る諸問題(特に、憲法第五十六条第一項の「出席」に関する議論を中心として)」。

 前回は「国民投票法とCM規制」は論点にならず「憲法56条の定足数とオンライン国会」になりました。主流側の何らかの作戦もあったと思います。

 きょうは、切れ者として知られる橘幸信衆議院法制局長が論点整理として15分間説明しました。それによると、憲法56条は「物理的出席説として、日本語の意味する物理的に選挙で選ばれた全国民の代表として国会にpresent( プレゼント)存在することが問われているという説」と「他方、近年になってでてきた新しい論点が機能的出席説。ICTの発達でオンラインを新しい時代の審議手段としてどう位置付けるか」と両論を提起し、「議会とはそもそもどのようなものなのか、先生一人一人の議会観が問われている」と投げかけてまとめました。後で議員から「完成度が高い」と称賛されました。

 自由討議で、自民党の新藤義孝筆頭幹事は「橘局長が15分ぴったりで説明してくれたが、最新の技術系の学識経験者の話を聞く必要が次回以降ありそうだ。しかし憲法としては緊急事態条項が必要だと思う。2回連続開催を感謝するとともに、来週も開催してほしい。自由討議は言いっ放しではなく、審査会としてとりまとめて、会長が議長に報告できるようつとめるべきだ」としました。

 立憲民主党の奥野総一郎筆頭幹事(同党国対委員長代理)は「オンライン審議は衆議院規則を変えればできる。東大の宍戸教授、京大の大石教授、自民党の小泉進次郎議員の発言からもそうなる」としました。共産党の赤嶺政賢さんは「今も本会議で出席数を減らして、マスクをしているのだから、それでも不十分なら、衆参の議運委で審議すればいい」としました。

 国民民主党の代表である玉木雄一郎さんは「スピード感を持ちたい。今も新型コロナウイルス感染症は進んでいる。一致できる点はきょうにも、この場で整理して、森英介会長が衆参議長に報告してほしい」と語り、今週も先頭を飛び出す役回りをしました。

 社民党の新垣邦男さんは「社民党は、予算審議を優先すべきだが、憲法の審議には応じる。今の件は、諸外国の事例を含めて時間をかけて検討すべきだ」
としました。

 公明党の北側一雄さんは「憲法上のオンライン国会の許容性について、とりまとめの中間的なたたき台をまとめて議長に報告すべきだ」と玉木さんがふかしたアクセルからは、連立与党がスローダウンさせました。

 立憲の桜井周さんは「初めて発言する」とし「オンラインでも、強行採決がなくならないか慎重に検討すべきだ」としました。

 船田元さんは「2000年から参加しているが、いよいよ憲法の中身について議論できる」としました。

 来週の開催は未定のまま、散会しました。

【衆議院予算委員会 同日】
 「令和4年度予算案」の審議は18日目で、分科会2日目(最終日)となりました。地方公聴会に代わる参考人質疑、中央公聴会は既に終わり、あす集中審議4日目。早ければ月曜日にも採決か、祝日を挟んだ木曜日の本会議も念頭において与野党の最終攻防となります。

 公聴会は1期生優先となっており、きのうの分科会を公明新聞は「5人の1期生が初質問」と報じました。きょねんは細田博之さんも質問しましたが、きょうは、与野党とも閣僚経験者は当選4回の山下貴司元法務大臣一人だけでした。

 一つ大事な意見がありました。ことし初めてテレビ入り予算審議に登場した立憲の城井崇さんが第二分科会(総務省)で「建設受注統計をめぐる国土交通省の対応は統計法60条に違反している。そして、事業者から回収した原票について、公文書管理法第7条の行政ファイル管理簿を作成しなかったことも違法ではないか」と問いました。公文書の廃棄について協議を求められる内閣府の副大臣の赤池誠章さんが「私も公文書管理法第7条第1項に違反していると思う」と明確に答弁しました。

【衆議院総務委員会 同日】

 「地方税法改正案」(208閣法3号)と「地方交付税法改正案」(208閣法4号)の審議は4日目で、法案審査は2巡目。今回は固定資産税で商業地で大幅に上がった人の優遇の縮小延長ほどしか論点がなく、あまり議論が進まない状況。ことしは重要広範議案でもないと思うので、予算にあわせて採決になりそうです。次回は公報で知らせることにして、散会しました。

【参議院 同日】
 特にありません。予算委員会のスタートは来週水曜日が祝日なので、木曜日以降か。

【自民党政調審議会 今週】
 今週の政調審議会で、高市早苗会長がウクライナ・ロシア情勢で「G7で強調するときに、林芳正外相が日ロ電話会談を行った」ことをあいさつで批判していたことが分かりました。

●あすの予定
 衆議院予算委員会集中審議と、衆議院議院運営委員会と参議院議院運営委員会。けさ書いた「和歌山県だけ来週まん延防止措置の卒業期限を迎える」とのことについて、和歌山県があすのうちの延長を政府に申し入れたと、官房長官が記者会見で発言しました。

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きょう木曜日(2/17)に首相が記者会見し、あす金曜日(2/18)にまん延防止延長決定への新しい段取りに

2022年02月17日 07時13分59秒 | 第208回通常国会 令和4年2022年1月
[写真]第49回衆院選の取材で日本全国を飛び回るさなか、北海道「さっぽろテレビ塔前」を訪れた宮崎信行。この日は道全体で「27名」だったのにきのうは「2815名」とわずか4カ月で100倍に拡大。

 まん延防止措置の延長は、前政権の途中から「なるべく木曜日にやる」習慣でしたが、今週は金曜日(令和4年2022年2月18日)となりそうです。それに先立つ前日のきょう木曜日に岸田文雄首相が事前に記者会見する初めての段取りとなりました。

 あす、衆議院議院運営委員会と参議院議院運営委員会が開かれ、「基本的対処方針」の変更について、大臣の事前報告と質疑をすることなりそう。ことしになってからNHKで中継されていません。

 2月20日までの、沖縄県、山口県、山形県、大分県などは「卒業」。

 1月9日から続く広島県は延長が避けられない見通し。高齢者介護施設でクラスターが発生し、陽性者が陽性者を介護する「陽陽介護」も。

 1月27日「入学」の北海道、大阪府、長野県なども延長することになり、知事が公式発表した県もあります。政府は知事の要請があればそのまま決める姿勢をとっています。

 今後ですが、来週は和歌山県のみが「卒業締め切り」。解除ならば、何もないかも。そして、再来週は、東京都など首都圏などが一斉に「卒業締め切り」。ここは、政権支持率を左右する分水嶺になりかねませんので、「ひな祭り(3月3日)」ちょっと前の時期の感染状況と高齢者3回目ワクチン接種状況がカギとなりそうです。

 保育園休園による休業によって負担が増していても、月収がまったく減らない親と、月収がまったくゼロになった親がいます。政治家は、見た目で分からない格差にアンテナを高くすべきでしょう。

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