私は、2021年9月29日、宏池会から陰湿な取材妨害にあいましたが、理由があったようです。
きょう2021年12月16日の週刊新潮12月23日号は、木原誠二・内閣官房副長官が、12月4日に、銀座クラブの元ホステスの女性とその実の娘と3人で、神奈川県の神社で七五三詣をする写真を掲載し、木原さんも認めました。さらに、木原さんが運転する車で、東京の臨海部・竹島(台場の隣)のホテル19階ラウンジに女性と二人でチェックインし、着替えた姿でロビーに降りたり、娘と3人で夕食をしたりした事実を写真を交えて報じました。
木原さんは直撃と事務所文書で、親子関係はないが、面倒を見ていると回答しました。木原さんには、法律婚した妻がおり、その連れ子と実子が別にいるとされます。
岸田文雄首相にとっては手痛い話で、宏池会には、中谷さん、小野寺さん、上川さん、遠藤さんらもいますが、5期の木原さんを最も重用してきました。政調会長として、木原さんに前裁きをしてもらい、「給付金は30万円か10万円か」でもめたときも、麻生太郎財務大臣の意向を聞いたりしたとされています。官房長官が他派閥ですので、ここ2カ月の官邸でも、木原副長官をたずねる局長が多いのかもしれません。
30年ぶりに政権を握った宏池会。9月29日の自民党大会では、私の記者歴29年で最も異様な取材妨害をしました。
[写真]宏池会による取材妨害を受けて、遠巻きに陣取る報道陣、宮崎信行撮影。
このように、奥の部屋で、岸田・新総裁が中国新聞とNHK広島放送局のインタビューを受けている間、他の出口から出ることを知っている警視庁本部警護課が宏池会の担当者に警護を要請したところ、「権力の美酒」に酔ったのか、過剰な対応。
[写真]木原誠二さん、2021年9月29日、宮崎信行撮影。
この中をすり抜けるように、木原さんがエレベーターで引き上げていきました。
[写真]取材妨害の方法を検討・支持する、宏池会黒マスク職員。
[写真]私を尾行した警視庁本部警護課SP、宮崎信行撮影。
また、私は、宏池会の報告集会の会場を、ホテル本館で、レガシーメディア番記者から教えてもらった音声を証拠として持っていますが、それを聞いて、別館に移動するまで、上のSPが庭園の中、私を尾行してきました。レガシーメディア番記者から場所を聞いて、移動するフリーランス政治ジャーナリストに対しては、「私の基準」では過剰に思います。このような警護のあり方も含めて、警察官職務執行法第4条の第2項で東京都公安委員会に報告書を必ず上げなければならない、上げなければおまわりさんが監察官に逮捕されちゃいますから、その公文書をとったりして、当事者が59歳になるまで、ねちねちねちねち追求し続け、陰湿で閉鎖的なのは嫌いなので、全世界に恒久的に残る形で、公開し続けようと思います。
以上です。
SPの逮捕は2011年1月5日の千葉県警による住居侵入、2007年7月5日の警視庁による東京都迷惑防止条例違反での逮捕以来、本庁移管後3回目。
相手が弱ったところで、二の矢を放つのが兵法。
2021年9月29日の自民党大会では、警視庁本庁警護課SPが、フリージャーナリストの横田一さんに暴力を振るう不適切な事案がありました。
その写真。
で、後ろでNHK河野総裁候補(当時)番記者と会話していた自民党幹部職員が見ていますが、宮崎信行が撮影しているのに気づいて、その場を離れたようにも垣間見えます。
横田一にSPが暴力、自民党大会で不適切な取材妨害、後ろで見ていた自民党本部職員も逃げ出す 20210929 宮崎信行撮影
また、動画には、横田さんをSPが「これ」と呼んだように勘違いした宮崎がSPを「人としていけない」と叱る音声や、時事通信社の岸田文雄候補(当時、現首相)番記者から、あっけなく、宏池会主催の「報告会」が新館で開かれることを聞きだしている内容もあります。だったら、なぜ新館で私たちを妨害する必要があったのでしょうか。
菅義偉首相(当時)が早朝から官邸に出てきて、第二会館と行ったり来たりしていたから、SPが疲れていたのかも。
あす以降、気が向いたら、写真も追加して、また解説していきます。
日本インターネット報道協会会員社も取材できないと、自民党広報は明確に答えました。
ホテル内別室のモニター室は用意する方針で、平河クラブ会員社内での、クラブ員外の論説・編集委員らが参加できるかどうかは検討中だとしました。
自民党と公明党が党大会取材を拒み続けるなら、来年あたりは、自民党にも、公明党にも、訴額1億円ほど(印紙56万円)民事訴訟を提起しようかと思います。
以上です。
安倍派発足に向けて距離をとったのでしょうが、天皇陛下がご出席を決めたのに、無責任のそしりを免れません。
報道によると、安倍前首相は、あさっての東京オリンピック開会式を欠席することを決めました。
組織委ホームページによると、安倍さんは「顧問会議」トップの「名誉最高顧問」を1名だけつとめており、最高顧問の菅首相・大島議長・山東議長の3名よりも1段、格の高い位置に名があります。
自民党最大派閥の「清和研」を、細田博之会長の高齢などに伴う衆議院議員活動の端境期を見通して、安倍派に衣替えしようとするお思惑が噂され、今月の都議選でも、菅首相に代わって応援演説をこなしました。勝率は低かったようですが、忠誠心の強い議員に対して目をかける親分肌を持つエピソードに後々発展する可能性もあります。
アベノミクス3本の矢「成長戦略」として、当時の会長の人の「首相、福島はどうか」との質問に「アンダーコントロール」と答えた前首相。天皇陛下がご出席なさるのに、安倍さんが欠席するのは、逃げ足が速い無責任のそしりだとの批判を受けそうです。安倍さんは兄貴分の松岡元農相のこともなかったことにしているように見受けられます。
安倍さんの政策担当秘書をつとめた初村滝一郎さんも、官邸の中に入ったことが少なく、鬼のいない議員会館の留守番だったのに、パイプを誇示して、長崎1区の支部長に就任(現職は国民の1期・西岡秀子さん)。
新・安倍派の資金を誰がつくっているかの動向にも注目したいところです。
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先週、令和3年2021年7月8日(木)に東京プリンスホテルで開かれた「宏池会と語る会」政治資金パーティーの準備などで感染したものとみられます。
派閥のパーティーに所属議員秘書が総出で準備するのは当然ですが、きょねん9月、知名度に劣る石破茂さんを票数で勝った岸田文雄さんの自民党総裁への道はかなり遠くなりました。
(gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_VEUCDOSBOZL6LMUG4WRTM52ABA)
以上です。
きのうの河井克行元法務大臣実刑判決を受けた、けさの日経新聞は第一社会面で「現金受領の地元議員ら100人、検察、刑事処分検討へ」とし、東京地検特捜部が描いた架空のストーリーを報じました。これは日経新聞だけに載っています。
架空のストーリーによると、きのう判決で認定された「現金を受領した広島県議、市議ちょうど100名」について、公職選挙法での起訴・不起訴をこれから捜査して、起訴もする、とのこと。既に市民団体が告発状を出しているので、特殊・直告班は判断を必ずしなければなりません。
東京地裁は、東京地検の起訴状のうち2人の地方議員の受領額が10万円少ないと認定しつつ、100名の地方議員が受領したと認定しました。
取り調べや、上京しての東京地裁証人尋問に加え、再び100名全員の捜査がこれから始まるため、自民党広島県連は4月の参院県区補選に続いて、第49回衆院選でも壊滅的な打撃を受ける公算があります。
東京地検特捜部が描いた架空のストーリーでは、4月23日に読売新聞1面トップが、「メロン」が不起訴になった菅原一秀さんが、ここ3年間も代理香典や、欠席する旅行会の会費を払っていたと報道。その日の衆議院厚生労働委員会の理事会で遅れて現れて辞任を発表した混乱を、当ニュースサイトは同日10時頃報じました。この日は、枝野幸男代表の月例記者会見があり、私も聞きましたが、東京地検特捜部が描いた架空のストーリーの新聞報道にはコメントしない方針とし、また仮に事実でも「自民党の体質そのものだ」というよりも、さすがに菅原個人の資質が特異な面もあるという趣旨の答えをしました。そして、架空のストーリー通りに検察審査会の強制起訴と新しい事実の合わせ技で、6月3日の衆議院本会議で辞任したことを、当ニュースサイトは記事本文中で報じました。
4月23日読売報道で、6月3日辞任、6月8日略式起訴、となっていますが、略式命令・罰金納付しているのかもしれませんね。
菅義偉首相を支える2つの議員グループの会長が、安倍改造内閣で入閣しましたが、その1年半後、菅義偉さんも、安倍さんも元気ななか、政治生命を絶たれました。
吉田正喜検事(当時)による見当違いの西松・陸山会事件で大きく信用を失った東京地検特捜部は、「検審強制起訴後の合わせ技」「一審判決後の追加捜査」という謙虚なやり方で、信用を取り戻しつつあります。
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株式会社東芝の、のっとりを企てる外国資本の傀儡であるとにらまれた車谷社長が取締役会で突如会社を追われ、綱川会長が社長に返り咲いた件で、再来週2021年6月25(金)午前10時からの「第182期定時株主総会」が緊迫することになりそうだとして、経済メディアが報道を充実させてきました。
綱川社長らが、車谷前社長による、東芝の外資への売却企図疑惑について、第三者委員会が報告書をきのう発表しました。
この中で、経済産業大臣政務官の経験を持つ、菅義偉首相が、きょねんの5月ごろに、経産省局長を通じて、車谷前社長側に関与していて疑惑が濃厚となりつつあります。
2020年5月7日に、車谷前社長の秘書が経産省に「5月11日の長官ご説明に関する打合せを今週中に設定したい」と連絡したとしました。2020年5月7日は連休明け初日で、5月11日(月)の事前打ち合わせを、5月9日(金)までにしたい、と読み取れます。
そして、報告書は、5月11日の長官ご説明について「なお、「長官」とは、当時の菅義偉官房長官(以下、「菅官房長官」という)である」と生々しく記載しました。
車谷社長は、経産官僚にポジションペーパー改訂版というものを見せ、そこには「改正外為法施行後初の株主総会になるので、オルタナティブ投資家は改正外為法の効力を瀬踏みしている」と書かれていたとされます。
原案を書いた経産官僚が、改正法の施行状況を確認するのは当然の仕事ですが、そもそも改正法による変化を見越して、法律改正案を執筆していたことも予想され、その場合は、ごく一部のアベノミクスお友達の既得権益を守るために、法律を使ってきた、2012年以来のアベノミクスの化けの皮がはがれたといえそうです。
そして報告書は、2020年5月11日(月)午前7時半からの、菅官房長官とのキャピトルホテル東急「オリガミ」での朝食会で、そのポジションペーパー改訂版を、見せただろう、と推認しています。これについて、菅さんは昨夜G7サミット出国前に官邸で、見ていないと答えたようです。
また、朝食会で、菅さんは「強引にやれば外為で捕まえられるんだろ?」と車谷社長に対して発言したと、報告書は断定しています。
外為法は、これまでも、田中角栄元首相らの東京地検特捜部の案件でたびたび使われてきました。その後、1987年の東芝機械ココム違反事件後に、ココム改めワッセナー協定の国内実施法として、経産省による国内産業締め付けに使われ、日本の製造業のGDPを押し下げてきました。
きょねん末の情報を反映した「会社四季報」を見ると、東芝の売上高は数年で4割減となりつつも黒字を確保していますが、本体の正社員は3500名で平均年収850万円と、ずいぶん小さい会社となっているようです。当時経団連会長を出していた同業の日立製作所も売上高が縮小しています。
外為法で国内産業を締め付けたうえで、小さくなった会社で、外資とつながった社長に対して経産省キャリア官僚が主導権を握ろうとし、その動きでご説明を菅官房長官・元経産政務官が受けていたとなると、いわば(外資の日本国内公開市場参入を阻止した)逆ロッキード事件のようなもの。
改正外為法の原案執筆の時点で東芝の動きを認識していたとすると、今後の、外為法・輸出管理令の改正、2022年の経済安全保障の一括改正法案の執筆などに大きな影響をはらんだ動きと言えそうです。
また、歴史的に東京地検特捜部が得意としたジャンルですし、そもそも8年間の自民党政権の地方創生・国家戦略特区が、お友達の利権を法改正として逆にお墨付きを与えて、企業の新陳代謝を阻害し、日本経済全体の足を引っ張り、そのうえで個別の税金給付金で頭を下げさせる構図を「景気回復、この道しかない」とのスローガンで国民を欺いてきた政治構造が如実に表面化するきっかけとなりそうです。
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災害法制のたてつけを意識したものではないでしょうが、自然災害では、復旧費用を国が全額負担する政令を設けることもできます。
国会会議録検索システムで、尾身会長はこれまでに81回以上の委員会で答弁。西村大臣と同席することが多く、きょねんは委員から「感染の収束はいつか」と質問され「神のみぞ知る」と答弁。西村大臣もつられて同じ答弁をしたら、西村大臣だけ世論の批判を浴びました。
尾身さんの朝日インタビューでは「今は、何百年かに一度の非常事態。まさに社会の危機」と国会答弁より踏み込んだ認識を提示。「選挙で選ばれたリーダーたちは、頑張ってきたと思うが、今まで以上の説明と実行が求められている。人々はリーダーを見ている。リーダーは、リスクと責任をとる必要がある」と話しました。
以上です。
菅首相ファミリー駅構内利権の黒い闇、JR東日本「横浜駅」「東京駅」利権を貪る、長男株主の「横浜駅ル・カルム」運営会社が菅さんに毎月3万円献金、弟は「東京駅銀の鈴」隣でカステラ饅頭「東京じまん浜かもめ」
菅義偉首相(自民党総裁)の長男が株主となっている「株式会社ステーションキャラバン」が、毎月3万円(以上)の政治献金を、自由民主党神奈川県第二選挙区支部(菅義偉支部長)長年していることが分かりました。
また、「株式会社ステーションキャラバン」(植木徹俊代表取締役)は、JR東日本「横浜駅」構内の10番線下付近の「ル・カルム」を経営しており、安定して売り上げています。
同社は横浜市の「キャラバンコーヒー」の店舗一覧にないので、独立していると思われます。
[写真]「横浜駅」の京浜急行ホーム、8年前の2013年、宮崎信行撮影。同駅は相模鉄道、京浜急行がJR東日本と同等かそれ以上に力を持っており、利権が複雑になっている。
菅さんは小此木彦三郎元運輸大臣の秘書を経て、国土交通副大臣をしています。また、弟の菅秀介さんがJR東日本関連会社「株式会社千葉ステーションビル」に勤めていました。
「ル・カルム」のJR東日本・横浜駅出店にあたり、菅さんが口利きをしていた疑惑が、けさ発売の週刊文春で取り上げられました。また、弟の菅秀介さんが「ヒデ製菓」社長としてJR東日本「東京駅」の「銀の鈴」の傍らで「東京じまん浜かもめ」というカステラ饅頭の出店をかつて出していたことも、週刊文春2021年4月1日号は報じています。
菅一族のずぶずぶの鉄道利権による蓄財疑惑が浮上しました。
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なんでも民主党政権との相対化で批判されますが、さすがにこれはおかしいと思います。
きのう8月1日付の官報。国土交通省の伊藤明子住宅局長が、内閣官房副長官補付に異動する人事が載っていました。
いくら官邸主導でも、局長が副長官補付は違和感があります。
そこで、一般会計予算書に付属している、予算定員及び俸給額表をみました。1級から始まり10級を経て、11級になる「指定職」。民主党政権が最初に組んだ平成22年度予算では、内閣官房が52名、国土交通省が155名でした。今年度予算では、内閣官房が74名、国土交通省が161名。内閣官房の指定職は8年前と比べて実に1・42倍になっており、観光庁が新設された国土交通省は1・04倍のみ。このため、内閣官房の指定職が「広き門」になったため、国交省住宅局長が11級のまま内閣官房副長官補付に横滑りする枠ができたということのようです。
ちなみに、内閣官房(採用時は旧総理府本府含む)に採用されたノンキャリアのトップであり、総理大臣官邸事務所長は10級となっています。
天下りポストの減少、65歳定年への段階的延長(法案提出の方向性)、官邸主導とはいえ、霞が関官僚も、国交省職員も、UR関係者も、内閣官房副長官補付が、前の住宅局長だ、と一瞬にして認識できる人はほとんどいないでしょう。
肩書の整理も必要だし、俸給額表を簡素にして、本省住宅局長が出先の地方整備局長や、本省の大臣官房審議官になれるような仕組み作りも必要だと考えます。
非常に専門的な内容ですから、私が言っていることはあまり理解できないと考えますが、いずれにせよ、民主党政権を叩いてばかりいるのも、もう止めた方がいいでしょう。
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[お知らせはじめ]
宮崎信行の今後の政治日程(有料版)を発行しています。国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読ください。
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衆議院インターネット審議中継(衆議院TV) 参議院インターネット審議中継 国会会議録検索システム(国立国会図書館) 衆議院議案(衆議院事務局) 今国会情報(参議院事務局) 各省庁の国会提出法案(閣法、各府省庁リンク) 政党インターネット資料収集保存事業 「WARP」(国立国会図書館) 予算書・決算書データベース(財務省ウェブサイト) インターネット版官報
[お知らせおわり]
(C)2018年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki 2018
与党・自民党の派閥、「志公会」(しこうかい)が立ち上がりました。発足とともに、自民党第2派閥となりました。
麻生太郎会長(副総理兼財務大臣)が、平成29年2017年7月3日(月)午後、東京都内のホテルオークラ(港区)で立ち上げました。
自民党は門外漢なのでさっぱりわかりませんが、宮崎さんいたよ、と永田町で変な情報が流れたら困りますので、このエントリーにします。ただ、まったく知識がありませんから、記事というよりも、感想です。まず、報道されている「3派合流」ではなく、間違いなく「新・麻生派立ち上げ」という認識で、間違いないだろうと考えます。
新・麻生派には、麻生さん、高村正彦・党副総裁、甘利明前経済再生大臣、佐藤勉・衆議院議院運営委員長、元参議院副議長の山東昭子さん、元官房副長官の鴻池祥肇さん、松本純国務大臣、河野太郎さん、今井絵理子参議院議員らが集結。
衆議院自民党が44名、参議院自民党が16名。また、元職1名と、10月22日(日)の衆・愛媛3区補選に出馬を模索する新人も特別会員として発表されました。
麻生会長は前日の都議選開票直前の会合は、麻生さん、甘利さん、総理と官房長官の合計4名だと強調し、「安倍総理から派閥の立ち上げについて励ましてもらった」と語りました。麻生さんは「5年前の自民党総裁選で、安倍3着と新聞が予想する中、1着にしたのは、このメンバーだ」とし、清和会会員ながら、故町村信孝会長に反旗を翻して、総裁選に出た、安倍晋三さんが当選したメンバーがそろっているとしました。そのため「5年前もど真ん中、今もど真ん中、これからもど真ん中だ」と語りました。一方、岸田派宏池会との合併には否定的な考えを示唆したため、岸田派が傍流に追い込まれる気配も出てきました。二階派もありますが、凋落する平成研究会は、やり方によっては、浮上するかも。
シミュレーションとして、現在現職閣僚が2名なので、もっと増やせと言ったら、第2派閥だから、党幹事長をよこせ。あるいは、麻生さんが閣外に出ると、石破さんより派閥メンバーが3倍ということになり、福田内閣当時に一兵卒として、全国200か所を講演して、後継総裁になったシーンもよみがえります。
とにかく、自民党のことはさっぱりわかりません。また、きょうも、慣れない警護官、慣れない秘書がピリピリしていて、自民党らしい閉鎖性が見て取れました。
対する、二大政党民進党は、都議選の堅調ぶりにほっと胸をなでおろしました。安倍首相が、清和会、志公会のまたざきと、3分の2改憲発議、来春の総裁選に、思い悩んで、解散が遠のくかもしれません。
ただ、イギリス労働党で、野党時代の1996年に、ブレア候補がブラウン候補が密約をかわして党首選に勝利。1997年に政権交代。首相と財務相としてやりながら、ブラウン派の圧力で、リアル首相を禅譲するまで10年かかっています。麻生さんは、まだ5年ということですから、もう少し、長い目で、政権戦略を練ってほしいところです。
なお、自民党は第1次野党期から、派閥を「政策集団」と言い換えており、きょうの進行も「政策集団」となっていましたが、麻生会長自ら、ゆうべの首相との会談で、「派閥立ち上げの挨拶だ」と語っており、完全に派閥に後戻りといったところです。
麻生太郎新派閥「志公会」60議員で立ちあげ、自民党 20170703 宮崎信行撮影
[写真]新派閥「志公会」立ち上げを発表する、麻生太郎会長(中央)ら、2017年7月3日、東京都内、宮崎信行撮影。
[写真]新派閥に参加した、高村正彦・自民党副総裁(左)2017年7月3日、東京都内、宮崎信行撮影。
[写真]新派閥に参加した、甘利明さん(前列)、河野太郎さん(中列左)、田中英徳さん(中列右)ら、2017年7月3日、東京都内、宮崎信行撮影。
[写真]今井絵理子参議院議員(左)や、佐藤勉・衆議院議院運営委員長ら、2017年7月3日、東京都内、宮崎信行撮影。
[写真]原田義昭さん(中列左)や岩屋毅さん(中列中央)ら、2017年7月3日、東京都内、宮崎信行撮影。
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[写真]田中英夫容疑者、写真は政界・官庁人事録=東洋経済新報社、2005年上期版=現在は刊行されていない。
報道によると、自民党元衆議院議員の田中英夫容疑者が逮捕されました。きのう、83歳の女性がはねられ、搬送先の病院で死亡が確認される事件が、15日午前11時25分頃、発生しました。事件のあった、京都市南区吉祥院観音堂町を所轄する、京都府警察本部南署は、田中容疑者を自動車運転処罰法(平成25年11月27日法律86号)の過失傷害の疑いで逮捕し、過失致死に切り替えて調べています。
田中容疑者は、1944年生まれ。亀岡市長などを経て、第43回衆院選で、野中広務・幹事長の後継者として初当選。衆議院議員を1期務めました。現在は京都府議会議員として議運委員長をつとめています。
このエントリー記事の本文は以上です。
(6日投稿で、5日付にバックデートしました)
岸田文雄さんは、平成29年2017年2月5日(日)放送のTBS時事放談で、「宏池会は軽武装、経済重視という政策をとったが、特定の理念やイデオロギーではない。今の国民にとって何が求められるかを考えて、政策を打ち出していくつ宏池会でありたい」と語りました。
軽武装、経済優先主義は第2次吉田茂内閣以降一貫して日本の国体の中心軸であり、吉田学校の一番弟子である池田勇人さんの派閥宏池会が受け継いできました。
集団的自衛権を推進した岸田さんが吉田ドクトリンを捨てたことが明確になりました。
岸田さんは「安倍総理の時代が終わって私に何かできるか考えてみたい。その先にどういう経済を考えてみたい」と話しました。
2021年秋とみられる自民党総裁選に、アベノミクス3本の矢にかわる経済政策で勝負したいようです。
そのときは、岸田さんは64歳、蓮舫さんは53歳、岡田克也さんは68歳、小池百合子さんは69歳、私は47歳です。
このエントリー記事の本文は以上です。
[写真]首相官邸ウェブサイトから。
安倍晋三首相(自民党総裁)は平成27年2015年4月18日(土)、旧皇室財産で、現在は民間に開放されている、新宿御苑(東京・新宿区)で桜を見る会を開きました。
桜なんか見ている場合じゃないだろ!