「希望の党」の公式動画が早くも話題になっています。
【公式】希望の党
「緑のジャケットと膝丈のタイトスカートの女性」、CGというでしょうか、アニメーションというでしょうか。
誰がどう見ても、小池百合子さんです。
ハイヒール姿、しかも、「白いハイヒール」という、輝く女性が多い東京でもあまり見られない派手な靴はご愛嬌。
上記動画から、画像を、当ブログの筆者・宮崎信行が、スクリーンショットしました。
都庁を模したようにも思える狭い廊下を歩きながら、2人の議員とみられる男性が、「組織なめんなよ」「変えられると困るんだよ」との言葉を浴びせて牽制します。
無視して、1人で、狭い廊下を歩く小池百合子さんに、階段が待ち受けます。
↓
階段を上りだした、やや危なげにも思える白いハイヒールの女性を、やがて男性陣4人が黙って後ろをついていく、という映像になっています。
見た目では、小池百合子さん(65歳)につきしたがう男性陣は、視聴者側からみて、右前が玉木雄一郎さん(48)、左前が若狭勝さん(60)、右後ろが細野豪志元環境大臣(46)、左後ろが岡田克也前副総理(64)に似ているような気がします=年齢はこの記事の投稿時点=。
既得権益者との闘いは容易ではありません。
私が知る限り、立ってタバコを吸う男性議員は、衆議院では、8年位前に、急激に消えた類の人間です。ただ、内神田、神楽坂など、東京の古いまちの古参の地主を代弁しているる自民党都議会議員を揶揄しているように見えます。
私の家庭は、山手線駅わずか歩いて10分の地主です。さらに、23区内に1戸建てを複数所有しています。1970年代末のオイルショックから1985年プラザ合意よりも前にあっという間に東京新参地主に上り詰めた父と私ですが、戦前からの東京古参地主には、それほど深刻でもないですが、いじめられてきました。東京古参地主は、高齢化し、低学歴化(偏差値至上主義時代に、低モチベーションなのは当たり前で、悪いのは国の教育政策の方)ということで、異次元の金融緩和を利用することもなく、緩やかに衰退していっています。
団塊ジュニア・同級生1万人の90年代早稲田大学卒業生の私は、輝く女性の友人が多く、ときに2人も交えた、「使うなら大資本(使われるなら自己資本)」の人生訓にもとづく、三菱ビル総本山の丸の内ビル最上階からのランチ会、ディナー会などは、人生の唯一の楽しみです。我が国では輝く女性が増えており、実際に、お子さん1人ないし2人を立派に育てている人は多い。ただ、輝く女性の味方は、男性陣ということが多く、輝く女性を輝く女性を支える人間模様は見かけません。
●まずは1人の輝く女性を、男性陣4人が付き従う(フォローする)構図が現段階ではベター、2017年10月総選挙。
まずは傑出した女性リーダーを、男性陣が支えるという構図になるでしょう。
「希望の党」公式ツイッターは、フォロワー数は469人(このエントリー投稿時点)ですが、長妻昭・最大野党選挙対策委員長が既にフォロー済み。
「希望の党」公式フェイスブックページは、(このエントリー投稿時点)236いいね(苦笑)。
このエントリー記事の本文は以上です。
2017年、宮崎信行。
[写真]小沢一郎さんと前原誠司さん、それぞれ、2014年12月と先週(2017年の今月)に、筆者・宮崎信行が撮影。
前原誠司さんは、解散による第48回衆院選の実質スタートとなった平成29年2017年9月28日(木)午後3時半過ぎから、緊急の記者会見を開きました。
民進党(1996年結党)を解党して、希望の党(総務省に届け出の見通し)に合流することについて、前原さんは
「小沢一郎先生とは人を介してお会いし、何回も何回も食事をする中で、やはりこの方は素晴らしい、自民党の幹事長、権力の中心にいた方だなと思った」とし
「いろいろなアドバイスをいただいた」
と語りました。神妙な表情で答えました。
その一方、前原さんは民進党資金は98億円ではないかとの毎日新聞記者の質問に対して、うすら笑いを浮かべながら「もうちょっとある」との見解を示しました。私は40億円程度しか本部には無いと考えていますが、それはさておき。前原さんは
「その使い道はまったく決めていない」と語りました。
構想はこれに先立つ、同党会合で代表一任を得ました。
このエントリー記事の本文は以上です。
(C)2017年、宮崎信行。
[画像]参議院国家基本政策委員長に当選した、民進党の鉢呂吉雄さん、2017年9月28日の参議院インターネット審議中継から筆者がスクリーンショット。
【衆議院本会議 同日】
正午過ぎに開議。
大島理森議長が、第194回国会が召集された旨を伝え、開議を宣言。日程第一として議席を指定しました。この後、内閣官房長官が入場し、詔書を事務総長に。向大野新治事務総長は、前回の解散時には手が震えているシーンがテレビに写され、Twitterなどで話題になりましたが、今回はいたって冷静沈着。前回の伊吹議長の後、町村信孝議長は亡くなり解散はできませんでしたが、大島議長が解散詔書を朗読しました。
[画像]菅義偉・内閣官房長官(左)から詔書が載ったお盆を受け取る、向大野新治・衆議院事務総長(中央)と大島理森衆議院議長、2017年9月28日、衆議院インターネット審議中継から筆者がスクリーンショット。
私は第47期衆議院の、登壇会派、自民党、公明党、民進党(民主党が昨春改称)、共産党、維新という、「登壇会派は、自公民共維の5会派のみ」という体制が好きでした。これがきょうで終わりということになります。最後の本会議は、民共がそろって欠席。維新は出席ました。ただ、解散詔書朗読後の万歳は、自民党、公明党、無所属議員らのみで、維新は万歳しませんでした。
衆議院は解散され、第194回臨時国会は閉幕しました。
第48回衆議院議員総選挙は、10月22日(日)投開票されるはこびです。
【参議院本会議 平成29年2017年9月28日(木)】
第194回臨時国会が召集され、午前10時から本会議が開かれました。
まず、立木洋・元参議院議員(日本共産党副議長)への弔詞朗読。
続いて、衆議院議員だった、羽田孜元総理への弔詞朗読がありました。
次に、第1種常任委員長全員が辞任し、合計で15委員長が選挙されました。
閉会中審査で登場する可能性があるところでは、外交防衛委員長に自民党の三宅伸吾さんが指名されました。
内閣委員長は民進党の榛葉賀津也さん、総務委員長は公明党の竹谷とし子さん、法務委員長は公明党の石川博崇さん、外交防衛委員長は自民党の三宅伸吾さん、財政金融委員長は自民党の長谷川岳さん、文教科学委員長は自民党の高階恵美子さん=看護師協会=、厚生労働委員長は自民党の島村大さん=歯科医師連盟=、農林水産委員長は自民党の岩井茂樹さん、経済産業委員長は民進党の斎藤義隆さん=日教組=、国土交通委員長は民進党の野田国義さん、環境委員長は自民党の柘植芳文さん=郵便局長会=が指名されました。
第2種では、本会議にはありませんでしたが、山本順三議院運営委員長(自民党)と溝手顕正懲罰委員長(自民党)が続投。新しい国家基本政策委員長に民進党の鉢呂吉雄さん、予算委員長に自民党の金子原二郎さん、決算委員長に自民党の二之湯智さん、行政監視委員長に自民党の丸山和也さんが当選しました。
この後、前の会期と同じ、7特別委員会が設置されました。続いて、情報監視審査会委員の補充があり、自民党山口県連の首相側近で外交部会長の阿達雅史さんらが選ばれました。
この後、休憩しました。11時32分頃再開し、閉会中審査の申し出を処理。33分頃に再び休憩しました。衆議院解散により再開しないまま、第194回臨時国会が閉幕しました。
【参議院第1種常任委員会 同日】
新委員長が、解散を前提にして、「国政調査の件の継続調査要求書を議長に提出する」ことと、その要求書の作成と提出のタイミングについて、全会一致で認められ、散会しました。
【参議院第2種常任委員会、特別委員会、調査会、憲法審査会 同日】
閉会中審査が開かれやすい、災害対策特別委員長には、公明党の「人間かまくら」の河野義博さんが選ばれました。
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(C)2017年、宮崎信行。
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Miyazaki Nobuyuki
(2017年9月27日夜投稿の予定稿で、その後、28日付にフォワードデートしました)
平成29年2017年2月28日(火)に政府が閣議決定し、参議院に提出した「精神保健福祉法改正案」(193閣法34号参先議参修正)は、衆議院解散により、同年9月28日(木)完全に廃案になりました。
同法案は、4月11日(火)の参議院での審議入り後、連休をはさんで、5月16日(火)に修正。その後、衆議院に送られましたが、衆議院では審議入りすることなく廃案となりました。
この改正法案は、きょねんの、神奈川県相模原市の指定管理者が運営する「やまゆり園」で、措置入院から退院していた容疑者が以前に勤めていた同園で殺人をしたことを立法事実として提出されました。
しかし、退院後の復帰について地域社会を含めて計画を作るなどした内容に、民進党、共産党が、「退院者の医療的な社会復帰ではなく、警察がとりしまる前提となっている」として猛批判。参先議ということもあり、厚労省の対応も安定性を欠き、法案の概要・ポンチを出し直したことで、さらに混乱。苦肉の策として、民進党の足立信也筆頭理事(元厚労政務官)主導で修正をかけたものの、「できれば衆議院で廃案にしてほしい」と衆国対に申し送りしていました。
参修正で衆送付した法案にはその附則で、「3年後の見直し規定」が入っていることもあり、審議の経緯からして、厚生労働省が同じ内容での再提出は困難な公算とみられます。そのため、まるっきり廃案に終わることになりそうです。
[当ブログ内から関連記事を引用はじめ]
元職員により深夜短時間で19名の入所者が命を奪われた、神奈川県の指定管理者「津久井やまゆり園」事件を受けて、法律改正案が、あす召集の第193回通常国会に提出されることになりました。
「精神保健福祉法(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)の改正案」(193閣法 号)。
やまゆり事件は、BBCなどグローバルに大きく報道され、以前のような「なぜ日本が」という視点ではなく、世界でおこるテロ事件の一つという位置づけに感じられる報道ぶりでした。直後に容疑者として逮捕された植松聖氏は、それ以前に「大麻精神病」などと診断され、措置入院していました。法案では、地域の連係強化、医療保護入院の手続き、精神保健指定医の制度の法整備を行うもの。同時に、精神障害者の社会復帰をうながすため、県による措置入院を経験した者の、退院後の医療費を支援する内容も含まれます。
ただ、厚労省は11法案(そのうち新規提出が9本)が議題になりますので、2017年6月18日までの会期内審議完了は見通しが立たない状況とみられ、その場合は、次の国会に持ち越すことになります。
この記事の本文は以上です。
[写真]衆議院分館の第13委員室、2017年5月、筆者・宮崎信行が院の承諾で撮影・掲載。
きのうのNHKニュース7、の放送開始1分前のニュース速報で、秋篠宮眞子内親王殿下(秋篠宮真子内親王殿下)が「海の王子」とご婚約へ、との報道。けさの朝日新聞1面トップで、学校法人加計学園(岡山県)の獣医学部(愛媛県)特区について、「総理のご意向」を示した文書(文部科学省作成)が出されました。連休明け2週目にして世の中の動きが早くなったな、というところです。
【参議院本会議 平成29年2017年5月17日(水)】
会議の最後に、「精神保健福祉法改正案」(193閣法34号参先議、参修正)が議題に。結果は投票総数234、賛成161、反対73となり、修正議決し衆議院に送られました。2016年体制初の通常国会で対決委員会の厚労での審議は1カ月以上の死闘となりました。そのうえで、討論では、民進党と共産党が「廃案にすべきだ」と主張。念のため、見直し規定が入っていますが、会期末に向けて、衆議院での審議未了廃案をめざすことになりました。正直、私も非常にややこしいなというところですが、1カ月間、頭の片隅に入れておきます。
(以下、後略)
[当ブログ内から関連記事を引用おわり]
(2017年9月27日夜投稿の予定稿で、その後、28日付にフォワードデートしました)
衆議院解散により、「水道法改正案」(193閣法49号)は審議入りすらせずに、完全に廃案になりました。
自治体・地方公共団体が上水道を所有しながら、運営権のみを、民間に売り渡す「公設民営方式、コンセッション方式、指定管理者制度」などと呼ばれてきた、一連の新自由主義・小さな政府を実現する法案でした。
政府は、平成29年2017年3月7日(火)に閣議決定し、国会に提出されましたが、一度も審議入りせず廃案となりました。政府は、同じ文面で再提出することもできますが、その場合でも、2018年3月以降となり、来年の通常国会での成立も見通せない状況となりました。
話はやや変わりますが、審議入りしていないものの、参議院内閣委員会の中で、山本太郎さんが一般質疑で取り上げました。3月22日ですが、政府参考人は「コンセッション方式における水道施設の利用料金につきましては、PFI法に基づき、地方公共団体が事前に利用料金の上限や範囲を条例によって定め、その範囲内でコンセッション事業者が利用料金を設定し、徴収することとされております。このため、コンセッション事業者が一方的にその範囲を超えて利用料金を高くすることはないと考えております」と答弁しています。
逆に言えば、安くなるわけでなく、将来的な更新コストなどを考え、安く管理したいという政府側の答弁が見え隠れしました。
ただ、この政府参考人の北島智子さんですが、第193回通常国会閉会後に、障害をお持ちとされるごきょうだいによって、亡くなりました。新潟県副知事に出向していたこともあって、報じられました。心より哀悼の意を表します。
[当ブログ内から関連記事の引用はじめ]
(1月18日付記事を、3月21日に再投稿し、その後は、法案提出日の3月7日付にバックデート)
厚生労働省は「水道法改正案」(193閣法49号)を、2017年3月7日(火)に閣議決定・国会提出しました。1月18日に、第193回通常国会に提出することを内示していました。
厚労省が作成した法案の概要は同省ホームページに載っています。
水道法改正案は「水道事業の維持・向上に関する専門委員会」(滝沢智委員長)のとりまとめ文書に基づいた法案になる見込み。地方自治体が水道事業の運営権を民間企業に売却することが可能になる改正条項が盛り込まれています。水道管の所有は自治体が持ったままになります。
報道などによると、奈良市など複数の自治体がこの法改正に興味を持っているとされています。
厚労省は審議入り前の一般的な答弁の中で、水道料金の上限・下限は条例に書き込むことになるが、料金が安くなるという趣旨の法改正ではないことを明らかにしています。一方で、水道管・下水道管の更新について、地方公共団体(基礎自治体や広域連合などの「水道局」)の負担に同情する向きも一部にあります。
ただ、所管委員会には、3年に1度の介護保険法改正案、働き方改革などの労働基準法改正案、いわゆる民泊新法のうち厚労省が所管する部分の法案(旅館業法改正案)が目白押しで、水道法改正案は審議入りすらできずに、6月18日(日)の会期末を迎えることもあり得ます。かなり先の展開ですが、水道法改正案が成立しない場合は、来年にかけて、特区法改正案として内閣官房が検討する可能性もあります。いずれにせよ、ミルトン・フリードマンに始まる新自由主義「小さな政府」の象徴的な制度改革と言って間違いありません。
この記事の本文は以上です。
(C)2017 宮崎信行 Nobuyuki Miyazaki
(http://miyazakinobuyuki.net/)
[写真]蓮舫・民進党代表、2017年2月、筆者・宮崎信行撮影。
蓮舫民進党は「水道法改正案」(193閣法49号)を廃案に追い込みました。
同法案は、2017年3月7日(火)に提出されましたが、審議入りせず、6月16日(金)の衆議院厚生労働委員会で閉会中審査とすることが決まりました。午後の本会議で正式に議決されます。法案の内容を批判する共産党は、継続そのものに反対しましたが、自公維が継続することに賛成したので、秋の臨時国会で成立する公算は、かなり残っています。
法案の内容は、上水道を経営する自治体が、水道管を所有したまま、運営を外部入札するかっこう。PFI、民活、公設民営、指定管理者方式とする内容で、水道管の更新負担がきつい自治体から希望が上がっていました。
[当ブログ内から関連記事の引用おわり]
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Miyazaki Nobuyuki
(2017年9月27日夜投稿の予定稿で、その後、28日付にフォワードデートしました)
衆議院解散により、「商法等改正案」(192閣法16号)と「人事訴訟法改正案」(190閣法33号)は、国会で審議されず、廃案となりました。
人事訴訟法改正案は、きょねん、平成28年2016年2月26日(金)に国会提出されましたが、一度も審議されず、廃案。再提出は早くても、来年平成30年2018年2月下旬以降となります。
商法等改正案は、会社法として分離独立とは別の条項をカタカナからひらがなにするのが大きな目的で、可決・成立・公布・施行されれば、六法からカタカナが消えることになりました。このほか、輸送に関して、改正条項もありました。
これとは別に、「旅館業法改正案」(193閣法50号)も廃案。民泊新法「住宅宿泊事業法」は成立しましたが、厚労省・警察庁が利権を争った法案は仕切り直しとなりました。私は正直、「旅館」が厚労省所管だと知らなかったのですが、今後は力をつけた観光庁も加わって、再び提出前省庁間抗争になるかも。
「労働基準法改正案」(189閣法69号)も廃案。これは同法第14条第1項を改正する条項が軸で、「高度プロフェッショナル」略して「高プロ」が日常用語となり、共産党命名の「残業代ゼロ法案」の名も浸透しました。
このほか、「水道法改正案」(193閣法49号)も廃案。
上記5法案は、すべて審議入り(趣旨説明)すらせず廃案となりました。
一方、「精神保健福祉法改正案」(193閣法34号参先議参修正)は、参議院で可決したのに、完全に廃案となりました。
さらに、平成24年度以降のNHK決算と、平成28年度以降の予備費使用総調書(熊本地震復旧など)も廃案となりました。
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(C)2017年、宮崎信行。
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Miyazaki Nobuyuki
[画像]28日付読売新聞、キャプチャ。
先週の金曜日の官報を見て、「あれ変だな」と思うことがあって、民進党本部の政党交付金の「基金」(年越し貯金)が、40億円「しか」ないことに気づきました。政権交代選挙の時のテレビCMが製作費・広告枠あわせて80億円だったので、第48回衆院選の軍資金は足りるのかなと心配していました。
仮に民進党が分党した場合は、国会議員1人辺りで2000万円程度しか分配できない程度のお金でしかありません。
で、明けて今週月曜日、小池百合子さんが「希望の党」結党と、代表就任を発表。どうやらアッという言う間に党を乗っ取られたようです。小池さんが探していたスポンサー、パトロンは、民進党だったのです。
政党助成法第14条は、「政党交付金の支出の定義」ということを定めており、借金返済と貸し付けを禁じています。
希望の党が、全国に小池さんの緑のポスターを張るとして、仮に5億円と見積もっても、選挙結果によっては、来年4月20日までに買掛金を払えないのではないかと目論んでいました。当然、公認料ゼロ、供託金全額候補者負担で、候補者を募っていたようです。ところが、民進党の「40億円」をあてにすれば、ポスター印刷代などはすべて買掛金、ツケにすればいいことになります。
ところが、前原さんが、民進党員の衆議院議員(きょう正午過ぎまで)に公認を出さずに、希望の党から公認を得てほしい、ときのう、決めたようです。この場合は、希望の党のオリジナルメンバーは、他人から借りたり、買掛金にして、手元に1000万円程度の現金があれば、法務局に600万円供託して、立候補して、かなり高い角度で衆議院議員になれます。選挙後に600万円の供託金が戻ってきて、残りの400万円は、支部交付金で事務所家賃、ポスター印刷代、車上労務員報酬などを払えます。おそらく年内にすべてケリがつきます。
ですから、民進党は完全に乗っ取られたのです。これは、きょうの両院議員総会で、否決してほしいところです。ただ、もうこの話が出た夕べから今朝にかけて、希望の党の立候補希望者は数十人単位で増えたと考えるべきです。もちろん、きょう午後1時からの民進党両院議員総会での我々の良識を代表する議員の逆転に期待します。
[写真]もろ手をあげる、前原誠司さん、2017年9月1日、筆者・宮崎信行撮影。
前原誠司さんの父親は住宅ローンの見通しが悪くて自殺されたとしています。私は今43歳ですが、私は生まれてから今朝にいたるまで、一貫して創業社長の息子です。対照的な人生です。私もカモフラージュのために、「父も博徒にホテルに監禁されて大変だった」というような話を繰り返していますが、私の人生の方が良いに決まっています。羽田孜内閣時代に、前原誠司さんは「民主の風」というものをつくって日本新党から分裂し、羽田内閣の安定性を損ねました。羽田先生の四十九日も済まない間に、民進党を分裂させたのです。
35年の住宅ローンというのは曲者です。なぜなら、親から子への世代交代はおおむね30年、孫への世代交代はおおむね80年と計算する人が多いです。35年の住宅ローンだって、3000万円の土地建物と2000万円の借金を残して死んでいくなら、まったく子に恥じることはありません。この程度のことが分かっていない人が多いです。私に言わせれば「当たり前のこと」「人は死んでも、法人は生き続ける(ゴーイングコンサーン)」ですが、世の中の人は当たり前でない方が多いようです。
新進党だって、参議院議員及び地方政党「公明」を別にして失敗したし、そもそも、今回の選挙の争点は、解釈改憲・平和安保法制の是非です。
賢者は歴史に学ぶ、愚者は経験に学ぶといいます。前原さんは1期生のときの失敗という経験に学ぶのではなく、京都2区の地盤を若手に譲った方が、民進党という法人が存続して、前原さんを慕う人が子々孫々に残るのではないでしょうか。
いずれにせよ、岡田克也さんが所属する政党を支持することにし、岡田さんのご判断を待ちたいと考えます。
このエントリー記事の本文は以上です。
(C)2017年、宮崎信行。
[写真]解散後も、郡司彰・参議院副議長室は休みなし、国会議事堂本館2階、筆者・宮崎信行が院の承諾を得て、撮影・所持・掲載。
第194回臨時国会は、あす、平成29年2017年9月28日(木)召集されます。
天皇陛下は明日、衆議院を解散します。平成の天皇陛下(明仁さま=太平洋戦争時の皇太子殿下=)の衆議院解散は、これが最後になる見通し。経済は低迷しながらも、曲がりなりにも、政権交代可能な二大政党政治が実現した、「平成デモクラシー」と呼ばれるであろう、「そう悪くも無い時代」が区切りをつけます。
参議院は、国会閉会中の北朝鮮有事などに対応できるよう、全府省庁に対応した、第1種常任委員会で「継続調査」ができるよう手続きをすることで与野党が合意しました。
あす、平成29年2017年9月28日(木)午前10時の第194回臨時国会召集の本会議での院の構成をへて、午前10時20分(財金は同15分)から、第1種常任委員会11委員会を開き、「国政調査の継続調査の件」を全会一致で議決し、伊達忠一議長に報告します。
これにより、閉会中、すべての府省庁やその大臣に対して、参議院委員会に出席して、政府報告やそれに対する質疑を求めることができます(常識的には第1会派で与党の自民党議員が同意した場合のみ)。
参議院は、第1種常任委員会のほか、予算委員会、決算委員会、行政監視委員会も継続調査の手続きをとるため、内閣総理大臣、会計検査院長らを呼んでの審議もできるようになります。ただ、災害対策特別委員会は手続きをしないため、内閣委員会・国土交通委員会などが対応することになりそうです。両委員会の委員長ポストは野党・民進党。
衆議院は、その後、正午過ぎに、解散されます。
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[写真]天皇陛下が、国会から帰るときにみることになる、議事堂本館中央部3階から見た、中央階段、画面の向こう側が国会正門・皇居方面、吹き抜けを越えた突き当りは常任委員長室、筆者・宮崎信行撮影。
第195回特別国会を、平成29年2017年10月31日(火)に召集し、11月2日(木)までの3日間程度開催することを、政府などが調整していることが分かりました。これは、26日、時事通信などが報じました。
第48期衆議院(第23・24期参議院)の総理大臣を、10月31日に指名。10月22日(日)の選挙で、過半数を占めた政党の党首が指名される見通しで、第4次安倍内閣、または、第1次前原内閣が誕生します。前原誠司首相の場合は、階猛内閣官房長官になる見通し。
特別国会閉会直後の、11月4日(土)ごろにトランプ大統領が来日し、新総理が会談するはこびになります。
[写真]第172回特別国会で、内閣を引き継ぎホッとする、左から、松本純・前内閣官房長官、細田博之・野党自民党幹事長、麻生太郎前総理=すべて当時の肩書=ら、左上は陛下の御料車、平成21年20019年9月18日(金)、筆者・宮崎信行撮影。
閣僚というものは案外落選しやすいものですが、補充も含めた内閣ミニ改造もありそうです。
このエントリー記事の本文は以上です。
[写真]左から、今井雅人、松野頼久、岡田克也、枝野幸男の、各民進党衆議院議員、きょねん2016年2月26日、国会内で筆者・宮崎信行撮影。
「岡田さんというのはすごい政治家だな」というのは、松野頼久さんの、きょねん3月1日の民進党結党大会での名言です。
ただ、きょうは、これは岡田克也はすごい政治家だな、と私は感じましたね。
岡田さんは、きょう、平成29年2017年9月26日、メッセージを発しました。あさって衆議院は解散され、内外情勢不穏な中、第48回衆議院議員総選挙に突入します。
岡田さんは前日の希望の党結党について、
「小池新党が、小選挙区で勝てない人たちの駆け込み寺のような存在になりつつありますが、それに対して、国民がどう判断するのか。前回の総選挙の前は、維新の党がブームを起こしましたが、3年足らずで状況は一変しています。一時的なブームでは政治を変えることはできません」
とし、第48回希望の党を、第47回維新の党、になぞらえ、バッサリ。
というのは、きょねん、岡田克也代表(当時)は、維新の党の松野頼久代表(当時、熊本1区比例)、今井雅人幹事長(当時、岐阜4区比例)と話し合って、「民進党」をつくったからです。松野さん、今井さんがいた「維新の党」を一時的なブームで3年足らずで状況は一変したと切って捨てる。私も長年、発言が過激だの、自分から敵を作っているのだの、言われるんですが、永田町での発言力・影響力はいっこうに下がりません。かつて、2人の有名政治家に胸倉をつかまれました。一人は岡田克也さん(当時副総理)、もう一人は松野頼久さんです。
まあ、岡田さんとしては、バッサリした方が、子分も身軽だからいいのでしょう。今ごろ、松野頼久国会対策委員長は、歯ぎしりしているかもしれませんが。
岡田さんは「政権交代可能な政治、それを実現できるのは、地域に根を張り、実績を重ねてきた民進党です。政党側だけではなく、有権者の皆さんの見識も問われていると思います。」
と語りました。
羽田孜先生が現世を去って、はじめての衆院選。だからなにをどうすればいいのか、私も分かりませんが、なぜか事務的な準備は順調に進んでおります。もうベテランだからね。今回の衆院選に私が立候補することはありません。私が注目するのは、候補者、政党うんぬん。でもそれ以上にとくに問われているのは、有権者の見識。岡田さんがおっしゃるのだから、私も期待してみたいと考えています。四半世紀、「あきらめかけたこと」はあっても、政権交代ある政治を「あきらめたこと」はありませんので、有権者の見識に期待しようと考えています。それでだめなら、どうなるわけでもないです。
[岡田かつやさんのメールマガジンなどの全文引用はじめ]
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○大義なき解散─低投票率となれば与党有利、おごる総理はますます増長
安倍総理が、木曜日に国会召集、冒頭解散という方針を明らかにしました。
今回の総選挙の結果を左右する、重要な要素は3つだと私は考えています。
第1に解散の大義、第2に北朝鮮情勢、そして第3に野党間連携です。第
2、第3ついては、また後日述べたいと思いますが、今日は第1の問題の
重要性を強調したいと思います。
地元を回っていて、今回の安倍さんの判断に疑問の声が続出しています。
何のための解散か、総理はいろいろ取り繕ってはいますが、加計学園、森
友学園など、安倍政権を取り巻く疑惑に蓋をしてしまうための解散だとい
うことは、多くの国民の皆さんが分かっています。
安倍総理は、支持率が急落したことに慌てて、8月3日に記者会見を行い
ました。通常国会における今までの答弁について謝罪したうえで、これか
らは丁寧に説明していくと約束された安倍総理。しかし、その後、野党が
4分の1の議員を持って、憲法53条に基づき、国会の開会を要求したに
もかかわらず、それを開かず。今回、国会を開いたかと思えば、所信表明
や、それに関連する質疑などをすっ飛ばし、いきなり冒頭解散。国民に対
する説明責任を全く果たしてない。丁寧に説明するというのも、謝罪も、
本気ではなかったことは明らかです。解散の理由を総理はいろいろ述べら
れましたが、国会での数日間の質疑すら行わないことの説明には、全くな
っていません。
しかも、この選挙で、議席が減らしたとしても、過半数を維持すれば、通
常国会で問題になった様々な問題について、総選挙によってクリアにされ
たと強弁する可能性が強いわけです。
安倍政権の不誠実な態度に対して、国民の皆さんはどのように判断される
か、ということが注目されます。政治に失望して投票に行かないとか、諦
めてしまうということになれば、低投票率となり、与党に有利になります。
ここで大きく与党の議席を減らさない限り、おごる安倍総理は、ますます
増長してしまう。
何としても野党、とりわけ民進党の議席を増やさなければならない。この
ような国民の声をどれだけ引き出すことができるか。これが、この選挙の
大きな分岐点だと考えています。
小池新党が、小選挙区で勝てない人たちの駆け込み寺のような存在になり
つつありますが、それに対して、国民がどう判断するのか。前回の総選挙
の前は、維新の党がブームを起こしましたが、3年足らずで状況は一変し
ています。一時的なブームでは政治を変えることはできません。
政権交代可能な政治、それを実現できるのは、地域に根を張り、実績を重
ねてきた民進党です。政党側だけではなく、有権者の皆さんの見識も問わ
れていると思います。
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[全文引用おわり]
因果応報となりました。
2015年「労働者派遣法改悪法」を、参議院厚生労働委員会で強行採決した、公明党の現場最高責任者、長沢広明参議院議員が、議員辞職するはこびとなりました。
これはNHKなどが報じ、この後、平成29年2017年9月26日(火)に、公明党の山口那津男代表が発表するようです。
参議院議員宿舎に、家族ではない、異性を、連れ込んでいたようです。
もともと、労働者派遣法は、1985年当時から女性の労働者が多く、2015年改悪法については、男性の正社員も給料が下がっていますが、強行採決の際は、女性の傍聴者に対して与党から「早く追い出せ!」「騒ぐな!」の暴言が出ていました。テレビのインタビューなどでよく出ていた女性は、流れが分かっていますから、さすがに強行採決の際も、淡々としていましたが、なかなか涙する傍聴者というのはあまりありません。
その後、2016年第23回参院選で、あろうことか、大票田の東京の割り当てで、ぬけぬけと全国比例に出馬。このような人物をポスターにはる公明党の変わり果てた姿に悲嘆していました。
因果応報。ハッキリ言って、こういうことやりそうだと考えていました。こういうときに、みんなが言いますが、まさに私も「こういうことやりそうだ」と思っていました。異性というよりも、金の方のイメージでしたが、異性でした。
竹内真二さんが繰り上げ当選する見通し。
詳細はこの後書きます。
2017年、宮崎信行。
[写真]安倍首相、2017年6月、宮崎信行撮影。
安倍晋三首相(自民党総裁)は、平成29年2017年9月25日(月)午後6時から記者会見し、「28日に衆議院を解散します」と発表しました。「国難突破解散」としました。
首相は冒頭から、「5年前、大胆な金融政策を始めた時は、大変な批判があった」と切り出し、「内需主導の経済成長と就職率過去最高を達成した」とし、第一の矢を正当化しました。ちょうど5年前「輪転機をぐるぐる回す」を公約に、自民党総裁に意外感のある返り咲きをしながら、きょうの日経平均は2万0397円とダウの22349ドルとそん色ないところまで来ています。
首相は「この5年間のアベノミクスで、今こそ最大のチャレンジするとき」とし、「急速に少子高齢化するこの国が、これから成長していくのかどうか」のため、「生産性革命と人づくり革命で勝負する」「年内に経済政策の新しい政策パッケージをまとめる」とし、
税制、予算、規制改革で、
「2020年までの3年間を、生産性革命集中投資期間にする」との日程感を打ち出しました。
そして、「消費税の使い道を思い切って変えたい。子育て世代への投資と、社会保障にバランスよく充当し、財政健全化を確実に実現する」とし、「少子化対策の歳出により多く回す」と発言しました。また「2020年のプライマリーバランス(PB)黒字化は困難となるが目標は堅持する」という新しい表現をしました。
冒頭発言では言及していませんが、来年4月以降の日本銀行総裁の黒田東彦さんを含む金融緩和派の続投、率は明言しませんでしたが、子育て予算の拡大を、第48回衆院選の公約にするようです。後者は、前触れ報道がありましたが、金融緩和継続から言及したのは驚きました。
私も5年経っていい加減隠し切れないから正直に言いますが、金融緩和の長期化は大いに歓迎したいところです。この5年間のうち、2015年から2016年にかけて、岡田克也さんがネクスト首相として、政権交代を望んできましたが、記者会見の場で、岡田さんと私だけ、着ている服が良くなっていくことから、いつか、陰湿で田舎者の民進党内でルサンチマン(嫉妬、嫉み)にあって失脚するのではないかとの恐怖を持っていましたが、やはりそうなりました。とはいえ、もう、正直に自分の思いを出していきたいと考えます。また、私は前半生で長時間労働に苦しみましたから、生産性革命(労働生産性=残業をゼロにする意味ではなく、一人当たりの生産額=)をすること、補助金ではなく、税制・歳出・規制改革で対応することは大いに賛同したいところです。とはいえ、私は民進党の党員ですから、民進党・共産党の小選挙区候補者の当選や、民進党の比例代表での得票上増しに頑張っていこうと思います。
金融を争点に出したのは、前原誠司ネクスト首相(民進党代表)が金融に詳しくないことを念頭にしているかもしれません。
また、安倍さんは、これに先立つ、自民党本部内の役員会(臨時役員会)で、少し元気がなく、早めの解散報道の中、自民党の情勢が失速気味であることもあるかもしれません。
【ライブ中継】安倍晋三首相 記者会見@首相官邸 午後6時〜(予定)
このエントリーの本文記事は以上です。
(C)2017年、宮崎信行。
[お知らせはじめ]
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[お知らせおわり]
Miyazaki Nobuyuki
小池百合子さんが、平成29年2017年9月25日(月)、
「希望の党」の結党を高らかに宣言しました。10月22日の第48回衆院選にのぞみます。
小池百合子さんは、新進党結党メンバーで、解党まで一貫して在籍しました。
希望の党には、小池さんと同じ新進党結党メンバー(当時は地方議員)の松原仁・元国家公安委員長も参画します。このほか、同じく新進党結党から解党まで苦楽を共にした政令指定都市首長も衆議院選出馬を検討しています。
希望の党は、細野豪志、若狭勝衆議院議員が主導権争いをしていましたが、このブログには書いていませんでしたが、筆者の取材で、政党交付金も含めて軍資金のあてがつかず、来年4月20日よりも前に、ショートする懸念がありました。そこで、小池さんが単独で結党と代表就任を宣言して、主導権を確立するねらいがあったとみられます。改革保守として、法人税率引き下げの公約を打ち上げたのも、資金面のことがあるのかもしれません。
小池さんは都知事ですが、英国庶民院第3党(野党第2党)の党首で女性のニコラ・スタージョンさんも、スコットランド議会議員で自身は庶民院に議席がありませんので、「日本のスタージョン」方式ということになります。
日本新党は、衆議院は全員が新人で35議席取りましたが、希望の党は、小選挙区で勝った現職が3名以上いる段階からのスタートなので、同程度かそれ以上の議席をとるでしょう。改憲をめぐっても、第48期衆議院のキャスティングボートを握ることになりそうです。
小沢一郎さんが党首をつとめる自由党と社民党の参議院での会派名が「希望の会」なので、混同しそうです。
小池さんは、新進党結党大会のさい、英語名「New Progressive Party」を、「急進的だ」として、「New Frontier Party」に変えさせました。今回は日本語名から名付け親となりました。バブルの残り香が漂った、新進党結党大会というと、連合の芦田甚之助会長が淡白なビデオメッセージ。続いて、登壇した、笹森清会長代行が、小沢一郎幹事長をたしなめる長広舌がありました。連合の専横ぶりが目立ちます。公明党とは良い関係を保ちながらも、連合の発言力をそぐためにも、希望の党に新進党魂を見せてほしいところです。
新進党の主要メンバーだった、岡田克也さんは、連合会長・神津里季生の余計な横やりで代表を自ら辞しましたが、民進党常任顧問として、民進党の次の次での政権交代に全力をそそぐかまえ。
このエントリー記事の本文は以上です。
週刊現代の、2017年10月7日号に、一番早く、第48回衆院選(10月22日)の全289選挙区の予測がでました。こちら東京では、9月25日(月)朝に発売されました。日本最大手の「講談社」の発行ですので、今週前半には、全都道府県のターミナル周辺で買い求めることができると思います。特別定価450円(税込)。後ろに、合計5ページだけとはいえ、女性のヌードグラビアがあるので、図書館にはないかもしれません。
全289選挙区の予測ということで初めて見ました。小池新党が41(うち小選挙区16)とる前提で、自民党が222議席と単独過半数(233)を下回るという衝撃の予想となっています。もちろん、自公連立は過半数なので、第4次安倍内閣ができますが、「安倍おろし」が起きそうだ、というのが週刊現代の見立て。
民進党は、民共調整がつけば、121(小選挙区79、比例代表42)となります。この数字は実は、私が唯一絶対に師事する「ミスター政権交代」岡田克也常任顧問が兼ねて主張してきた「第49回で政権交代」のために必要な数字とほとんど一致します。え?「私は150と聞いたよ?」と言われそうですが(苦笑)、だいたいそういうところです。
民進党の数字は、議席占有率26%になります。投票率が60%と仮定すると、マスコミの数字では、「自民党に投票する人28%、民進党に投票する人15%」に相当する数字なので、前原誠司代表は、残り4週間で、8割増しにしないといけません。
民進党の伸長ですが、比例復活の前職(今日現在は現職)で、福島1区で金子恵美さん、茨城1区で福島伸享さん、神奈川6区で青柳陽一郎さん、静岡3区で小山展弘さんが小選挙区で勝ち抜ける前提。ここに出てくる数字は、単純に、民共両党の数字を載せているわけですが、今回の最大の作戦は、民共調整で、比例復活の前職を確実に小選挙区で勝ち上がらせる。そうすると、天井が突き抜ける。これ、当たり前ですが、私は週刊現代を読んで初めて気づきました。全くの新人では、横路さん、大畠さんの後継者が当選。ただきょう発売なので、川端さん、高木さん本人が当選する前提になっており、後継者の擁立は急務。あとは、自民党(無所属)が不祥事があった、広島4区の民進党新人恵飛須圭二さんが小選挙区勝ち上がりで初当選する前提になっています。今後は、新人はまずは比例からということになりそうですが、個別の総支部で、全力を尽くすのは当然です。
共産党は沖縄1区に加えて、長野4区でも、民共調整の女性新人が、当選することになります。伝統的に共産党が戦後一貫して強い地域で、以前は、中選挙区時代に8回当選した共産党議員がいるところと、現在も地盤は近いと思います。度々言及される京都1区では、及びませんが、共産党さん、小選挙区2ならば、民共調整で恩の字ではないでしょうか。比例も増えて、総議席は2増え、23と予想されています。
公明党は、北海道、神奈川の小選挙区を落として、4議席減の31議席になるとの予測。前々回と同じ議席(議席占有率は上)となります。
小池新党は、現有9議席から41議席に上昇。ただし、小選挙区はそのうち16議席にとどまります。
東京24区は小池新党(立候補者は名無し)が、萩生田光一自民党幹事長代行を凌ぎます。新・東京7区は、小池新党が票をとったあおりで、自民党の松本文明さんが当選し、民進党の長妻昭さんが惜敗(書いてないが常識的に比例復活)という予想になっていて、よく分からない面もありますが、いずれにせよ、東京は区割り変更と小池新党で、何があるか分からないというところでしょうか。
こういうのも、雑誌を買って読んでほしいということもあり、いつも少し分かりづらく書いてしまうのですが、とにもかくにも、比例復活の前職(現職)を、小選挙区で勝ち上がらせる、というのが全国的には最優先すべき事項のようです。正直、比例復活の前職と、まったくの新人ならば、前者の方が同僚のうらみ、にくしみも多いわけですが(笑)、しっかりやっていかないといけません。
新党が結成前で、投票日まで4週間ありますから、情勢が大きく変化する可能性もあります。
このエントリー記事の本文は以上です。
【衆議院 平成29年2017年9月22日(金)】
佐藤勉委員長の職権で、議院運営委員会理事会が開かれました。菅義偉官房長官が「第194回臨時国会を、来週平成29年2017年9月28日(木)に召集する」と伝達しました。上の画像の通り、官報特別号外も出ました。
【参議院 平成29年2017年9月22日(金)】
議院運営委員会理事会が開かれ、9・28召集が伝達されました。
民進党は欠席しましたが、共産党は出席しました。
共産党は2013年から議運理事ポストを持っています。この選挙では、旧民主党の松井孝治参議院議員が引退。入れ替わるように、共産党が参議院で存在感を高めましたが、「マルクス、レーニン」などという話は一切せず、特定秘密保護法、TPP、平和安保法制、改正刑事訴訟法の審議で、国民の声を代弁しています。
このエントリーの本文記事は以上です。
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