【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

野田佳彦代表(総理)は「仕分けの継続」に演説内容を変えるべきだ 記者会見オープン化のまとめ

2012年11月30日 19時47分26秒 | 第46回衆院選(2012年12月)大惨敗

 第45期衆議院は解散されましたが、民主党内閣は12月16日の総選挙後の特別国会まで職務継続内閣となります。

 今週は、私・宮崎信行にとって、一つの記念すべき出来事がありました。2012年11月27日(火)の午後3時からの霞が関での岡田克也副総理の記者会見午後5時からの永田町の野田佳彦総理の民主党代表としての記者会見の両方で、トップバッターとして質問しました。記者会見のトップバッターは各々の記者クラブの幹事社(新聞社、通信社、あるいはテレビ局が月ごとに交代)の記者が質問する慣例のところが多く、また、霞が関は経済部、永田町は政治部という役割分担が多いので、2重3重に異例なことでした。

 ちなみに、内閣府の岡田大臣の記者会見は「9.上記メディアが発行する媒体に定期的に記事等を提供する者(いわゆるフリーランス)」として参加を認められています。一方、民主党の記者会見は「8) 発行する媒体の目的、内容、実績等に照らし、(1)から(7)のいずれかに準ずると認め得る者」として参加しています。すなわち、このブログ「国会傍聴記by下町の太陽」の執筆者として参加が認められています。元来私はこのブログを「政権交代ある二大政党政治の実現」と「記者会見よりも国会審議を報道する」という2つの目的を果たすために開設しました。そのため、記者会見のオープン化には特段の思い入れはありませんでした。国会審議で疑問があれば、個別取材で解決したいし、記者会見に出席するというのはそれ自体が、その場においては情報を独占にしている者、すなわち政治家に利用されることでもあるからです。

 政権交代後の記念すべき記者会見オープン化の幕開けとなった霞が関の2009年9月29日の岡田克也外務大臣の記者会見では、質問し、記者会見で出た情報は全員の共有になりますので、朝日新聞さん、毎日新聞さんが記事にしてくれました。 ところが、この後、外務省の報道室長から私は出席できないとの連絡があり、いったんどのような力が働いたのか分かりませんが、別段闘う意思もなかったので、国会を聞くことに専念しました。

 その後、岡田外相が与党としては初めて、民主党幹事長に就任することになり、2010年9月17日(金)の永田町の民主党本部での記者会見では、再びトップバッターで質問しました。その後、幹事社の番記者が何が何でもトップバッターで質問するようになったので、私は2番手以降に質問するようになりました。

 ちなみに、今週火曜日の記者会見は、霞が関の副総理会見、永田町の総理会見(代表会見)とも、早めに行き、最前列の席を取っていました。

 ことし1月からの岡田副総理の記者会見をやっている庁舎は、私が日本経済新聞政治部記者時代に担当していた総務庁が入っていた場所で、ことし1月から14年ぶりに入れて楽しかったです。食堂の味は変わりませんが、世間はデフレなので、けっこう高値の食堂になってしまいました。庁舎の外の「北方の領土かえる日平和の日」の看板はことし掛け替えられ「いつかを今に日本の領土北方領土」ととなりました。

 記者会見オープン化の活動の先頭に立った上杉隆さん、神保哲生さん、畠山理仁さん、田中龍作さんには感謝の言葉ばかりです。しかし、3年3ヶ月経って、民主党閣僚や民主党本部の記者会見でお見受けすることはなくなりました。とはいえ、感謝です。岡田副総理の記者会見では、安積明子さん、月刊誌「FACTA」の代表取締役・編集人の宮嶋巌さん、元北海道新聞編集委員の上出義樹さんと私の4人でメンバーが固定的になりましたが、その他のフリーランスや、規制改革に関する業界紙の記者の方も参加しました。民主党幹事長会見でも安積明子さんが出席率ナンバーワンで、横田一さんらも出席しました。そして、ニコニコ動画の「770(ナナオ)」こと七尾功・株式会社ドワンゴ政治担当部長もここぞというとき質問していました。

 ぜひ、次の政権で誰が総理になろうともこの流れは続けてほしいです。

 私を除いてです。

 私は民主党と玉砕する覚悟はできています。それは覚悟だけではありません。ジャーナリスト活動の環境面でも、この3年3ヶ月、国会開会中の平日の昼間は国会傍聴に専念できる自由をつくってきました。そして、与党としての驚くべきほど厖大な情報量をひっしに、ブログ(web log)に残してきました。とにかく書きたいことを長文で雑でもひたすらに記録する作業に専念してきました。

 私は、立党以来の民主党員として、民主党とともに語らい、民主党とともに闘い、民主党とともに死んでいく腹づもりでやってきました。ですから、総理、副総理でトップバッターを務めたのはこれが最初で最後になるかもしれないし、それでかまいません。選挙後は筋肉質で結束の強い、以前の民主党に戻れると考えています。

 さて、野田佳彦代表は公示前の演説で、「1.社会保障 2.経済 3.原発」の順で演説していますが、私には異論があります。私が解散後に聞いた街頭演説会での聴衆の反応では、「仕分けの実績とその継続」に一番拍手が多いと、私としては認識しています。そして、この仕分けの意味合いは広い。野田さんは「内閣府行政刷新会議事務局の事業仕分け=仕分け」と認識しているように、記者会見でお互いの目を見ているときの表情から感じられました。しかし、他の街頭演説会での聴衆は、「しわけ」とはもっと広い意味で、歳費の暫定2割削減も、農業者戸別所得補償も、年金記録の回復も、情報公開も「しわけ」の中に入るようです。そして、民主党には「しわけの継続」を期待しつつ、候補者(予定者)がしわけをするにふさわしい高潔な人物かどうか見極めようとしている。一方で、自民党にはしわけができない、という考えもある。それに実態経済をよくする術は自民党の方が持っていると思っている。それが公示前情勢だと、私はとらえています。

 なぜ、野田さんは「しわけ」と演説しないのでしょうか。一つの推論があります。それは首相官邸は永田町にありますが、実際は霞が関です。スタッフは官僚が大多数です。太田充・事務秘書官をはじめ、肩書きは内閣府事務官になっているでしょうが、野田内閣が終われば、霞が関に席があります。だから、総理と心中しようとしません。なので、スタッフが「社会保障、経済、原発」という演説草稿を書いているのではないでしょうか。もちろん、演説するのは野田さんです。また与党代表である総理の演説を見れば分かるとおり、たくさんの警察官が取り巻いています。総理の近くにいるのは、47都道府県どこでも、東京都の地方公務員である警視庁の警察官です。

 

 上の写真のように、総理大臣とは孤独な仕事です。

 警視庁が各道府県警の警察官を指導する格好で、演説会の会場が構成されます。すわなち、総選挙とは、警視庁が他の46道府県警に対する上下関係をつくる場所でもあります。これは、昭和10年、陸軍の一部勢力により、首相官邸が襲撃され岡田内閣が倒れた2・26事件以降、内務省(警察庁)が陸軍省・海軍省(防衛省)に国内での秩序維持でも10年間負け続けたことへの意趣返しだとされています。内務省(警察庁)は昭和20年8月15日正午をもって、再び、陸軍省よりも上位に立ちました。その後、首相秘書官は警察庁からの出向官僚が、防衛省との連絡役を買って出ることになり、エリート候補生ははじめから、若いうちに防衛省の課長として出向経験を積むコースがありました。これが、この第45期衆議院において、北澤俊美防衛大臣の働きかけで、首相秘書官に防衛官僚が初めて常駐することになり、その秘書官が防衛省との連絡役になったようです。これは戦後レジームの霞が関の権力構造においては、画期的なことです。

 世襲議員が連続して総理になったのは、「慣れ」に尽きます。ですが、野田さんの孤独をみんなで支え合って、第46回衆院選を闘っていきたい。そして、当選して残る民主党議員は、一緒に闘える人が残ると感じます。

 二大政党制が定着する過程において、そのいずれにも居場所がない候補者たちが新党をつくっていますが、それは歴史の流れにおいて、遠心分離器で弾き飛ばされるでしょう。二大政党に収斂していく過程ではそれも必要なことです。

 戦前の二大政党政治が失敗した理由は一つです。それはテロリズムです。ですから、現代とはまったく違います。ちなみに、関東大震災後の帝国議会開院式の直前におきた虎ノ門事件では、警察官は難波容疑者の身柄を拘束することよりも、難波容疑者に殴る蹴るの制裁を加えようとする群衆を抑えることの方が大変だったようです。

 警察官のみなさんもご苦労様ですが、ぜひ、有権者も与党への妨害について、声や拍手で守りましょう。政治家を育て、守るのは有権者の役目です。

 さて、公示後には戸別訪問ができなくなります。戸別訪問ができる期間中に、私は有権者の声を聞き、自分なりに世論、民意を探ろうと考えています。思えば、この3年3ヶ月の民主党第1次与党期において、公私とも出張・旅行をしていませんでした。それほどまでひっしに、「与党の大変さ」をこのブログに書き殴ってきました。

 ぜひ、野田さんは「しわけ」の聴衆の反応について、政治家である仲間に問い合わせてほしいと思います。そして、有権者のみなさんは「自分に何ができるのか」ということについて、正直、分からない方が大半だと思います。例えば、公選ハガキを書いてほしいと言っても、分からないと思います。そういった大人としての未熟さを反省し、選挙との関わり方の術を知って、そして、これからに備える力を持ってほしいと考えます。分からない人は、家庭で選挙の話をしてほしいと考えます。自分一人で投票しないで、投票行動の責任を共有できる仲間を可能な範囲内でつくってください。参議院の現有勢力や、日本国憲法60条59条を勉強してください。自分が住む選挙区の比例ブロックの定数を学んで、死に票にならないように、2枚目(比例代表の政党名)を検討してください。とにもかくにもまずは前職が立っていれば、前職のチェックから。地元の現職の第45期衆議院での国会での発言を調べてほしいところです。



 民主党ホームページ内の動画から↑。野田さんは「民主党による、しわけの継続」を有権者に訴えてほしい。 


◎攻めの農政へ公明党が転換 農業者戸別所得補償法の成立が第46期衆議院で確実か

2012年11月29日 16時52分34秒 | 第46回衆院選(2012年12月)大惨敗

[画像]公明党の山口那津男代表、第46回衆院選公明党マニフェストから。

 公明党の機関紙29日付「公明新聞」1面コラム「北斗七星」は「衆院解散の翌日(今月17日)から26日までの10日間、さまざまな政党は新聞にどれだけ登場しただろうか」「朝日新聞では、日本維新の会418件、みんなの党は169件だが、公明党は98件にとどまる。毎日新聞でもほぼ同様である」として報道が公正でないとけん制しました。

 マスコミ報道で公明党が埋没しています。この危機感もあってか、山口那津男代表が「攻めの農政」を打ち出しました。

 山口さんは2012年11月23日(金・祝)午後、松山市で比例四国ブロック公認予定候補の石田祝稔さん(元農林水産副大臣)を応援演説し、「(日本再建に向けた新しい成長戦略として)攻めの農業をやっていく。日本農業を世界に誇る成長産業にするため、具体策を掲げ、5年間で日本農産品(の輸出)を倍増させていきたい」とし、「農業全体の経営環境は厳しい状況だが、世界を見ると経済発展の中で農業生産物に対する需要はむしろ増えてきており、今がチャンスだ」とし、「攻めの農業」と「農業経営の安定化」を両立さえる考えを示しました。

 そのうえで、民主党政権の実績である農業者戸別所得補償(農業直接支払い)に言及し、「今の農業者戸別所得補償制度を見直し、法律をつくり安定したしくみをつくっていく」と述べました。

 民主党09マニフェストの4kのうち、高校授業料無償化法(平成22年法律18号)と子ども手当(改正児童手当法)の2つは恒久法になっています。高速道路無料化は断念しました。そして、戸別所得補償は政権交代初年度から予算措置がされていますが、法案はついぞ提出されませんでした。これについて、第177通常国会(震災国会)2012年8月4日(木)の参・農水委員会で鹿野道彦農相は「ねじれ国会、衆議院と参議院の意思決定が異なる、こういうような状況の中でなかなかこの法制化というふうなものは難しいと、こういうような判断から予算措置でというふうなことの考え方を取らさせていただきました」「法制化を目指していきたいと思っておりますが、また現実を考えればそう簡単なものではない」と語っています。

 このため、現時点でも予算書にとどまっており、裏打ちする法律がないので、第181臨時国会では、もう稲刈りが済もうとしている時期に、自民党の石破茂幹事長から、特例公債法を成立するための見返りとして減額補正の対象にあげられました。

 公明党は2012マニフェストの13ページ。「7つの日本再建」の「4.力強く伸びる日本経済へ」の「5.攻めの農林水産業に挑戦」の「2.日本の農林水産物を世界に」を打ち出しました。ここでは「農家の所得補償制度は、固定部分を維持」とし、「法制化を目指します」としました。

 マニフェストには入っていないようですが、山口演説では、「野菜、果樹、花き農家向けの経営安定対策として、積立方式の収入保険制度を創設」に言及しており、税金方式の米に加えて、積立方式での収入保険制度に触れました。このため、JA共済の商品価値が下がるほか、5年間で倍増することで、自由貿易に踏み出す考えが感じられます。

 これに対して、自民党は2012マニフェストの25ページに「戸別所得補償から農地を農地として維持する支援」として「多面的機能直接支払い法」案を提示しており、公明党と自民党のマニフェストは大きく違っています。

 これは自民党候補(予定者)がJAの政治団体「農政連(農業政治連盟)」からのしめつけが厳しいのに対して、公明党は農政連の支持をそれほど受けていないから打ち出せるものだと推測されます。 

 かつては、農民とともに語らい、農民とともに闘い、農民とともに死んでいく、という政治家が無産政党にも、自民党にもいました。アメリカの農場主と農夫(農奴)を題材にした小説を読んで発憤して政治家を目指した人も民主党には複数います。

 農業者戸別所得補償というと、民主党の2005年岡田マニフェストから始まりました。岡田克也副総理2012年11月22日(木)の定例(翌日は祝日のため繰り上げ)記者会見で「公明党らしいマニフェストだというふうに思いますなかなか中身もよく練られていて、一読した感じは非常に考え方はかなり違うのですが、我々民主党、あるいは私と違うところはたくさんありますが、公明党らしいマニフェストだなというふうに思いました」「やはり弱者に対して光を当てる政策、そういったところが公明党らしいなと思いました。ただ、それが自公政権の中でできるかどうかは、これはまた別の議論ですね」と語り選挙後の連携に秋波を送りました。

 2012年12月は新進党解党から15年。第45期衆議院解散を決断した官邸三羽烏の忠臣蔵。それは憎き吉良上野介を討つことであり、ぜひ47士に賛同してほしいところです。 

 ところで、減反が行政指導に過ぎなかったことを初めて知りました。

 農林水産省は2012年11月28日(水)、来年の主食用米の生産数量目標を2万トン減らして791万トンに減らすとしました。これを同省が都道府県ごとに割り当てると生産数量目標として決まるそうです。まさに農水省、JAの下に農民は土地を所有していても農奴としか私には思えません。我が国では、青色申告をしている農家は40万戸だそうです。私は農政を経済政策としてとらえる新自由主義経済には与しませんが、青色申告をしている農家が40万戸とはあまりに少ない。もっと、サクランボ、イチゴ、リンゴなど攻めの農家があっていいのではないでしょう。

 岡田副総理は2012年11月27日(火)の記者会見で

 「今まで減反をいわば行政指導というか、法的根拠なくやってきた結果、減反を守らない人は守らない、ある意味では正直者は損をするというような仕組みもありましたが、この戸別補償とセットにすることで、実効性が上がって、そしてそういう意味では、そういう生産調整の率も上がるようになって、それがすべてと言うつもりはありませんが、今年米の値段が少し下がらずに、むしろ上がっているというのも、そういったことの一つの結果ではないかというふうに思っております。別に上がることがいいことばかりではありませんが、どんどん過剰生産になって下がり続けるという、そういうことの歯止めにもなっているわけで、やはり私は戸別所得補償方式の意義というものは、改めて確認されていると思います。もちろん内容的に、更にいいものにしていく、特に集約化に向けて、今もそういう集約効果はあるのですが、更にそういったことについて、インセンティブをつけていくというような改革は必要だというふうに思います」

 と語りました。

 これに先立ち、

 「 「直接支払いということについては自民党も否定していないと。実際にどういう形でそれを行うかというのは、名前は変わりましたが、実態はどう違うかというのははっきりしません、中身は、これから議論していけばいいことだと思いますが、ただ直接支払い制度を入れたということは同じですから、これは非常に大きな転換だったのですね。そのことのやはり必要性というのは認めざるを得なかったと、彼らもいい制度だから基本的には変えられないということだと思っております」

 と語り、自民党も直接支払い(小沢一郎民主党代表が「農業者戸別所得補償」に改称)を認めたことに満足感を示しました。

 2012民主党マニフェストには20ページに「現在予算事業として行われている農家への戸別所得補償を法律にもとづく安定した制度とすることで、食料自給率50%をめざす」と2行あるだけ。実績になると、選挙の争点では小さくなってしまうのが、与党らしいマニフェストとも言えるでしょう。しかし、稲刈りを親戚に手伝ってもらっている人は、しっかりこのこと、忘れないでほしいですね。

公明党ニュースから引用はじめ]



野菜・果樹・花き農家新たな収入保険制度を

公明党の山口那津男代表は23日午後、愛媛県松山市で街頭演説し、日本再建に向けた新たな成長戦略として「『攻め』の農業をやっていく」と強調した。日本農業を世界に誇る成長産業に転換するため、具体策を掲げ「5年間で日本農産品(の輸出)を倍増させていきたい」と訴えた。石田祝稔四国方面協議会議長(衆院選予定候補=比例四国ブロック)も参加した。

この中で山口代表は、「農業全体の経営環境は厳しい状況だが、世界を見ると経済発展の中で農業生産物に対する需要はむしろ増えてきており、(今が)チャンスだ。生かさない手はない」と指摘。

その上で、今後の日本農業の道筋として、「農業経営の安定化」と「『攻め』の農業」の二点を力説した。

農業経営の安定化に向けた方策としては、農業者の所得を安定させるため「今の農業者戸別所得補償制度を見直し、法律をつくり安定した仕組みをつくっていく」と表明。

「攻め」の農業については、「世界に誇れる農業のブランド力を付け、競争力を付けることによって、われわれの農業は新しい道を切り開いていくことができる」と主張した。

さらに、野菜や果樹、花き農家向けの対策として「収入を安定化させるよう積み立て方式による収入保険のような仕組みを取り入れ、経営を安定化させるセーフティーネット(安全網)も整えていく」と提案。

また、「国際基準に合わせた農場の整備をしていく必要がある」として、国際的な取引条件となっている「GLOBAL・GAP(農業生産工程管理)認証」を取得する農場の拡大や、認証取得に向けた普及指導員の育成・活用による支援が必要と力説。世界で競うための情報提供については、「すでにあるEPA(経済連携協定)やFTA(自由貿易協定)など世界の自由貿易の仕組みを生かして日本の優れた農産物をどんどん輸出できるようにしていかねばならない」と述べた。

石田氏は、「人の命を守る防災・減災対策をやり抜くため、四国の1議席を断じて守り抜く」と決意を披歴。

街頭演説には自民党の塩崎恭久元官房長官も応援に駆け付けた。

[引用おわり]
2012年11月22日(木)の岡田克也副総理の記者会見録から引用はじめ]

記者

 別の観点で、自民党と恐らく今後も協力を続けられる公明党のほうもマニフェストを発表されているのですが、このことへの評価もお願いします。

岡田副総理
 公明党らしいマニフェストだというふうに思います。なかなか中身もよく練られていて、一読した感じは非常に考え方はかなり違うのですが、我々民主党、あるいは私と違うところはたくさんありますが、公明党らしいマニフェストだなというふうに思いました。

記者
 公明党らしいとおっしゃいましたが、具体的に1点、2点挙げていただけますでしょうか。

岡田副総理
 やはり弱者に対して光を当てる政策、そういったところが公明党らしいなと思いました。ただ、それが自公政権の中でできるかどうかは、これはまた別の議論ですね。

[引用終わり] 

[2012年11月27日(火)の岡田克也副総理の記者会見録から引用はじめ]

(記者)
 フリーランスで宮崎です。このあと、午後5時から民主党のマニフェストが発表されるところなのですが、先行して発表されています自民党、その前にいわゆるマニフェスト4Kという点がありまして、高速道路の無料化をこれは撤回の上、謝罪と。

(岡田副総理)
 凍結ですよね。

(記者)
 凍結ですね。
それから、高校授業料無償化法、これは法律になりました。
 それから、子ども手当改め改正児童手当法、この二つは恒久法に既になっているところですけれども、農業者戸別所得補償に関しては、今まで法案が提出されていません。この公明党のマニフェストによりますと、所得補償は固定部分を維持しながら変動部分については見直し、法制化を目指しますと、公明党は農業者戸別所得補償法を作りますというマニフェストを出しています。
 一方、自民党のマニフェストでは、戸別所得補償から農地を農地として維持する支援策として、多面的機能直接支払い法というのを作りますというマニフェストになっています。
 一応、私の理解としては、恐らく自民党はこれは農業の担い手ではなく、農地を所有している人への支払いということではないかと思うのですけれども、こういった形で公明党と自民党の対応が分かれてきました。
 この公明党のマニフェスト、多岐にわたってすみません。おもしろいのは、また農業の成長戦略の部分に入れているということもおもしろいのですけれども、こういったところをどういうふうに評価されますでしょうか。

(岡田副総理)
 成長戦略に入れているというのは、どこのマニフェストのことを言っているの。

(記者)
 公明党のマニフェストでは、「7つの日本再建」という中の4番目、「力強く伸びる日本経済へ」というのが今申し上げた部分が入っています。

(岡田副総理)
 個別のことは、個々に評価するつもりはありませんが、直接支払いということについては自民党も否定していないと。実際にどういう形でそれを行うかというのは、名前は変わりましたが、実態はどう違うかというのははっきりしません、中身は、これから議論していけばいいことだと思いますが、ただ直接支払い制度を入れたということは同じですから、これは非常に大きな転換だったのですね。そのことのやはり必要性というのは認めざるを得なかったと、彼らもいい制度だから基本的には変えられないということだと思っております。
 今まで減反をいわば行政指導というか、法的根拠なくやってきた結果、減反を守らない人は守らない、ある意味では正直者は損をするというような仕組みもありましたが、この戸別補償とセットにすることで、実効性が上がって、そしてそういう意味では、そういう生産調整の率も上がるようになって、それがすべてと言うつもりはありませんが、今年米の値段が少し下がらずに、むしろ上がっているというのも、そういったことの一つの結果ではないかというふうに思っております。
 別に上がることがいいことばかりではありませんが、どんどん過剰生産になって下がり続けるという、そういうことの歯止めにもなっているわけで、やはり私は戸別所得補償方式の意義というものは、改めて確認されていると思います。もちろん内容的に、更にいいものにしていく、特に集約化に向けて、今もそういう集約効果はあるのですが、更にそういったことについて、インセンティブをつけていくというような改革は必要だというふうに思います。

[引用終わり]


◎孤独な日本人 家族の勧誘は9・1%のみ 2009総選挙

2012年11月29日 05時49分41秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代

 決められない政治、不安定な政治になるのは当然です。

 財団法人・明るい選挙推進協会がまとめた「第45回衆議院議員総選挙の実態-調査結果の概要ー」の78ページによると、3年3ヶ月前の総選挙(政権交代選挙)のさいに、人からの推薦・すすめ・勧誘、いわば「口コミ」を受けたかどうか、複数回答で聞いたところ、「家族から」すすめられた人はわずか9・1%でした。一番多い、「友人・知人・親戚から」は15・5%。以下、「後援会から」は6・7%、「職場の推薦」は5・9%、「近所」3・8%、「仕事関係の団体(同業組合など)」3・8%、「労働組合関係」3・8%、「選挙熱心な人の勧誘」が3・3%、「他の団体(宗教団体・文化団体など)」が3・1%、「町内会・自治会・区会など」が3・0%、「上役や有力者」が1・1%になっています。

 家族からすすめられたーーつまり、家族と選挙の投票行動を話したということになるでしょう。これが、10人に1人しかいないのです。これでは、その都度投票で、極端な選挙結果が出て、政治が不安定になるのは当然です。

 調査では「役に立った口コミ先」もたずねていて、この設問は、先ほどの選択肢の中で「家族」が12・4%でトップ。「すすめられた人」の中で「役に立った人」の割合(役立ち指数?)を出してみると1・36倍。投票行動を決める上で、1つの言葉の働きかけが、1・36倍の確信、勇気になった、といえるでしょう。この役立ち指数が1倍を超えるのは、他には「町内会・自治会・区会」の1・03倍だけです。

 

 では、家族で選挙の話をしない9割はどうかということで、「選挙情報媒体の接触度と有用度」を複数回答で見ると、テレビの報道が75・1%になります。しかし、役立ち指数はわずか0・64倍でした。


 これでいうと、日本では、テレビが家族という人が多いようです。ちなみに心理学では、「テレビを突然消すとこわい」と感じるのは、、死を連想するからだそうです。3年3ヶ月前の私たちは、家族で選挙の話をし、お互いの責任を共有したうえで投票した人がわずか1割にとどまったことで、マニフェストになかった東日本大震災・原子力発電所災害という新しい政策課題に対して、世論が雪崩を起こしたのではないでしょうか。そもそも、内閣不信任案など毎年提出されてきたのに、国会内外を巻き込んだ大混乱になってしまいました。それでいて、命の危機を肌で感じるようになって、「絆」が流行語になるなど滑稽のひと言。

 衆議院議員選挙の小選挙区の投票先、比例代表の投票先、最高裁判所裁判官国民審査の投票先、さらに1割の有権者にとっては知事選挙も含めて、第46回衆院選では家族で話し合って、党と人を仕分けて、選挙区投票先(立候補者名)、比例代表投票先(政党名)、最高裁判所裁判官国民審査の投票先の情報を共有し、責任を分担し、向こう4年間にしなやかに対応できる意思表示をしてほしいと思います。

 国家を構成する単位。まずは家族です。 


民主党、マニフェスト発表。野田代表「実現する苦労を知ったが、それでも掲げて選挙を闘う」

2012年11月27日 20時57分44秒 | 第46回衆院選(2012年12月)大惨敗

[写真]2012マニフェストを発表する野田佳彦・民主党代表(首相)、2012年11月27日午後5時過ぎ、筆者撮影。

 民主党は2012年12月4日(火)公示16日(日)投開票の第46回総選挙のマニフェスト(政権公約)の前提になる政権政策を発表しました。2009民主党マニフェストは日本を代表する「ホテル・ニューオータニ」宴会場で発表しましたが、きょう11月27日(火)は党本部内ホールでの発表となり、「しわけの民主党」を体現しました。

 2003年の第42回衆院選以来、「マニフェスト」という言葉を初めて日本に紹介した民主党の試みは、与党として初めて衆院選のマニフェストをまとめるという新しい段階に入りました。野田さんは「この3年3ヶ月間で、マニフェストを実現する苦労を知りました。厳しい検証をしながらも、それでもマニフェストを掲げて選挙を闘う」と語りました。マニフェストは公約実現の時期と数値をハッキリ示すもの(イタリア語でマニフェスト)ですが、野田さんは2009マニフェストで政権を担いながら、リーマン・ショックによる減収と東日本大震災が発生したことを踏まえて、数値を柔軟にしたとしながらも、それによりかえって「書いてあることは今まで以上に実現性が高くなり、現実的になりました」「より現実的になったのは間違いない」としました。

 消費税法(平成24年法律68号)の附則18条2項には「税制の抜本的な改革の実施等により、財政による機動的対応が可能となる中で、我が国経済の需要と供給の状況、消費税率の引上げによる経済への影響等を踏まえ、成長戦略並びに事前防災及び減災等に資する分野に資金を重点的に配分することなど、我が国経済の成長等に向けた施策を検討する」となっています。

 2012マニフェストの19ページ、「1.共に生きる社会」の「9.」には「消費税率引き上げによる増収分は、すべて社会保障の財源に充てる」と書いてあります。自民党の「国土強靭化計画」は10年間で200兆円(民間資本含む)となっています。かりに、現在の5%時代に国庫で使える歳入は、8兆円程度であり、地方分、民間分を含めても国土強靭化200兆円はムリ。公明党が求めた低減税率も入っていません。低所得者への給付措置(3党合意で言う「簡素な給付措置」)、「事業者が価格に消費税分を適性に転嫁できるように、独占禁止法・下請法の特例」(いわゆる転嫁Gメン)は入っています。しかし、6月15日の3党合意(すでに法律として公布)に対するゼロ回答ともとれます。民主党内では、修正後の議案を参院で採決する直前に3党首合意(「近いうちに信を問う」)に追い込まれたため、6月15日の3党合意は白紙に戻ったとの認識もあります。そもそも法律には「検討する」としかなっていません。民主党は自民党の国土強靭化計画、公明党の防災減災ニューディールにゼロ回答をしたともうけとめられます。

 このほか、「次の4年間もムダづかいの根絶に取り組む」として「特別会計の数を17会計51勘定から11会計26勘定に減らす法律を来年の国会で成立させる。」「現在の独立行政法人を102法人から65法人に統廃合する法律を来年の国会で成立させる」「行政改革実行法の制定をめざ」す、など、具体的な法案により、政府を縛る与党らしいマニフェストになってきました。

 2009マニフェストは外交防衛で章立てしていませんが、2012マニフェストでは4番目に章立て。しかし「冷静かつ現実的な外交防衛」となっており、政権を担う重荷を感じさせます。

 要諦は、民主党総支部長(衆議院議員?)がうまく有権者に説明し、あるいは説得し、有権者からの声を総支部長経由で党に届けることができるかです。ちなみに、2009マニフェストには「仕分け」という言葉は1回も登場しませんでした。野田さんは「各候補者がそしゃくして、ここに書いてあることは頭の中に入れて、説明してほしい」としました。また前職に関しては「つくる過程に参加していただいております」として、説明はできるはずだとの認識を示しながらも、「項目によっては政調会長に一任をいただいた部分もあり・・・」と言葉を濁しました。政調会長に一任した以上は代表なり、政調会長なりの決定に従うのは、与党・自民党なら当然です。ところが、民主党はこれまでそうでなかった。その民主党自身のあり方が仕分けられる選挙にもなります。野田さんの背中を押しましょう。ただ、きょうの記者会見で細野豪志・政調会長、司会の馬淵澄夫・政調会長代理が「野田総理」と言っていましたが、こういう記者会見では「野田代表」と呼ぶべきです。これは自民党ならば、幹部、議員、職員が徹底しているところです。こういうところがまだまだだと感じます。

 きょうの記者会見で筆者はトップバッターで質問することができました。民主党らしいのですが、やはり与党として守りのマニフェストとして、3年半前、超有名ホテル宴会場記者会見での情報発信と比べると守りでした。ただ、ほぼ同時期、この同じ会見場で、一仕事終えて、外のソファに腰掛けタバコを吹かしていた司会者が、スポーツ紙記者から「すいません、ちょっと都議選の話でお伺いしても良いですか」と声をかけると「私で良いんですか?」と驚く野田佳彦幹事長代理の姿を思い出しました。ちなみに、ソファの近くに分煙スペースができたので、現在そのソファでは喫煙できない状況だと思いますが、野田さんは政権交代後、ずっと政務三役を務めている唯一の政治家なので、そのことを知らないでしょう。たくさんのSPに囲まれる野田総理は私たち庶民の総理です。そして、ソファで一服していた司会者が総理になるというのが、政権交代ある二大政党政治のダイナミズミです。私のように、これからの日本の将来がハッキリと見えている、もちろん違った未来になるわけですが、そうなった要因も楽しんでいきたいという心の世余裕を持ち合わせる人間にとっては、野田という男はよくやっているし、全力で支えたいと惚れ込める。

  ↓クリックすると、マニフェスト(PDF)に飛べます。

 

 テクスト版マニフェストはこちら(http://www.dpj.or.jp/global/downloads/manifesto2012.txt)。

 衆議院は解散されましたが、野田内閣は当然職務を執行しています。岡田克也副総理は、2012年11月27日(火)の閣議後定例記者会見で、3党合意にもとづく発足する社会保障制度改革国民会議の民主党、自民党、公明党が5人ずつ選んだ15人の委員の一人である宮本太郎・北海道大学大学院教授が日本共産党の宮本顕治元党首(参院議員)の長男だという指摘について、「親父は共産党の大幹部でも、息子は社会保障の分野では実績がある有識者」として、親は親、子は子だと強調したうえで、期待を示しました。さらに、「30年ぐらい前の話ですが、自民党が出していた選挙公約は、役所に(執筆を)依頼して、役所がチェックしていた」「(通産省の)会計課(=民間会社でいう社長室に相当)がつくって、各課に回してチェックしていた」「私もチェックしたことがある、30年ぐらい前の話ですよ」と暴露しました。30年前なら、鈴木善幸内閣のころですから、さもありなん。とはいえ、特例公債はすでに発行していました。
 
 さらに、小沢一郎氏は、新生党(羽田孜党首)、新進党、自由党についで、国民の生活が第一の解党を決定。ついに4つめの解党となりました。なお、国民の生活が第一は昨年末に結党した新党きづなが合流しており、政党交付金は2・5億円程度入っていたと思われます。だれか、東京地裁に保全申請をしてほしいものです。もともと、今回の解散は、新進党三羽烏(野田首相、岡田副総理、藤村修官房長官)が小沢氏に政党交付金がわたる前に解散したという見立てがありました。比例東京ブロックと言っても、定数わずか17人で、おおよそ6%の得票率で1議席獲得できる狭き門です。小沢氏が情勢が厳しく、1月1日付の政党助成金要件に絶望して、国民の生活が第一を解党して、日本未来党を旗揚げに走った可能性があります。小沢氏は借金して選挙資金を工面しているのかも知れません。極限状態になると、人間は本性を隠しきれず性根があらわれ、一度裏切る人間は二度裏切るとされます。そうやって小沢氏が燻り出されている。ただ、私は長年、小沢氏に近寄るのは危険だと警鐘を鳴らしてきました。しかし、私が批判されたり、私が冷笑されたりしてきました。ドン・キホーテを気取りながらも、なぜ私の説得が説明が15年間、届いてこなかったのか。東京拘置所に拘束される友人が複数出るまでにいたってもなお、小沢氏に近づく人がいます。激しくなじりたい。「ほらみろ、あなたの人生おじゃんになったじゃないか」、と。その辛さ、私自身の説得力にかける理由をこれから探していきたいと考えます。

 

 そういう中で、きょう質問したときに、「きょうの五反田の演説で代表は「仕分け」という言葉を使わなかったが、(他の)街頭演説では「仕分けの継続」への反応が良いようだ」と言うと、「おおそうですか」と目を大きくしていました。政界では、こういう風に目を大きくする表情は、かならずしも本心でない、何か思惑がらみであることが多いのですが、野田さんの目は本気のように私には感じられました。ただ、では総理のもとにどういう情報が入っているのか。どうもきょうの五反田での演説、社会保障と税の一体改革からスタートする演説は、財務省が書いているように、私には感じられました。内閣総理大臣の漆黒の暗闇の孤独。とにかく総理を裸の王様にしてはいけません。これが官邸運営のコツのコツだと、私は考えています。

 しっかりとていねいに説得できる人間に成長していきたいと考えています。それが私自身の第46回衆議院議員総選挙の自分の中でのたたかいです。克己心です。


野田総理がはしごから落ちかけても、安倍総裁がはしごから落ちない隠された真実とは?【追記・訂正あり】

2012年11月26日 20時51分11秒 | 第46回衆院選(2012年12月)大惨敗


 報道によると、愛知13区(大西健介さん)遊説中の野田佳彦総理(民主党代表)が2012年11月26日(月)、街宣車に乗りかける際に、はしごから落ちかけたそうです。

朝日新聞デジタルから引用はじめ]

首相、街宣車でバランス崩す 「民主党ずっこけません」

関連トピックス
野田佳彦


街頭宣伝車に登ろうとしてバランスを崩し、下から支えられる野田佳彦首相=26日午前10時45分、愛知県安城市、細川卓撮影

 野田佳彦首相(民主党代表)が26日午前、愛知県安城市での街頭演説で街頭宣伝車によじ登る際、体のバランスを崩して地面に落ちそうになるハプニングがあった。このあと演説を始めた野田首相は「アクシデントがございましたが、民主党はずっこけません。必ずよじ登って参ります」と語り、笑いを誘った。

 バランスを崩したのは、手すりのようにつかまっていた宣伝車の看板の縁が突然ぐにゃりと曲がったためらしい。周囲にいた警護官数人が首相の体を支え、ことなきを得た。

[引用おわり] 



 さて、私は、敵情視察、敵の大将、自民党の安倍晋三総裁の東京14区、都電・地下鉄の町屋駅前の街頭演説会に行ってみました。ここで、党本部ホームページでは、午後2時半。東京14区支部の告知では午後2時となっていました。自民党お得意の総裁がわざと遅れるスケジュールとにらみました。

 
 寒い雨の中、お客さんを呼び込むために「この後、安倍自民党総裁がお忙しい中、松島みどりの応援にかけつけて、お話しいただきます」と謎のアナウンス。ちなみにここはまだ民主党の公認予定候補が立っていません。定刻午後2時になっても、予想通り、安倍総裁(以下、安倍ちゃん)は現れず、前都議が「これから安倍総裁が参りますが、同じく私どもの元首相である三木武夫は『雨天の友』と言いました」と述べ、ここに集まった人は雨天の友だと強調しました。そして、午後2時15分から、「区議会議員を順不同でございますが、ご紹介させていただきます」として名前を読み上げました。五十音順でもなく、途中で一人だけ「議長」と呼ばれた人がいて、ホントウに順不同だったようですが、寒い雨のなか、念仏のように名前が響きました。区議の多さはさすが自民党。荒川区議会は今週11月29日(木)から投票4日前の12月12日(水)まで第4回定例会が開かれるということなので、ぜひ専念していただきたい。

 この後、3年3ヶ月浪人してきた、松島みどり元経産副大臣、元国交副大臣が演説。昔の日常活動用ポスターには「自民党から生まれた松島みどりです」と書いてあり、保守合同の年に生まれて、初の小選挙区選挙で、自民党の公募候補として立候補しました。このとき、自民党は朝日新聞政治部の記者全員に声をかけたと言われていますが、応じたのは松島さんだけだとされています。そう言うと、失笑する人がいるかもしれませんが、そういう日本はもう止めましょう。むしろ、松島さんは立派です。松島さんはいじめ問題を取り上げて、「民主党の幹事長をされている人は日教組の親分だそうですが」と演説すると、場が静まりかえりました。これはしかたがありません。「自民党から生まれた松島みどり」さんは、自民党用語として「親分」と言ってしまいましたが、これは私たちの世間でいう「日教組のドン」という意味です。ちょっと自民党に染まりすぎたのかな。さらに公共事業・事前防災にふれて、災害時に、「この下町を燃えない街にする」「荒川を船で渡って避難できるようにする」と生へのあくなき執着心をみせました。100歳まで生きてほしい。

 そして、午後2時半になっても予想通り、安倍総裁は現れず。 ここで女性の聴衆一人が突然大きな拍手。これは乾杯の音頭が長い人へ「早く終われ」の意味だったのでしょうか。しかし、なおも安倍総裁はあらわれず。ようやく午後2時46分に、安倍ちゃんが登場。「そうさい~~~!」という大きな歓声が沸きました。

 

 というわけで、自民党の広報車「あさかぜ」に乗り込む安倍総裁。つまりなぜ、野田首相がはしごから落ちかけたのに、安倍総裁がはしごから落ちないかというと、自民党の広報車「あさかぜ」は後ろ開きで、はしごは使わず、車内から屋上に上がるから、はしごから落ちる場面はないのです。民主党も「ダッシュ号」などの広報車を持っていますが、自民党のように後ろがデッキになった広報車はありません。それでいて、100億円ぐらい借金があるらしいので、お金の使い方が下手な政党です。あさかぜに乗るのが夢という自民党地方議員は多いですが、野党の間に仕分けられなかったのでしょうか。

【追記・訂正 2012年11月27日 午後8時】

 昨日付のエントリー(野田総理がはしごから落ちかけても、安倍総裁がはしごから落ちない隠された真実とは?)の中で、「民党の広報車「あさかぜ」は後ろ開きで、はしごは使わず、車内から屋上に上がるから、はしごから落ちる場面はないのです。民主党も「ダッシュ号」などの広報車を持っていますが、自民党のように後ろがデッキになった広報車はありません」と書きましたが、これは勘違いで、ダッシュ号は後ろから乗り込める構造になっていました。思いこみでした、失礼しました。



【追記・訂正おわり】



 こうして安倍ちゃんの寒空の熱弁が始まりましたが、2枚上の2時15分の写真と、この2時56分の写真とで、たいして観衆が増えていないんですよね。むしろ寒雨に待たされた熱心な党員の腰が冷えて、選挙を戦えなくなりますよ。自民党は「総裁が総理ではない」ということすら理解できないなら、いったいこの3年3ヶ月間何をやってきたのか。昨日の枝野幸男経済産業大臣は党本部の告知時刻より6分早く現れ、「早く枝野にしゃべらせろ」とのヤジに応じて、すぐにマイクを持ち、遅れてやってきた自称「民団」に妨害されたんですよ。いったいどっちが与党で、どっちが野党なのか。そして主権者はだれなのか。まさに「安倍ちゃんに日本を渡すな」と私は言いたい。

 安倍総裁は安倍内閣時代に神戸につくったスーパーコンピューターが「何で一番でないといけないのですか、という民主党の妨害にあいましたが、一番になったんですよ」と、事業仕分けを民主党の妨害と表現しました。また、「~なんですよ」として、上から下へ納得させようとする口調があるように感じました。そして、最後に「私たちはこの選挙負けるわけにはいかないんです」と叫ぶとこの日一番大きな拍手が聴衆からわきました。日本最大のシロアリは自民党なんじゃないの。

 ◇

 さて、冒頭に、1001ピクセル×1423ピクセルの巨大な写真を掲示して、パソコンでクリックして開くと巨大な写真で驚いた人はごめんなさい。

 

 民主党選挙対策本部事務総長補佐の馬淵澄夫さんが2012年11月26日(月)午後5時半から党本部で記者会見して、発表した第46回衆院選の民主党ポスター東京版です(民主党広報委員会提供)。で、はしごから落ちかけた野田さんをSPが支えたのですが、「動かすのは、決断。」という野田佳彦の総理力にハッとした人は、野田民主党を支えてください。支え方が分かりますか。

 例えば、ここに掲示したポスター。これは著作権法第40条1項などから、著作権は存在しますが、自由利用が認められています。だから、上の写真を右クリックで取り込んだり、あるいは、この写真のインターネット上のアドレスはhttp://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/30/543cb5e5198969b5b8c505b3a503e22b.jpgです。こういった写真や、リンクを友人に送る。そうすると、野田民主党をよろしくと働きかける。背中を押す。あなたはオピニオン・リーダーの仲間入りです。

 ケータイメールのサイズが大きければ、下の写真は中くらい(456ピクセル×640ピクセル)。

 

下の写真なら小サイズ、221ピクセル×314ピクセルなんですよ。


 で、こういった写真は著作権はあるものの自由利用が認められています。この写真をケータイメールで送る行為は、公示前でも、公示後でも公職選挙法の事前運動にも文書図画(ぶんしょとが)の頒布(はんぷ)にも抵触しないと考えられます。一筆添えてもかまいません。思い浮かばない人は無理する必要はありません。その選挙区に住む候補者の名前を教えてたり、街頭演説会場を教えたり、衆院選は選挙区は個人名で比例区は政党名だと教えたり、期日前投票所を教えたりしても問題ありません。ただし、「投票してね」とは書かないで下さい。公示前なら事前運動だし、公示後なら文書違反になるし、送ったとたんに、証拠が残ります。まあ、「よろしく」で分かる友達にしっかりと働きかけてほしいのです。

 上の方の写真の位置とか、アドレスとか、もっと加工しやすく掲載してほしいと思うでしょうが、そのくらい自分でやってください。自立してください。

 馬淵・選対事務総長補佐は「私はデザイナーでありませんし、これは私見ですけど、まさに胆力をもって決断したことを表している」として、14日の解散宣言に触発されたとしました。野田さんと馬淵さんは政権交代前も、そして、政権を3年3ヶ月担当した今も、野田総理とシロアリ退治で心を一つにして、比較第1党に向けてばく進しています。

 そのうえで、同時に発表したTVCM第2弾(12月1日から放送)について「製作費・オンエアの量は明らかにしない」と述べました。民主党は政党なので、入札に関する法律の対象外ですが、政党交付金があるので、野党時代にシロアリがたかっているとの指摘もありました。しかし、岡田克也(前)幹事長が、党職員トップの党事務局長に党広報委員会事務部長を兼任させて責任を持たせる党改革を実施しました。このため、党本部全体が広報委員会に連帯責任を負うかっこうになりました。広報委員長として野田代表最側近の手塚仁雄さんが目を光らせていることもあり、シロアリがたかることなどありません。それは当然です。野田政権は、政府として、もっとすさまじいシロアリを仕分けしているのですから、そんなこと問題ありません。馬淵さんがポスターのベールを取ったとき、思わず息をのみました。今まで見た中で、最高の政治ポスターです。

 総理が転びそうになったら、SPだけでなく、日本国民1人1人が支えないといけません。「どこに投票したらいいのか」と悩んでいる友達の背中を押してあげてください。私たちは一人ではありません。今と未来への責任。動かすのは、決断。


枝野幸男経産相がマイクで反撃!「嫌がらせは誇り」 東京10区江端貴子さん応援 

2012年11月25日 20時07分30秒 | 第46回衆院選(2012年12月)大惨敗

 池袋西口駅前で開かれた民主党東京都第10区総支部(総支部長=江端貴子・前衆院議員)の街頭演説会に「民団」を自称する男たちが妨害活動をし、応援弁士の枝野幸男経産大臣がマイクを持って反撃しました。

 演説会は地元地方議員さんの司会で和やかに始まり、まずピンクに身をまとった江端さんがマイクを持ったところ、定刻より6分早く、枝野さんが登場。ここで、聴衆から「(枝野さんの話を先に聞きたいので)枝野にしゃべらせろー!」とのヤジもあり、すぐに枝野さんがマイクを持ちました。演説会の聴衆は当ブログ調べで200人~500人~2000人(乗降客含む)。

 枝野さんは「自民党の安倍総裁は日銀に圧力を加えることで景気を良くしようとしています。この中に5人ぐらい株を持っている恵まれた方がいらっしゃるかもしれませんが、その方には申しわけない。政権交代後に日経平均が下がったのは事実です」と和やかに問いかけながら、経済政策を語りました。演説の内容は後述します。この後、江端貴子さんが演説しましたが、このころ、プラカードを持った男が現れ出しました。内容は「民主党はシナ中共のパシリ」「忌中」など。この後、大韓民国の国旗とおもわれる旗を持った男ら10人が集まりました。





 枝野さんが会場を去り、演説会が終わった後には、「民団」とかかれたネームカードをぶら下げた男などが道路上の構造物に乗り上がり、警察官に制止される場面がありました。 







[画像]「民団」と首からぶら下げ韓国旗によく似たフラッグを振る男たち。

 この男たちは、私が見た限りでは、弁士や運動員に触れることはなかったので、公職選挙法225条「選挙の自由妨害罪」にはならない見通し。そもそも公示前です。

 が、公示前なのに「俺たち民団は投票権がないから、お前たち日本人はかならず民主党に投票してくれよな」と呼びかけていました。

 この行為は、公選法129条の選挙運動期間ではないのに、投票を依頼した行為、すなわち事前運動になるかもしれません。とはいえ、まあ警視庁がどうこうするような話ではなく、基本的にはどうでもいい話ですね。

 自称「民団」が自民党の回し者かどうかは不明

 このようにプラカードに関係なく、演説終了後に支援者と話す江端さんの姿がありました。「シナ」とか言って、石原さんは教育に悪いですね。まあ、こんなのは大した話ではありません。

 ◇

 こんなやつらのことは放っておいて、演説会の冒頭に時計を戻します。 





 枝野さんは開口一番「みなさんのご期待に十分にこたえられたとは思っていません」と謝りながら、「しかし十分でないにしても私たちの歩み出した方向性と(自民党が打ち出している)そうでない方向性のどちらが正しいかをみなさんに判断していただきたい」と演説すると、聴衆から「よし!」と声が上がりました。この時点ではまだ「自称・民団」は来ていません。

 「衆議院が解散されたので、自分自身の(埼玉5区=旧大宮市など)ビラをつくるために、過去の3回のビラを見比べてみたが、国直轄の公共事業3割削減と書いてあった」とし、実際には35%減らした実績をアピール。「減らした3割を何に回したか。医療に回しました。医療崩壊を食い止めて、まだお医者さんは大変な思いをされているが、それでも改善の方向に向かいました。実際に、妊婦のみなさんが医師不足でなくなるというニュースを最近聞いたことがありますか(ないでしょう)」と語りました。「天下りの削減。まだゼロにはできていません」とし、独立行政法人通則法案を提出したものの、成立していないことを「それを食い止めたのは自民党です。民主党の方向性と自民党の方向性とどちらが正しいか、冷静に判断していただきたい」と語ると、聴衆から「冷静に!」と合いの手。これは第3極をもてはやすマスコミ報道にだまされないよう国民に念を押した合いの手だと考えられます。

 そして、冒頭に触れたように「安倍総裁は日銀に圧力をかけようとしています。この中に5人くらい株を持っている恵まれた方がいらっしゃるかもしれませんが、その方には申し訳ありません。政権交代後に日経平均株価が下がったのは事実です。しかし、1万円札をどんどん刷れば景気が良くなるならば、日銀は政権交代前には(年間)35兆円お札を刷っています。今は91兆円まで増やしています(から現時点で景気が良くなっているはずだがなっていない)」「競争をすれば、お札を刷れば景気がよくなるという政治に戻してはいけない」と述べました。

 そして、「昨年3月11日、内閣官房長官として東日本大震災を経験し、日本に原発は無理だと確信した」とし、「(発電後の廃棄物を)どこで処分するかも決めないで、自民党政権は原発を進め、(野党としてのマニフェストでも)今も改めていません。青森には、再利用を前提にして預かっていただいている。(民主党政権として2030年代に)原発をやめるのなら、青森に預かっていただいている再利用を前提としたお約束を検討し直さなければならず、困難な道が横たわっています。原発をやらなくても今の生活ができる日本経済をつくる。それは簡単な道ではありません。10年後、20年後の日本のエネルギーを支えるのがクリーンエネルギーだと考えており、そこにあらゆる資源を投入します」と脱原発と成長戦略を絡めて訴えました。

 そのうえで、「みなさんが100メートル進むと期待していたところが、1メートル、2メートル、10メートルしか進んでいないけれども、あべこべの道に進んではいません。なぜできていないんだ、もっと早く進め、とどうか厳しい声を下さい。しかし、あべこべに進んではいません。背中を押してほしい。この3年3ヶ月の経験の中で、政権交代直後に比べれば10倍のスピードで前に進む力を付けています。事業仕分けのような大がかりのことをしなくても、行政事業レビューのようにたった2枚ぐらいのシートでできるようになり、インターネットで公開しています。2倍も3倍も進めるようになりました。どうぞみなさん、前に進める力をください」としました。



 東京10区(池袋など豊島区および練馬区の3分の1)には、民主党から江端孝子さん、自民党公認で公明党推薦の小池百合子さんの一騎打ちになる公算です。

 江端さんは「1年目に衆議院文部科学委員として、高校授業料無償化法案の代表質問に立ち、法案成立にかかわってから、2年余り。経済的に厳しくて進学できないお子さんが減っています」とアピール。実はこの当選直後の代表質問では、奨学金の充実も必要ではないかと質問し、第44期衆議院での民主党の議論と違うと自民党からヤジられる一面もありましたが、最後の通常国会で江端さんは特例公債法案の賛成討論に立つところまで成長し、やはり、江端さんは経歴王だけに国会でも吸収が早いのだなと私は感じていました。

 江端演説に戻ります。「私が政治家を志したきっかけは、今の介護制度をなんとかしたいとの気持ちでした。介護は子ども子育てとは違って、先が見えません」とし、党の介護制度改正ワーキングチーム事務局次長として、「介護の職員のみなさんは安い報酬でがんばっておられます」として、「介護報酬の外付け」というものを改善し、「介護報酬の中に取り込んだ」と実績を訴えました。ちょっと私はこの分野は不案内なのですが、これは、介護報酬について、毎年度予算要望をする必要があった追加分が介護報酬のなかに内包して恒久化した、ということのようです。

 江端さんは続けて、障害者や母子家庭など「子どもの居場所」を増やす政策にとりくんだとしました。以上3点の実績をPRしたうえで、最後に「民主党は開かれた党です。民主党でなければ私が候補者になっていませんでした。民主党はバラバラだと言われますが、1期生には20代後半から上は76歳まで、女性は2割、さまざまな経歴の多様な人材が集まりました」「私たち前に進まないといけないんです。時計の針を戻してはいけないんです。私自身民主党で議席をいただき、そして、民主党だから議員になれたとの自負があるからこそ、私は民主党の看板を掲げて、次の選挙もシッカリと戦い抜いていきたい」と訴えました。

 ここで、拍手と同時に、バンザイならぬ、「マンセー!マンセー!マンセー!」(韓国語や朝鮮語で万歳の意味合いのようです) がわき上がり、エントリー冒頭にふれたように枝野さんが再びマイクを持ち、反撃開始。

 「もう一度マイクを握らせていただきました経済産業大臣の枝野幸男でございます」と官職をアピール。

 「私どもこの3年3ヶ月古い政治、既得権益と闘ってきました。既得権益と闘う中ではさまざまな嫌がらせを受けました。この1年ちょっと経済産業大臣として原発依存からの脱却をめざす。私のところには、どうもこわいのか、ありませんが、国家戦略大臣をしていた古川さん(古川元久)のところにはたいへんな嫌がらせや圧力がありました。事業仕分けのときには、蓮舫さんのところにさまざまな嫌がらせや圧力がありました。まさに嫌がらせをされているということは、私たちが既得権益と闘っている証拠だと思います。きょうもこの場でさまざまな嫌がらせを受けておりますが・・・」と語ると、待ってましたとばかりに「マンセー!!」の声。枝野さんはひるまず「既得権益と闘っているからこそこうしたさまざまな嫌がらせを受けているんだと、私は誇りに思っています 私は負けずに古いしがらみや既得権益と闘っていくことこそが私たちに課せられた役割だと確信をいたしております」とマイクで反撃しました。

 そして、枝野さんは「江端貴子さんは、そのど真ん中で、エンジンとなってがんばれる人であることを申し上げて、私、経済産業大臣枝野幸男からのお訴えといたします」と強調。私の周りの聴衆の方数人と握手して、拍手の中、去っていきました。

 演説中のいやがらせには、与党時代の自民党政治家は「反応しない」。あるいは「君たち!ここは動物園じゃないんだ!」と叱り付ける党人派もいました。あるいは森総裁のように裏で止めさせる皇民党事件もありました。

 民主党は示威運動をうけとめたうえで、マイクで反撃し、聴衆から大きな拍手を受けるというパターンです。まさに、背広を着たインテリヤクザ、民主党。ぜひ、こういった妨害活動を、私たち一般の有権者はより大きな拍手で守り抜きましょう。各々の可能な範囲内で態度で示しましょう。



 とはいえ、枝野大臣が去った後、警官と「自称民団」がにらみ合っている間も、江端さんは平然として支援者と語らっていました。

 ここ池袋西口は丸井、東口はサンシャインがあり、たくさんの恋がはぐくまれる街。日曜日の午後4時半、東北大出の弁護士の枝野大臣がマイクで防護してくれるたら女性をホロッときちゃいそうな感じです。サンシャイン通りを通りましたが、かなり人が出ていました。一時「街に人がいない不況」がありましたが、最近は「街に人は出ている不況」ということで、節約で足腰の強い消費生活を当たり前のこととして受け止める、日本の強さを感じられます。

 ただ最近になってようやく分かってきたんですが、ある一定の年齢になったり、母になったりした以降は、女性の方が強いです。震災の避難所でも、平然としているのは女性の方だったそうです。その女性力をいかせるのは自民党ではなく、わが党ですし、そのトップランナーが江端さんであることは言うまでもありません。

 第45回衆院選は江端貴子さんが47・2%、小池百合子さんが43・3%と、1万票以内の僅差で江端さんが勝ちました。今回は風は逆です。もはや小選挙区の女性対決は珍しくもなく、テレビカメラもありませんでした。その軍配を上げるのも、女性が持つ「人を見抜く力」なのかな。そう興味がわいた池袋のゆうべでした。


離党届を出して除籍された初鹿明博さん「公認料も何も金銭的な支援無く超大変です。誰か助けて~」

2012年11月25日 13時13分50秒 | 第46回衆院選(2012年12月)大惨敗

[写真]ニタニタ笑いを浮かべながら、民主党離党届を提出しに、衆議院第15控え室(「民主党幹事長室」)に向かう、初鹿明博衆議院議員(当時)、16日のNHKニュース7から。

 6月26日の社会保障と税の一体改革関連法案の採決で、造反し、11月16日の衆議院解散後ではなく、なぜか解散直前に民主党離党届を出した初鹿明博・前衆院議員(東京16区)が2012年11月16日付で民主党を除籍されました。当初、野田佳彦代表は寛大な措置を望んでいるとの観測もありましたが、日教組400日闘争の勝ち残りでもある、輿石東幹事長がわが党倫理規則の第2条3項の「選挙または議会において他政党を利する行為など、党の結束を乱す行為」に該当するとして除籍しました。

 初鹿除籍者は、自らのフェイスブックで「おはようございます。今日から三連休ですね。お休みでお出かけになる方も沢山いらっしゃるのでしょうね。こちらは、今日は選挙事務所への引っ越しをします。いよいよって感じがしますね~でも、全然準備が進んでいません(>_<)民主党のように大きな政党ではないので公認料も何も金銭的な支援もないし、超大変です。誰か助けて~」とのメッセージを発しました。

 だったら離党するなと思うのですが、このていどの見通しのない人っているもんなんですね。

 まあ、他党の人を批判して、わが党への支持が減ると困りますので、これで打ち止めにしましょう。

 今と未来に誠実に生きましょう。 


「なかなか当事者になれないな」という有権者は、政治献金で背中を押したあかしを残そうo(^-^)o

2012年11月25日 11時34分01秒 | 第46回衆院選(2012年12月)大惨敗

 公示まで、きょうを除いて8日間。東京都内に限れば、都知事選告示までわずか4日間。日常活動用ポスターをはがすなど公示前準備が続きます。この時期に「投票してください」と言うと、事前運動になります。逆にポスターをはがす際に、お礼を家の中まで入って言ったりする戸別訪問は可能ですし、討議資料(リーフレット)、事務連絡文書(事務所開きのご案内)はこの時期は配れます。日常活動ポスターについては、はじめから剥がす作業を見通して、張ってほしいところです。後援会事務所に行かない有権者も、公選ハガキ(法定はがき)の名簿準備、ひと言メッセージの精査、期日前投票の確認などやるべきことは山ほどあります。とはいえ投票当日まではきょうを入れて22日間もありますから、バテないようにしっかりとカレンダーをみて、スケジュールを立てましょうo(^-^)o

 仕分けを続けて日本を守り抜くために、全国各地で有権者による激しい仕分けを闘っています。 

◎この選挙、なかなか当事者になれないな、という人で、お金のある日本人の方は、政治献金で、当事者になろうo(^-^)o 

  今度の選挙の歴史的な意義を考えて、僕ができることは何か。今回の選挙は議員仕分けだと申し上げております。そして、二大政党政治を守る選挙だと申し上げております。民主党が存亡の危機にあるという認識。そして、もう一つは、野田佳彦代表(首相)、細野豪志政策調査会長らが説明した「政策進捗報告会」を聞いていて、とにかく政治の話をしたいという高齢者が司会者の制約を振り払って長時間話すシーンが複数の会場で、何度も見られました。福岡では、社会保障の一体改革を若い世代や次の世代にもっと回すべきだとの意見が出た後に、野田さんが「団塊の世代には、歴史、道徳、宗教をきちっと教えていない。そのことのひずみが出てきている」と話す場面があり、場内の雰囲気を察して、まとめようとしたなかで出た発言だと考えられます。

 政治に口を出したい気持ちは分かります。が、20歳で有権者になってから、今までの政治が経済大国を失速させ、国家財政と家庭と地方を崩壊させておいて、今さら「尖閣諸島は日清戦争で日本の領土になった」、「子ども手当は額とタイトルが変わりながらも実現したが、扶養控除の廃止で所得税額が上がりだまされた」など、歴史認識や2009マニフェストの理解が欠けたことを平然と発言する出席者をみて、あまりにも我が国の議論能力が下手だと感じざるを得ませんでした。電力総連の人が「総理に一つのお礼と一つのお願いがあります」と切り出し、最近の政府の決定に「お礼」したうえで、「国情に応じた電力の安定供給を実現してほしい」と要望した自分の利益を国政に届けるテクニックは見事なもので、それに比べると、まだまだ「政治に物を言いたい」という当事者意識がありながら、それを形にする当事者能力に欠けている人が多いと感じました。

◎年内に手続きをすると、来春の確定申告で控除できるよo(^-^)o

 過去半世紀にわたる自民党政権を維持し、新進党など自由主義改革派に政権を一度やらせてみようとしなかった人が、今年金生活者として政治に意見をするのは権利ですが、違和感があります。口を出すのも良いですが、お金も出すべきではないでしょうか。ことし12月31日までに政治献金をすると、来年2月~3月の確定申告で所得税の控除を受けられます。早めに申告すると、早めに還付金が振り込まれる傾向があるように思います。勇気がない、話術がない、なかなか言葉にできない方は、お金を振り込むことで、日本の将来、民主党の将来を担う政治家にメッセージを発することができます。この国難の嵐に立ち向かう政治家の背中を押したあかしを残すことができます。5万円超だと政治資金収支報告書に名前と住所が載ります。それ以下でも、控除を受けた場合は載ります。生きたあかしを残しましょう。

 ある議員は、解散直前には「地元の支援者453人からカンパをいただいて、31万4538円だった」とあかしました。1人平均694円です。この不況です。ぜひ、子々孫々のために、未来に誠実でありたい人で余力のある方はご協力ください。できれば、1万円以上。控除証明書が入らない人でも、5万円を超えると、政治資金収支報告書に名前と住所がのります。外国人の方は、どんなに日本を愛していていてもご遠慮下さい。民主党は大衆政党であり、スタッフなどは経験不足で忙しいです。どうぞご理解いただきたい。

◎クレジットカードでも献金できるよo(^-^)o

 楽天政治 LOVE JAPANではクレジットカードでの献金もできます。対応しているのは、セゾンカード、楽天カード、三井住友カード、イオンカード、JCBカード、UC、オリコカードなどです。ホームページ上で楽天政治LOVE JAPANのリンク先を張っている人は、ホームページを省略して、直接バナーをはった人もいます。

◎言葉にならない有権者のみなさん、献金で第46回衆院選のメッセージを送ろうo(^-^)o

 そのために、民主党を守るために必要な、仕分けを続けて日本を守り抜くために必要なの前衆議院議員のリストをここに挙げます。あえて選挙区は明示しません。政治献金は日本国民なら300選挙区関係なく誰にでもできるからです。そして、年齢が高い人や個人的に親しい人でも、お金に対する姿勢、日常活動量、(与党期にあるときの)政策実現力にわずかながらでも疑問を感じる人は入れていません。自分に厳しく絞りました。選挙戦の混乱や制度上の問題で、控除証明書が遅くなるかも知れません。その場合は、領収証で確定申告するなどしてください。それでもなければ私にメールを下さい。人選に関する問い合わせには一切応じません。例えば松本剛明前外相らも入れようと思いましたが、ホームページに記載がないようなので、この中に入れていません。選挙情勢も関係ありません。

 そしてまた、言葉にならない有権者の方は、こうやってメッセージを残してください。

 なお、現在、執行猶予中の方は、執行猶予期間が終わってから、ご協力下さいませo(^-^)o



【◎これが仕分けをつづけて日本を「継続」するために必要な「今と未来に誠実な」前衆議院議員リストだ!】

[大きい文字は党本部プロフィールページで、下のリンク、バナーが政治献金のご案内の情報があるホームページです。「楽天政治」のバナーは楽天のホームページ。クレジットカード対応は後者です。(敬称略)]

鉢呂吉雄(はちろ・よしお) 党選挙挙対策委員長、党国会対策委員長、衆議院厚生労働委員長。

 はちろ吉雄ウェブサイトパーソナルデータ(事務所連絡先)



逢坂誠二(おおさか・せいじ) 党副幹事長、総務大臣政務官、衆議院総務委員会筆頭理事、ニセコ町長。

逢坂誠二オフィシャルサイト「個人献金を募っています」


郡和子(こおり・かずこ)
 復興大臣政務官(兼)内閣府大臣政務官、衆議院予算委員、衆議院厚生労働委員。



安住淳(あずみ・じゅん) 党幹事長代行、財務大臣、党国会対策委員長、防衛副大臣、衆議院安全保障委員長。


 安住淳オフィシャルウェブサイト「個人献金寄付のお申し込み」


寺田学(てらた・まなぶ) 副総理補佐官、総理補佐官、衆議院財務金融委員会筆頭理事。


武正公一(たけまさ・こういち) 財務副大臣、外務副大臣、衆議院予算委員会理事、衆議院郵政改革特別委員会理事、党財務委員長。

 たけまさ公一「がんばれ基金」 (銀行引き落とし方式)


石田勝之(いしだ・かつゆき) 内閣府副大臣、衆議院財務金融委員長。

 石田勝之後援会入会申込みフォーム(一口2000円の会員方式)


細川律夫(ほそかわ・りつお) 厚生労働大臣、厚生労働副大臣、党政策調査会長代行、3党協議実務者。



枝野幸男(えだの・ゆきお) 経済産業大臣、内閣官房長官、党幹事長、党政策調査会長、衆議院決算行政監視委員長、衆議院予算委員会理事。

 民主党衆議院議員えだの幸男オフィシャルサイトご寄付(カンパ)の申請



小野塚勝俊(おのづか・まさとし)
 衆議院財務金融委員、衆議院決算行政監視委員、日本銀行員。



高山智司(たかやま・さとし) 環境大臣政務官、内閣府大臣政務官、衆議院議院運営委員(議事進行係、議場内交渉係)、党国会対策副委員長。
 



田嶋要(たじま・かなめ) 経済産業大臣政務官、衆議院東日本大震災復興特別委員会3党協議実務者。

 たじま要の活動支援カンパのお願い



野田佳彦(のだ・よしひこ)
 内閣総理大臣、財務大臣、党幹事長代理、党広報委員長、衆議院懲罰委員長。

 野田よしひこ未来クラブのご案内



村越祐民(むらこし・ひろたみ)
 外務大臣政務官、衆議院予算委員、衆議院安全保障委員会理事。

 村越ひろたみ個人寄付・献金のお申し込み



中林美恵子(なかばやし・みえこ)
 党広報委員会副委員長(英語による情報発信担当)、衆議院財務金融委員会理事、衆議院安全保障委員。

 民主党衆議院議員中林美恵子事務所個人献金のお願い



城島光力(じょうじま・こうりき)
 財務大臣、党国会対策委員長、党政調会長代理、3党協議実務者。

 城島光力公式ホームページ「政治献金のご案内」


中塚一宏(なかつか・いっこう)
 金融担当大臣、男女共同参画担当大臣、少子化担当大臣、内閣府行政刷新担当副大臣、衆議院財務金融委員。


後藤祐一(ごとう・ゆういち) 衆議院内閣委員会理事、衆議院政治倫理の確立および公職選挙法改正に関する特別委員会理事、衆議院災害対策特別委員会理事。

 ごとうに力を!(後援会のご案内)



松原仁(まつばら・じん) 国務大臣・国家公安委員長、衆議院拉致問題に関する特別委員長、都議会議員。

 松原仁オフィシャルサイト「まつばら仁政経フォーラム入会のご案内」 (会員制)。



藤田憲彦(ふじた・のりひこ) 衆議院財務金融委員、衆議院社会保障と税の一体改革特別委員、会社社長。
カンパのお願い(ホームページ表紙の左下)



小宮山洋子(こみやま・ようこ)
 厚生労働大臣(兼)内閣府少子化担当大臣、厚生労働副大臣、党財務委員長。


長妻昭(ながつま・あきら) 衆議院厚生労働委員長、厚生労働大臣、3党協議実務者、党政策調査会長代理。


長島昭久(ながしま・あきひさ) 防衛副大臣、首相補佐官、防衛大臣政務官。

 長島フォーラム21 ボランティア募集 7)カンパをお願いします。連絡先。 

 


西村智奈美(にしむら・ちなみ) 厚生労働副大臣、外務大臣政務官、衆議院予算委員。

 後援会「智水会」入会のお申し込み・カンパ振り込み口座のご案内。



近藤和也(こんどう・かずや) 衆議院財務金融委員、衆議院農林水産委員。


岡本充功(おかもと・みつのり) 衆議院厚生労働委員会筆頭理事、厚生労働大臣政務官。

 【岡本みつのり】個人献金のお願い




阿知波吉信(あちは・よしのぶ) 衆議院国土交通委員会理事、衆議院憲法審査会委員、党中央代表選挙管理委員。

 あちは吉信オフィシャルウェブサイト「サポート・応援団 カンパのご案内」

 

小山展弘(こやま・のぶひろ) 衆議院農林水産委員、衆議院財務金融委員、衆議院災害対策特別委員。

 小山のぶひろオフィシャルサイト「ご支援情報入力フォーム」


岡田克也(おかだ・かつや) 副総理、外相、党幹事長、社会保障と税の一体改革担当大臣、行政刷新担当大臣、党政策調査会長、党代表。

 民主党衆議院議員 岡田かつや 個人献金のお申し込み



藤田大助(ふじた・だいすけ)  衆議院国土交通委員。         

 

 

 

川端達夫(かわばた・たつお) 総務大臣、文部科学大臣、党幹事長、党国会対策委員長。

 川ばた達夫公式ホームページ「ご寄付(政治献金)のお願い」



三日月大造(みかづき・たいぞう) 国土交通副大臣、党国会対策副委員長。



石井登志郎(いしい・としろう) 衆議院政治倫理の確立および公職選挙法改正特別委員会理事、衆議院内閣委員。



岡田康裕(おかだ・やすひろ) 衆議院議院運営委員、衆議院財務金融委員、衆議院社会保障と税の一体改革委員、衆議院決算行政監視委員。

 岡田やすひろ公式ウェブサイト「ご支援の方法について」




岸本周平(きしもと・しゅうへい) 経済産業大臣政務官、衆議院財務金融委員会理事、党税制調査会事務局次長、衆議院社会保障と税の一体改革特別委員。



小原舞(おはら・まい) 衆議院安全保障委員会理事、衆議院総務委員、海上自衛官。


 おはら舞オフィシャルウェブサイト「応援団募集 おはら舞にカンパをお願いします」


三谷光男(みたに・みつお) 首相補佐官、財務大臣政務官、衆議院財務金融委員、宮澤喜一大蔵大臣政務秘書官。



湯原俊二(ゆはら・しゅんじ) 衆議院内閣委員会理事、衆議院総務委員、衆議院社会保障と税の一体改革特別委員、鳥取県議、農業。

 湯原俊二公式ウェブサイト「活動のご支援のお願い」


花咲宏基(はなさき・ひろき) 衆議院決算行政監視委員、衆議院経済産業委員。

 花咲ひろき公式ホームページ「カンパのお願い」



玉木雄一郎(たまき・ゆういちろう) 衆議院農林水産委員。

 たまき雄一郎「後援会に入会する」(有料制による後援会員)
 


白石洋一(しらいし・よういち) 衆議院厚生労働委員、衆議院社会保障と税の一体改革に関する特別委員。




楠田大蔵(くすだ・だいぞう) 防衛大臣政務官、衆議院安全保障委員会筆頭理事、党副幹事長。

くすだ大蔵「大蔵会のご案内」

 

道休誠一郎(どうきゅう・せいいちろう) 衆議院農林水産委員、衆議院青少年問題に関する特別委員。


以後、追加もあるかも・・・


まるでオーケストラのようだ 「100会場遊説する」野田首相、解散後第1声 Twitterの反応まとめ

2012年11月24日 18時25分34秒 | 第46回衆院選(2012年12月)大惨敗

 吉田茂首相は選挙中に街頭でコートを着たまま演説して、聴衆から「コートを脱いだらどうだ」とヤジられ「これが本当の外套(がいとう)演説であります」とダジャレを言ったそうです。野田佳彦代表にとって初めて総理としてのぞむ国政選挙となりますが、ダジャレを言う余裕はあるでしょうか。総理力が問われます。

 野田さんは「100会場やる」と言っているそうで、きょう2012年11月24日4会場でやりました。我が党代表が内閣総理大臣として総選挙に向けた応援演説をしたのは立党以来初めて。

 そのTwitterでの反応(ツイート=つぶやき)をまとめてみました。

 朝から時間順に、小田急多摩センター六角広場前(東京23区、櫛渕万里総支部長)、JRなど国立(くにたち)駅南口(東京19区、末松義規総支部長)、小田急相模大野駅北口(神奈川14区、本村賢太郎総支部長)、小田急新百合ヶ丘駅南口OPA前(神奈川9区、笠浩史総支部長)という流れです。

↓下をクリックしてください。

http://togetter.com/li/412228
                   
 これを見ると、党本部2県連4総支部、政府さん、警視庁さん、神奈川県警さんが織りなすハーモニーはまさにウィーンフィル、ベルリンフィルのようなフルオーケストラ。そしてそれをまとめながら、歌い踊る野田佳彦の総理力。人を想う気持ちでこの国ができていることが手に取るようにわかるツイッターのハーモニーです。この素晴らしい日本。仕分けの継続で「日本を、守り抜く。」国民劇場の幕が開きました。
<script type="text/javascript" src="http://togetter.com/js/parts.js"></script> <script type="text/javascript">// </script>


有権者は「議員仕分け」の準備だ まずは現職(前職)の国会会議録のチェックから

2012年11月24日 10時08分56秒 | 第46回衆院選(2012年12月)大惨敗

 きょう2012年11月24日(土)は、3連休の中日。第46回衆院選公示前日まであと8日間となります。有権者の1割にあたる東京都内では来週木曜日に都知事選が告示されるので、あと4日間で日常活動用のポスターをはがしたり、後援会活動としての個別訪問をすませないといけません。まして、法定ポスターの張り方や、公選ハガキの配り方と集め方、が決まっていないようでは、鎧甲をせずに戦場に出ようとするようなものです。選挙サンデーもあすを入れて、合計3回しかありません。やみくもに回るよりも、効率的に回るための作戦をスタッフ、コアメンバーがつくり、共有し、自発的に動るように足腰を鍛えなければ行けません。

 さて、なかなか当事者として選挙に関わりにくいなあ、当事者意識はあるけど当事者能力を第46回衆院選で発揮しづらいなあ、という人にとっては、当日投票までまだ23日間もあります。地方選がなくても、小選挙区の個人名、比例区の政党名、最高裁判所裁判官国民審査のバツを付ける人を、そろそろ準備していかないといけません。

 事業仕分けを進めて足腰の強い政治・経済体制で、日本を守り抜くために、有権者の議員仕分けが大事です。そのためには、自分が住んでいる小選挙区の現職議員(解散されているので前職)の第45期衆議院(2009年8月~さる2012年11月16日)の国会内での発言をチェックするのがいの一番にしなければいけない作業です。

 国立国会図書館が提供している「国会会議録検索システム」と、衆議院事務局が提供している「衆議院インターネット審議中継」を活用しましょう。

 まずは、私も愛用している「読売新聞オンラインYOLの総選挙2009開票速報」で、第45期衆議院での地元小選挙区の現職(前職)を調べてみればいいんですよ。

  
 例えば、仮に岐阜5区在住なら「岐阜県」をクリック。あるいは、とっさに何区か分からないけど、仮に地元選出が「阿知波吉信」さんなら50音順で「あ行」をクリックして入ればいいんですよ。

 
 そうすると、岐阜5区では、阿知波吉信さんに「バラ」がついていて、阿知波さんが当選したことが分かります。ただ、古屋圭司さんも「比当」ということで、比例復活当選して議員をつとめています。

 ということで、まずは選挙区選出の阿知波吉信さんを「議員仕分け」にかけることにしましょう。ここでテキストで議事録を見るか、それとも動画で見るかというところは好みですが、最近の政治とインターネットは動画よりもテキストという志向性があるので、テキストから。

 そして、国会会議録検索システムの詳細検索に参りましょう。

 
 こちらは開くと、過去5年分を見ることができますので、日付指定は飛ばして、発言者の欄に「阿知波吉信」と入れて、検索をクリックすればいいんですよ。


 で、「検索件数・・・12件」とありますから、「検索結果一覧表示」をクリックすればいいのです。


 そうすると、12件出てきますから、お好みによりますがやはり「本会議」が一番の華ですから、本会議から見たり、興味のある委員会から見たり、古い物から、最近の物から見たりすればいいですよ。政策内容が難しければ、大臣との攻防ぶりの雰囲気を楽しめばいいのです。簡単ですね。

 あるいは、動画でも見られます。

 衆議院インターネット審議中継のビデオライブラリ


 こちらは、民主党政権4ヶ月後の2010年1月18日以降のものが、現在もビデオで見られます。これも、発言者に「阿知波吉信」と入れて、「検索」をクリックするだけでいいのです。


 で、まあ本会議でもなんでもいいですから、クリックして、もう1回「阿知波吉信」をクリックして、タモリさんやさんまさんのテレビを見るみたいに、別に声の張りとか、顔立ちとか、ヤジの浴び方とかなんでもいいから、適当にみて、情報収集すればいいんですよ。カンタンですね。

 最近は不況なのに、意外と繁華街に人はそこそこ出ていて、倹約しながら外出するという足腰の強い消費者も増えてきています。そなえよつねに、ということで、こうやって気楽に情報を集めておくと、難しい理屈で選ぶにしても、勘で人物を見抜くにしても、仕分け力にふさわしい議員を仕分けて、足腰の強い国会・政府をつくることができます。それが日本を、守り抜くことになります。


定点観測のスケッチ 前回鳩山代表が解散後第1声の所沢・小手指で岡田副総理が演説 埼玉8区小野塚勝俊さん

2012年11月23日 19時52分48秒 | 第46回衆院選(2012年12月)大惨敗

 同じ「解散後公示前」ということで、3年3ヶ月前の「あの暑い夏」に、鳩山由紀夫代表(当時、前期をもって政界引退)が応援演説に訪れた、埼玉8区(所沢市、旧大井町、三芳町)の小野塚勝俊さんのところに、岡田克也副総理が駆けつけるということで行ってきました。

 まず、前回の圧勝に思えた第45回衆院選投開票日の5週間前の時点で、私が一つ奇妙に思ったこと。前回、鳩山さんは演説で猛暑の中、「自民党政権の弊害と民主党政権の必要性」を訴えました。それに対して、聴衆からは「分かってる分かってる分かってるぞ~~~」とのヤジ(合いの手)が飛び、拍手がわきました。そして、演説終了後、鳩山さんが聴衆にもみくちゃにされたのが、次の画像です。

 

 ここで奇妙だと思うのは、私がある一定の時間と空間を切り取った写真とはいえ、「写メール」をしている人がいないことです。一人も。3年3ヶ月経って、きょうはアイフォンか、スマホか。先に結論を書くと、やはり前回演説会に来た方は「(自民党ではなく)当然次は民主党に投票する」と決めている人が多かったようです。だから、「分かってる分かってる分かってるぞ~~」とヤジが飛び、鳩山代表(ネクスト総理)と握手し、自分の意思と体を2009年夏に同期化(シンクロナイズ)する。実は政権交代の312議席圧勝は「消極的な民主党支持」だったのではないか。ということをきょうになって感じました。

 前回、小野塚勝俊さんが日常活動が充実していることを知っていた上で、小手指に行ってみたかったのは、ここは複数の私の友人の出身地で、プロ野球選手が普通に歩いている街だと聞いて、一度行ってみたかった。川上戦術、川下戦術でいうところの、川上にあたるところでしょう。前回驚いたのは、地域の小学生2人が自転車を押しながら入ってきたところを、おそらく昭和10年前後生まれの男性が、「状況を見て判断しなさい」と、自転車で歩道を通ってはいけないとたしなめたのです。地域の知り合いかどうかは分かりません。小学生は歩道で自転車を押しながら歩いていたのですから、道路交通法に沿ったことをしています。しかし、人があふれているところに自転車で入ってはいけない。そなわち「法律の弾力的運用」について、地域のお年寄りが小学生に対してたしなめるという姿をとても久しぶりに目の当たりにしました。


 
このように、自転車が通れる道は当然にして確保しながら(前回も演説中は確保されていました)、整然とした街頭演説会でした。そして、岡田副総理、小野塚さんらに対してネガティブなヤジは、私が聞いた限りではなかったです。別段、ネガティブなヤジがなければ勝てるワケではありません。また、わが党は連合の支持を得ながらも、本質的に大衆政党・国民政党であり、街頭演説会が公明党のように整然としている必要はありません(別段公明党へのけなしではありません)。整然さの中に、一定の雑然さがあった方が、より多くの国民の声を吸い上げて、小選挙区で51%以上の得票を得られます。

 小手指西友の観衆は3年前の3分の2ぐらい、おおよそ300人~500人ではないかと私は目算しました。こういう人数とか、私がジャーナリストだから、主催者発表や警察発表を取材して書くべきだという読者がいるかもしれませんが、そんなのは意味のない数字です。私は私です。人数と勝利は一致しません。聴衆のイチバン端で、写メールをしていた50代とおぼしき女性は、演説会の盛り上がってきた部分で、初めて「がんばれ!」と大きなヤジを飛ばしました。どうやら友人を誘っていてなかなか到着しないので端に構えて、連絡をとっている風情でした。ここから見晴らしが良いところに25階建てぐらいのマンションが複数あるようですが、バルコニーから聞いている人はいませんでした。さすがに寒いということでしょう。参院選なら、バルコニーにも聴衆がでるくらいの盛り上がりがあった方が勢いづきますが、小選挙区ですし、話を聞きたい人は、西友前に来ていたのだと推測します。

 前回と今回の違いは、前回は街宣車と街宣車の間に隠れるようにして立っていた山根隆治参院議員が、埼玉県連代表としてマイクを持ったことです。むしろそれ以上に来年7月に参院選を迎えるとの紹介がありましたから、それがために、今回は登壇するということでしょう。このようにシステム立てて街頭演説会を組み立てられるのは、民主党では、埼玉県連が群を抜いています。

 小野塚さんは前回とまったく同じ「1円たりともムダにしません」とのキャッチフレーズを使っています。日本銀行出身の小野塚さんのぶれない姿勢は立派です。そのうえで、新人だった3年前の夏と違い、「事業仕分けは1日、2日でやっているように思われるでしょうが、あれは私たち若手が2ヶ月も3ヶ月も時間をかけて準備しているんです」として、事業仕分け力をアピール。さらに、隣にいる岡田さんが党行政改革調査会長として先鞭を付けた行政改革実行法案」を「やり残した」として、第46回衆院選で再び国会に送り出してくれるようお願いしました。

 この後、岡田さんがマイクを持つと息をのむような静寂が支配しました。これは衆議院本会議、参議院本会議での与野党と同様の現象です。岡田さんはのっけから「社会保障と税の一体改革法」にふれて、「申し訳ありませんでした」と謝罪し、頭を下げました。とっさに小野塚さんもほぼ同時に頭を下げました。「マニフェストになかったのでおわびします」。もう1回頭を下げると、かなり大きな拍手が起きました。このあと、「一体改革法」の一つであり「幼保一体化法(子ども子育て新システム)」にふれる格好で、厚生労働省、文部科学省などの縦割り行政に取り組んできたとして、一体改革と仕分けをミックスさせた演説をしました。

 そして、「先日、新仕分けをやりましたが、その前に行政事業レビュー、横文字で恐縮ですが、行政事業レビューをやりました。5000ですよ」と語り、各省庁のホームページで行政事業レビューを見てくれるようお願いしました。そして、「自民党では絶対できません」と断言すると、「そうだそうだ」の合いの手と大きな拍手がわきました。

 そして、日銀金融政策をめぐる発言について、「自民党の安倍総裁が~~」と言うと、「岡田ー!石原倒せー!」という大きなヤジが飛びました。どっちの石原でしょうか。

 この後、「TPPはいろいろな議論があるが、力強く進めていきたい」とすると、これはヤジはなく、拍手が地鳴りのように上がりました。ちなみに、当地にはJAがあります。

 そして、「自民党はマニフェストをみると、よく分からない面がある。安倍総裁がどう考えているか明確にする必要がある」として、TPPや原発政策での野田佳彦代表(総理)と安倍総裁の討論を要求しました。

 

 小手指会場では、男女比では男性がやや多く、子育て世代(30代、40代)は少なめでした。ただ、赤ちゃんをおじいちゃん、おばあちゃんがだっこして2人で聞いている聴衆が複数みられました。

 この後、私は電車で2駅の所沢駅西口に。

 ここでは、前回鳩山代表が演説し始めたとたんに、何か叫ぶ男が県警に拘束される(同日中に釈放)出来事がありました。

 今回は弁士の到着前から「民主党が地上から無くなりますように」とのプラカードが出ていました。ところが、近くに行ったら、この活動の参加者は男性1人だけのようでした。



 で、この後、商店街を桃太郎(練り歩き)をしながら、岡田さんが登場。そして、上の鳩山さんの写真と同じ場所に、私も3年3ヶ月ぶりに戻りました。

 
 演説前、ということもああり、写メールにVサイン。

 所沢駅西口は、2階コンコースや乗降客が多いので、数え方はさまざまですが、400~1000人でしょうか。鳩山演説に比べると、3分の2ぐらいでしょう。が、小雨模様だし、そのわりには、2階コンコースで聞いている人は前回よりも真剣に聞いている人が多い傾向がみられたように、私には見えました。

 山根さんに続き、本人(小野塚さん)が演説。この後、岡田副総理登場にあわせて「政権担当能力無し!」との野太い男性の声が上がりました。ネガティブなヤジはこれが初めて。これに反応したのかどうか、岡田さんは「まずおわびしなければならない」と語りました。そして小手指と同じ一体改革の話をしながら、「私は消費税引き上げ論者です!」とし、代表時代の2004年・2005年マニフェストには消費税引き上げが入っていたと反論しました。かえって強いメッセージで上書きするのは、なんとも岡田さんらしい。

 さらにTPPの前振りとして「鎖国して日本の将来があるわけがない」と強いメッセージを発信しました。そして、「解散したときに隣の野田さんの顔を見たが、バンザイしないで粛々としていた。やはり480人の同僚のクビを切ったわけですから」として、野田さんと安倍さんのどっちが総理にふさわしいか選んでほしいと呼びかけると、ひときわ大きな拍手が上がりました。

 そして、先ほどの場所をもう一度握手して歩きましたが、車道側から握手したので、前回とは違う光景。ところが、この後、岡田さんは、テレビカメラに向かって「ここでやろうか」と囲み取材(ぶら下がりインタビュー)が始まりました。

 

 私は事前にこの日程を抑えていなかったのですが、まあ、むりやり、囲みに参加して小ネタを拾ってもしょうがないので、遠巻きに写してみました。



 というわけで、岡田さんをテレビカメラが囲み、二重、三重と人々が囲んだ所沢駅西口ということで、その風景にケータイ、スマホ、デジカメが岡田さんを写すという光景に。

 まあ、できすぎたようなオチになりましたが、私自身改めて、野党ではない、与党としての選挙だということは感じました。

 けっきょく、前回よりも聴衆はやや減りましたが、SP(県警含む)とテレビカメラは増えた。つまり、野党だったのが、与党になったということ。だから、おわびもしなければならない。そして、今回の聴衆でケータイやスマホ、デジカメで撮った人は、能動的に、演説会の話をするだろうと。前回は一体感を味わいに来た有権者も多かったでしょうが、今回人数が減ったとはいえ、足腰の強いオピニオン・リーダーの有権者が働きかけてくれるのではないか。

 そして、わが党は、十分に足腰強くたたかえる集団になりつつあるのではないか。それは埼玉8区総支部・小野塚後援会だけかもしれません。王者・埼玉県連だけで、300総支部の横の広がりでは、稀少な総支部なのかも知れません。その辺の横の状況は分からない面もありますが、わが党は3ケタを十分に超えて、比較第1党をねらえる状態にあるように感じます。まあ意外と勝てるんじゃないでしょうか。

 ただまあ、寒いですね。これは日本列島300選挙区足元から寒いです。ゆっくりと湯船に入ってリラックスする余裕がほしいですね。若い女性運動員・労務員は、これはスカートはむりでしょう。与党だから、あるいはこれからの衆院小選挙区は日常活動の延長が選挙戦に過ぎなくなるでしょう。ドラマチックなのは映画だけで十分です。

  演説会終了後、岡田副総理は関係者に対して「反応悪くなかったでしょ」と語りました。


これからも安く貸してね猪瀬さん? フジテレビ全国ネットで大家さん選びを放送 都知事選4候補

2012年11月22日 12時25分21秒 | その他

[画像]前日に立候補を表明し、フジテレビジョン「トクダネ」での都知事選立候補予定者討論会に出演した猪瀬直樹・東京都副知事、2012年11月22日、FNNニュースから。

 「♪お台場チャンネルフジテレビ~~」でおなじみのフジテレビジョンのお台場の本社(東京都港区)の底地2・1万平方メートルがすべて東京都の土地だということはご存じでしょうか。(2008年3月期の同社の有価証券報告書参照)。同社はこれを、年間8・1億円、月の家賃6750万円という安値で借りています。これは「1坪月1万円」に相当します。いくら埋め立て地とはいえ、港区です。私は以前から、新報道2001の「首相になってほしい人」の中で、ただ一人国会議員ではない「石原慎太郎」都知事が入っているのはそのためだと思っていましたが、やはりその通りだったようです。

 11月21日(水)に前知事の路線を継承することを明言して猪瀬直樹・副知事が立候補を表明し、あけて、11月22日(木)の人気ワイドショー「トクダネ」で都知事選4候補討論会が放送されました。この時間帯は全国ネット。全国ネットで「次の大家さん選び」を放送した上、届け出順が決まっていない中、五十音順にさからって、猪瀬副知事が司会者(フリーアナウンサーの小倉智昭さんら)の隣に座っており、フジテレビおよび猪瀬陣営の公私混同ぶりが明確になりました。


[写真]フジサンケイグループ総帥の日枝久・フジテレビジョン代表取締役(フジ・メディア・ホールディングス代表取締役)、フジテレビホームページから。 

 2012年11月29日(木)告示、12月16日(日)投開票の東京都知事選では、10月31日の前知事辞任後11月8日(木)に元新生党・民主党衆議院議員の松沢成文さんが立候補を表明。その後、宇都宮健児・弁護士、笹川堯・元科学技術大臣らが立候補を表明しています。

 なお、当ブログは11月11日(日)付エントリーで羽田ファミリーである松沢成文さんを都知事に推薦しています。

  


◎女性が輝く民主党、32人以上を公認 与党過去最多、ガラスの天井こえ、日本再生

2012年11月21日 20時07分29秒 | 第46回衆院選(2012年12月)大惨敗

[写真]衆院東京6区の小宮山洋子・厚生労働大臣(当時)、厚労省ホームページから。

 民主党は2012年11月21日(水)午後5時半から、先週金曜日の衆議院解散に伴う第46回衆院選(12月4日公示、16日投開票)の第1次公認候補237人を発表しました。この中で女性は32人を公認。政権政党の公認候補として最多となりました。

 一方、自民党は23人。

 二大政党の公認が現時点で、55人となっており、前回の小選挙区(300名)24人、比例(180名)30人の合計54人を超えて、女性衆議院議員が過去最多となる可能性が高まってきました。女性の立候補や投票は、昭和21年4月10日の戦後初(明治憲法最後)の総選挙から実現し、39人が当選。ところが、この「39人のガラスの天井」は長く続き、女性の国会進出は遅れてきました。前回初めてガラスの天井を破りましたが、衆議院に限れば、さらに小選挙区に限れば、世界的に極めて異例の少なさとなっています。参院民主党は女性比率が15%で相対的には女性が多いです。

 民主党は東京6区で小宮山洋子さんを引き続き公認。小宮山さんは、第180通常国会で厚生労働大臣(保育所)と少子担当大臣(認定こども園)を兼務し、衆議院で129時間、参議院85時間、の合計214時間の審議をこなして、幼保一体化法(子ども子育て支援法)を含む社会保障と税の一体改革法をついに成立させました。

 
[画像]214時間の審議をこなして、子ども子育て新システム(幼保一体化)を成立させた小宮山洋子・厚労相(保育所)兼少子化相(認定こども園)、衆議院インターネット審議中継。

 宮城1区(仙台市青葉区・太白区)では「3・11」で衆院予算委員を務めた郡和子・復興大臣政務官。新潟1区では西村智奈美・厚生労働副大臣、徳島2区では高井美穂・文部科学副大臣、青森3区では衆議院の議場内交渉係をつとめた田名部匡代(たなぶ・まさよ)元農水政務官らを引き続き公認しました。


[画像]答弁する衆院宮城1区の郡和子・復興大臣政務官、参議院インターネット審議中継から。


[画像]衆院新潟1区の西村智奈美・厚生労働副大臣、参議院インターネット審議中継から。


[画像]衆院徳島2区の高井美穂・文部科学副大臣、衆議院インターネット審議中継から。 

  なお、12月4日公示、16日投票の選挙は、衆院選ですので、蓮舫・前行政刷新担当大臣は参院議員で2016年7月まで任期があるため、立候補しません。念のため。

  青森1区では参院選で苦杯をなめた、波多野里奈さんが再チャレンジ、栃木4区には比例北海道単独議員だった工藤仁美さんが新天地に。千葉3区は元秘書の青山明日香さんが挑戦。京都1区(京都市の一部)では祐野恵・前京都府長岡京市議、大阪1区(大阪市の一部)には吉羽美華・前大阪府寝屋川市議ら複数の女性地方議員経験者が勇気ある国替えで、国政をめざします。埼玉7区に新人の島田智哉子さん(元参院議員)、東京11区に太田順子さんら女性歯科医の公認も目立ちます。

 民主党は今後も2次公認や、比例単独名簿(公示直前に発表見通し)などでも女性を擁立するため、女性候補はさらに増える見通しで、政権政党として過去最多を更新するのは確定的。これから馳せ参じても間に合うかも知れません。

 民主党では女性の活躍が目立っており、職員でも最大の支援団体「連合」とのパイプ役の責任者が女性で、事務局次長。国会内でも30歳代を中軸にベテラン、若手、たくさんの女性政策秘書(筆頭秘書)が国会議員・国会事務所を支えています。

 前回の選挙では、安倍晋太郎・安倍晋三(現自民党総裁)親子の山口4区に戸倉多賀子さんが挑戦して、比例復活もならず先週衆議院が解散されたので繰り上げ当選もならず。竹内綱・吉田茂親子の高知県では、1区、2区、3区がすべて女性でしたが、全員落選。これらの選挙区はすべて自民党が国会ができて以来強く、空港があるなど公共投資も優先的に投入されてきましたが、この4人の女性の闘いを含めて、政権交代が実現したんだと考えています。第46回衆院選の高知1区では32歳ながら県議2期をつとめた大石宗(おおいし・しゅう)さんが公認されました。女性の勇気で、男性も大いに奮い立ったのでしょう。

 もちろん、公認されたからと言って、当選するかどうかはすべは有権者次第です。

 もっと女性が輝く国会が、なかでも小選挙区選出議員が最多になること。それが震災後日本の再出発であり、日本のフロンティアであり、ようやく世界で認めるJAPANになることです。

 女性候補者だけでなく、女性有権者も大事です。

 昭和21年4月、文部省は次のようなポスターで、婦人(女性)の投票を呼びかけました。

 「このたび、婦人方の投票が、物をいう時期がまいりました」「皆さんは男性よりも忠実です」「皆さんはご婦人独特の正義感を持っておられます。他にまどわされずに、政見の正邪をご自身で判断されるでしょう」「皆さんは、男性よりもずっと鋭い直感力というか、一種のカンを持っておられます。人物の真偽を、そのカンで嗅ぎ分け、必ず眞もの(本物)に投票されるでしょう」。

 日本復活のヒントが見えてきました。

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魔法なんてありません。

2012年11月20日 22時27分05秒 | 第46回衆院選(2012年12月)大惨敗

[画像]民主党代表(ネクスト総理)に当選した鳩山由紀夫さん、2009年5月16日

 第45回衆院選の勝利を伝える民主党機関誌を引っ張り出して見ました。2009年9月4日号。日刊紙(公明新聞、新聞赤旗)や週刊誌(週刊自由民主、社会新報)と違って月2回発行なので、通巻で216号となります。野党で215回発行して、与党としての記念すべき第1号でした。

 この中で、鳩山由紀夫代表は「数に奢ることなく国民の声が届く政治を目指したい」と語っています。ところが、やはりすでにこの時から、この3年半の失望の兆しは既にあり、まず、鳩山代表は「自民党、公明党に投票なさった皆さまも」「日本の将来を考えて一票を投じていただいたのではないかと思います」として、「この選挙、この政権交代の勝利者は、(民主党などの支持者だけでなく)国民の皆さんです」として、惨敗した自民党、公明党支持者も勝利者だ、というワケの分からない認識を語っています。さらに、「官僚たたき、役人たたき、そういった誰かを悪者にして、政治家が自らの人気をとるような風潮を戒める」として「官僚諸君の意識をかえる、新たな国民主権の政治を実現してきます」と語っています。よく知る人によると、鳩山さんは人に嫌われたくない八方美人的な性格のようです。ところが、そのわりには、この記念すべき政権交代を伝える機関紙で、連合に対する言及はまったく無し。

 鳩山さんは、まずは隗よりはじめよ、で民主党内、小鳩グループをしっかりとまとめるべきだったのです。

 野党時代、公示前2日前の沖縄での集会で亀井静香・国民新党代表(当時)にけしかけらて、普天間基地の「最低でも県外移転」と軽口を叩いてしまい、その後、民主党本部から首相官邸にわたり、第93代首相となった鳩山さんが大迷走し、米大統領に「トラスト・ミー」、沖縄県民を傷つける内憂外患の大炎上となったのは、皆さんうんざりしながらもご承知の通りだと思います。

 この機関紙では308議席(その後、追加公認3人と前副議長(議長に就任)1人で実質312議席)獲得した中で、長崎2区の福田衣里子さんを象徴的な当選者として1人ピックアップしています。このことについて「私は機関紙に取り上げてほしいと頼んでいない」というクレームは政治家には認められません。それは、頼んでいないのに自分に投票した有権者をけなすようなもので、政治家というのは良い意味でも御輿であって、どのようなメンバーに胴上げされようとも、しっかりと両手と背筋を伸ばして、胴上げされやすい格好にならなければならない。それが政治です。


[写真]政権交代なるーー立党の所期の目的を達したことを伝える民主党機関誌「プレス民主通巻216号」左は民主党(当時)の福田衣里子候補、2009年9月4日付。





 まあ、第45期衆議院で、福田議員はよく頑張ってきたとは思います。「被災地のみなさまにお見舞い申し上げます」と質問を始めた、東日本大震災直後の福田さん(上)とそのまた次に質問をしたときの福田さん(下)です。(上)の画像では、白いメガネで、(下)の画像でっは黒いメガネをしているように思いますが、私の目の錯覚でしょうか。歳費なのか、文書交通滞在費なのか知りません。公職選挙法第199条をていねいに読むと、諫早半島が選挙区の福田さんが、東日本大震災の被災地への義捐金などでは、寄付ができる団体もあるはずです。厚生労働委員なので、日本赤十字社の義捐金口座はどうかはビミョーなところで、私には判断がつきかねますが、その他のルートもあるわけです。その中で、複数のおしゃれなメガネを着用する彼女の姿に違和感を持っていました。それと彼女が住んでいた議員宿舎は、床暖房なんですよね。解散制度がある衆議院議員で床暖房というのは、ある意味、「麻薬」に近いものだと感じます。この真冬に、床暖房の宿舎を出るのは辛いですよね。だから、はじめから床暖房を止めるということを衆議院はすべきだと考えるのですが、まああれば使っちゃうのは人間として当然です。そういった大人の事情も含めて、この福田議員のメガネ姿を見ると、彼女が言う「命をつなぐ政治」とはなんだったんだろう。そう感じざるを得ません。有権者に最終的判断をゆだねるというのが議会制民主政治の最低限のルールです。まあ、政治とは理論ではなく感情ですから、党外の人を細かいことでいじめていると、わが党の厳しい闘いがますます厳しく見られてしまいますから、この辺で打ち止めにします。向かい風のときほど、前に向かって飛べば、浮揚力が働いて高く飛べるそうです。向かい風の中、改革を前に進める方に向かっていきたい。

 「せっかく膨大な作業をしたのだから、ちょっと質問してくれないのかな」ーー
 「フリーランスで宮崎信行ですが、これは資料の3枚目の右側のグラフですけれども、あまりこの分野、知見ないのですが・・・」

 いやー弱っちゃいましたよ、首相官邸内の記者会見録にこんなやりとりが残ってしまいました(>_<)

 2012年11月6日分です。 


 
[画像]首相官邸内ホームページ

 この会見録をみると、なにか私が岡田さんにけしかけられたように思えますが、さにあらず。私は国家国民のために、政権交代ある二大政党政治の完成のために、民主党を応援し続けているのであって、このときの会見資料にハッとするものを感じました。

 このグラフの右側を見ると、国政府から旧特殊法人など(公益法人) に渡ったマネー。補助金などの格好で1600億円。そして契約として1400億円。ほぼ同額が渡っています。

 ここで左側に目を移してください。補助金の件数は600件、契約は4700件です。すなわち補助金1件あたり2・6億円、契約1件あたり0・3億円です。

 4年間の任期の中で、今までの政治はこの、補助金をカットすることで自分の実績をつくろうとする動きが中心でした。4年間の任期というのは首長の任期のことです。補助金をカットして「20億円のむだづかいを削減しました!」と実績を訴えて、再選をめざすという選挙手法は、メッセージとして明確に伝わります。一方、契約をカットするのは、上のグラフで明らかなように、1件あたりの削減額が小さくなります。さらには、契約をとるのは、補助金をとることよりも手間がかかります。当然にして、公益法人は能力のある専務理事をかかえなければなりせん。専務理事は、営業力と知識が必要です。では、その役所に営業したり、手続きに成熟している優秀な人材はどこにいるかというと、それはその役所の退職者なんですよね。先輩が役所の局長室にやってきても、局長は先輩を追い返すわけにはいきません。それが営業力ということになります。ですから、改革政治家が、契約におけるシロアリを退治することは、労多くして実績としてアッピールする数字は上がりにくいし、切られた専務理事は、敵対的な勢力に入れば、弁が立ちますから、選挙では強敵になります。だから、首長らはこの契約におけるシロアリ退治をせずに、切りやすいところの補助金を切って、「20億円節減!」とメッセージを発信する。これは予算法案を審議する権限を持つアメリカ連邦議会でも顕著で、これがために、NASAは切られやすく、スペースシャトル計画が終わってしまいました。

 シロアリ退治は労多くして功少なし。

 岡田行政刷新担当大臣は「せっかくこれはある意味では解剖図ができたわけですから、その解剖図に従って、しっかりと問題がないかどうか、更に突き詰めていきたいというふうに考えております」と語りました。この資料ができただけでも、民主党政権3年3ヶ月の「事業仕分け」の成果だと、私は絶賛したい思いです。

 岡田さんは以前から、地元の地盤を子息に世襲させないことを公言しています。中には、世襲をめざして環境整備してくれた方が、岡田さんの攻撃力が弱まることに期待している向きもあるかもしれません。政治主導とは官僚や広い意味での「公共」をいじめることではありません。岡田さんはそれを意識してか、「(この資料に挙げられた)公益法人はシロアリではないですからね、シロアリに食われた公益法人があるかもしれないということでチェックするということですね」と付け加えました。

 そして、岡田さんは「実はこれが野田(総理)さんの言ったシロアリ退治なのですよね。だから、そのための基本的なデータがそろったところですから、問題があるかどうかはこれからしっかり調べていくということです」と語りました。しかし、いかんせん解散になってしまいましたから、この先は分かりません。これが政権交代ある二大政党政治の情報公開力であり、民主党政権の仕分け力なんです。そして、ふさわしい議員かどうか、議員の中にもシロアがいますから、これは有権者が議員仕分けをする。まずは現職(前職)議員の第45期衆議院における国会議事録を精査することからスタートです。

 有権者に課せられた責任は極めて重い第46回衆院選になります。一人で決めて、一人で投票して終わりではありません。夫婦で、家族で、だれに投票するか、2枚目(比例区)はどの党にするか、話し合い、決めて、責任を共有しなければなりません。議論から説得へ。オピニオン・リーダーは自分以外にも働きかけないといけません。あなたの背中は注目されています。今の有権者だけでなく、子々孫々からも注目されていると心得るべし。

 世界恐慌の足音がしています。今、世界は相互依存を強めています。日本が潰れることはありません。国を開き、国情に応じた電力の安定供給を構築さえすれば、必ず他国との相互依存で日本は生き残ります。その中で、子々孫々に後ろ指を指されない選択をする。それは、「その都度投票」で「今度はどこに入れるか」は許されません。競馬じゃないんだから。

 話し合い、説得し、納得し、投票行動に責任を共有しあう。そうして日本国を受け継いでいく。「質問してくれないかなあ」「あまり知見がないですが」という、この記者会見録が子々孫々に見られる可能性があるのはちょっとだけ恥ずかしいですが・・・(>_<)
 
 改革を前へ。今と未来に誠実でありたい。





 魔法なんてありません。 






首相官邸内岡田副総理2012年11月6日(火)記者会見録から引用はじめ]

(前略)

 それから、2番目は「公益法人に対する支出状況(平成23年度分)の公表について」ということで、これも資料がお配りしてございます。御覧いただければというふうに思いますが、公益法人への支出、全体像というのを初めて示したわけですが、契約によるものが総件数の(約)75%、額でも(約)1,972億円と約52%ということになっております。資料の2枚目のところに書かれたとおりであります。
 それから、3枚目が分かりやすいので、参考のところですね、グラフが出てまいりますが、支出については、国からのものと独法からのものということになっておりますが、いずれにしても契約、独法は契約と契約以外が半々ですが、国からは契約が非常に大きくて、残りが補助金等ということになっております。金額で見ると、国からのものも補助金と契約というのはほぼ同じと、若干補助金のほうが多いということではあります。
 それから、この中で1件当たり1億円以上の契約に関わる支出のうち、継続的なものであって、競争性確保が十分でないもの、例えば随契とか一者応札となっているものが金額上749億円ありますので、ここの部分について重点的な点検、見直しを行っていくとしております。
 本年度中に、各省に本年7月の公益法人に向けた支出の改善に向けた(総務省)行政評価局の勧告において示された自己点検表に基づいて再度点検を求める。内閣府においても、その内容を精査した上で、行政刷新会議に報告を行っているということにしたものであります。
 作業はかなり膨大になりますので、少し時間がかかっております。
 自己点検表というのは、例えば契約等における参入拡大のための措置の促進とか、競争性のない随契の適正化とか、競争性のある契約等における適切な評価、点検の実施の確保といったものが示されているところであります。
 それから、あとはこれを御覧いただければと思いますが、あとはこれは金額ベースで見たものですが、公益法人に着目をいたしますと、この参考の資料の最後のところを御覧いただきますとお分かりのように、右のほうですね。公益法人ごとの支出額ということで、50億円以上のものが20法人、その20法人で1,612億円ということで、かなりのウエイトを占めております。10億円以上まで含めますと半分以上を占めるということになっております。
 この中で特にベスト20というか、多い20法人に特に着目して、少しここはここで先ほど言ったのはお金の流れで中身を見るということですが、こちらは公益法人に着目して、例えばそこに天下りの実態とか、関連団体への支出とか、そういうことをもう一度よく見てみる必要があるのではないかというふうに思っております。
 既に今までの事業仕分けなどで取り上げてきたものも、この20の中には多いわけですが、少し時間もたっておりますし、それから全てが対象になってきたわけではありませんので、もう一度見直す必要があるのではないかというふうに思っております。
 以上、それからせっかくこれはある意味では解剖図ができたわけですから、その解剖図に従って、しっかりと問題がないかどうか、更に突き詰めていきたいというふうに考えております。
 私から以上です。

(中略)

岡田副総理

せっかく膨大な作業をしたのだから、ちょっと質問してくれないのかな。
 これはかなりの作業量だったのですね。

記者
 フリーランスで宮崎信行ですが、これは資料の3枚目の右側のグラフですけれども、あまりこの分野、知見ないのですが、私もこれをちょっと見て非常に驚きまして、公益法人に国から流れている補助金が(約)1,600億円で、契約が(約)1,400億円あるということで、ほぼ同じぐらいのお金が契約という形でも流れていると。
 支出の件数、左側、取引で見ると補助金が(約)600件、国からの支出件数は(約)5,300件と、ですから一つ、ごめんなさい、違いますね。契約が(約)4,700件ですね。
 ですから、1件当たりの契約における金額というのは、それは補助金に比べれば大分少ないわけですが、そうはいっても、当然これは手間がかかるわけですね、補助金というのは真水ですから。この契約をするというのは、様々な手間がかかる。
 その分野でひょっとして、天下りというか、専門的な知見を持つ公務員経験者なんかを公益法人で専務理事なんかをやってもらいたいというふうな、そういったところもあるのではないかと思いますが、そういったところに今後この資料を使っていかれますでしょうか。

岡田副総理
 先ほど言いましたように、まずはそういう公益法人に着目したチェックというのは、大どころ、20ぐらいをまずよく詳しく見てみようというふうに思っています。そのことと、この契約の中身でその内容が適切かどうかというチェックと縦糸、横糸でやっていこうということですね。

記者
 大どころの20というのは、この50億円以上の20法人ということおっしゃっているのですね。

岡田副総理
 そうです。

記者
 それと、行政事業レビューで、これは国のほうの歳出ですけれども、見たときに驚いたのは一者応札というのは、随分多いのだなと、ちょっと驚きました。
 そういったところで、契約の関係の見直し、全体的にどういった仕組みでチェックをこれからされていきますでしょうか。

岡田副総理
 これは一つひとつ見ていかなければいけませんので、基本的には所管省でまずチェックしていただくということが重要なのですが、同時に我々のほうでも各省が見た結果について、もう一度しっかりチェックをしていこうということです。
 いろいろな理由があるというもの、やむを得ないものもあるのだろうとは思いますが、本当にやむを得ないかどうか、よく見る必要があるというふうに思っています。
 実はこれが野田(総理)さんの言ったシロアリ退治なのですよね。だから、そのための基本的なデータがそろったところですから、問題があるかどうかはこれからしっかり調べていくということです。
 この公益法人はシロアリではないですからね、シロアリに食われた公益法人があるかもしれないということでチェックするということですね。

(後略)

[引用終わり]

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