【追記2019年7月22日】
落選しました。とても残念でなりません。
【追記終わり】
2019年7月21日(日)の午前7時から午後8時までの、参議院議員選挙。2枚目の白い紙は、大島九州男さんに投票しなければなりません(断定)。
なぜでしょう?
大島さんは過去12年間に177回国会質問に立っています。このページに書く記事は、ことしである「平成31年」の3月13日の予算委員会。議事録は下の通りです↓
●二大政党は徳分を積んでから。
首相は2月から「あの悪夢のような民主党政権」と発言していましたが、今月7月の参院選演説では「あの民主党政権」と原稿を直しました。二大政党をめざす大島さんの次の発言は3月のものです。
[国会会議録データベースから引用はじめ]
○大島九州男君 (略)
私、高校、大学の先輩に自民党と民主党の違いを聞いたことがあるんですね。どういうことを言われたかというと、自民党はたくさんの御先祖様がいらっしゃって、その御先祖の徳分で自民党は成っていると、民主党はできたばっかりの政党だから徳をいただけないと、だから陰徳を積んで徳分が並んだときに初めて二大政党になるんだぞという、そういうことを言っていましてね、私、ふと思ったんですよ、なるほどなと。(略)
○内閣総理大臣(安倍晋三君) まさに徳を重ねることの重要性については大島委員のおっしゃるとおりだろうと、こう思います。先ほど大島先生が、たまには相手を評価しろと、こういうことでございますが、それはそのとおりなんだろうと、こう思っております。(略)
[国会会議録データベースから引用おわり]
政策ではなく、徳を積むことが政権交代ある二大政党制の始まりになるのです。それを大島さんは指摘して、安倍さんも認めました。
●高校授業料無償化は大島九州男の功績。
野党に挑発的な安倍さんも、大島さんの指摘で、徳分の大事さを意識したようです。大島さんをほめる場面がありました。
[国会会議録データベースから引用はじめ]
○大島九州男君 (略)高校無償化、あの当時、二〇〇七年、私が当選したときに、公立高校だけの無償化だったんですよ。でも、公立高校だけ無償化というのは、私学が入っていないのはおかしいでしょうという話の議論の中から、それが私学の就学支援金という形で広がりました。そして、それが今ずっと続いてきて、その流れから高等教育、そしてまた幼児教育というふうに広がっていっているわけですよね。民主党政権は何か非常に評判が悪いという話をされますけれども、いや、この点においては、総理、非常に私はすばらしいなと。(略)結局、最初の一歩、まずそういう最初の一歩があって、それからいろんな形で進んでいくということからすると、総理、是非、民主党政権もいいところがあったんだという、ちょっとそういうコメントいただけませんかね。
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 大島委員が、高校のお子さんたち、高校に通わせている御家庭の負担を軽減する上において大変な御尽力をいただいたということは私も承知をしております、民主党政権時代にですね。(略)その上で課題を我々が解決をしていったということでございます。
[国会会議録データベースから引用おわり]
安倍さんに褒められました。
●アフリカに毛布を送る平和外交の当事者はだれ。
安倍晋三首相は、安倍晋太郎外相に似たメガネをかけだして話題になりました。安倍さんは晋太郎外相の政務秘書官として、イランに行ったことがあります。ことし、首相としてイランを訪問。40年以上ぶりに、安倍さんや日本首相がイランを訪れました。私は、安倍さんは今も晋太郎外相の追憶を追いかけているように感じます。
[国会会議録データーベースから引用はじめ]
○大島九州男君 今総理がおっしゃるように、個別的自衛権で対処ができると。私、総理に前も質問させていただいたことがあるんですけど、日本を守る防衛力は武力以外に何がありますかと(略)私、アフリカに毛布を送る運動という、こういう武力によらない平和づくりと。これ、総理、御記憶にあられると思いますけれども、お父さんの安倍晋太郎先生が当時中心となってやられたとき、総理はその当時は秘書官か何かであったんじゃないでしょうか。この運動、もう三十五年近くずっと続いているんですよね。これは、北は北海道から南は沖縄まで、多くの国民の皆さんがこの運動をずっと続けていらっしゃる。こういった日本の国際貢献が日本を守る防衛力になるんじゃないのかというのが私の持論でもあるんですけど、総理、どのようにお考えでしょうか。
内閣総理大臣(安倍晋三君) 我が国を取り巻く安全保障環境が大変厳しい中(略)、平和外交を一層力強く展開をしていく必要があるだろうと思っております。
今委員からアフリカに毛布を送る運動への言及がございましたが、この毛布を送る運動につきましては、これは随分、安倍晋太郎外務大臣当時、私も秘書官をしておりましたが、当時、エチオピア、ソマリアが非常に危機的な状況にあったわけでございますが、当時は、夜、アフリカの場合は温度差が激しく、夜になると子供たちがまさに寒さに凍えながら命を失うという状況がある中においてこの毛布を送るという運動を展開をしたわけでございますが、外務省、また立正佼成会の皆様にも御協力をいただいたところでございますが、多くの毛布を送ることができました。
アフリカとの関係におきましては、この八月末に横浜でTICADⅦを開催する予定でありまして、民間企業や市民社会等の幅広い参加を得て、一層積極的な平和外交を展開をしていきたいと、こう考えているところでございます。
我が国を防衛するということにおきましては、能力と意図があるわけでありまして、軍事力の能力をどんどん上げていく、しかし、能力が上がっていくだけでは差し迫った危機にはならないわけでありますが、日本を攻める、侵攻するという意図が結び付いたときに初めてこれはまさに差し迫った脅威になるわけでございます。そういう意図を持たないようにさせる上においては外交というのは極めて重要であろうと。ただ、同時に、意図を持たせないために我が国の防衛力を強化し、抑止力を確かなものとしていく必要もあるだろうと、このように考えております。
[国会会議録データベースから引用終わり]
自民党単独政権時代の安倍晋太郎外相の政務秘書官として、立正佼成会の協力に謝意を示した格好です。
創価学会を支持母体とする公明党と連立政権を組んできた、安倍首相が、「立正佼成会」という言葉を国会で使ったのは初めてでした。
2015年平和安全法制のときは、立正佼成会のみなさんも国会前行動に参加しました。イラン・ホルムズ海峡の緊張が高まっています。平和安全法制の重要影響事態などで、自衛隊がホルムズ海峡に送られる懸念が高まっています。とても次の政権交代まで待ってられない現状です。
ホルムズ海峡に若者を送るのが創価学会。
アフリカに毛布を送るのが立正佼成会。
その答えは明らかです。
徳分、教育、平和・・・
大島九州男が「良識の府」にふさわしい政治家であることは明らかです。
二枚目の白い紙には、「大島九州男」と書いてください。
※余談 タイトルに「4つの理由」と書きました。大島さんは苦戦しています。理由は一つです。国民民主党だからです。2議席ないし4議席の争い。このうち、自動車総連と電力総連が1位争い、3位がUAゼンセン、そして大島、電機連合、JAMが4位を争っているとされます。党が堅調で大島さんの個人票が増えたとき、脱原発をことあるごとに妨害する電力総連の影響力が変わるチャンスになります。ピンチはチャンスで、野党の議席が少しでも増えることをのぞんでいますが、ことここにいたっては、電力総連よりも大島九州男で、脱原発に力を、と感じます。これが3つないし4つの理由です。