報道によると、安倍晋三首相(自民党総裁)は、きょうの経団連総会で「風ということばに、いま永田町は大変敏感だが、1つだけ言えることは、風というものは気まぐれで、誰かがコントロールできるようなものではないということだ」 」と語りました。原稿を用意して、衆議院解散についてにおわせたのはこれが初めてになります。
【衆議院本会議 令和元年2019年5月30日(木)】
保岡興治元議員への弔詞の朗読がありました。自民党の保岡さんの逝去では、鹿児島1区選出の後継議員となった、立憲民主党の川内博史さんが開会中の平日ながらかけつけました。
「独占禁止法改正案」(198閣法44号)が、全会一致で可決し、参議院に送られました。
「改正特定農業加工業経営改善法」(198閣法42号参先議)は、全会一致で可決。参議院先議ですので、これで成立しました。
この後、衆議院規則の改正が全会一致で可決し、成立しました。次の次、おそらく秋に開かれる、第200回国会から、質問主意書を答弁書を電子化することになりました。
【参議院厚生労働委員会 同日】
議員立法2本が起草されました
「自殺対策の総合的な調査研究と活用法案」(198参法 号)。趣旨説明では、「自殺対策基本法は参議院の議員立法だ」とし「地域レベルの対策を図る」などとしました。但し、県ごとに指定調査研究法人を委託できるとのことですが、どういう受発注になるのか、あまり私はこういうのは好きでありません。
全会一致で、委員長が本会議に提出することに決まりました。
「死因究明等推進基本法案」(198参法 号)。これは、第2次安倍晋三内閣で、やや遅れながら初入閣した、首相側近の古屋圭司。国家公安委員長が長年とりくんできたもので、法制化から5年となり、(サンセット条項・日切れ条項)がある時限立法を恒久化する改正案。5年前はそんなことあるのかなと思っていたのですが、我が国の警察本部はかなり、死因をいい加減に発表してきたようです。今次改正法案では、厚生労働省に特別調査本部を設置。自治体に対しては協議会の設置を「すすめる」と法案になりました。「すすめる規定」というのは初めて聞きました。
全会一致で、委員長が本会議に提出することに決まりました。
きのう本会議で審議された「障害者雇用促進法改正案」(198閣法53号)が大臣から趣旨説明され、そのあと、与野党の質疑が一巡しました。この法案の処理後に、児童虐待防止法改正案(衆議院修正)が審議入り。その後に、解散などが判断されるだろうと推測します。
【参議院内閣委員会 同日】
「第9次地方分権一括法案」(198閣法37号)が可決すべきだと決まりました。田村智子さんは「(第9次で)もう、束ね法案はやめるべきだ」と語りました。
【参議院法務委員会 同日】
「特別養子縁組を拡大する民法改正案」(198閣法51号)が趣旨説明されました。質疑は次回。
【参議院財政金融委員会 同日】
「資金決済法など改正案」(198閣法49号)が共産反対、自民・公明・立憲・国民の賛成多数で可決すべきだと決まりました。
【参議院農林水産委員会 同日】
水ジャーナリストの橋本淳司さんが指摘して、世論が喚起されている「国有林野管理経営法改正案」(198閣法31号)。与野党の対政府質疑がありました。次回も審議が続きます。
【参議院国土交通委員会 同日】
「建設業法などの働き方改革法案」(198閣法52号)。
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