宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

宏池政策研究会の解散を官報告示、横田一・宮崎信行記者への「黒マスク取材妨害事件」から3年で復讐に成功

2024年11月01日 09時02分48秒 | マスコミ批評
 3年前、岸田文雄会長の自民党総裁当選で、30年ぶりに政権をとったことにうかれた、「宏池政策研究会」が組織的に横田一、宮崎信行、田中龍作記者や、なぜか巻き添えのTBSのホラン千秋キャスターらに嘘をつき取材を妨害した「黒マスク取材妨害事件」から3年。きょう2024年11月1日付の官報は、村上誠一郎総務大臣の総務省告示327号で、同会(代表者・松倉吉郎氏)が9月2日付で解散したと発表しました。告示もきょう付。

 取材妨害から3年足らずで解散に追い込むことに成功しました。

 事の詳細はたびたび書いていますが、自民党大会取材会場で、フリーランスの横田一記者が「河野太郎総裁」と思い込んでいたところ、私が「岸田文雄総裁の当選で100%間違いない」と情報提供。あせった横田さんが「石破茂さんはぶら下がりに応じてくれた」との口上で岸田さんへの直撃取材をしようとしたところ、おそらく事前に「横田番」だった若手SP(警視庁警備部警護課警察官)があろうことか、言葉なしに横田さんを殴るという愚行をしてしまい、先輩SPも慌てて私がとっていた動画などの証拠隠滅に走りました。このことで不穏な空気になっていたころ、田中龍作記者や私が平河クラブ時事通信記者から、岸田陣営祝勝会場の場所を聞き出し、私が先行して移動。この際SPに尾行されました。

 岸田陣営の祝勝会場に事前に赴いた私が、担当スタッフに取材したい旨を伝えると、嘘ばかりつき取材を妨害しました。30年ぶりの政権獲得で、不慣れで閉鎖的になっていたようです。

 このため、警護課の頭の悪そうな現場責任者と宏池会担当者(黒マスク)がおかしな現場指揮をしてしまいました。黒マスクは私に聞こえる声で、「横ピングループ排除」など、なぜか私までグループ化。あらゆる刑事法をひっくり返しても「グループ」は「収益を共有している団体等」であり、間違った法令解釈です。

 極端に記憶力が良く、過去を水に流さない私は、岸田会長の国光あやの会員の応援演説で日当5000円が配られてスクープに成功(領収書などの物証を得たのはフラッシュ記者)。さらに裏金問題で、宏池会は会計責任者起訴と池田勇人会長以来の組織として崩壊することになりました。

 ところで、なぜかホラン千秋さんが「横ピングループ」になってしまったことについて、2階年を越してから、横田さんはホランさんに名刺交換したかったことがわかりました。なぜ名刺交換したかったというと、芸能人の友達がほしかったからとのこと。横田記者67歳、宮崎記者50歳ですが、頭の中では、実際の行動の100倍の項目を考えつつも、自制が利いた行動をとっているわけですから、秘書や警察官も、そういうことは認識してほしい。

 統一教会に雇ってもらうか、風俗の雇われ店長になるか、タイミーさんで働け。ざまあみろ。

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Ⓒ2024年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。

あれから1年、「市民記者・小山久美子氏」の「自動車で来たんですか」永田町の非常識発言を強く非難する

2024年08月04日 20時00分49秒 | マスコミ批評
[写真]衆議院第二議員会館の1階部分、最も自動車で永田町に出入りしているわけがない場所。

 あれから1年の時が過ぎ、秘書・歳費・警護官・衛視・院職員がいない私の身を守るために再度、きょねんのきょう8月4日(きょねんは金曜日)の、「市民記者・小山久美子氏」の発言を非難します。

 事件は、午前11時半。衆議院第二議員会館の地下2階の、立憲民主党に割り当てられた会議室から、第二議員会館の1階の国会裏の出口から外に出る直前に起きました。私は、珍しく機嫌がよかったのか、記者会見場外(後述)から1階まで、市民記者・小山氏と会話をしていました。

 が、第二議員会館1階で、小山氏から「自動車で来たんですか」と言われました。私はイエスかノーかをはっきり言わない性格で、私は「私はケチなんです」「私は普通自動車運転免許証を持っていません」」というようなことを音声で言いました。その後に、小山氏から「社長なのに、自動車で来ていないんですか」との否定疑問形を浴び、会話が困難となりました。

 第二議員会館の地下2階から1階の国会裏から外に出ようとしたら、最も自動車で来ているわけがないルートです。永田町の常識も常識です。

 当日は摂氏35度ででした。私は国民民主党の代表選を前に、玉木雄一郎・衆議院議員の政治資金パーティーが開催されるホテルニューオータニに向かっていました。その情報は、小山氏に話してもいい趣旨のように思いますが、とっさにその判断がつかず、別の話をしていました。

 違うと言っているのに、法的根拠のない身分・地位である「社長なのに」と集合を包含する要素を狭めたうえで、否定疑問形を浴びせるというのは、数学的にも国文法的にも、礼儀作法としても間違っています。

 なぜ小山氏と会話していたかというと、私はきょねん「X」のプロフィールに「記者会見場・街頭演説会場で話しかけないでください」と掲示していました。全く知覚していなかったのですが、立憲民主党記者会見場を出るとき、「市民記者・小山久美子氏」が私に廊下からぶら下がってくることありました。私は、記者会見場を出た廊下なら話すという意味にとられていることに半年以上、知覚できていませんでした。

 きょねんの2月14日は火曜日でしたが、会見場外に小山氏に声を掛けられ、2月14日ならなんの要件か分かり切っていますから、完全に無視しましたが、新聞記者15名ほどがいる空間を、「宮崎さん」「宮崎さん」と背中越しに2回固有名詞を連呼されてしまいました。このときに気づくべきでしたが、記者会見場で話しかけないでくださいが、記者会見場を出た廊下でぶら下がってくださいという意味と取り違えた人がいることに、半年近く気づいていなかったことになります。

 向こう50日間の間に、立憲民主党代表選が予定され、微妙な取材が続きますので、再度、自分の身を守るために書きました。

 以上です。

[マスコミ批評]長野県内の朝日新聞はすべて信濃毎日新聞社が印刷「2025年春から」と説明

2024年02月02日 09時43分11秒 | マスコミ批評
[写真]信濃毎日新聞社のJRもよりの長野駅、今から5年前の2019年9月、宮崎信行撮影。

 長野県内の、朝日新聞のすべてを、信濃毎日新聞社が印刷することになったと、きょうの朝日新聞が報じました。

 ほぼ1年後の、2025年春に、日刊スポーツPRESS社の群馬県藤岡工場が閉鎖するとの仮定の下、長野県全域で「信毎」社が印刷するとして、既に契約したとしました。長野市工場、塩尻工場に加えて、「信毎」社が設備投資で新設する予定だと説明する松本工場が主力となるとしています。

 朝日新聞の記事では、長野県内の先月時点の朝刊発行部数は27、000部だと説明しています。直近の国勢調査では、884、246世帯なので32世帯に1世帯が朝日新聞を購読している計算になります。

 正直、そのぐらいだろうなという感じがします。

 以上です。


自民党の隠蔽体質極まる、細田博之衆議院議長のきょう午後2時の「所要30分間」記者会見で、朝日新聞社が「フリーの記者らも入れた会見とするなどの要望」も衆・秘書課が拒む

2023年10月13日 05時56分06秒 | マスコミ批評
 細田博之衆議院議長=写真は2020年9月・衆議院第一議員会館で筆者撮影=がきょう2023年10月13日(金)午後2時から、「所要30分」(衆議院秘書課)で議長公邸で記者会見を開きます。概要が発表されたおととい11日、朝日新聞社が「フリーの記者らも入れた会見とするなどの要望」をクラブ幹事社に依頼し、幹事社がきのう12日午前に衆・秘書課に要望があったと伝えたことが分かりました。けさ付の朝日新聞4面が報じました。出席者リストの提出はきのう午後5時に締め切られています。その後、夜になってから、頭撮りだけでなく、質疑応答部分の撮影も認めることになったとしています。

 筆者・宮崎信行は、概要の発表が解禁となった5分後の、2023年10月11日午後1時5分に、衆・広報課から電話で概要を聞き、その際に「所要30分間」とも伝えられました。フリーランス記者の出席の可否は「衆議院クラブを通してほしい」と言われました。その5分後となる2023年10月11日午後1時10分ごろに、筆者は物理的に直接、衆議院クラブを訪れ、中にいた記者2名に、「幹事社さんいらっしゃいますか」とたずねました。そこで「いません」との回答を得ました。最初から「所要30分間」と聞いたこともあり、それ以降はとくに、衆議院クラブに問い合わせをしてはいません。きのう午後5時に募集は締め切られたと認識しています。

 自民党議員は非常に情報公開姿勢に消極的。人事に強い影響力を持っているとされる麻生太郎副総裁も、記者会見をしていないようです。

 きょうは午前11時から、衆参両院の議院運営委員会理事会が開かれ、官房長官が「20日に召集する」ことを伝達します。この場で、衆の山口俊一委員長が、細田議長が辞任するかどうかを野党理事らにどのタイミングで話すかは不明。20日の議事の段取りをめぐって、衆・議運理は休憩となることも予想され、午後2時の段階で、休憩中という展開になる可能性も五分五分です。

 記者会見では「安倍派会長として安倍晋三首相に伝える」とした旧統一教会(きょうにも文科省が地裁に解散命令請求)との関係性と、女性記者らに「今から来ないか」「議長になってポリスボックスが立ったから安全だよ」と港区内のマンションに誘ったハラスメント問題の2つが問われます。

 なお、想定通り、細田議長が辞任した場合について、読売新聞はきょうの朝刊1面で、額賀福志郎衆議院議員を充てることで最終調整中だと報じました。

 以上です。

【書評】尾中香尚里元毎日新聞政治部記者の「野党第1党」を現職は全員買うべし、「です、ます調」で分かりやすく「保守2大政党に抗した30年」をタイムマシンで自由自在に行き来

2023年09月11日 12時55分34秒 | マスコミ批評
 「野党第1党 保守2大政党に抗した30年」を尾中香尚里さんが、2023年9月16日付で出版。書評を書きます。

 結論は、立憲民主党の現職議員・秘書は全員一冊買うべし。

 現代書館、2000円(税抜き)。

 「野党記者クラブ」は半世紀以上「衆議院第5控室」に置かれていますが、毎日新聞記者だった尾中さんは日本経済新聞記者の宮崎信行のおおむね9年ないし4年ほど先輩にあたり、1998年頃は現場が重なりました。

 独立後もお互いの懐事情を知り合う仲です。

●237ページだが「ですます調」で分かりやすい記述

 尾中さんの今回の本は、政治部記者出身者ではひょっとすると初めてかもしれない「です、ます調」で書かれています。237ページの大長編なのに読みやすい。元政治部記者だから知るエピソードは極限までそぎ落として書いて、読者層を広げようとしていると思います。

 今夏、NHK政治部の男性ベテラン、女性中堅の元記者が小沢一郎さんと安倍晋三さんの本を出していますが、こちらはNHK放送原稿と違って「である調」を使っています。

●平成は「政権交代ある政治」が実現したがこそ保守にこだわった

 尾中さんは、平成の政治について、政権交代ある政治が実現したと評価。しかし、この過程で保守二大政党化したとしました。いずれも全否定する態度はとっていません。私が気付いたファクトの間違いは皆無です。

 1996年10月の最初の小選挙区第41回衆院選を、尾中さんは当時は野党第2党の民主党(鳩山由紀夫・菅直人両代表)、宮崎は必ず野党第1党の新進党(小沢一郎党首・岡田克也副幹事長)から見ます。しかし、2003年の民主党(菅直人代表・岡田幹事長)と自由党(小沢一郎党首)からの20年は一貫して、立憲民主党側から見ています。

 いうまでもなく、第五控室経験者では、尾中さんと私の2人だけです。だから尾中さんが第一人者なのは当然です。

●黄金の3年間だから乗れた「タイムマシン」

 国政は去年から黄金の3年間という歴史としての停滞期に入りました。このため、尾中さんは「過去、現在、未来を自由に行き来するタイムマシンに乗ったドラえもんとのび太」になることに成功できたのだと思います。この本は今後も、国政選挙が終わるごとに、改訂版が出続ける定番になってほしいと思います。

●リベラルは新しい社会像を示せという現実的な未来

 尾中さんはこの本の中で「しかし、私は現状を悲観していません」「昭和の政治の次の、平成の政治は政権交代ある政治を容易にした」としています。主に、立憲民主党支持者である読者に向けて書いているように、私には感じられました。

●「枝野幸男の真価」も定番

 2018年3月30日付発行の「枝野幸男の真価」(毎日新聞取材班)毎日新聞出版、定価1000円(税抜き)も尾中さんの書籍だと理解しています。このテーマでは他の追随をまったく許さない独壇場の抜きんでた歴史資料です。



 以上です。

100年前の関東大震災後の朝鮮人虐殺、官房長官「政府文書で確認できない」に立憲「歴史を消す」「SNSによる流言飛語による特定のグループ集団への危害を封じる策などを講じる」

2023年09月01日 13時08分14秒 | マスコミ批評
[写真]東京湾口から上流に向かって見た荒川。ここから数キロ奥側の荒川両岸(墨田、葛飾両区)、首都高川口線葛飾ハープ橋近くでは、震災発生わずか14時間後には、消防、自警団員に殺害された朝鮮人の遺体が「薪の山のように」土手に積まれていたとされ、事実だとされる。なお現在「隅田川」と呼ばれる河川は供用されていなかった。

 ちょうど100年前の関東大震災で、正力松太郎ら警視庁幹部も含めた流言飛語により、自警団員らが、朝鮮人・香川県民・日本人らを集団リンチで殺害した「朝鮮人虐殺」について、前々日、前日に松野博一官房長官が記者会見で「政府内で事実関係を確認できる記録が見当たらない」と語り、立憲民主党が批判しました。

 内閣府防災のホームページに「朝鮮人が武装蜂起し、あるいは放火するといった流言を背景に、住民の自警団や軍隊、警察の一部による殺傷事件が生じた 」と記述していることを前日問われた官房長官は「有識者が執筆したものであり、政府の見解を示したものではない」と応じ、臭い物に蓋をする自民党政権の本性をさらしました。

 立憲の泉健太代表はきょう(2023年9月1日)の記者会見で「内閣府防災などもかつての教訓を記録するということで文書で様々調べたものがインターネットで見られる」「当時も情報をまとめてそれは残っているもの、あるいは東京の公文書館など様々な資料も残っている」とし「歴史を消すようなことがあってはいけない」と官房長官の姿勢を批判しました。

 同党は政調会長名で「強力な司令塔「危機管理・防災局」の創設、高齢者・障がい者・外国人など誰も排除されることないインクルーシブ、多文化共生に立脚した災害対策に資するよう行政体制を総点検するよう政府に強く求める。タワーマンション等における災害避難、関東大震災における朝鮮人などの虐殺から目を背けず、SNSによる流言飛語による特定のグループ集団への危害を封じる策などを講じておくことも求められる」との談話を発表しました。

 朝鮮人虐殺をめぐっては、衆議院第二議員会館の下にある「永田町交番」でも、9月3日午後2時に、自警団員から質問された通行人2人について、言語が不明瞭だとの理由で刺殺したものの、2人は日本人だったことが分かっています。

 当時の日本は、マスメディアが発展し、日露戦争勝利による好景気と英国との対等な同盟による大正デモクラシーが佳境を迎えていました。大正天皇が病気で暗愚だという現状は「菊のタブー」でなく国民の誰もが知っていたとされ、摂政・皇太子(のちの昭和天皇)裕仁殿下は、結婚を延期して、さっそうと馬に乗り被災地を視察。その姿を見て「助かりそうだ」と初めて感じた被災者も多かったとされます。

 が、在京新聞社の半数以上が本社が倒壊した状態で発行していたため取材が甘く警視庁のディスインフォメーションに乗っかって記事を書いたほか、新聞発行のもたつきから生写真が直接売買され、撮影日・場所が不明で流通して話に尾ひれがつくなどの大混乱で、政府・軍の多くも信じたとされます。外債発行を企図した政府が情報をまとめなかったとの観測もあります。

 関東大震災後には、警視庁公安部長から内務省警保局長に出世した正力松太郎が警備を指揮したにもかかわらず、補正予算案を審議する臨時国会の開院式に向かう摂政(昭和天皇)が衆議院議員の四男に銃撃される「虎ノ門事件」が起き、正力は下野。補正予算案の審議も遅れたことで、二十年余りにわたる転落のきっかけとなりました。

 香川県民が虐殺され犯人が起訴された福田村事件が映画化されるなどしています。東日本大震災・福島原発事故でも科学的根拠のない流言飛語が、安倍晋三氏(故人)らによって拡散された「民主党大虐殺」も起きており、同じことが繰り返される懸念も多くの識者が指摘しています。

 以上です。
 

正力松太郎による朝鮮人虐殺デマから100年、「野党共闘」という言葉を立憲民主党幹部が一度も使っていない件で軌道修正

2023年07月02日 20時57分44秒 | マスコミ批評
 2016年夏から2021年衆院選までの5年強、岡田克也、枝野幸男両代表ら幹部が使わない方針で一致し、事実、前回衆院選で私が現認した限り、枝野さんが一度も使わなかった「野党共闘」という言葉をあたかも立憲民主党が使っているかのように報じた読売新聞が、軌道修正しました。

 きのうの読売記事で「2021年衆院選では、立民と共産の「共闘」を自民党が「立憲共産党」などと批判していた」と書きました。

 2021年10月20日読売1面は「岸田政権の信任問う 衆院選公示 自公vs野党共闘 31日投開票」との見出しで、あたかも枝野代表らが野党共闘という言葉を使っているかのような誤った見出しをつけました。野党共闘という言葉を立憲民主党が使っているという誤解が独り歩きし、生活にゆとりがなく陰湿な性格の日本人が確認せず拡散する騒ぎとなり炎上。終盤情勢より大きく失速し、新人が16人当選したのに全体で97議席に減るという珍現象で、敗れました。 
 
 今から100年前、現代でいえば「警視副総監兼警備公安部長」であった正力松太郎は、関東大震災朝鮮人虐殺を利用し、日本人を含めた思想犯弾圧に利用するため新聞記者にデマをリークしました。当時は、自警団・消防団は内務省傘下でした。その直後、正力は内務省で「警察庁部長」に出世。が、関東大震災の補正予算案を審議する国会召集日当日に、摂政(のちの昭和天皇)が山口8区選出の衆議院議員4男に銃撃され、侍従長が出血する虎ノ門事件が発生。正力は懲戒免職となり、民間に下り、読売新聞社の経営に携わりました。現在も「正力松太郎賞」があり毎年600万円が支給されています。

 東日本大震災の1年後には、民主党が56議席まで減らす「民主党大虐殺」となり、日本維新の会と2議席差で野党第1党争いをすることになりました。その後は、アベノミクス量的金融緩和、地方創生交付金、特区、平和安全法制、労働者派遣法で、貧しい生活をする日本人が増えつつも、貧しい家庭の子を地球の裏側に送り込む経済的徴兵制法案が提出されるはこびとなるなど、選択肢がない状況に追い込まれています。

 以上です。

[訃報][マスコミ全体]山崎正元アナウンサー逝去「テレビ朝日の大相撲ダイジェスト」

2023年06月30日 09時19分19秒 | マスコミ批評
[写真]テレビ朝日本社スタジオ前に立つ当ニュースサイトの筆者・宮崎信行、今春。

 テレビ朝日の「大相撲ダイジェスト」で有名だったアナウンサー、山崎正さんが25日に亡くなったそうです。79歳。

 ご冥福を、後輩として心からお祈り申し上げます。

 と言いますのも、お会いしたことはありませんが、山崎さんは日本大学第二高等学校の私・宮崎信行のちょうど30年先輩となります。

 マスコミと言っても、かなりの畑違いですが、大相撲と国会という安定したコンテンツを、開催中、コンスタントに伝え続けてこられたので、伝える仕事を長年コンスタントにやっていくうえで、素晴らしい存在だったと考えます。

 ことしは、私の学年が11月の同窓会総会の幹事学年(コロナでずれました)で、実行委員として準備しています。ちょうどきょうは、先生の思い出の原稿と、在学時代の写真の第一次締め切りで、もうできているんですが、最終仕上げをして送信する日なので、ちょうどその日の訃報となりました。


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/entertainment/sponichi-spngoo-20230630-0043



 元テレビ朝日アナウンサーで「大相撲ダイジェスト」の司会を長年担当した山崎正(やまざき・ただし)さんが25日午後6時52分、肺炎による呼吸不全のため死去した。79歳。東京都出身。

 山崎さんの家族によると、2019年1月に小脳の出血で入院。自力歩行が困難な状態になった。24時間体制で看護を受けられる施設で暮らしていたが、今年1月に新型コロナウイルスに感染。後遺症により免疫力や体力が低下し、ほぼ寝たきりの状態になっていた。

 日大経済学部卒業後、66年に仙台放送にアナウンサーとして入社。中京テレビを経て、73年に日本教育テレビ(現テレビ朝日)に29歳で中途入社した。落ち着いた語り口が持ち味で、大相撲、プロレス、マラソン、五輪、競馬など幅広い分野のスポーツ実況やニュース番組で活躍した。

東京新聞・望月衣塑子記者がヤジを飛ばしたとして理事会協議事項に 鈴木宗男委員が指摘し杉久武委員長がひきとる 参議院法務委員会

2023年06月08日 11時37分33秒 | マスコミ批評
[写真]東京新聞社、千代田区、きょねん2022年9月、宮崎信行撮影。

 日本維新の会の鈴木宗男・参議院法務委員は、きょう2023年6月8日(木)の一般質疑で、委員会冒頭の「入管難民法」の採決の際に、東京新聞の望月衣塑子記者がヤジを飛ばしたと杉久武委員長(公明党)に語り、理事会協議事項として、今後調査することになりました。鈴木さんは「委員ではない傍聴議員は発言できない」としたうえで、望月記者にも言及しました。

 きょうの委員会は、参議院分館2階にある「第23委員会室」で開かれました。参議院は委員長の指示が無い限り、9割9分、前後の扉は開けたまま議事をします。望月記者が入室した記章は不明。

 取材活動については、2004年年金国会で、衆議院分館のエレベーターホールで、カメラを移動させながらぶら下がり取材をするのが危険だとの指摘が出て、衆議院議院運営委員会の理事会協議を経て、親委員会でも発言があり「分館内のエレベーターホールで、カメラは移動できない」との原則が先例として議事録に残り、現在も守られ、新人スタッフを含めて、トラブルはまずありません。

 以上です。

立憲民主党代表、新聞の行き過ぎた下げに抗議、正力松太郎による関東大震災朝鮮人虐殺から100年、新聞記者の生活の丁寧な破壊をすべきではないか

2023年06月05日 19時02分59秒 | マスコミ批評
[写真]宮崎信行、5年前の2018年、衆議院本館内で撮影。

 立憲民主党の泉健太代表は、きのう

 「報道は、立憲「下げ」イメージを演出する。 実際は、野党内で立憲の擁立数が最多でも→「次期総選挙候補者の擁立が遅れている」 実際は、統一選で議席増。目標達成しても→ 「反転攻勢の兆しは見えない」 でも立憲は、間違いなく反転攻勢に入っている。支持者の皆様、活動を広げよう! 」

 とツイートしました。

 今年は、現在でいうところの「警視庁副総監兼公安部長」だった正力松太郎氏が新聞記者にデマを流したことによる、関東大震災朝鮮人虐殺から100年。正力氏はすぐに出世して「警察庁警備局長」になった直後に、昭和天皇(摂政)が散弾銃で射撃(侍従長が被弾出血)され、被疑者の実父である衆議院議員(山口8区)が即日辞職し、正力氏は懲戒免職となり、下野しました。

 立憲民主党は、愛知県の「パンパカ工務店」を「脱糞民主党」というバナーをめぐり警視庁に被害届を出して、捜査員が家宅捜索してスマホを押収しました。
 
 カンパの宛先から「トミナガツヨシ」という大垣共立銀行高辻支店に口座を持つ、名古屋市民と考えられます。

 実力ライターが父を亡くした後に、パソコンのフォルダから「ネット右翼になった父」を発見してしまい、新書にまとめています。東京生まれの夫婦が千葉県郊外に一戸建てを買い、そこそこ良い会社で勤めあげた後に、右翼系雑誌を読み、同世代との交流が再び活発化したことで、「火病る(ふぁびよる)」などのネットウヨ用語を使い、「中国・朝鮮・ミンス」の3本柱で、立憲民主党、朝日新聞の悪口をネットに書き込みながら、なぜか韓国文化には逆に心酔しハングル講座を学んでいたとのこと。

 ネットウヨは、良い会社に勤めていた60代後半の男性に多い傾向があるとされています。

 かねてから指摘していますが、新聞の民主党たたきには行き過ぎたところがあり、例えば、民主党政権下で、「横路グループ」があったとされていますが、報道が間違いで、「赤松グループ」でした。そもそも年800万円(パーティー券返し含む)が上から下に流れる自民党の派閥と、逆に1期生に寄付を迫る菅グループ、民社協会を同列に扱うのが全く間違い。その程度のお金の流れが見えない政治記者が社長になっているから、当時とくらべて4割減収になっているのです。

 2008年当時の東大卒の毎日新聞野党キャップの女性は、現在55歳だと思いますが、全く別の業種で働いています(夫も同社社員なので生計は成り立っていると思われる)。2010年当時、小沢一郎グループの国会対策副委員長の帝国ホテルでの再婚パーティーに記者で唯一招かれた大阪府出身の産経新聞記者も「新事業プロジェクト推進室」に飛ばされ、コンサルタントを起業しました。総理番同期の産経新聞政治部記者が「経済部長」になり政治部がポストを広めるためだとしつつ後輩のクビには冷淡でした。

 例えば、民事裁判で、名誉棄損や営業妨害で、訴額1億円で訴えた場合の、印紙代と切手代は意外にもたった56万円です。読売新聞・産経新聞・毎日新聞記者らは立憲民主党の議員・秘書に年賀状を出している場合もありますし、早稲田・明治・東京大学などを卒業していれば、その同級生ルートから自宅住所を簡単にさや割できるでしょう。個人の住所あてに、1億円程度の訴額の郵便書留が届き、配偶者らが受け取れば、さすがに立憲民主党叩きはやむように感じます。

 新聞記者一人一人の人生・生活の丁寧な破壊を視野にけん制することを望みます。

 以上です。
 
 
 


雑誌TIME(タイム)Asia版ようやく丸善で買ってきました「岸田文雄首相は平和主義を捨て彼の国を真の軍事大国にしようとしている」

2023年05月30日 21時59分04秒 | マスコミ批評
 世界でもっとも影響力があるニュース週刊誌とされる米雑誌「TIME(タイム)」アジア版 2023年5月23・29日合併号は、「日本の選択」と題して、岸田文雄首相をカバー(表紙)にしました。G7広島サミット前に発行されましたが、私はきょうようやく丸善で紙の本物を購入しました。

 「さしかわった」とする報道を見た方は、そのメディアを信じてはいけません。日本の衰退で香港で印刷して日本に輸入しているのが「アジア版」。編集者の悪意も感じる岸田さんの顔写真に、すべて大文字で、
 JAPAN’S CHOICE PRIME MINISTER FUMIO KISHIDA WANTS TO ABANDON DECADES OF PACIFISM-ANS MAKE HIS COUNTRY A TRUE MILIARY POWER BY CHARLIE CAMPBELL
 とあります。
 記者の名前は日系ではないと推測されます。

 題名は、「日本人の選択 岸田文雄首相は長年の平和主義を放棄して、彼の国を真の軍事大国にしようとしている」と翻訳できそうです。
 このうち、米の新聞は新鮮さを保つため「Kishida Wants to」のような現在形を多用しますが、雑誌ですので、「岸田はしたがっている」とし、現段階では軍事大国ではないとの認識で、「日本人の選択が問われる」というニュアンスだと考えます。

 記事の内容は、首相公邸でのインタビューをしたが、5・15事件と2・26事件で「ゴースト(幽霊)が出る」。記事は「岸田は幽霊たちと直面している」としていますが、「幽霊たち」が何を意味するかは不明確な本文です。女性活躍推進法の2030年の指導的女性3割を紹介したうえで、サントリーグループの女性社長のインタビューを骨組みとして中盤は展開。そして、広島サミットを前にして、ノーベル賞受賞団体だとして「ICAN」のサーロー節子さんの人生をなぞる格好で、広島・長崎の原爆投下について、詳述。そのうえで、サーローさんが岸田さんを核廃絶をしないと激しく批判する内容となっています。そして、最後は、「今日のウクライナは明日の東アジアだ」として、日本が厳しさを増す安全保障環境にいると締めくくっています。

 安倍晋三首相・岸田文雄外相コンビの、集団的自衛権の憲法解釈の閣議決定、切れ目のない日米ガイドライン改定、平和安全法制、各国とのACSA、5年で43兆円の防衛3文書、防衛増税法案にはとくに触れておらず、「軍事大国化」が何を示すかはあまり本文にはありません。

 但し、先の統一地方選では、政治家女子48党から、防衛医科大学卒業後に自衛隊に入ったのに辞めて防衛省から400万円を十数%の高利で要求され、AV女優、吉原ソープランド嬢をしていた女性が立候補し落選。借金返済のために選挙に出たり、自衛隊に入ったりしなければならない貧困が若者、女性を襲う現実に直面する今、この表紙も幽霊たちを信じるも信じないも、まさに一人一人「JAPAN’S CHOICE」。
 以上です。

【SNS】インフルエンサー最上位層女性で「年収わずか550万円」の可能性も、YouTuber・インスタの「企業案件」代理店通したステマ

2023年03月08日 08時17分00秒 | マスコミ批評
[写真]河野太郎消費者担当大臣、おととし、宮崎信行撮影。

 読売新聞がスクープで、国税庁が首都圏在住30歳台を中心としたYouTube・インスタグラムのインフルエンサー女性9名に対して、代理店を通して企業から広告(ステマ)の引き合いをうけて投稿しながら、広告料に課する所得税を納めていなかったとして、過去6年間で3億円の所得漏れを指摘して更正し、加算税を含めて8500万円を課税したと報じました。

 おそらく、開業届や白色確定申告をそもそも提出していなかったと予想されます。

 ただ、計算してみると、1人当たり、年収ないし年所得は550万円にしかなりません。回線接続の月額費用・パソコン新規購入代金の経費は落としていいなかったと思われます。

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20230307-567-OYT1T50392


 きょうは国際女性デー。放送・新聞・映像製作の人員削減や、コロナ禍での首都圏サービス産業の解雇・再募集もあり、そこそこ高学歴の首都圏30代女性がリモートワークで、ウェブ製作業を自宅開業する動きが増えています。しかし、「上澄み」だけでも年収550万円程度でしかないことが明らかになりました。

 ツイキャス配信者では、日曜夜に、六本木高層ビルにある大企業の展示ルームから2人組での掛け合いで料理ライブ配信をし、ファンが流入してその企業のホームページがダウンするほどのインフルエンサーが過去何年分か分かりませんが、現金700万円を納めに行く様子を、自ら配信した事例がこの1年間にありました。

 政府は先月末の2023年2月28日(火)「景品表示法改正案」(211閣法27号)を決定しており、この中に「優良誤認表示・有利誤認表示に対し、100万円以下の罰金の新設」が盛り込まれています。ステマにも一定の歯止めがかかるかもしれません。

 以上です。

【訃報】政治ジャーナリスト・田勢康弘さん、元日本経済新聞社政治部記者・論説委員会室副主幹、テレビ東京でも活躍

2023年02月08日 20時34分38秒 | マスコミ批評
[写真]薄暗い中にも気品を漂わす日本経済新聞社、7年前、筆者撮影。

 既存メディア現役幹部ながら記者クラブを批判した「政治ジャーナリズムの罪と罰」の著作でも知られる元日本経済新聞記者で政治ジャーナリスト・田勢康弘さんがけさ2023年2月8日、神奈川県内で亡くなりました。報道によると、78歳没。

 筆者は早稲田大学政治経済学部政治学科のメディア論の授業で教科書として「政治ジャーナリズムの罪と罰」で単位を取得し、1997年4月に日本経済新聞社に入社し、いきなり教科書の主と「同僚」になりました。28人の政治部の同僚ですが、田勢さんは機構上は論説委員会室所属で政治部併任辞令の4人でした。論説委員会室副主幹(デスク)で社説の大部分に目を通していました。新進党解党時には「政党の名前を全部言えますか」との社説を執筆(無署名)して異彩を放ちました。

 故郷は山形県で、満蒙開拓と引き揚げで大変なご苦労があったやに聞きます。政治部長の肩書きがないのは前掲書と関係なく、ある専務が違う人物を重用したためとされましたが、論説委員として「風見鶏」を月1回以上執筆したり、歌手・島倉千代子さんの評伝を執筆しトークショーを開いたりと縦横無尽に活躍。前世紀(全盛期)から、糖尿病の治療をされていたと記憶していますが、テレビ東京番組のキャスターなど長く一線で活躍されました。

 衷心より哀悼の意を表します。

 以上です。

安倍龍太郎朝日新聞記者特オチ、存立危機事態での反撃能力は米国含む否定せず、9年前の記者会見で筆者の「ガイドライン」3回質問で私の前席でのびをする侮辱行為

2023年01月31日 05時05分35秒 | マスコミ批評
 きのうの衆議院予算委員会では、存立危機事態での反撃能力の行使について、日本以外の米国の事態も否定しないと首相が答弁しました。これについてけさの日経新聞が1面で報道し、読売・毎日・東京・産経の在京6紙中5紙が4面よりも前に報道しました。

 ところが、朝日新聞は安倍龍太郎記者が書いた1面も含めて、どこにも存立危機事態の情報が入っていません。

 特オチとみなしてよさそうです。

 今から9年前、2014年9月2日の民主党・海江田万里代表記者会見で、筆者・宮崎信行はガイドライン(日米防衛協力のための指針)について合計3回質問しています。国立国会図書館が収集して保存しているページでは、再編集されていますが、実際には、別々に3回質問しています。我ながらしつこいとは思いますが、3度目に海江田さんは「これはなかなか難しいと思いますね、はっきり言いまして。そこが狙いかもしれませんね」と語り、日本で政権交代してもガイドライン再改定をアメリカに申し入れるのは難しいとの考えを示しました。だから、3回聞いたかいはありました。

 ところが、この3回目の質問のときに、安倍龍太郎・朝日新聞記者が前席で両腕を上に上げて伸びをした後にゆったり両腕を背もたれにかけて飽きたポーズをして私を侮辱しました。極端に記憶力がよく過去を水に流さない性格の私は、今でも昨日のことのように鮮明に覚えています。

 この翌年2015年春にガイドラインは改定。宮崎と面識がある、半藤一利さんは、TBS時事放談で「若い人はガイドラインの動きを先に抑えておくべきだった」と2015年夏の安保法制のときに話しました。

 安倍記者本人に直接言わずに、9年越しで、集団的自衛権に関する特オチ、かつ朝日新聞社の経営が傾いた隙を突いて雪辱するのは陰湿だと思いますが、どうしても書きたかったので、書きました。


◎海江田内閣での日米ガイドラインやり直し「マニフェストに入れるのは難しい」集団的自衛権【追記有】 - ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

◎海江田内閣での日米ガイドラインやり直し「マニフェストに入れるのは難しい」集団的自衛権【追記有】 - ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

[写真]海江田万里・ネクスト首相(民主党代表)、2014年9月2日(火)、民主党本部内、筆者(宮崎信行)写す。海江田万里ネクスト首相(民主党代表)は2014年9月...

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【NHK】「安倍元首相が旧統一教会と関係があると思い込んで」の不可解な放送原稿は奈良県警の嘘の発表を垂れ流し

2023年01月08日 08時18分22秒 | マスコミ批評
[写真]NHKの正籬聡副会長(元報道局長)きょねん1月、国会内の立憲民主党総務部会で、宮崎信行撮影。

 きょねん7月8日の安倍晋三元首相銃撃から、同月10日の参院選で終わるまで、NHKが「特定の団体と安倍元首相が近しい関係にあると思い込んで」と、山上被告の勘違いだと感じられる不可解な放送原稿でニュース番組を放送した事案で、奈良県警警察本部の嘘の発表を垂れ流していたことが明らかになりました。

 奈良県警は事件発生わずか30分後から同日夕にかけて山上被告が奈良県警に「結果的に安倍元首相が死んでも仕方ないという思いで銃を撃ちました。安倍元首相ではなく、統一教会のトップ、韓鶴子総裁を撃ちたかった。でも、コロナで日本に来ないので、統一教会と深い各代わりのある安倍元首相を撃ちました。もともと統一教会を日本に引き込んだのは、岸信介元首相だ。ただ、すでに死んでいるので、その孫の安倍元首相をねらった」との供述をしていたと、8日付朝日新聞が報じました。

 奈良県警刑事部捜査一課長が「特定の団体に恨みがあり、安倍元首相とこれとつながりがあると思い込んで犯行に及んだ旨、本人が供述しております」と記者会見で語っており、この時間に前後して、NHKなどに伝わったとみられます。

 ところが、「思い込んで」とは供述していないと朝日新聞が断定的に報じています。

 NHKでは同年6月26日に、NHK党幹事長(非議員)が日曜討論内で安倍さんと統一教会の関係性に言及しています。(【第26回参院選・全国比例】「NHK党幹事長」がNHK日曜討論で「暴露系ユーチューバー」「岸信介はCIA」など自民・公明・維新に対する独自の見解を披露し、歌も歌う、ツイッター「支持やめる」複数 - ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記)。なお、かくいう私もこの原稿では、「創価学会」「CIA」とまでしか書いておらず、旧統一教会は原稿から落としていました。

 警察内部が与党・公明党と創価学会の関係に忖度して、嘘の発表につながったことが予想されます。

 また「ビデオニュース・ドットコム」(神保哲生代表)も、元NHKアナウンサーのジャーナリスト迫田朋子さんが1週間以上経っても「犯行の動機は思い込みから」と語り、東京都立大学教授の宮台真司さんから「それは警察の発表です」と修正されて番組が始まるなど、多方面への影響が出ました。

 自民党重鎮の警備警護をめぐっては、2021年9月に若手SPがフリージャーナリスト・横田一さんに先行して暴力をふるうあり得ない事案が発生。この後、高輪署警備部の女性も含めて、避難命令を出しながら、警職法第4条第2項にもとづく東京都公安委員会への報告書未提出の疑いが続いています。大石警視総監は退任し、当時の警護課長は警察学校副校長に飛ばされました。

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