線路に置き石があるとやっかいです。電車が前に進めません。電車には置き石を弾き飛ばす装置が付いていますが、置き石をはねた際には緊急停車して安全確認することが義務づけられているため、遅れがでます。というよりも、脱線の可能性がありますから、置き石をした人間は大罪です。
ところが、人間ではなくて、カラスが置き石をいているケースが相次いでいるようで、JR東日本の盛岡支社は、センサー、風車、鏡などをつかって岩手県内での置き石防止に懸命だという新聞記事が載っていました。
心理学テストのような話ですが、仮に自分が、線路に置き石があって、電車が前に進もうとするのを妨げていたら、どうするだろうかと考えてみました。あなたならどうする?
①大きな手振りで電車の運転士に知らせて、電車を停める。
②置き石を足で蹴ったり、手で持ち上げて払いのける。
③ケータイを取り出し110番通報する。
④見て見ぬふりをする、ないしは足がすくんでなにもできない。
⑤その他。
などなどいろいろと考えられると思います。状況にもよるでしょう。
私は、前向きにどんどん、前に進むことが好きですが、停車したり、徐行するということは、必ずしも前に進むことを止めることではありません。安全を確保してから、また動き出せばいい。
やはり私だったら、まず電車を徐行させて、場合によっては停止させる。そして置き石をていねいにしっかりと除去する。もちろんあんまり時間をかけすぎるのも、電車に乗っているお客さんにも、次の駅で待っているお客さんにも、後続電車のお客さんにも悪い。ものすごく大きな人に影響を与えます。しかし、しっかりと置き石を取り除くためには、多少の徐行運転や安全のための停止は必要なのではないかと思います。置き石が重ければ、ねばり強く、忍耐強く、確実に取り除くべきだと思います。
みなさんだったら、どうしますか?
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10月31日のNHK日曜討論で、自民党「影の内閣」財務相の林芳正さんは「与野党ねじれの中、『熟議でやる』と言っていながら、最初のスタートでこういうことが起こる」として、11月1日(月)午後3時の衆院本会議を議運委員長が職権で設定したことを批判しました。そのうえで、自民党らが補正予算審議入りの条件としている小沢一郎さんの証人喚問について、「それをギリギリまで努力して、例えば、岡田克也幹事長が小沢さんの(家の)門の前まで行って待っているというところまで行ったのならともかく」と述べ、「ゼロに戻して、最初から虚心坦懐にしてもらわないと議論できない」としました。公明党の石井啓一政調会長も「強行的に本会議を設定したのは暴挙であり、断じて容認できない。撤回して、野党に謝罪してほしい」と厳しく批判しました。
補正審議入りをめぐって、厳しい言葉で民主党を批判した一方で、補正審議に関しては具体的な発言がありました。自民党の林さんは、「私たち自民党は、(補正予算の)組み替え動議を出そうとして、準備しています」として、地方交付税の増額と米価対策を挙げたうえで、「(政府案との)違いを出しながら、議論したい」としました。公明党の石井さんは「政府から、公明党が要望した24項目中23項目が入っている、と連絡を受けている」としながら、「ただ、(実現した)項目の中でも、観光対策を500億円と要望したのに、(政府案では)その3%の15億円しか計上していない項目もある」と指摘して、予定より印刷が遅れた補正予算書について、「今精査している」と述べました。石井さんは、政府案への賛否については、「ニュートラルだ」とし、現時点での回答を保留しました。
これにより、審議入りに猛反発している自民党、公明党ら野党が、本会議→予算委員会での補正審議の内容については入念に準備していることが明白になりました。
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ちなみに、小沢さんが線路の置き石として、小沢さんが置き石行為をしたと言っているのではなく、小沢さんが石だとしたら、置き石行為をしているのは、自民党の方ですから。念のため。
センサー・風車・鏡…カラスの置き石被害続発で“知恵比べ” - 47NEWS(よんななニュース)
本県のJR東日本の線路で、カラスのいたずらによるとみられる置き石が相次ぎ、緊急停車するなど運行に支障を来したケースが約半年で18件あったと、JR東日本盛岡支社が17日、明らかにした。同支社は「例年を上回るペース」と指摘。線路に近づけない防止策は一定の成果を上げているが、別の区間で新たな置き石が見つかっており、JRとカラスの知恵比べが続きそうだ。
置かれた石は多くが直径約3センチ。けが人が出るなどの事故には至っていないが、置き石をはねた際は緊急停車して安全確認することが義務付けられているため、18件では5~20分遅れ、最大で後続5本に影響が出たケースもあった。
多く発生しているのは田園が広がる盛岡市以南の東北線の花巻空港-油島間。人が線路内に近づけない場所がほとんどで、運転士のカラス目撃情報や、現場に残された足跡・ふんなどから同支社と県警は「カラスの犯行」とほぼ断定した。
同支社によると、コメの収穫時期を迎えた9月中旬以降に急増。18件のうち10件と集中しており、積雪が始まる12月中旬まで警戒が必要だ。
防止策として同支社は10月26日にカラスのねぐらがある石鳥谷-花巻空港間にセンサー2台を導入。設置区間(100メートル)で侵入を感知すると、カラスが仲間に危険を知らせる鳴き声をスピーカーで流し追い払う仕組みだ。
別の区間では①実物大のカラスの模型を5メートル間隔で逆さにつるす②光を反射する金属製風車や鏡を設置③黄色やオレンジ色のネットを張る-などの対策を実施している。
同支社保線課の高瀬力男副課長は「手ごわい相手だが、線路は怖い場所だと学習させたい」と話した。